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「小沢氏に近い」大臣を罵倒する天声人語
http://60643220.at.webry.info/201202/article_1.html
2012/02/02 23:30 朝日新聞 読後雑記帳
最近の「天声人語」は、えらそうなお説教と無教養な乱筆が鼻につく。だから、最初の2、3行だけで読み飛ばすことが多いが、きょう(2日)の書き出しは「訂正記事の訂正」とあったので、最後まで読んでしまった。天声人語がついに自己批判の反省記を書いたのか、と期待しつつ……。しかし、やっぱり、これはひどい。マスコミと野党に攻撃されて窮地に立つ田中直紀防衛相への、露骨なおちょくりと罵倒。「お粗末ぶりは、呆れるよりも痛々しい」とは、最大級の侮辱表現である。国会議員歴27年(衆院4期、参院3期)の政治家の言動を評する言葉だろうか。沖縄防衛局長の選挙介入疑惑を奇貨として集中砲火を浴びせる野党と同じ土俵で、言葉を弄んでいる。「防衛の門外漢ながら小沢一郎氏に近く」と、本筋とは無関係なことも書いている。小沢氏のイメージを落とすためにはなんでも利用する卑しい魂胆も透けて見える。
(全文引用開始)
書いた記事の訂正は記者の痛恨事だが、さらなる不面目(ふめんぼく)もある。掲載した訂正がまた間違っていた。そんな事態が、極めてまれながら皆無ではない。恥の上塗りの「訂正の訂正」を出すはめになる▼ここから話は国政へ展開する。田中防衛相のことだ。ダメ印を押された前任者に代わっての就任は、記事で言えば「訂正」だろう。なのに負けず劣らずのお粗末ぶりは、呆(あき)れるよりも痛々しい▼就任時や沖縄での発言で不信を買い、国会答弁では面目をつぶし、前任者の轍(てつ)を律義に踏む。防衛の門外漢ながら小沢一郎氏に近く、党内融和の力学と年功で選ばれた面もある。適材適所の四文字が泣いている▼その大臣とともに鬼門と言うべきか、沖縄防衛局長も「訂正の訂正」が必要らしい。前任者は普天間飛行場の移設手続きを性暴力に例えて更迭された。そして代わった人物が、また不祥事である。今度は同飛行場のある宜野湾市長選への「介入疑惑」で、より悪質といえる▼詳述する余裕はないが、違法でなくても、投票誘導の企図は透けていよう。部下の職員らを暗黙のうちに威圧し、モラルにもとる。自らの資質にも疑問符のぶら下がる大臣だが、ここは局長を更迭するほかはない▼「歴史は繰り返す」という。それに「一度目は悲劇として、二度目は笑劇として」と付け加えたのはマルクスだった。歴史と言うにはちっぽけすぎるが、大臣と部下の入れ子人形のような繰り返しに、笑う気も起きない。任命責任は、さて誰が取る。
(引用終わり)
マルクスの言葉(「歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は笑劇として」)の「二度目」は、笑劇ではなく茶番とする訳もある。その茶番に天声人語も一役買っている、とマルクスは笑っているぞ。
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