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橋下市長“国政殴りこみ”の全真相!連携相手の筆頭はみんなの党
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120131/plt1201311826007-n1.htm
2012.01.31 夕刊フジ
★鈴木哲夫の核心リポート
野田佳彦首相(54)が断行するTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)などに関する集中審議が31日午前、衆院予算委員会で始まった。だが、永田町の関心は解散・衆院選に移っている。こうしたなか、「300人擁立、200議席確保」をブチ上げた「大阪維新の会」(維新)の代表で、大阪市の橋下徹市長(42)の動向が注目されている。「首相」の可能性もささやかれ始めた橋下氏の野望について、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が迫った。
橋下氏が後援会のパーティーで「大阪都構想がゴールではない」「次なる目標として日本国も動かしていく」などと、国政進出に突然意欲を示したのは20日夜のこと。
その後、維新幹部の「300人を擁立し、200人当選を目指す」という発言や、橋下氏の「維新の会で船中八策(=坂本龍馬が起草した明治新政府の基本構想)を作る」という宣言も加わり、橋下氏をずっとリポートしてきた私のもとには、20人以上の与野党議員が接触してきた。
「300人擁立というが、比例を合わせても厳しい。口だけでしょ?」(民主党若手)
「渡辺喜美代表の『みんなの党』や、河村たかし名古屋市長の『減税日本』、小沢一郎元代表らも合わせた数字ではないのか」(民主党中堅)
「バカにできない。国政を狙う地方議員や、民主、自民両党の公募で落ちた人には『橋下ブーム』はチャンス。可能性はある」(自民党中堅)
連日のように、議員や秘書、記者らが連絡を取り合い、情報交換する騒ぎとなっている。
自民党閣僚経験者は「彼の世論誘導の手法は群を抜いている」といい、こう続ける。
「橋下氏は『過激で直情型』に見えるが、真逆だ。冷静・沈着・冷徹。目標達成のために、自分で観測気球を上げ、状況を見ながら、出たり引っ込んだりしている。この強弱が人気を持続させ、待望論を高めている」
新党結成に動き出した東京都の石原慎太郎知事をはじめ、みんなの党の渡辺氏、民主党の小沢氏などが、連携を模索しているが、橋下氏の「国政進出シナリオ」とはどういうものなのか。
私の取材結果によると、連携相手の筆頭は、渡辺氏率いる「みんなの党」である。
「大阪都構想」のため、橋下氏が設置した府市統合本部の特別顧問には、経産省出身の古賀茂明氏や原英史氏ら「脱藩官僚」が参加している。彼らは、みんなの党との共通ブレーンであり、維新と国政を連動させる役割を果たしている。
橋下氏は25日午前、大阪市役所での統合本部会議で、教育改革について発言した。すると、同日午後、遠く離れた東京で、みんなの党が地方教育行政改革推進法案(仮称)の大綱を決定した。この連携は、次期衆院選も視野に入っている。
維新のブレーンは「統合本部は将来、霞が関と地方の関係を見直す。これを『大阪モデル』として仕上げ、国の仕組みを変えていく。選挙で各党に踏み絵を踏ませる。みんなの党とは選挙協力し、候補者調整や相互応援もやる」と明かす。
これと関連してか、橋下氏は29日、自身のツイッターに《岡田副総理が、地方も身を削れと発言。国と地方は完全に対立する。国家システムを作り直す動きが加速する》《国と地方の役割分担、権限と責任を明確化する国家システムへ》などと書き込んだ。
橋下氏周辺がブチ上げた「300人擁立」という計画も、橋下流のブラフだという。維新のブレーンは続ける。
「橋下氏は超リアリスト。大阪ダブル選挙で自主投票にした公明党の候補が出る大阪の選挙区には『出さない』という話ができている。自民党でも近い議員の地元には出さない。『300人擁立』と打ち上げ、反応を見ながら、候補者や選挙区を考えていく」
では、実際の候補者はどれくらいの規模で、どんな顔触れなのか。
「小選挙区には、後援会を持つ地方議員や、民主、自民両党からのくら替え候補を立てる。フレッシュな新人は比例区に回す。みんなの党などと合わせて100人以上に達すれば、キャスチングボートを握れる」(同)
現時点で、橋下氏は出馬せず、みんなの党の渡辺氏を首相に担ぐとみられる。だが、橋下氏の野望について維新の地方議員は「総理大臣だ」といい、こう明かした。
「橋下氏は内輪の会合で『国の仕組みを根本から変える』『それをやれるのは最高権力者しかない』というニュアンスのことを話した。チャンスがあれば、次期衆院選に出る可能性はある」
そのときには、かつての細川護煕元首相のように「改革連合が担ぐ首相を目指す」といい、それを見据えて「キングメーカーである小沢氏とは良好な関係を続けていく」計算だという。
国政への布石は着々と打たれつつある。
■すずき・てつお 1958年生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部などを経て、現在、日本BS放送報道局長。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「汚れ役」(講談社)など。
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