http://www.asyura2.com/12/senkyo126/msg/408.html
Tweet |
小沢塾と松下政経塾の違いは"お金"です [これまでとこれからの「小沢一郎」の話をしよう・衆議院議員 石川知裕]
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-5031.html
2012/2/17 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
「政治塾」花ざかりだが
大阪の橋下徹市長が3月に開講する「維新政治塾」に3326人もの応募があり、注目を集めています。民主党の高橋昭一衆院議員(兵庫4区)も応募していたというので話題になりました。現職の国会議員が「政治塾で勉強したい」というのは、いかがなものかと思います。
批判を受けた高橋議員は、樽床幹事長代行に会って「離党はしません。ゴメンナサイ」と謝ったようですが、それだけ維新の会の勢いがスゴイことの証左です。
愛知県では、「減税日本」の河村たかし名古屋市長が4月に開講する「河村たかし政治塾」の「プレ塾」(24日開催)に13歳から68歳まで計462人の申し込みがあったという。大村秀章知事も政治塾の「東海大志塾」を立ち上げる。さながら政治塾ラッシュの様相です。
かといって、決して政治に対する意識が高まっているわけではないでしょう。小泉郵政選挙で杉村太蔵さんに代表される“小泉チルドレン”が大量に当選して以来、「誰でもチャンスがあれば国会議員になれる」という空気が蔓(まん)延(えん)していることが大きいと思います。
確かに、政治塾には「候補者の発掘」や「選挙の際の人材補給源」といった側面もありますが、実際は、そんな簡単に国会議員になれるものではない。一過性で粗製乱造の政治塾には要注意です。
今年で12年目を迎えた「小沢一郎政治塾」も、初年度は約1000通もの応募がありました。01年に当時の自由党が各界の指導者を育成する目的で設立、03年の「民由合併」で存続をどうするかという話になったのですが、小沢氏本人の強い意向で続けることになりました。
党の機関から、小沢氏の私塾という位置づけになり、当然のごとく事務局の仕事が私に回ってきた。「またオレかよ」と思いながらも、「小沢政治の理念と哲学を伝授する」という塾の方針には共鳴しました。
先週末(10〜13日)も冬季の集中講義が行われ、小沢一郎塾長も講演。直接指導するというのは貴重なことですし、卒塾生もきめ細かく後輩の面倒を見ています。2期、3期と回を追うごとに応募者が減ってはいますが、やはり12年も続いているのは生半可ではない。運営体制がしっかりしているからでしょう。
今の民主党中枢に多いのが、松下政経塾の出身者ですが、小沢塾との決定的な違いは、向こうはお金をもらって研究する機関だということ。小沢塾は手弁当で勉強しに来る人たちだから、それこそ野武士と王子様くらいの差があります。ともに歴史を重ね、政界にも多数の人材を輩出してきましたが、カラーの違いは歴然です。
花ざかりの政治塾ですが、3年後には一体いくつ残っているでしょうか。
◇いしかわ・ともひろ
1973年生まれ。早稲田大学卒業後、小沢一郎氏の秘書を経て2007年から衆議院議員。陸山会事件で起訴され、民主党を離党。昨年7月に出版した「悪党 小沢一郎に仕えて」(朝日新聞出版)は5万部のベストセラーになっている。メルマガも好評配信中。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK126掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。