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小沢元代表公判で石川議員の調書を違法と不採用、東京地検特捜部のでっち上げ捜査は誰が罪に問うのか
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11167449698.html
2012年02月17日(金) 14時53分25秒 shimarnyのブログ
今回「隠し録音」という事実証拠があったから調書が不採用となったが、事実の深刻さを考えると恐ろしい世の中だ。果たして特捜という伏魔殿で思い込み捜査によって何人の「罪のない人」が罪を問われ葬られたのだろう。
でっち上げ捜査により罪人とされる事態を防止するには、もはや捜査権限まで有するという特捜を廃止するしかないのではなかろうか。
[17日 朝日新聞]共謀認めた石川議員の調書、証拠採用せず 小沢氏公判
http://www.asahi.com/national/update/0217/TKY201202170138.html
資金管理団体「陸山会」をめぐる土地取引事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で強制起訴された民主党元代表・小沢一郎被告(69)の第14回公判が17日、東京地裁で開かれた。大善文男裁判長は、元秘書の石川知裕衆院議員(38)が捜査段階で「政治資金収支報告書への虚偽記載を小沢氏に報告し、了承を得た」と認めたとされる供述調書について、証拠として採用しない決定をした。ただし、池田光智元秘書(34)の同じ趣旨の調書は一部を証拠採用した。
決定理由の中で大善裁判長は、石川議員への田代政弘検事の取り調べについて「強力な利益誘導があり、虚偽供述に導く危険性の高い取り調べ方法だった。違法、不当なものだ」と述べた。
小沢氏が虚偽記載に関与したことを示す直接的な証拠は元秘書らの調書のみ。4月の判決に向けて、検察官役の指定弁護士は有罪立証の大きな柱を失った。
大善裁判長は、小沢元代表に報告と了承を得たとする供述調書を不採用と決定した理由で以下が決定的となったのだろう。
「録音によると調書の文面は供述内容に基づかずに一方的に作成したとうかがわれる」
そして、検事の取調べについても裁判長の下記のように指摘している。
・違法不当な取り調べがあり、信用できない
・強力な利益誘導がある
・虚偽供述に導く危険性が高い取り調べだ
・取り調べに威迫と誘導があった
もし「隠し録音」がなければ、もっと言えば今回石川議員に取り調べ再聴取がなければ、小沢元代表がほぼ有罪確定となっていたのだ。
これは、たとえでっち上げであろうが特捜が捜査さえすれば、「隠し録音」がないと万人が裁判でほとんど有罪になるということだ。
今回の裁判でたまたま録音によりたまたま明るみに出たが、これまでも特捜の違法不当な取り調べがあったことは容易に推測できる。
もしかしたら特捜による捜査で立件され物的証拠がなく供述調書のみで争い有罪とされた裁判は全て違法不当であった可能性もあるのだ。
問題は、まず特捜が政治的な意図や世論の動向により「こいつは悪人だ」「我々は正義だ」「絶対有罪にする」という勝手な思い込みにある。
次にメディアが「推定無罪」の原則を無視して、特捜が起訴すれば「こいつは悪人だ」と一斉攻撃し中立的な立場を無視した報道にある。
最後に裁判所が、特捜の「供述調書」を疑いなく100%信頼し、被告人は自らの無実を証明する責任を負担しないという原則の無視にある。
参考記事:小沢元代表の政治資金規正法違反で検察は決定的な有罪を証明したのか
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11133162755.html
この状況を正しき方向に導くためには、国会の責任で第三者機関で監視し暴走に規制をかけることが良いのだろうが時間がかかるし動かないので現実的ではない。
やはり国民を守るという観点から特捜の制度自体を廃止するのが理想的なのだろう。
その観点から言えば、無作為に選出された国民11人によって構成される機関される検察審査会も廃止するのが妥当だろう。
そもそも小沢元代表の裁判の発端となったのは、検察審査会が2回の起訴相当議決を行ったからである。一般国民は素人である。
その検察審査会という素人集団がメディアで「こいつは悪人だ」と報道されれば感情論で起訴相当の議決を下すのは当然だからだ。
くれぐれも裁判長には「疑わしきは罰せず」「疑わしきは被告人の利益に」という原理原則をしっかり守ることを期待する。
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