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TPP 野田政府はとっくにパンツを脱いでるゾ
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2012/2/8 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
米国との事前協議はスタートしたが…
「個別の要求を踏まえながら、毅然と対応していく。その中で守るべきものは必ず守る」――。日本政府はTPP交渉参加に向け、けさ(8日=日本時間)からワシントンで米国と初めての事前協議に入った。野田首相は国会で冒頭のように意気込みを語っていたが、冗談じゃない。この国は交渉のゴングが鳴る前に、とっくに米側に白旗を揚げてしまったのだ。
国民への背信は、昨年12月中旬に唐突に決まった。厚労省がBSE対策を見直し、現行の「月齢20カ月以下」という米国産牛の輸入制限を「30カ月以下」に緩和する方針を発表した。
日本が05年に制限付きで輸入を再開して以降、米国産牛肉の日本への輸出量はピーク時の35万トンから現在、10万トンにまで激減。米側は一貫して規制撤廃を要求してきた。
「オバマ政権が再選を控え、輸出倍増を掲げたことで、日本の輸入規制は喫緊の課題となった。野田首相が昨年11月のAPECでTPP交渉参加を表明すると、カーク米通商代表は早速、『事前協議の議題で重視するのは牛肉の輸入規制撤廃』と表明。いきなり外圧のパンチを浴びせてきたのです」(外交関係者)
その後も米通商代表部の幹部が続々と来日し、日本政府に規制撤廃を要求。政府が輸入緩和を表明したのは、米通商代表部のカトラー代表補の来日の翌日というタイミングだった。
これじゃあ、日本政府はベッドインの前からパンティーを脱いでしまった女性のようなもの。米国の要求に屈して、世界で最も厳しいBSE対策基準をかなぐり捨てたのだ。「食の安全」は国民の生命に関わる。事前協議の本番前から米国に迫られるがまま、国民の生命線を売り渡すなんて、「TPPはどうぞ好きにして」というメッセージを与えたのと同じ。某アイドルグループの母親じゃあるまいし、この尻軽ぶりでは先が思いやられる。
「相手が強引に迫る事案ほど、上手にあしらって交渉材料として温存するのが、交渉術のイロハのイです。今回の日本の対応はあまりにも卑屈に映り、『日本は高圧的な態度を取れば、簡単に折れる』と、ますます米国を図に乗せるだけです。実際、米産牛の輸入緩和に動き出したことで、米国の産業界から日本に市場開放を求める声が強まっています。対象も『遺伝子組み換え食品の表示義務をなくせ』『軽自動車の規格を撤廃しろ』『かんぽ保険も廃止せよ』と多岐にわたる。輸入牛肉の対応で、日本政府にマトモな交渉力がないことがハッキリした。それだけに、この国は米国の属国になるのではと本気で心配しています」(筑波大名誉教授・小林弥六氏=経済学)
政府のボンクラ交渉を見ていると、この国の富は米国にすべて奪われてもおかしくないのだ。
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