影の民主党最高顧問、野中広務と動きだした鈴木宗男前衆院議員!
　昨年末の12月6日に仮釈放された鈴木宗男前衆院議員は1月6日に北海道・札幌で記者会見し、「新党大地・真民主」の結成を発表した。同党には旧新党大地の浅野貴博衆院議員(比例代表・北海道ブロック・当選1回)、無所属の松木謙公衆院議員(北海道12区・3回)、石川知裕衆院議員(同11区・1回)、平山誠参院議員(比例代表・1回)、そして民主党の横峯良郎参院議員(比例代表・1回)が参加。そして、同党代表に鈴木氏が就任、幹事長に松木氏を選出した。

　松木氏は昨年の菅直人政権下に野党が提出した内閣不信任案に賛成したことから民主党を除名され、石川氏もまた政治資金規正法違反容疑(小沢一郎元代表の政治資金管理団体「陸山会」の政治資金報告書虚偽記載)で東京地検特捜部に逮捕されたため同党を離党している。改めて言うまでもなく、浅野氏は鈴木氏が衆院議員時代の秘書である。

　僅か5人の国会議員の「新党大地・真民主」誕生が注目されるのは、鈴木氏が会見でも述べていたように、その政治的立ち位置が与党ということである。同党に先駆けて結成された民主党離党者9人の衆院議員が立ち上げた「新党きづな」(代表・内山晃衆院議員)が野党色を鮮明にしたことと好対照だ。　　　　　　　　　　　　　　　　
　鈴木氏周辺によると、同氏は12月20日、極秘裏に小沢氏と差しの会談を行ったが、両者は主要政策についての見解が異なり、話し合いは物別れに終わったという。これまでは、松木氏を触媒として民主党先行離党組と新党大地を合流させた上で、野田佳彦政権が消費増税準備法案を国会に提出する3月をメドに小沢元代表が小沢グループの相当数を率いて離党、最終的に両グループを合体させるという2段階戦略が考えられていたのですが、ここに来て鈴木宗男の変節により、時局が再び混迷してきました。

　これで小沢、鈴木両氏の決裂によってこの「小沢構想」は幻に終わる可能性が高くなってしまいました。なぜ、鈴木氏は与党の立場を選んだのか。ここで注視すべきは、鈴木氏の背後に野中弘務元官房長官の存在が見え隠れすることだ。小渕恵三政権時代の官房長官、官房副長官であった野中、鈴木の両氏の関係は深く、野中氏が政界を引退してからも緊密である。言わば、今なお両氏は師弟関係にあると言っていいだろう。この点が小沢氏は胸中から拭えないためなのか、両者の間に亀裂が生じた最大の理由ではないかと考えられます。それは、野中拡と仙石由人が、ただならぬ関係にあるからです。

　ここで看過できないことは、その野中氏と仙谷由人政調会長代行の間の表面化していない関係なのです。仙谷氏が官房長官時代に野中氏から助言を得ていたことは周知の事実であると同時に、前原誠司政調会長をはじめ、鳩山由紀夫政権の官房副長官の松井孝治総括副幹事長、菅政権の官房副長官の福山哲郎参院外交防衛委員長など京都選出民主党議員を側面支援してきたこともまた紛れもない事実なのです。言ってみれば、生来のリベラルな政治家であった元自民党衆院議員の野中氏は今や隠れた"民主党最高顧問"なのです。

　そこで注目すべきは、この野中・鈴木ラインが与党新党大地・真民主をして目指している政策課題なのです。横峯"パパ"良郎氏が結党に参加したことは、単に政党結成要件に必要な数合わせではなく、ある意図があってのことで答えは「沖縄・普天間基地」問題なのです。鹿児島県出身の横峯氏は沖縄県在住経験があるだけでなく、ゴルフ・ビジネスの面でも同県に縁があります。鈴木氏は地元北海道を除くと、沖縄に最初でかつ強力な「鈴木宗男後援会」を立ち上げたことで知られる。そして官房副長官時代に同県に強固な人脈を築いている。

　普天間飛行場(宜野湾市)の名護市・辺野古移設問題は、消費増税準備法案が国会で採決される同じ6月に結節点を迎えます。仲井眞弘多知事は年末に防衛省が発送した環境影響評価(アセスメント)書を受理したが、国が知事に埋め立て許可を申請する6月がヤマ場となります。現状では県内の表向きの反対が根強く、移設問題の解決は容易ではありません。
　加えて、国民新党の亀井静香代表が目指す「石原(慎太郎東京都知事)新党」が実現すれば、同党の下地幹郎幹事長はほぼ間違いなく同調せずに新党大地・真民主に合流します。
　となると、「3(月)・6(月)・9(月)危機」を前にしての「反小沢連合」の大団円が今回の新党大地・真民主=鈴木新党結成であったと見るべきではないかと思われます。

　離合集散、そして分裂、集合が続く日本の政界の真のリーダーは誰なのかさっぱり解りません!

　橋下徹維新の会〜河村たかし減税日本〜渡辺喜美みんなの党〜創価学会〜

　石原慎太郎〜亀井静香国民新党〜平沼赳夫たちあがれ日本〜

　民主党小沢一郎〜新党きずな〜共産党

　民主党売国奴〜鈴木宗男新党大地・真民主〜社民党

　これに自由民主党が、如何に離合集散するかが大きく政局をかえる!

　これを見ると、政界の大編成により新政権が樹立されて新生日本が誕生するかのような錯覚に囚われてしまいますが、全てが売国奴達ばかりですから国民騙しの大芝居とでも申し上げておきます!

http://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666/e/99912da607478f925e644e12801ae38c 　

コメント
01. じゅんじゅん 2012年2月02日 11:01:04 : eqFgxpxUeynJM : mDEN82Nhr6 野中の卑劣さには賛同するし、政界及び日本にとって癌であることには異論はない。 鈴木氏は、出所後9日の朝小沢氏の自宅で新党の相談に行っている。 地域政党として北海道と沖縄の議員で固めたかった。 北海道選出の宗男氏が応援した議員や沖縄の議員は小沢グループに多い為、小沢氏の了解が必要だったが小沢氏は離党したい者で立ち上げれば良いと考えていた節があり食い違っただけであろう。 　たかじんの番組で宗男氏は「真民主と付けたのは小沢グループとの連携か？」と聞かれ「ハイ」と答えている。また宗男が窮地の時野中の指導に疑問を抱いているとも言っていた。宗男氏は野中に見放されて小沢氏側に付いた時点で野中とは切れている。もしも繋がっていたら松木は入らないだろう。今だに他党の幹事長なのに小沢勉強会に堂々と出ているし・・・
02. 2012年2月02日 16:23:19 : UBdrIQZExU 　民主党小沢一郎〜新党きずな〜共産党 これはどうだろうか？ 政策で共通点があっても、共産党は小沢排除だ。 定数削減や小選挙区制でぶつかる。 党員には政策面で一部共闘する人もいるが、 この掲示板の常連投稿も常に政治と金で小沢排除だ。 個人的にはうまく共闘してほしかったんだけどね。
03. 2012年2月03日 20:25:08 : VXyecWHd2Q しかし、野中にそんな力があるだろうか。確かに彼は自民党の重鎮だったが、過去のことだ。 政治家は引退してしまったらオシマイである。かつての人脈を握っているといっても、野中のような人間にいつまでも尻尾を振って得なことがあるとも思えん。大げさに「黒幕」あつかいするのは野中の過大評価じゃないか。

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