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まさか東京地裁は捏造供述調書を証拠採用しないだろうな
http://www.amakiblog.com/archives/2012/02/16/#002182
2012年02月16日 天木直人
大袈裟に言えば、この国の政治の命運を左右する決定が明日
(2月17日)東京地裁で下される。
だからその前にどうしても書いておかなければならない。
それは小沢裁判の公判において、石川知裕元秘書の供述調書を
証拠採用するかどうかの決定である。
このブログの読者なら今さら説明は不要あるだろうが、そうでない
読者に一言説明すればこうだ。
小沢一郎の政治とカネの疑惑問題で有罪判決を受けた石川知裕
元小沢秘書たちの供述調書には多くの虚偽記載があったことが
担当検事の証言などで明らかになった。
当然の事だが、小沢裁判における原告小沢一郎の弁護士はこの
虚偽供述調書を小沢裁判に採用しないように要求した。
その決定が明日17日に下されるのだ。
この供述書の採否は小沢裁判の帰趨に大きな影響を与えざるを
得ない。
それだけではない。
二度にわたる起訴議決で小沢一郎を強制起訴に追い込んだ検察
審査会という得体の知れない市民代表の集まりに、この虚偽の検察
調書が使われていたというのだ。
素人の集まりである検察審査会の判断が間違って誘導された
可能性が高いことは誰の目にも明らかだろう。
おりから発売中のサンデー毎日2月26日号が爆弾記事を
掲載した。
すなわち検察審査会の委員選出のコンピューターソフトが改ざん
可能な疑惑ソフトであったというのだ。
そしてそのソフトを使った委員選出の過程において、この国の
司法を牛耳る最高裁判所が関与した疑惑が浮上したというのだ。
奇しくも同様の疑惑は2月16日の日刊ゲンダイも報じていた。
すなわち、すべては最高裁事務総局が決めたことなので分から
ないと東京検察審査会手嶋健総務課長なる人物が語っている。
もしこれら報道が事実であればこの国の検察・司法を牛耳っている
最高裁がこの国のワルの総元締めだということだ。
小沢一郎支持者はもとより、小沢一郎が嫌いな者も、この国の
司法・検察の健全性を願うまともな国民なら、あす17日に東京地裁
が決定する供述調書の採否に関心を抱かざるを得ないだろう。
まさか東京地裁の大善文男裁判長はこの捏造供述調書を採用する
ことはないだろうな。
善良な一般国民はごまかせるかもしれない。
ひと昔前なら大手メディアと結託して権力犯罪を国民の目から
封じる事が出来たかもしれない。
しかしいまやインターネット時代だ。
問題意識を持って国家権力を監視している国民は多い。
そのような国民はインターネットを通じて活動し、情報交換を
行なって小沢裁判と東京地裁の決定を見守っている。
インターネットのおかげで、最高裁に負けない知識と判断の
できる国民が連携し、最高裁の判決の適否を判断するようになったのだ。
馬鹿な判決を下すような裁判官は厳しく非難される。国民の手で
訴追される。
結構な世の中になったものだ。
インターネット普及のおかげで、名もない、しかし正しく生きる国民たち
の手で正義が実現できる日が一歩一歩近づきつつあるという事だ。
あす2月17日の東京地裁の決定に注目したい。
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