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February 04 ,2012
昨日の続きのようなものになるが、小沢支持者にとって橋下徹も嫌い、石原慎太郎なんてトンデモない、と言っている方は意外と多い。
石原都知事の場合は、個人的には東京都民としても支持してないし、過激発言などは容認できないものが多い。そして、何よりも小沢さんに対して常に罵詈雑言を浴びせかけてきたということが大きい。
石原氏の小沢批判の背後には、角福戦争の時の感情的シコリが増幅して、完全に恨みつらみで凝り固まり、今日に至っていると一説にはいわれている。
一方、他人の個人的な悪口は一切言わないことで有名な小沢さんは、もちろん石原氏に対しても、ひと言も悪口を言ったことを聞いたことがない。(石川知裕議員が言っている)
石原氏の小沢批判は、ネトウヨや反小沢の理論的支柱のような役割を果たし、大きな影響を与えていることは事実だろう。だいたいネットでウヨウヨしている小沢批判には、石原発言の焼き直し的なものが多い。
それだけに、小沢支持者の中には石原慎太郎氏に対する拒否反応が非常に強い。
今回の増税政局で、「石原新党」が持ち上がり、亀井・平沼など老齢議員たちが、今度こそは本気でたちあがろう≠ニしているかのように見える。
その石原氏は、老齢ばかりでは広がらず、先回と同じことになりかねないとばかりに、橋下氏や愛知の大村氏との連携を重視している。
ただ、橋下氏が亀井氏と名古屋の河村市長との連携については二の足を踏んでいるとのことだが、河村氏が減税を前面に出さず「増税反対」に切り替えたということで、今までは蚊帳の外だった河村氏も関わり、大阪、名古屋、東京の大都市圏の首長が、国に対して共同戦線を張れるだけの土台ができつつある。
亀井氏についてもマスコミは旧いタイプの象徴的人物だから避けていると報じられているが、政策を中心で共通項はいくらでも容易に見つかるだろう。
参照
■橋下・河村両氏が連携めぐり会談、減税議論は先送りに(朝日新聞2012年2月4日8時13分) http://www.asahi.com/politics/update/0204/OSK201202030217.html
■橋下氏のツイート
t_ishin 橋下徹 https://twitter.com/#!/t_ishin/status/165631218182914049
新しい社会システムを作るには応分の負担が必要です。その負担を国民の皆さんにお願いする際に、現在の税制を前提としていてはダメです。税制の一からの作り直しです。その場合、現在の税目と比べて減税になるものがあれば増税になるものもある。一から作り直すのですから当り前です。
それを全てひっくるめて「減税」一本のメッセージを送るのは間違いだと河村さんに伝えました。そして目指すべき社会システムを示し、それに必要な応分の負担を計算するのは行政マンの仕事。額まで計算できません。政治家は応分の負担の求め方の基本方針までしか示せません。
橋下氏も、石原氏も共に、官僚機構、統治機構、中央集権をぶっ壊すと言っている。
小沢さんがやろうとして、それを拒んだ勢力によって裁判で手枷足枷の中にあり、新たにこのような動きが出てきたことは、一つの大きなチャンスと見て間違いない。
なんのチャンスかと言えば、「小沢改革実現のチャンス」である。
****************
小沢さんの秘書として、そして共に司法により貶められた同士として、他には無い深い関係にある石川知裕議員が、小沢さんと石原氏に対して次のように日刊ゲンダイに書いている。
≪小沢氏は、政治家として物事を成し遂げるためには、人間的な好き嫌いは度外視して手を結ぶ人です。そもそも、好き嫌いで人を判断することはない。石原氏に対する悪口も聞いたことがありません。
一緒に政党を立ち上げることはなくても、大物2人が恩(おん)讐(しゆう)を乗り越えて協力し合えれば、日本の政治がドラスチックに動き出す。そんな期待を抱かずにいられません。≫
(「資料ブログ」http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-4922.html より)
石川氏も今までの酷い石原氏の小沢批判は、当然よく知っているだろう。
感情的な好き嫌いを度外視して大義に立つ小沢さんの考えと、全く同じように石川氏も考えているところが、やはり小沢DNAを受け継いでいると感心するところである。
1/27のエントリー「石原新党で政界再編はあるのか?」では、
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1372.html
≪もし小沢新党が結成された場合は、連携していくことも十分考えられるだろう。橋下氏が橋渡しをして石原さんと小沢さんを結びつける、という超裏技も、もしかしたらあるのかもしれない。≫
と書いたが、さすがにここまでストレートに書く事ができなかったから、余計に石川氏のまっすぐな物言いは驚きとともに新鮮だった。
先日、2日夜に議員との会談の中で、小沢さんが初めて「石原新党」について言及したということだ。
時事通信によると、 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012020201106
「今現在、確定的な話ではないだろう。必然的にこういう形になるとはなっておらず、それぞれの思惑の中でまだ不確定な部分がある」
と言ったという。
これを日経が有料記事で≪小沢氏、新党構想「違う流れ出てくる」≫という タイトルを付けており、最初の数行しか記事が読めないから様々な憶測を呼ぶことになる。
http://s.nikkei.com/zac9X6
これは新種の「情報誘導」、「世論操作」の手法になるのかもしれない。(笑)
かたや、仙谷由人の小沢批判の記事は無料で全文読めるようにしているから、呆れてモノを言う気力も失せる。
■「小沢氏、離党なら第三極旗揚げ」 仙谷氏が見解 (日経新聞2012/2/2 16:51)
http://s.nikkei.com/AFi9X4
今まで以上に、「メディアリテラシー」が個々人において求められるということだ。
3日夜には小沢さんは鳩山さんと会談し、
「厳しい経済状況で行革努力も不十分だ。税率引き上げは難しい」
「もともと反対だ。輿石東幹事長に伝えている」
と報じられている。
ほぼ毎日人に会い、また、それらが報じられていくのを見ていると、小沢さんも積極的に仕掛けているように見える。
われわれ国民は、原発事故の対応で、官僚主導の政治がそのように国民を阻害し実質的な被害をもたらすかを、嫌というほど見せつけられてきて、今もその勢力が横行している。
そろそろ主権者である国民のパワーを見せつけるときではないだろうか。同時に、そのためにも国民自身が、小異を捨てなければならないのではないか。
「小異を捨てて大同につく」という考えが、今後、政治家はもちろんのこと国民の仲でもキーワードになっていくる。
※本エントリーで取り上げた報道記事→「資料ブログ」
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-4915.html
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