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民主党の仙谷政調会長代行が民放のCS番組で政権批判を強める小沢元代表は離党はしないという見方を示したそうだ。そのうえで「もし離党するとすれば、第三極の旗を上げるだろう」と述べるとともに、この中で仙谷氏は、小沢元代表の動向について「93年型の政局をあえて小沢さんが作ろうとするということだろうが、私はされないと思う」と1993年に自民党を離党し新党を立ち上げて政権交代を果たした小沢元代表が同じような手段は取らないという見通しを示した。
そのうえで、「もしするとすれば、もう少し本格的な第三極の旗を上げる」という見方を示したそうだ。(文章の一部はANNより抜粋)以前の仙谷氏の発言とは、かなりニュアンスに変化が見られる。以前なら「民主党を批判するなら党を出て行けばいい。」とか「離党しても、ついていく議員は殆どいないだろう」ぐらいの過激な発言をしていただろう。
「機を見るに敏」で「長い物には巻かれろ主義」で且つ「内ゲバが大好き」な仙谷氏にしては、弱気な発言だ。女性記者に対するセクハラ発言が元で裁判中の自身の立場や党の情勢を考えれば、強気になれないと言った方が正しいのかもしれない。さらに、これらの発言から仙谷氏は野田首相に見切りをつけたのではないかと想像される。
仙谷氏自身も政権の要職から外され、さらには岡田副総理や玄葉氏、安住氏などとの関係も悪化しつつあり、前原氏とともに孤立化しつつあるではないかと推測される。要は党内での存在感が薄れてきていることに対しする危機感の表れと見るべきだろう。かといって仙谷氏には、子分数十人を引き連れて自民・公明と連立を組むだけの力も人望もない。
民主党にいるから自民・公明に相手にしてもらえただけであって離党したら誰も相手にしないだろう。当然、彼の立場からすれば民主党内に留まるしか道はない。かといって今の野田政権が続けば選挙で確実に野党に転落し、且つ小沢さんのグループが集団離党すれば少数政党に陥落してしまう可能性が高い。極論を言えば、小沢さんを支持するグループが党内に留まっているから衆参で第一党を維持できているだけで、今の党内の雰囲気や世論の流れを見る限り、小沢グループの議員が大量に離党すれば、小沢グループ以外の議員も雪崩をうって離党する可能性さえ考えられる。
つまり、仙谷氏や前原氏は小沢さんが民主党にいて始めて存在感が誇れるのであって、小沢さんがいなければ、批判する対象がなくなり自分達の存在感を誇示できなくなる。小沢さんが民主党内に居てこその仙谷氏、前原氏であり、小沢グループが離党して一番困るのは彼らである。小沢さんに離党して欲しくないという潜在的願望が言葉に表れたのだろう。
昔の社会党と同じで小沢さんに寄生して生きていると言っても過言ではない。小沢さんが民主党から出て行けば民主党がうまく纏まるのかといえば、おそらく其の逆の現象が勃発するだろう。小物同士の内ゲバで民主党は跡形も無く消え去るだろう。彼らは「小沢一郎」という一人の政治家を共通の敵と看做すことの一点のみにおいて、どうにか繋がっているに過ぎない。
仙谷氏の小沢さんの行動に対する予測は過去において、悉く外れている。今は「動かざること山の如し」で動く気配を見せていないが、動き出したら「疾きこと風の如く」の小沢さんである。誰も予測はできない。
http://haru55.blogspot.com/2012/02/3.html
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