http://www.asyura2.com/12/senkyo125/msg/591.html
Tweet |
http://www.janjanblog.com/archives/61619
2012年 2月 1日 20:56
亀井静香国民新党代表が石原慎太郎東京都知事や平沼赳夫たちあがれ日本代表らと結成に動いている新党構想。わが国が再浮上するには、対立のお芝居を演じて植民地状態を保つ自民・民主2大政党制を崩す可能性があるが、亀井氏は成就まで秘匿を守る「ステルス作戦」を貫いている。
党議員総会であいさつする亀井氏(左) (2012.2.1高橋清隆撮影)
http://www.janjanblog.com/archives/61619/img_3727
1日の国民新党・新党日本の定例会見には、50人近くの報道陣が集まった。いつもより20人ほど多い。新党の動きを聞こうとの思惑である。ところが、会見前に開かれる議員総会の冒頭あいさつで亀井氏は、郵政改革を全面に出す。「4次補正が上がった後に本予算との間で処理することでやっていきたい」と意気込み、新党構想に触れなかった。
会見で新党構想について問われると、「わたしの頭はそんなに先、先いかないよ。まだ、わたし、国民新党の代表だから」と煙に巻く。新党きづなとの連携の意志を尋ねられると、「国民新党はオールジャパンで行く。あらゆる政党勢力がわれわれの主張に共鳴してくれることは大歓迎」とはぐらかす。きづなは環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に反対で、郵政も3分の1超の持ち株を通じ金融2社への関与を残そうとの立場だ。
「新党は3月に結党か。大阪の橋本市長ら地域政党と一緒にやりたいのか」と聞かれると、「地方の力、エネルギーを結集していこうという動きが強く出ている。そういう中で国政も間違いなく新しい勢力によってリードされていくと思う。そうならなければ、日本はおしまい。何月何日にそういう新しい政治勢力が結集され、それがどういう形になると今、わたしが具体的に言うときでない」とかわす。
ある記者が、消費増税に肯定的と言われる石原知事との温度差を持ち出すと、「一緒になって今後政治をやろうかと言ってる人間。いろんな考えがあって、一緒の場合もある。手を突っ込んで話を聞こうったって無理だ」と応じる。産経新聞からの質問に至っては、「産経はうちに聞くことないだろう。勝手な憶測記事書いてるんだから、答える必要ない」と突き放した。
別の社が、石原伸晃自民党幹事長の「人の財布に手を突っ込んでお金を取ると言ってるのと同じだ」発言についてのコメントを求めた。伸晃氏は前日、こう述べ、同党議員の離反をけん制している。亀井氏は「おれは幹事長とときどきプールで会うが、あいつの脱衣場に行って財布に手を突っ込んだことないよ」とぼけをかました。これにはマスコミ記者たちも笑うしかなかった。
権力をめぐる闘争が政治。邪魔が入るのは常だ。特に国民の利益を死守しようと国民新党の場合は工作員による分裂策動とマスコミの悪宣伝に追い詰められてきた。たちあがれ日本には与謝野馨氏を送り込み、合併を阻んだ。小党を乱立させ、亀井代表のテレビでの発言時間を減らした。
マスメディアは「亀井新党」つぶしに徹する。毎日新聞は「そんな話は聞いていない」(1/27付)との橋下徹大阪市長の発言や、「あり得ない」(同)とのたちあがれ日本幹部の発言を記事に。時事通信は「石原新党、結成に関門も」(1/30付)の見出しで、石原氏と亀井氏の消費税をめぐる見解の違いを強調。大阪維新の会が公明党やみんなの党との関係を深めていると結ぶ記事を配信した。
亀井氏から答弁を拒否された産経新聞は、1月28日付で「焦点は亀井氏の処遇 早くも路線対立」の記事を掲載。「ここでも意見の対立が鮮明になった」「橋下氏は亀井氏の守旧派のイメージを嫌がっている」「石原代表—平沼代表代行」の二枚看板で関東、関西、中京の3大都市圏で旋風を巻き起こしたい石原氏との溝は深まるばかりだ」と分裂をあおる。
スポーツ紙やタブロイド紙も同じだ。スポーツ日本は「親子げんか!?石原伸晃氏“新党”に不快感」(2/1付)の題で「人の財布に手を突っ込む」発言を持ちだし、伸晃氏は最終的に父親に合流する珍説を披露した。新党の魅力をそぐためだろう。日刊ゲンダイは「石原新党 早くも消滅」(1/31付)のストレートな新党つぶしを展開する。
新党が実るまで、亀井氏が沈黙を守るのは賢明なこと。日本を愛する者は、外圧に屈せず国民のために闘う政治勢力の結集を温かく見守らなければならない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK125掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。