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正気ではない野田政権の一体改革 成立不可能なのに閣議決定
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2012/2/21 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
こんなことばかりやっている無能有害政府のおフザケ政治を糾弾
野田首相は消費税引き上げに「不退転の決意」らしいが、永田町はもちろん、財務省の中だって、「本当に実現できる」と考えているのはほとんどいない。コーフンしているのは野田ひとりで、あとはドッチラケ――。
これを象徴したのが、19日の亀井亜紀子発言だ。亀井は国民新党の政調会長。つまり、与党の幹部である。野田政権は今月17日に「社会保障と税の一体改革」を閣議決定した。
ひと山越えたと思ったのか、野田はまたまた「不退転」を連発して、国民に理解を求めていたが、そう言っているそばから亀井は「消費増税にはずっと反対している。今のところその立場は変えない」と言い放ったのである。
国民新党の大臣は「一体改革」の閣議決定には賛成した。その理由はこうだと言う。
「(大綱は)実現不可能なので黙認しろ、という亀井静香代表の大局的な判断だった」
これが真相なのである。永田町では誰も野田に消費税引き上げができるとは思っちゃいない。しかし、閣議決定が流れれば、野田は完全に行き詰まってしまう。ヘタしたら解散しかねない。だから、とりあえず、賛成した。これが、大局的判断の意味だ。それなのに、「不退転」「不退転」と繰り返す野田は、もうピエロというか、コメディアンのレベルだ。
国民はいつまで、こんなバカに付き合わされるのか、国会はどれだけ不毛の議論を続けるのか。もういい加減にして欲しいのだ。
◆無理に無理を重ねてあちこち綻び
野田がいくら踏ん張っても、「社会保障と税の一体改革」は通らない。
亀裂が走っているのは、国民新党だけではない。足元の民主党内では小沢一郎元代表が明確に増税反対を宣言したし、その小沢の後ろには140人を超える議員が連なる。
「彼らは増税反対で、だから、年末も大モメになった。本来ならば、年末に消費税引き上げの税制大綱を決めるべきですが、それができないから素案というウヤムヤな形になったのです。表面だけを取り繕って、与野党協議を持ちかけたが、案の定、自公に相手にされず、素案をそのまま大綱にして、強引に閣議決定に持ち込んだ。そうしたら、民主党内が改めて大モメになっている。反対派が素案を了承したのは『与野党協議を踏まえること』が前提だったのに無視したからです。もともと、大不況下で大増税なんて、理がない。そんな話を無理に無理を重ねて強引に進めようとするから、すぐにアチコチで綻(ほころ)びが出てしまう。重量内閣がきちんとした戦略を立てても増税は難しい。出たとこ勝負の野田政権が消費増税なんて、お笑いなんです」(民主党の国会議員)
まったくだ。冗談はダチョウ倶楽部の上島竜兵似の顔だけにしてもらいたいものだ。
◆とってつけた大義名分が法案審議の命取りになる
野田にとって、今後の政局は綱渡りだ。まず、消費税増税法案が出せるのか。これだって怪しい。こちらも閣議決定が必要なので、国民新党や小沢一派の大臣が反対すれば、法案は出せない。野田が反対閣僚を罷免して法案提出までこぎつけても、「社会保障と税の一体改革」には消費税引き上げだけでなく、年金改革や国会議員の定数削減、子育て支援や医療の介護サービス革などさまざまなメニューが盛り込まれている。これらの法案も一体で審議されることになるのである。国対関係者がこう言った。
「どこの委員会で審議するんでしょうね。特別委員会をつくって、そこで一括審議するつもりでしょうが、あまりにも議論が広範に及ぶので、収拾がつかなくなる恐れがある。野党が税制、社会保障、行革などを分けて議論すべし、と主張するのは見えています。そうなると、関係大臣は委員会のハシゴを余儀なくされ、日程を組むだけで大モメになる。増税の大義名分づくりのために行革や社会保障改革を一体化させたことが完全に裏目に出ると思います」
そのうえ、いざ採決になれば、参院はねじれているし、衆院だって、小沢一派が造反すればアウトだ。これでどうやって、増税法案を通すのか。
「野田首相は最後は話し合い解散の道があると思っているのかもしれないが、甘すぎます。文書で合意するわけにもいかないし、増税で密室談合か、の批判も浴びる。そんな危ない賭けに自民党が乗るわけがない。結局、衆院で法案は否決されて野田内閣は総辞職。参院審議までも行かずに倒れると思います」(政治評論家・篠原文也氏)
これがプロの見立てなのだ。
◆もうおバカな茶番劇に付き合うのはゴメン
それなのに国会では延々と増税論議が始まることになる。
大臣連中は国民との対話集会で全国を駆けずり回り、野田は小沢を「自ら説得する」とか言い出している。ほかの政治課題はソッチノケ、今後の政治は消費増税一色になっていく。暇なこった。バカなことだ。そんなことをしている場合なのか。
政治評論家の森田実氏はこう言った。
「本当に腹立たしいし、ナンセンスの極みです。今の経済状況で何をなすべきか。当然、景気対策ですよ。野田政権は消費税法案とともに葬り去られ、次の政権は景気回復政権になるのでしょうが、それはずっと先になる。国民にしてみれば悲劇的な話です。しかも、野田政権は消費税法案を出すために解散を脅しに使っている。そうやって、何とか参院採決まで持ち込み、そこで否決されたら衆院解散という小泉方式を狙っている。増税と郵政は全然、違うのに気づかない。財務省やメディア、米国に踊らされているのですが、世論調査をすれば、こぞって、国民から見放されているのは歴然です。それが分からないのですから、どうしようもない政権です」
かくなるうえは、国民新党や小沢グループに頑張ってもらって、3月の法案提出を阻止し、野田を総辞職に追い込んで欲しいものだ。さもないと、復興すらも進まない。日本はどんどんヘタっていく。
これ以上、バカの茶番劇に付き合うのは真っ平なのだ。
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