http://www.asyura2.com/12/senkyo125/msg/763.html
Tweet |
内閣改造“最大の目玉”が失敗 岡田副総理一人合点で大暴走
http://bunshun.jp/shukanbunshun/thisweek_pol/120209.html
週刊文春 2012年2月9日号
「最善・最強の布陣」と自画自賛した野田改造内閣の目玉は、岡田克也副総理だった。消費税増税論者で、自民党や公明党とパイプがある――。野田政権発足当初、岡田氏は官房長官就任を蹴った「大物」だが、改造から十日もしないうちに「張り子の虎」であることが分かった。
最大のチョンボは、公明党の山口那津男代表の発言に、見境なく食いついたことだ。
「一月二十一日、山口代表が『民主党が年金抜本改革の全体像を示せば、与野党協議に応じる』と語ると、岡田氏は『公明党には脈がある』と一人合点した。しかし公明党は、民主党が抜本改革案を示せば消費税が一三〜二〇%になる試算が出ることを承知の上だった。『出せるはずがないし、出したとしても、こんな数字では議論できない』と見越していたのです」(政治部デスク)
ところが、勢い込んだ岡田氏は翌日のテレビ番組で抜本改革案提示に前向きの発言。「さらなる増税が必要になる」とまで踏み込んだ。副総理という立場の政治家がここまで言うのなら、根回しを済ませているものだが、やはり岡田氏は常識外れの政治家だった。
しかも、岡田氏の発言につられて輿石東幹事長、前原誠司政調会長までが試算の公表に積極的な考えを示した。
「実は二人とも、試算内容を知らないで発言してしまったのです。試算は昨年春、当時の仙谷由人官房副長官らが『こんな数字は出せない』とあえて封印したもの。その経緯も知らないで、二人は岡田氏に何か成算があるのだろう、と思ったようです」(民主党関係者)
当然、党内はハチの巣をつついたような騒ぎに。自民党は「公明党のワナに民主党ははまった」とほくそ笑む。
驚いたのは公明党だ。政権幹部がこんな基本的な事実を知らないとは思いもよらず、漆原良夫国会対策委員長らが「我々はそんなに深いことまで考えていたわけではない」と戸惑うほどだった。
だが岡田氏は「現行制度のままでも増税になるんだ」「マスコミの報道が悪い」などと反省の色さえ見せず、官僚たちにまで「あの発言は失敗だ」と馬鹿にされる始末。反響に驚いた岡田氏ら幹部は慌てて協議したものの、結局は「野田首相の判断を仰ぐ」と自らの責任をほっかむり。
「公明党とパイプがあるなんて幻想だった」「調整も何もできない」と首相周辺からは恨み節ばかりが聞こえる。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK125掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。