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渡辺氏に冷ややかな橋下市長 「みんなの党」が存亡の危機
http://bunshun.jp/shukanbunshun/thisweek_pol/120216.html
週刊文春 2012年2月16日号
「大阪維新の会」を率いる橋下徹大阪市長と連携し、次期衆院選で快進撃――。このシナリオを中央政界で最も早く描いていたのは、みんなの党の渡辺喜美代表だ。
ひたすら押しの一手で渡辺氏は橋下氏にアプローチ。昨春の統一地方選で維新の会候補を推薦し、昨年十一月の大阪W選挙では五回も応援に駆け付けた。選挙後も他党に先駆けて「大阪都」構想実現のための地方自治法改正案をまとめ、「大阪の維新を我々が国会で後押しする」と国会での代理人を買って出ている。
だが、渡辺氏の片思いに終わりそうだ。維新の会関係者はこう断言する。
「渡辺氏には気の毒だが、橋下氏の眼中には、みんなの党との連携はない」
したたかな橋下氏は、都構想実現に力を貸してくれるなら応分の選挙協力をすると公明党に持ち掛けた。さらに石原慎太郎都知事の新党結成の動きを踏まえて、「中京都」構想を提唱する大村秀章愛知県知事にも衆院選での候補者擁立を促した。
維新の会関係者が続ける。
「衆院選で維新の会のキャッチフレーズは『地方から国を変える』になるだろう。選挙戦では『首長新党 VS. 既成政党』の対立構図でアピールしたい。公明党との選挙協力は、大阪市議会で主導権を握るための『必要経費』と割り切るが、それも最小限に留める」
強気で鳴らす渡辺氏も、大阪の冷ややかな空気に気づいているようで、最近では「橋下さんはマキャベリストだ。非常に計算高い」「アジェンダが同じなら一緒にやるし、違えば別々の行動を取るだけだ。右往左往する必要は全くない」と、共闘不成立を見越したような発言までしている。
みんなの党の目標は、百人以上の公認候補を擁立し、公明党を超える議席を獲得すること。これに対し、橋下氏は三月開講予定の「維新政治塾」の塾生約四百人の中から三百人程度を擁立し、二百人規模の議席獲得を目指す考えを示している。
みんなの党関係者が表情を曇らせる。
「本当に怖いのは、うちから立候補する予定の有望新人を、維新の会に持って行かれることなんです」
みんなの党は他党のように候補者に多額の活動費を支給しておらず、候補者に対するグリップ力が弱いのだ。ラブコールを袖にされたうえに、虎の子の候補者まで奪われては、みんなの党“存亡の危機”になりかねない。
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