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片腹痛いことばかり・・・
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12/02/02 [田中康夫 にっぽん改国]
東日本大震災関連会議の「議事録」が存在せず、と発覚。未だに原発推進マンセーな御仁とて、言葉を失うでしょう。形骸化した“手続き民主主義”を云々(うんぬん)する以前の、凡(およ)そ論外な話です。
「『議事録なし』身から出たサビ」「民主 記録軽んじてきた体質」と記者“護送船団”クラブ加盟の新聞各紙が大見出しで報じたのも宜(むべ)なる哉。が、山国での知事時代に「公文書毀棄」なる「罪状」を「捏造」され、「冤罪」に陥り掛けた僕には片腹痛い限り。公文書管理法でも、「行政文書の管理に関するガイドライン」でも、「公文書」とは如何なる代物か、定義すら明確でないのです。
発端は、土木部下水道課の「公文書」毀棄を僕が命じた、と1面で報じた「信濃毎日新聞」でした。知事から破棄を命ぜられた、と「証言」したのは、人事上の不満が鬱積する元幹部職員。
嗤(わら)えるのは、件(くだん)の「公文書」とは10数名の課員に配布した会議録のコピー。公文書公開担当参事だった彼が僕の命を受けて、下水道課長に本人が所有するコピー1部の破棄を命じた、とされる日時に当該課長は出張中。他の課員保有分も含め、複数のコピーは報道後も存在していました。
が、県議会は100条委員会で田中康夫の「犯罪」を認定。連日、全国紙を含む各紙、地元局が“不透明な田中県政”を報じ、県警が「捜査」。検察へ書類送検ならぬ書類送致。「嫌疑無しで不起訴」決定したのは、知事選で「退学処分」が決定してから2年後。「裏取り」もなく元幹部職員の「狂言」を報じた「信濃毎日新聞」は、今に至るも頬被(ほおかぶ)りを決め込みます(爆)。
閑話休題。官房長官としての責任を頬被り、「遺憾」だと傍観者的発言に終始の枝野幸男経済産業大臣は、「顧客との関係で値上げの根拠、情報を適切に公表せよ」と東京電力に要求。
これぞ片腹痛い。8日付「朝日新聞」は「東電、10議員を『厚遇』パーティー券多額購入」と大見出しを打ち、民主党では仙谷由人、枝野幸男、小沢一郎の各氏が判明と1面で報じました。
「個別具体には回答しない」と「朝日」に「回答」した「利益相反行為」の当事者が、パー券購入の東電と対峙する“正義の騎士”を気取っています。「国民との関係で厚遇の根拠、情報を適切に公表せよ」と諫言したら、「詭弁番長」は何と応ずるのでしょうか?
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