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野田佳彦と小沢一郎・・・役者の違い
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2012年2月13日 政経徒然草
日曜日の午前中は、いつも野良仕事である。
余分なことを何も考えないで身体を動かすことは、ある意味とても気持ちがいい。
昨日は久しぶりにレンタルビデオを借りた。昔はよく映画を見ていたが最近はテレビでもあまり見なくなった。
気楽な気分で見たかったので、ラブコメのコーナーから適当に2本選んで帰った。レンタルビデオも安くなったもので、新作・準新作でなければ7泊8日で1本100円である。
借りた中の1本が『新しい人生のはじめかた」(英: Last Chance Harvey)』というアメリカ映画で主演がダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンというアカデミー賞を2度受賞したコンビである。
孤独な中年の独身女性(エマ・トンプソン)と、彼女に一生懸命言い寄る小柄なさえないオジサン(ダスティン・ホフマン)の恋愛物語なのだが、それぞれの性格や感情が手に取るように感じられる。二人の俳優の演技が自然で巧い。幸せな気分で見終えられる。
何処にでもいそうな感じの背が低いさえない50過ぎのおじさんと、人に頼まれると断れない性格なのに、中々人の輪の中に溶け込んでいけない人のいい特別美人でもないアラフォー独身女性の一味違う恋愛物語なのだが、ストーリに多少強引な部分があっても、そんなに気にしないで楽しむことができる。
前妻や親戚などからも冷たくあしらわれ、娘からも見放されそうになりながらも、突然知り合いになった一人の女性のサポートで出席する予定になかった結婚披露宴にでて、泣かせるスピーチをする主人公は、ある意味カッコいいし、我々中年に勇気を与えてくれる。最後も気持ちのいい終わり方である。
誰にでも『幸せになる権利がある』と見ながら感じた。
何を言いたかったかといえば、ありきたりの中年男女の恋愛物語なのだが、役者の力で映画全体の魅力を高めているということである。
よく『役者が違う』という言葉を使うが、役者が変われば映画全体のイメージも変わる。
しかし『いい役者』といわれる人たちは、役柄が変わっても必ず自分の個性というものを何らかの形で表現している。自分の演技に対するこだわりと信念のようなものが自然と役柄の中に現れている。
翻って現在の日本の政治において「自分の個性」というものを体言している政治家がどれだけいるだろう。
自分の政治姿勢にこだわり、政治信念を貫き通そうとする政治家がどれだけいるだろう。
俳優は、ある意味において見る人に「夢と希望」を与えてくれる。等身大の自分と重ねあわせることで見た人は、一時ではあるが「夢を見る」ことができる。
では国民に「夢を語れる政治家」がどれだけいるだろう。
「希望を持たせてくれる政治家」がどれだけいるだろう。
なぜ民主党が政権を獲ることができたのか?
それは、ある意味において国民に「夢を語り」、「希望を感じさせた」からではないのか。
2009年マニュフェストを悪く言う人がいるが、「魅力のないマニュフェスト」だったら政権交代は成しえなかっただろう。
では、そのマニュフェストを語った政治家は今、何をすべきか?
それは小沢さんが何時も語っていることである。
マニュフェストが脚本とするならば、首相は監督であり、大臣や党の執行部は俳優である。その他の議員は裏方のスタッフである。
それぞれの役割を精一杯務め、マニュフェストの実行に全精力を注ぐことで、国民に「夢の持てる社会」と「希望の持てる社会」を、そして「誰もが幸せになれる権利が守られた社会」をつくり上げることに努力する姿勢と信念を見せることこそが今、求められていることではないのか。
本来、いい脚本なのに監督が勝手に脚本を書き換え、主役や俳優も自分の好きな俳優だけで固め、映画全体の魅力を高める力のある俳優をキャスティングしなかったことで映画が駄作になってしまった。また裏方に経験と実績のあるスタッフを配置しなかったことで、撮影スケジュールも滅茶苦茶になってしまった。
現在の政治状況を映画に例えれば、こんなところだろう。
最近の政治を見ていると
「夢が持てない」「希望が持てない」そして「誰もが幸せになれそうも無い」政策推進の話ばかりが目立つ。監督が「増税」や「国民の負担増」ばかりを語っているから、世の中が暗くなる。経済も前向かない。
ラブコメのように、エンディングで微笑むことが出来るような明るい話題の一つも提供するのが、一国の首相の役割ではないのだろうか・・・。
いくら映画を製作しても、だれも見向きもしなければ、創る価値はない。製作費も無駄に終わる。
興味がもてないような映画は誰も見ない。大根役者ばかりの映画は誰も見ようともしない。
いい脚本、いい監督、いい俳優、いいスタッフが揃い、そこにいい映画をつくろうという意欲が重なりあって、初めて「いい映画」が出来るということを肝に銘ずる必要がある。
小沢一郎というオスカーが獲れるような役者を遊ばせておくのは、余りにも勿体無いと思う今日この頃である。
◇
小沢氏、消費増税を批判「いただけない話」
http://www.news24.jp/articles/2012/02/13/04200011.html
2012年2月13日 16:53 日テレニュース24
http://www.news24.jp/player/wm/300k.html?m_url=20120213_0057
民主党・小沢元代表が13日、自らが主宰する政治塾で講演し、消費税の増税について「自民党と同じことをやって金がないのは当たり前だ。いただけない話だ」などと批判した。
小沢氏「根本的には自民党と同じ体制で同じ制度で同じことをやっていて、金がないのは当たり前でありまして、我々はそれを変えるということを前提にして全てを組み立てたんですから、変えずして金がないというのは、これはいただけない話だと私は思っております」
小沢氏はさらに、「国民の代表たる政治家が政策決定をしていかねばならない。このことが、国民の民主党政権に対する最大の疑問点であり、不満のもとになっているのではないか」と指摘した。その上で、政権交代の際に訴えた政策が「忘れ去られるとしたら、国民から政権交代は何だったのかと言われる」として、政権交代時の原点に返るよう改めて求めた。
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