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はい、しばらくブログを書かずに、プライベートおよび私の本業の仕事の方でちょっとばたばたしておりました。
が、それを見越したかのように、次々にいろいろなことが起こりますね。
まず、郷原弁護士が受けて立ってくださった仙谷氏との大バトルの件ですが、ニコニコ生放送が仙谷事務所に出演を依頼すると、
あっさり拒否
...だそうです。まあ、さすがに口だけの仙谷氏ですね。「討論受けて立つ」と公の場で発言したその舌の根も乾かぬうちに逃げちゃうという、あっけない、事実上の敗北宣言でした。
さすがに、舌の根も乾かぬうちに、政権交代時の公約を片っ端から反故にしただけのことはあります。
そうこうしていると、なんと、2月5日付の朝日新聞で、なんと6段抜きという大きな扱いで、問題の田代検事による石川議員の取り調べでの隠し録音と報告書に、大きな食い違いが何カ所もある点が記事に。
しかもきっちり、当「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」の告発の件も、団体名入りで書いてくださっているではありませんか。
やりますね。
これだけの大きさの記事が不思議なことに、Web版には見つからないところが、なんとなく朝日新聞社内の力関係というか、ある種の葛藤を伺わせるようなところがないではないですが、それにしても、現場の記者さんの良心と取材力を感じさせる記事ではありました。
と思っていた矢先、今度は、陸山会事件の裁判で、問題の田代検事の捜査報告書や、逆に「隠された」とされていたメモが検審に提出されたかどうかを、東京地裁が照会していた件で、東京地検がリスト開示を拒否したことが明らかに。
検審への提供資料リスト「開示せず」 東京地検が回答
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120207/trl12020712410002-n1.htm
あの。
これって、開示すると検察にとって都合が悪いから、と思ってしまいますよね、誰だって。
しかも弁護側は「裁判所が立証に必要だとして開示を求めたものを拒否した例は聞いたことがない」のにと。
ということで、私たちも放ってはおくわけにはいきません。
なぜなら、このことで、問題の報告書が「単なる記憶違い」でなければ、田代検事一人の独断で作られて提出されたわけでもなさそうなことが、いっそう、明らかになってしまったからです。
主任検事ではなく、また、特捜部長でも副部長でもない、一介のヒラ検事である田代検事が、上司にまったく無断で、本来、行われるはずのない起訴後の取り調べをあえて行い、虚偽の報告書を作り、検審に提出したなんてことが、起こりえたとでもいうのでしょうか?
どんな動機で?
そう。動機があった人は他にいたんですよね。
まさか、田代検事だけをトカゲの尻尾にしたりしませんよね。
というわけで、東京地検刑事部に捜査要請書を提出してまいりました。
本来、民間からの刑事告発は、東京地検特捜部直告班が担当するべきですが、この事件において、その東京地検特捜部直告班こそが事実上の被疑者であることに鑑みて、最高検が、この件をあえて刑事部回しにするという異例の処置をとったことに、私たちは一定の評価をしています。検察に自浄努力があると信じたい。
そして、この捜査要請書という、告発当事者からの追加意見書を、刑事部がどう扱うか。
さあ、みなさん、どうぞご注視ください。
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