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大阪・橋下市長が“橋渡し”小沢・石原が薩長同盟の政界再編密約(1)
http://wjn.jp/article/detail/0759683/
掲載日時 2012年02月11日 15時00分|掲載号 週刊実話 2012年2月16日 特大号
200人規模で小沢新党旗揚げ
東京都の石原慎太郎知事が1月27日の会見で「これから先の政治の中で東京も大事だけど、国家が大事。いくらでも協力するし、今の政治構造をシャッフルする必要がある」と新党構想を明かしたことに触発されたのか、民主党の小沢一郎元代表も大規模な新党結成に舵を切った。
「これまで小沢新党が出遅れていたのは、選挙を戦う『新党の顔』を誰にするか探っていたからなのです。小沢氏は公判中だし、小沢系の海江田万里、馬淵澄夫、小沢鋭仁では“帯に短し、たすきにも短い”。が、身近なところから『顔』が見つかった。アイデアを提供したのは『大阪維新の会』代表の大阪・橋下徹市長。小沢氏もその炯眼、発想に改めて惚れ直していたそうです」(全国紙政治部記者)
「新党の顔」とは愛知県の大村秀章知事とタッグを組む『減税日本』代表で名古屋市の河村たかし市長だという。橋下氏は小沢氏の側近で小沢別働隊長でもある松木謙公氏(新党大地・真民主)を通じて河村氏の国政復帰を働き掛け、かつ河村氏を「小沢・河村新党」の代表にしたい旨を打診−−。
「衆議院議員時代、河村氏は小沢氏とともに新進党を立ち上げ、自由党、民主党と渡り歩いたかつての同志。関係は悪くない。政策も『小さい国家』を掲げ、消費税増税には反対の立場。しかも、河村氏は『いずれワシは総理大臣になるんだがや』と公言してはばからない。渡りに船の話とあって、その気になっているようです。小沢氏だけでは少々冒険だが、バックに橋下氏がいることで手ごたえをつかんだのでしょう」(同)
天下取りの旗頭としては石原都知事、橋下市長に匹敵するインパクトを持つが、小沢陣営はさらにバージョンアップを施しているのだ。
大規模な小沢新党の旗揚げである。
昨年12月22日、小沢氏は『新しい政策研究会』(新政研)という勉強会をスタートさせた。設立総会には衆参100人超の国会議員が出席、欠席議員や鳩山、樽床グループからの参加者も含めれば150人規模。
今年に入るや、週1回の予定で勉強会を続けており、これは民主党の全国会議員の3分の1。野田政権は大きな爆弾を抱えることとなった。
有事が近づき、小沢氏は一新会、北辰会、参議院と3つに分けていた勉強会を統合、新党の組織作りを始めたのである。
「昨秋、亀井静香氏(国民新党)から新党結成を促されても小沢氏は行動を起こさなかった。20人〜30人規模の離党では意味がない。行動するなら200人規模の大集団じゃないとなにもできない、と考えたからです。いま民主党内には『反増税』の声が日増しに高まっており、TPP問題(環太平洋パートナーシップ協定)への参加反対の議員も多い。他グループの反対勢力、他党議員を巻き込むことで可能になった。今年3月に200人規模の小沢新党が立ち上がれば、存在感は計り知れない。石原新党といっても現役国会議員の数は少数。維新の会にしたって自民、民主からの亡命者待ちが現状。『増税反対』だけを声高に訴え、河村氏を担ぎ出せば、他党はかすんでしまう。とりわけ石原新党には痛手でしょう」(小沢氏に近い民主党議員)
◇
大阪・橋下市長が“橋渡し”小沢・石原が薩長同盟の政界再編密約(2)
http://wjn.jp/article/detail/9978861/
掲載日時 2012年02月12日 15時00分|掲載号 週刊実話 2012年2月16日 特大号
首相の座を狙う石原都知事
注目は、橋下氏の真意である。石原新党との連携に動く一方で、石原氏と犬猿の仲として知られる小沢氏も後押ししていることだ。自民党首脳も「石原氏の小沢嫌いは有名。ありえない話」と疑問視する。
『たちあがれ日本』の平沼赳夫代表、『国民新党』の亀井氏らとともに自民党系の保守勢力を大同団結して天下取りを狙うのが石原氏。小沢氏は民主党の反増税グループを結集して覇権奪回を目指す対極。目的が同じ日本統一でも、その道筋は反目し合う幕末の薩摩藩と長州藩のように違う。
そこで両者の間に入り、「新しい日本国をつくろう」とばかりに、土佐の坂本龍馬を演じているのが橋下氏なのである。
「橋下氏は昨年大阪市長に就いたばかりであり、次の衆院選には出馬しない。一方、石原氏と小沢、河村両氏は出馬する。つまり、橋下氏はある種傍観者なわけで、各プレーヤーが最高の仕事をできる環境作りが役割なのです。齢も若いし次もある。大阪都、地方から国を変えるといっても、道州制の移行一つとっても憲法改正が必要で、衆参ともに3分の2以上の議席が必要。そこで関西圏は大阪維新の会、東京も石原新党、中京圏の河村−大村ラインで勝算がたったことで、他のブロック地域に目を向けているのです。石原氏は総理大臣を狙っている。手ごたえがあるだけに、嫌いな小沢氏とも手を組む。お互い、共存が可能とみたからジョイントするのです」(永田町ウオッチャー)
大阪市長就任後の昨年12月末、上京した橋下氏は石原知事、小沢氏にそれぞれ会っている。その際、ローカルパーティー(地域政党)の連合体によって、既存の民主、自民両党を打ち負かし、政権を奪い取る構想について意見を交わしたという。
今の日本は群雄割拠の戦国時代。大阪城を橋下氏が陥落すれば、名古屋城は河村−大村連合の税金日本が強奪。江戸では石原新党だ。
他の領地に目を向ければ、蝦夷には新党大地・真民主党の鈴木宗男氏がいる。ここもほぼ平定を遂げているが、勝負はこれからだ。
「小沢氏は岩手の出身で東北は小沢王国の異名の地。待望論もある。橋下氏の狙いはそこにある。昨年、新幹線が青森までつながったことで、東北6県と北海道、新潟を一つのブロックとした『東北・北海道広域連合』構想が浮上してきた。その総面積は日本全土の43%を占め、昨年3月に起きた東日本大震災の復興工事や東電問題もあり、どこよりも政治手腕が乞われている地区です。都合のいいことに東北・北海道には小沢氏と宗男氏、新潟にも田中真紀子氏がいる。小沢新党は東北・北海道・越後新党でもあるのです」(岩手県選出の国会議員秘書)
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