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“マスコミ嫌い”の小沢に異変!露出度を増す理由とは?
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120206/plt1202061816004-n1.htm
2012.02.06 夕刊フジ
民主党の小沢一郎元代表(69)が大きく動き出した。野田佳彦首相(54)の消費税増税路線に対し、「筋道が違う。経済政策としてもおかしい」といい、法案採決で反対に回る意向を表明したのだ。明らかな造反宣言だが、これにより大阪市の橋下徹市長(42)や、東京都の石原慎太郎知事(79)との連携はどうなるのか。陸山会裁判の天王山といえる東京地裁の供述調書採用をめぐる決定判断が17日に迫るなか、小沢氏は正面突破で主導権確保に乗り出したようだ。
「(増税)論議そのものは否定しない。ただ、(マニフェストに掲げた)国の統治機構の大転換をはじめとする革命的な大改革を断行していない。大改革をしないで増税するのは、国民を愚弄する背信行為だ」
「地域主権を確立して地方を活性化するしかない。橋下(徹)氏は旧体制を壊し、新しい仕組みをつくろうとしている。その点は私の主張と全く同じだ」
小沢氏は共同通信のインタビュー(4日配信)にこう語った。野田首相への「造反宣言」であり、通常なら離党覚悟の発言だが、「今のところ(離党は)考えていない」とした。近くテレビ出演も予定するなど、「マスコミ嫌い」の小沢氏が急に露出度を高めている。
こうしたなか、小沢氏は4日午後、元秘書で、陸山会裁判で有罪判決を受けた「新党大地・真民主」の石川知裕衆院議員(38)=控訴中=の結婚披露宴に出席した。お相手はBS11(日本BS放送)でアナウンサーだった阪中香織さん(27)。
会場となった都内のホテルは、東京地検特捜部が「水谷建設から小沢氏側に計1億円の裏献金があった」と主張する場所。因縁深いホテルで、小沢氏はこうあいさつした。
「石川君には大変重い荷物をしょわせてしまった。苦労をかけている。同世代の秘書が結婚するなか、石川君は結婚しないので心配していたが、若くてきれいで才色兼備のすばらしい方と出会えてよかった。どこに行っても苦労は一緒だから、頑張ってほしい」
これは元秘書への祝福だけでなく、裁判闘争での結束を確認するメッセージなのか。その後、複数の来賓が特捜部をネタに笑いをとっていた。
当初、小沢氏はあいさつと乾杯を済ませて退席するとみられていたが、出席者と名刺交換したり、記念撮影に応じるなど、2時間ほど会場にとどまるサービスぶりだった。
小沢氏がマスコミ露出を高めた背景について、情報収集に当たった官邸周辺は「どうやら、2つの理由がありそうだ」といい、こう解説した。
「まず、次期衆院選を見据えて、橋下氏や石原氏らが『第3極の構築』に向けて激しく動いている。小沢氏としては4月下旬の判決後まで待てなかったのだろう。もう1つ、17日の東京地裁決定も大きいようだ」
前者は、小沢氏のインタビューを見れば分かる。「国の統治機構の大転換」「地域主権を確立」というフレーズは、政界再編の最大のキーマンとなった橋下氏の「国家システムを作り直す」「国と地方の役割分担」と重なるのだ。
官邸周辺は「先月末から、永田町では『橋下氏は小沢氏とは組まないのでは』といった話が広まっている。小沢氏と石原氏とは犬猿の仲でとても組めない。橋下氏との距離を縮めようという焦りがあるのでは」という。
後者は、裁判対策ではないかという分析だ。
東京地裁は17日、石川氏が、捜査段階で小沢氏の関与を認めた供述調書を証拠として採用するか否かを決定する。石川調書が採用された場合、小沢氏が有罪となる可能性が高くなるとされ、採用されなければ、無罪の可能性が出てくる。まさに裁判の天王山なのだ。
「小沢氏側はマスコミ露出にあたり、時期を指定してきたという。政治的存在感を示すことで、東京地裁や世論に何らかのメッセージを送ったのではないか」(同)
剛腕政治家の復活はあるのか。
政治評論家の浅川博忠氏は「橋下氏らに全国的な注目・期待が集まるなか、小沢氏としては『過去の政治家』となる焦りがあるのではないか。1月の本人尋問で『私の関心は天下国家の話』と語ったことも、永田町内外での評判が悪かった。今後、橋下新党や石原新党は広がりがありそうだが、裁判を抱えた小沢氏の新党は守りにならざるを得ない。あがきを感じる」と語っている。
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