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政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された小沢一郎氏の公判で、東京地裁(大善文男裁判長)は、検察の取り調べに違法圧力があったし石川議員の調書を却下し、池田秘書の調書を一部、大久保秘書の調書全部を採用。
メディアは、採用された調書があり、公判における小沢一郎氏の発言、間接証拠で、小沢一郎氏の無罪は即断できないという論調ですね。
当方は、検察審査会及びその議決を疑問視しているが、大善文男裁判長が検察の組織的な違法不当の取調べを言及したなら、検察審査会の議決を無効にし、公訴棄却にすべきと思います。
マアー、世の中、過去まで穿られたくないのでしょうね。
朝日新聞は、17日の夕刊トップで、
”『【小沢氏との共謀に関する主な供述調書の証拠採否】
(1) 石川友裕(取り調べ検事:田代政弘)
<調書の概容>
小沢氏の4億円を隠すために銀行から同額の融資を受け、購入した土地の登記次期をずらして収支報告書を作成することを小沢氏に報告し、了解を得た
<採否結果>
すべて却下
(2) 池田光智(取り調べ検事:蜂須賀三紀雄)
<調書の概容>
2004年に購入した土地の代金を05年の収支報告書に記載することを小沢氏に報告し、了承を得た
<採否結果>
採用
(3) 池田光智(取り調べ検事:花崎正之)
<調書の概容>
うその内容の収支報告書を小沢氏に報告し、了承を得た
<採否結果>
却下
(4) 大久保隆規(取り調べ検事:前田恒彦)
<調書の概容>
小沢氏の4億円を隠すために収支報告書にうその内容を記入することを石川、池田両元秘書から報告を受け、了承した
<採否結果>
採用』”
と報道しております。
メディアは、池田光智・元秘書の採用された調書をさして、無罪は即決できないという論調ですね。
当方が、報道の中で、成る程ナアーとメディアは上手に問題点をすり変えると思ったのはNHKです。
昨日深夜(23:50〜0:00)のNHKの「時論公論」(解説委員:友井秀和)が小沢元代表裁判を取り上げていました。(まだ、HPにアップされたません)
友井解説委員は、今回の裁判では、政治資金の透明性を確保するために政治家がどこまで責任を負うべきかという問題も浮かびあがっていますと解説していました。
友井解説委員は、検察不信、裁判員制度の導入の影響で、裁判官は、調書偏重から法廷でのやりとりで判断する傾向と。
判決に向けたポイントとし、
元秘書の裁判では、客観的な状況証拠で有罪判決で、供述調書が採用されなかったとして必ず無罪になるとは限らないと
留意点は、小沢元代表は元秘書とは立場が違うので、高いハードルがあり調書があっても検察は不起訴にした。
判決は、小沢元代表が収支報告書にどうかかわったかを客観的状況(融資の書類に署名、小沢元代表と元秘書との関係)からと一部の調書、法廷での発言による総合判断だと。
また、判決に、証拠の扱いが、検察審査会の議決の有効・無効にどう影響するか注目。
そして、この度は、刑事裁判の有罪・無罪の関心だけでなく、「政治とカネ」のあり方が提起されたとし、公判で、小沢元代表は、収支報告書は大事といいながら、”「収支報告書は一度も見たことがない」”との発言を取り上げ、政治資金規正法は、政治資金の透明性に収支報告書を記載し公開することが主旨であり、政治家が政治資金の透明性にどこまで関わるべきが提起されたと。
刑事裁判に判決より、政治資金の透明性に、もっと高いレベルを政治家は求められており、政治資金規正法が、今のまま良いのか問われていると総括していました。
友井解説委員は、判決は調書偏重から公判のやりとり、客観的状況証拠が重視されるとし、小沢裁判は、刑事事件の判決より、政治資金の透明性を目的とした収支報告書を軽視する小沢元代表の資質を問題視していますね。
一見すれば、まともな意見と思えるが、小沢氏の起訴は異例というより、異常であり、国家権力の組織的犯罪行為であり、異常な事案を常識的な観点での考察に過ぎないですね。
まずは、刑事事件として正当性を問うべきであり、「政治とカネ」観点から小沢一郎氏の政治家としての資質を問いたければ別次元で問うべきであり、恣意的に刑事事件を政治家の資質の問題にすり変えているとしか思えないですね。
本ブログ「小沢幹事長への説明責任の要求は、痴漢容疑者への弁明要求と同質」で、小沢一郎氏が不起訴になっても説明責任を問うことに、
”「今回の小沢幹事長の嫌疑不十分による不起訴で、メディア・野党が小沢幹事長に、嫌疑不十分は疑わしさが晴れたのでなく、疑いをかけられた「政治的・道義的責任」があり、疑いをはらす「説明責任」があると声高に騒いでいますが、なにか痴漢容疑者に、「被害者から届けがあり、事実はどうなんだ!」「過去に、諸々の問題を起こしており、本当は痴漢行為をしたのだろう!」と要求しているように思えますね。
痴漢容疑者に「弁明せず、今までのとおりに、暮らせると思うのか?」と弁明を強要し、「世間が許さない」と「社会の声」の代弁(詭弁)をしているがごとく写りますね。」”
と、痴漢容疑をかけられた人間に、”「本当は、やっただろう!」”と弁明を「社会の声」として強要しているとし、
”「痴漢の被害届け痴漢容疑され、事情聴取され、嫌疑不十分で不起訴になっても、容疑をかけられた人間は悲劇ですね。
もし、(現行犯でなく、)作為的や誤解・誤認による被害届であり、嫌疑不十分で不起訴になっても、嫌疑不十分だったでは世間は許容されないでしょうね。
まして、前科があり、その後、更生し、現業に、真面目に一生懸命に働いていても、容疑をかけられたら最後でしょうね。」”
と書きました。
小沢事件の起点は、西松献金事件であり、国家権力による作為的な強制捜査・秘書逮捕から始まり、土地取引の収支報告書の記載の些細な事柄での起訴があり、西松献金事件は検察の都合で陸山会・小沢事件に収束され、不透明な市民団体から検察審査会に申立により不透明な検察審査会の議決で強制起訴になったのです。
もし、石川議員のICレコーダーの録音がなければ、検察の違法不当の行為は露見されず、供述調書は証拠と採用され、小沢一郎氏の有罪は確実だったのでしょう。
一連の小沢・陸山会事件の判決がどうであろうと、NHKらメディアは検察の違法行為に協働した共同正犯です。
もし、NHKに、良識(良心?)があれば、小沢事件を刑事事件より「政治とカネ」の政治家の資質を云々と問う前に、刑事事件として総括することでしょうね。
NHKの解説は、作為的な被害届で、痴漢容疑者にしたて、嫌疑不十分で釈放された人間または裁判中の人間を、痴漢容疑をかけられた資質の人間であり、そういう資質の人間に、社会は許すのかと扇動しているのと同質です。
当方は、小沢・陸山会事件は、公判で、偽造捜査報告書、会計上の違反は疑問、女性秘書の圧力捜査が発覚した以上、違法的な裁判であり、凍結なり、白紙にすべきと思いますね。
多分、この雰囲気では、常人は理解しがたい小沢一郎氏の特異な性質への心証で有罪判決でしょうね。
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