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猛烈に日本が危なくなってきた! 垂直統合統治システム陣営の逆襲か?
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2012年02月20日 世相を斬る あいば達也
いやはや、ここ数日は小沢裁判と小沢の今後の政治行動等に時間を費やしていたが、その問題も含め、世間では多くの大変憂慮すべき出来事が起きていた。常識的に、これらの出来事が一本の糸の命令系統でなされている訳ではないだろうが、結果的に垂直統合統治システム陣営(既存権益集団)に繋がると云うのだから、垂直統合統治システムと云うもの、驚くほど良く出来たシステムである。
一見関係のない集団が、実は深い関係がある。どこまで疑い続ければ切りが見えるのか判らないのだから、相当手強い。今日は、朝日や毎日が力み込んで社説にまで取り上げた、個人情報を一つの番号にまとめる共通番号制度(マイナンバー:昔でいうところの総背番号制ね)の法案について、メリットデメリットを検証しようと思っていたが、それも含めて、日本が気持ちの悪い方向にひた走っているような気分になる出来事が立て続けに起きている。あまりの多さに、筆者の頭もグルグル回っている。先日、脳のMRI・MRA検査で、完璧脳と太鼓判を押されたのだが、頭脳は別物のようである。(笑)
国民の代表である国会議員を誹謗中傷揶揄の対象にするマスメディアのプロパガンダが功を奏している。たしかに、野田内閣及び党幹部、野党の要である自民党議員の言動などを観察していると、体たらく振りは目を覆わんばかりである。ただ冷静に、国会議員の言動を理解する場合、彼らは選挙と云う洗礼を常に浴びる存在であり、その選挙区の諸事情により舌鋒に強弱が出る事は否めない。だから国会議員は駄目なのだと云う短絡的答えも間違いだろう。そのような回答に導くのがマスメディアの役目であり、垂直統合統治システム陣営の罠そのものなのである。
その統治システムの頂点にあるのが霞が関官僚組織だ。彼らの多くは、残念ながら国会議員や国民や記者クラブの連中よりも、明らかにIQは高い。東大法学部を中心とする国家公務員上級試験に合格した連中の頭脳は明晰だ。霞が関官僚全体を敵と思っている筆者が太鼓判押すのだから、本当だ。(笑)ただ、彼らには唯一無二の欠点がある。正解のない問題を解く能力がないことだ。これからの世界も地球も、正解のない問題ばかりを突きつけられる時代なのだから、彼らの思考経路では、もう無理がきているのである。彼らは、競争はあるが、競争に敗れてもシロアリ軍団と云う安全網(贅沢なセーフティネット)が敷かれ、且つ汚職などに手を染めない限り、一生が職場が保障されている。財政が厳しいからとクビ等と云う事もない。共済組合と云う、これまた分厚い年金が約束されている。
IQが高く、将来が保障され、リストラの心配も無用な彼らは、国家行政が今まで通り、遺漏なく持続継続される事を使命として生きているのだから、法律作成のプロフェッショナルだ。彼らの組織は戦後60数余年、否、明治からを含めると140年以上に亘り、日本を支配統治してきた。国家の大まかな方針を決めたのは、政治家だろうと云う反論もあるが、世の中を変革乃至は是正しようとする時、政治家は時の官僚の知恵を借りた。そして、方針を固め、法案作りにおいては、官僚の手を再び借りたわけである。つまり、現状把握に官僚の知恵とデータがあり、レクチャーに官僚の意志が働き、最終的な選択は、政治家がしているようで、実は官僚の誘導によって選択肢が狭まれた。そして、穴のあいた法案が政治家の手に渡り、一件落着するのである。政治家は小鼻を拡げ悦に入るわけだが、官僚はほくそ笑むのである。
このような、官僚を頂点(一見、頂点には言えないのが味噌)にした垂直統合統治システムは、マスメディアと云う報道機関を様々な権益で飼いならし、税制や規制措置を通じて経済界を牛耳り、逆らう政治家やジャーナリスト、経済人等々を国益に反する人々と云う事で、社会的抹殺や強迫観念に追い込み自ら命を絶たせるなど、様々な工作を行ってきた。勿論、その多くが合法的であり、尻尾を出すことは滅多にない。仮にあっても、マスメディアを通じて、情報を操作してしまえば、人々はいつの日か忘却に逃げ込む事を巧みに利用する。
前置きが長過ぎた。(笑)何故こんな事を長々と書いたかと云うと、民主党の低能児政治が永田町で、ウロチョロ子供芝居のような真似事をしている間に、霞が関官僚の手によって、着々と09年政権交代時以上に最悪な、国民不在国家構築に余念がないのを見るからである。検察の悪事が次々と暴露されても、国民が馬耳東風なのも、マスメディアの対応がお座なりな為だろう。時代がネット時代になったからと云って、自ら調べる意欲のない人間には、ヘラヘラ解説のテレビが唯一の情報源。政治の無知が国家を滅ぼすわけである。まぁ残念ながら自業自得な日本人と云う事が結論だ。
筆者が最近目にした嫌な予感がするものを羅列しておこう。
≪「週刊東洋経済」編集長を逮捕=電車内で女性の下半身触る。三上直行編集長は徹底的に東京電力を叩いていた。彼が責任者になって出された週刊東洋経済の見出しを見ただけでも、東電関係者なら消えて欲しいと望むだろう。「暴走する国策エネルギー 原子力」、「コメが足りない」「放射能と子ども」、「蠢くゼネコン」、「自衛隊のコスト」、「東京電力 偽りの延命」なのだから≫
≪IMF強化、日中が「重要な役割」=円・人民元取引で作業部会設置(IMFに対し、幾らの出資をねだられているのか?米国の傀儡組織に金を貢いでどうなる日本。米国は幾ら出すのだ?)≫
≪首相は小沢氏と会談を=「増税反対なら離党迫れ」−自民総裁(自民谷垣も野田民主党を追い詰めたいが、小沢の意志が必ずしも明確ではない。昨年の不信任決議案の時のような恥を二度は掛けない。谷垣が慎重になるのも判る)≫
≪政府は核問題をめぐるイラン情勢の緊迫化を受けて、ペルシャ湾の出入り口に当たるホルムズ海峡に海上自衛隊艦船を派遣することが可能かどうかの検討に入った。(おいおい、自分の尻も拭けないのに、ホルムズ海峡かいな。あり得ない愚挙など検討する暇はないぞ。機関銃も砲撃も出来ずに、船と船の間に入り戦火の始まりを阻止するつもりか!)≫
≪政府、増税キャンペーンでヤラセ続出。岡田など空手形連発、責任所在不明内閣(公務員人件費2割削減、クビ切れないので道筋だけ書いておく。つまり、出来ないシナリオ書いて終わりと云う暴言である。増税分は社会保障と強弁するも、肝心の社会保障は影も形も提示できない)≫
≪地方公務員給与削減、強制しない=川端総務相(おいおい、最も多い地方公務員の給与削減を法律を変えてでも実行する姿勢こそが、今求められているんだよ!序でに、地方議会のスリム化こそ重大だ)≫
≪沖縄局長の処分問題長引く=「おとがめなし」の可能性も(あそこまで権限の濫用をした役人が、現職のままで図々しくも沖縄県庁に出入りしているそうな。トンデモナイ厚顔無恥だが、咎めない仲井真も仲井真だよな。誰か、後ろから蹴りあげたらどうなのだ?宜野湾市長選も思い通りの結末、国会や世論の関心が薄らいできたこともあり、政府はこのまま問題をうやむやにしようとしているようなので、沖縄県民、なんとかしてくれ〜!)≫
≪衆院選挙区画定審議会(区割り審)、先延ばしの気配(おいおい、違憲状態だけでも先に決めろよ。まぁこのまま解散総選挙に突入しても、最高裁が選挙の無効を決定するにも、政治は動いてしまうからね。実質、非難は受けるが衆議院選挙自体は実行可能だ。まぁ、この事態を受け、解散総選挙は自重し、野田内閣が辞任するだけは良いシナリオだが)≫
≪野田佳彦、解散より一体改革!政局より大局だ!(待ったなしはオマエの辞任だよ。ボケカス!何がデカイお局だよ、誰がオマエのような面のお局など欲しがるものか!)≫
政治家は辛い立場もあり、官僚のように陰に隠れて合法的陰謀も企てられない。企てるほど政治に君臨し、官僚の美味しいところを奪い取る怖れある政治家は垂直統合統治システム陣営総出で、排除にかかる。これが小沢一郎事件である。おそらく数えれば切りがないほど、このような人物破壊工作が過去において、なされていたのだろう。些細な落ち度で、日本の統治権力に逆らう連中は抹殺されたのだろう。彼等から言わせると、国家秩序の安定と持続継続が使命だと云うのだろうが、国家の秩序と云うよりも、霞が関官僚機構が頂点である国家秩序を持って、国家秩序と認識している面が多々ある。故に時代との齟齬を産み、小沢裁判のような馬脚を露呈する事になる。それでも、彼らはきっと諦めない。
諦めないが、馬脚も見えてきた。おそらく、時代が彼等をそれ程必要としていない流れがあるのだろう。現在あるものすべてが悪、そんな風潮が国家を覆う事は、時代的に逃げられないものだ。しかし、その風潮は、左右の極に向かう事が多く、殺伐とした激流が日本を襲いそうである。システムには、心とか気づき等感情がないわけで、無機質に人間が組織内で生きていると云うエラク気味の悪いものだ。時代の流れを掌握する感情と云うアンテナがないシステムとは、何とも怖ろしいものである。
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