http://www.asyura2.com/12/senkyo126/msg/214.html
Tweet |
もう、語られた感が強い、先日のBS11の「INsideOUT」出演の小沢さんさんだが、司会をつとめるジャーナリストの鈴木哲夫氏のインタビューというより対談だった。
、ということで、鈴木氏の質問も含めて小沢さんが語った「原発」と「自由党」に絞り、詳しく文字起こししてみた。
鈴木氏の論説は、このブログでもよく取り上げていて、今回の対談でも深いところまで聞いていて、小沢さんの表情もよかったと思った。
まず、政府の原発対応に関して強い口調で批判している部分で、小沢さんが「原発マフィア」という激しい言葉を使ったところから取り上げてみたい。
参照:報道動画:「政権交代の原点 小沢一郎、語る」
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-4981.html
■原発対応に関して
・ビデオ NO.1 10:11〜
鈴木哲夫氏(以下鈴木):
今の政権、たとえば経産大臣は枝野さんだし、事故対応ということで細野さんもやっているんだけど、どうも、取材をしていると、彼らが言っていることは、たとえば、5年先10年先、たとえば、東京電力の料金の見直しにしても、有識者会議なんてやってるけれど、あれ、結論出して法制化して5年10年かかるわけですよね。
原発って実は今やらなきゃならない問題なのに、どうも、目先そっちに目そらされている感じがして、どうもその裏には原発推進しようという、これは経産省かどうかわかりませんがね、そういうところがどうも、そう演じている感じがして、今やらなければ、そこにどんな手がついているのかというところ、ここがウィークポイントのような、生意気ですがそんな気がします。
小沢一郎元代表(以下小沢):
役所も含めて原子力のマフィアと呼ばれるような、今までのずっと関係してきた人たちが、やはり今までの自分達の否定につながるようなことはできないから、その気持ちは分かるんですけれど、ただ、しかしそんなことにかまけていたんでは、放射能を封じ込めることはできない。
だから放射能を封じ込めることがまず第一。
それから現実に今避難して、あちこちへ分散している人がいっぱいいるわけですね。
もちろん、放射能汚染でもって被害を受けている、現にいろんな人もいますけど、近所の人は避難しているわけですね。
その人達もなんとなくまた戻れるのかな、という気持ちを持っているし、政府も地元の首長さんなんかも、それは立場もあるだろうけども、戻れるみたいな話をするし、そうすると、新しい人生をちゃんと作り上げていこうという気持ちが沸かないんですよね。
帰れるのかなと・・・。
鈴木:
ふわふわした感じですよね。
小沢:
うん、ものすごい宙ぶらりんの状態で置かれている。
だからこれはね、生活そのものも大変だし、精神的にも非常な苦痛だと思うんです。僕はやはり、そこは政治主導の話とも関連するんですけれど、政治が責任をもって、ここはずぅっと住めるという、あるいは、この地域は危険である、この地域はこうだこうだという、だから新しい人生を作ってくださいと、その分、国がちゃんと支援します、という類のことをね、こう、物差しで線を引くということはできないでしょうけれども、ある一定の、○○(聞き取れず)、国がやっぱりね、やってやんなきゃならない。
それから、その人たちも含めて、農業などいろんなものに影響が出てますね。
これはやっぱり、生活を当面、全部補償すると言い出したら、何十兆何百兆かかるかわかりませんから、それは直ぐには出来ない。だけど、今の生活を支えてやんなきゃダメですよね。だから、一般的に生活保護の人が200万人増えたとかなんとかという話もありますが、やっぱり生活を補償してやる保護してやるという観点で、当面やっぱり生活費を国が出してやるということにしないと、ドンドン、ドンドン不安が広がっていつまで経ってもこの不安が残っちゃう、そう思いましてね、ちょっと僕は今のやり方については疑問ですね。
■「自由党」について
・ビデオ NO.3 2:50〜
鈴木氏:
私はいつも「主戦論」といつも取材仲間から言われるんですが、
小沢さんを好きだと、小沢さんのファンだと、
私はいつも地方によく取材に行くんですけど、
だいたい皆さん何を言うかというと、
自由党時代から小沢さんが好きなんだという人がものすごく多いんですよ。
(小沢さんが非常にうれしそうな顔で微笑む)
北辰会の中には自由党のケータイのなんか、こう下げている(ストラップ?)人もいるくらいで、なんか古い・・・。
小沢:
ああ、あ、あ、あ、あ、
鈴木:
つまり私何を言いたいかというと、あの自由党は決して多数党ではなかった。
でも、小沢さん、あれ野党だったけど自自公とかいろいろあったけれども、やっぱり理念を掲げて、人数はそんな、100人も200人もいなかったですよ。
だけれども、あの理念型の小沢一郎が旗を掲げた自由党というのは、ぼくも、実はあれが一番よかったと実は思っていて、で、確かに民主党のそういう思いはきっとあると思います、命がけでやってこられた・・・。
だけどね、ダメだったら、もう一回、小沢さん、もう一回、理念を掲げてね、行動するべきじゃないか、そう思っている人は結構いるんですよね。で、そうなると新党かと、またすぐ造反かという、そんな話じゃないんですが・・・。
小沢:
そういう話するとね。
そのー、自由党と民主党が合併したんですが、そりゃ、自由党のほうがより理念型の政党でした。
だけど、選挙するにあたってね、政権交代にあたって、民主党はほぼね、自由党で我々が主張してきたと、似たり寄ったりの理念的なものを正面に打ち出して、そして、それに基づく政策を掲げたはずなんですね。
ですから、その意味では私は、民主党が政権交代を目指して、みんなで頑張ってた、あの時、掲げていた大義の旗を、もう一度高く高く掲げて、そして頑張る、という姿を僕は描きたいですけどね。
この鈴木氏がいう小沢支持者の一人として、このブログでも事あるごとに、自由党時代のよかったことを書いてきた。
この難局も大きな政界再編につなげるためにも、また、今の民主党の不甲斐なさに失望されっぱなしで、もう嫌気がさしている状況で、小沢さんには、たとえ少数でも民主党から出ていただきたいというのが本音である。
このまま選挙に突入しても、今の民主党には1票を投じることはできないと思っている小沢支持者の方も多いはずだ。
小沢さんは増税反対を様々な場面で繰り返し述べ、それがすぐにニュースで報じられて、増税に前のめりになる野田政権に対して圧力を加えているようにも見えるが、この番組で小沢さんが言っているのは、基本的に「諭(さと)し続けている」ということになる。
とにかく、今は政権交代した時の初心に立ち返り、「大義の旗」をもう一度高く掲げて欲しいと、言い続けているのだ。
20年間、キャラクター・アサシネーション(人格破壊)にあい、叩かれ続けながらも常に日本の政治の中心で闘い続け、ようやく政権交代を果たした今、日本に真の議会制民主主義のレールを敷く、あと一歩手前までたどり着いている。
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1395.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK126掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。