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[亡国TPP交渉の情報隠し]ここまでツラの皮が厚い外務官僚は初めて見た
(日刊ゲンダイ2012/2/10) :{「日々担々」資料ブログ}
片上審議官
TPP交渉の日米事前交渉の第1ラウンドが終わったが、ホント、ふざけているのが外務省だ。八木毅経済局長らが交渉に出向き、カトラーUSTR代表補などと会談し、外務省はその内容をきのう(9日)、「慎重に考える会」(会長・山田正彦、前農相)で報告した。
ところが、この中身たるや、A4の紙6枚にまとめた通り一遍の経過報告で、当然、出席した国会議員がもっと情報を出せと怒ると、説明役の片上慶一審議官は「私もこの紙に書かれていることしか知らない」などとスットボケたのだ。
ちなみに、その紙にはこんなことが書いてある。
〈2010年11月の包括的経済連携に関する基本方針が基本的な考え方であると前置きした上で、同方針に基づき、センシティブ品目について配慮を行いつつ、すべての品目を自由化交渉の対象とし、交渉を通じて高いレベルの経済連携を目指す旨を説明した〉
〈米側より、TPP交渉に参加すれば、すべての品目を自由化交渉の対象とする用意があるかとの質問があり、以下のとおり説明した〉
〈仮に交渉参加する場合には基本方針に基づき、センシティブ品目について配慮を行いつつ、すべての品目を自由化交渉の対象とし、交渉を通じて高いレベルの経済連携を目指す。ただし、すべての品目を自由化交渉の対象とした場合に、どのような自由化が求められるのか、しっかりと理解する必要があるので情報提供を願いたい〉
これぞ、どうにでも解釈できる役人文章の典型だ。例外品目について、米側はどういうスタンスなのか。日本は自分たちの立場をどう説明したのか。これじゃあ、チンプンカンプンだ。
で、「公電を見せろ」「この文章の元になった情報を出せ」(川内博史衆院議員)と迫られたのだが、片上は「この文章は現地(米国)で作ってメールで送られてきた。これ以上の情報はない」とツッパリ、らちが明かなかった。米側はさまざまな業界が日本がTPP交渉に参加することについて注文をつけようとしている。そうしたパブリックコメントは115件もあるが、外務省が明らかにしたのは8件だけ。それも1件2、3行の“超訳”だ。
交渉の経過がわからないまま、どんどん、既成事実化が進んでいる。同時進行でタウンミーティングも始まっている。亡国官僚をこれ以上、野放しにはできない。
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元記事リンク:http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-4975.html#more
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