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野田政権は役人のロボット 自民より悪い民主政府など要らない
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2012/2/10 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
増税、TPP、日米基地交渉などすべては霞が関無能役人の恣意で行われている恐るべき実情
秋入学へのシフトを目指す東大は、国際的な評価の落ち込みを気にしているという。海外のスケジュールに合わせれば、留学生の受け入れや送り出しが増え、ブランド力も回復する。大正以来の伝統を変えるのだから、危機感は相当だろう。
だが、霞が関に巣くっている卒業生たちを見ていると、入学時期の変更ぐらいで評価が上がるとも思えない。それぐらい東大出の官僚はアホウばかりだ。ピカイチの成績で入学しても、いずれはタダの人になるらしい。
内閣府が決めた「GKB47」なるキャッチフレーズのお蔵入りが決まった。自殺のサインに気づく「門番」を47都道府県で増やすという意味とかで、「ゲートキーパー・ベーシック」の頭文字を取ったという。もちろんアイドルグループ「AKB48」のパクリだ。東大を優秀な成績で卒業したであろう役人が、侃(かん)々(かん)諤(がく)々(がく)の末に決めたコピーが、このレベルとは泣けてくる。自殺対策強化月間に使われるはずが、「自殺問題をバカにするな」と批判され、大慌てで引っ込めた。台無しになったポスターに使われた税金は300万円。さぞや国庫
は余裕があるのだろう。
野田首相は参院予算委で「見た瞬間、違和感を感じた」と言っていたが、それなら、なぜ、もっと早く止められなかったのか。急増する自殺者の問題と真剣に向き合えない高級官僚と、彼らを野放しにする政治家たち。この国は落ちるところまで落ちてしまった。
◆「官政復古」を果たした官僚の飼い犬たち
法大教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。
「自民党政権時代は、選挙区や業界の利益を代弁する族議員が、官僚の暴走にブレーキをかけたり、政策のイニシアチブを取ったりする場面もあった。任せるところは任せて、譲れないところは譲らない。政官のすみ分けができていたのです。民主党政権は、このやり方を改め、すべて政治主導でやると宣言し、政策決定の場から官僚を排除した。しかし、これが全く機能せず、役人に丸投げした格好。すべてあなた方にお任せします、と白旗を揚げ、役人に依存することで政権の安定を図ろうとした。その結果が“王政復古”ならぬ“官政復古”です。自民党政権時代、族議員は“官僚の番犬”“官僚の猟犬”と呼ばれ、役所の行動に目を光らせていました。でも、いまの民主党に番犬や猟犬はいません。いるのは“飼い犬”だけです。増税もTPPも米軍基地移転交渉も、ご主人さまである官僚の言いなり。状況は自民党時代よりも悪くなっています」
野田は、利権拡大のために不況下の大増税というデタラメに突き進む財務省を止められない。むしろ、彼らのために露払いを演じている。財務省の勝栄二郎事務次官が「陰の総理」と呼ばれたり、「野田内閣ではなくて勝内閣だ」とヤユされたりするのも、当然である。TPPも経産省や外務省の言うがまま。基地移転交渉は防衛省や外務省にオンブにダッコだ。
国会は開かれているが、政治は不在である。
◆実績ゼロで政権運営する細川チルドレン
野党時代、「民主党には人材がいる」といわれた。自民党は旧体制どっぷりで腐敗にまみれた古ダヌキばかり。一方の民主党は、未来ある優秀な政治家が出番を待っている。そんな評価も聞かれたものだ。非自民政権の受け皿を担えるという期待感は、政権交代の原動力となった。
だが、すべては幻想である。小沢は代表だった野党時代、「民主党は政権担当能力がない」と危機感を抱き、大連立に向かった。そのころと同じだ。民主党にはロクな政治家がいない。
「襤(らん)褸(る)の旗 松下政経塾の研究」の著者でジャーナリストの出井康博氏が言う。
「いまの民主党政権の中枢にいるのは、日本新党を足がかりにして政界に進出してきた人たちばかり。野田首相や枝野経産相、樽床幹事長代行、前原政調会長らは、全員、細川チルドレンの生き残りです。確かに彼らは若かったり、見栄えがよかったりするかもしれない。でも、政治家としての実績はゼロです。理念も政策もない。ただ単に政権交代を旗印にして突っ走ってきただけです。善くも悪くも上の世代は違う。例えば小沢元代表は自民党を飛び出して新しい政治勢力の結集に汗を流したし、鳩山元首相も新党を立ち上げている。菅前首相は厚労相時代に薬害エイズ問題に取り組んだ。では、その下の世代は何をやってきたのか。何もやっていないのです。だれかがつくったステージの上で踊っているだけ。政権運営で迷走するのもムリはありません」
◆理念も政策もない選挙互助会の限界
やはり民主党政権には小沢が必要だ。自民党時代から培った経験と知識はアホな官僚を凌(りよう)駕(が)する。業界団体にも、にらみが利く。理念や政策があるから、米国の要求にアタフタしない。今の政界に小沢ほどの実力者は皆無だ。
ところが民主党は、政権運営上の最大の武器を自ら封印し、党員資格を剥奪して座敷牢に閉じ込めてしまった。表舞台にいるのは、無能で無力のくせにエラソーにしている若造や労組のダラ幹だ。
「増税しないと国家破産」「平成の開国が成長につながる」という“ご主人さま”の主張を大宣伝し、都合の悪いデータは必死に糊塗するポチばかりである。
「野田首相に明確な国家ビジョンがあれば、官僚の言いなりにならなかったはず。
野田首相には政治家としての矜(きよう)持(じ)がない。理想や政策はありません。もともと民主党は非自民というだけで集まった選挙互助会。限界はハッキリしていました」(五十嵐仁氏=前出)
自民党政権より悪い民主党政権などいらない。政権交代は無意味だった。有権者はもうだまされない。次の選挙は必罰の投票となるだろう。国民は役人のロボットを求めたわけではないのだ。
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