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株式日記と経済展望
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菅氏のあとを継ぎ、勝栄二郎財務事務次官に洗脳されつくした野田首相は、
奈落への坂道を勢いよく転がるように突っ走ろうとしている。
2012年1月31日 火曜日
◆消費増税で思考停止に陥った野田政権 1月23日 永田町異聞
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-11143686099.html
国から降ってくる資金や仕事を口をあけて待っているあまたの企業や団体がある。
そこから票とカネをもらうために省庁と癒着し、予算をぶんどって、国民の血税を流し込む政治家がいる。
そうした企業や団体や政治家に幅と睨みをきかせ権勢を誇示するために全国民からできるだけ多くの税金をかき集めたい財務省がある。
その財務省では、消費税という、官僚組織の「安心財源」、国民の「不安財源」を勝ち取った事務次官には、省の歴史に名前を残すという意味での、勝利の勲章が与えられる。もちろん、財務省というコップの中の栄光だ。
そして、官僚は国家の機密情報を独占し、自分たちに都合のいい「ご説明」で政治家や学者・文化人を舞い上げ、操って強力な代弁者、広報係となし、国民の目をくらませている間に、生涯不安のない天下り天国をつくりあげる。
財務省の代弁者の代表格である与謝野馨氏は「100年に一度症候群」の自公・麻生政権と、「ギリシャ危機症候群」の民主・菅政権で、消費増税への旗振り役をもののみごとにこなしたといえる。
その証拠に、菅氏のあとを継ぎ、勝栄二郎財務事務次官に洗脳されつくした野田首相は、金融市場の恐怖、すなわちヘッジファンドの空売り、国債暴落の悪夢にさいなまれながら、未曾有の消費不況の中、奈落への坂道を勢いよく転がるように突っ走ろうとしている。
バカな話ではないか。肥満の人からも、痩せ細った人からも、肉をそぎ落とそうとしている。痩せ細った人は骨と皮だけになって死に至り、肥満の人はこれしきでは肥満を解消できないまま贅沢に明け暮れて、死によってすべてを無くす恐怖から逃れるべく気を紛らわせる。
お金持ちからは所得税でドンと税金をとってあげるのが親切というものだ。人はいずれ天に召される。冥途にカネはいらない。一刻も早くカネの呪縛から解き放ち、心の自由を取り戻してあげることだ。
そもそも、890兆円とか、カウントの仕方によっては1000兆円とかいわれる国の借金を減らそうと思ったら、資産を売るしかないではないか。企業でも家庭でも、収入が少なくて借金を返せなくなれば、不動産や証券を売るだろう。
日本国の資産は650兆円とも700兆円ともいわれるが、天下りの受け皿である独立行政法人や関連団体、企業の資産はそのうち200〜300兆円はあるという。
ほんとうに国がもたないのなら、これらの組織を売却して民営化したり、不動産や証券を売りさえすれば、消費増税で焼け石に水のようなことをやらなくても財政健全化はあっという間に進む計算になる。
思えば竹下内閣の1988年に3%の消費税が導入されたが、その後の国内消費は悪化する一方だ。
橋本内閣で5%に引き上げられると、不景気風の勢いは強まり、増税効果は1年で終わって財政の悪化に歯止めがかからなくなった。
米国のバブル消費や中国など新興国の経済成長により、大手輸出企業がグローバル経済の恩恵にあずかってきたことはあっても、国内で商売をしている者は、儲けが減少しているのに消費税だけは赤字でも払わねばならない。
このために、生活苦からうつ病に陥り、自殺する中小零細企業の経営者は後を絶たない。
デフレで賃金や売り上げが低下し、どうやってこれから生きて行こうかと不安におののいている多くの国民の前に、いくら社会保障という大義名分を掲げているとはいえ、財務官僚の勝利の勲章に過ぎない「増税」を差し出しても、庶民の生活実態を知らない能天気な連中のたわごととしか思えない。
それなのに、庶民の味方を気取るマスコミ貴族ときたら、小沢一郎氏ら消費増税反対のグループを切り離して、思考停止状態の野田民主党と自民党が手を握るようにけしかけるばかりである。
そして新聞協会のフィクサーは財務省にすり寄って、新聞に軽減税率を適用させようともくろんでいるフシがある。
もしも消費増税が強行され、特権に守られている新聞が軽減税率でのうのうとしているようであれば、それこそ不買運動でも起こして、国民の不信を思い知らせねばなるまい。
(私のコメント)
40兆円の税収しかないのに財政支出は100兆円もの国家予算を組むことが異常なことは誰にでも分かります。税収が減ったら財政支出も減らすのが常道ですが、景気対策として財政予算は膨らみ続けました。年々着実に増えていくのが不気味ですが、国家運営に必要でないようなことに金が使われるようになり、それが固定化して既得権化しています。
それに手を付ける政治家がおらず、財政は膨らみ続けます。大臣が一人で中央省庁に乗り込んで行ってこれは必要ないと、斬り込もうとしても、官僚たちは命がけで抵抗して言うことを聞かないだろう。いったん出来てしまった既得権は将来の天下り先として守らなければなりません。そこで大臣は言うことを聞かない官僚たちを解任出来ればいいのですが出来るはずもない。
大臣と各省庁の官僚の関係は最悪であり、大臣は担当省庁の業務を知らないから答弁書を官僚に書いてもらわないといけないから官僚たちの言いなりにならざるを得ない。野田前財務大臣が公務員宿舎建設にハンコを押したのも官僚の言いなりにならなければ政権運営できないからだろう。橋下大阪市長ぐらいの豪腕ならできるのでしょうが、今の国会議員で官僚をやり込めるだけの民主党議員はいない。
バカな国会議員が大臣になったからといって、各省庁が機能しないのは明らかだ。それをいい事に官僚たちは自分たちの利権の拡大に勤しんできましたが、大臣はそれを止めるだけの力がない。副大臣や政務官をそろえたところで同じだ。国会中継を見ても質問が集中するのは総理大臣と一部の大臣だけで、他の大臣は一日中座っているだけだ。
担当省庁の事を何も知らないのにマスコミからは質問攻めにあいますが、官僚からのメモを棒読みするばかりで、何のために大臣になったのか分からない人ばかりだ。そもそも議院内閣制の問題があり、事務次官を大臣にすればすっきりするのでしょうが、政治家は大臣の肩書きが欲しい。民主党政権になってから大臣や政務官の入れ代わりが激しくなりましたが、民主党が政権を取っているうちに大臣になっておこうという民主党議員が多いからだろう。
機能は野田総理の街頭演説を紹介しましたが、国会議員は国民からの投票で選ばれたのだから、官僚は国会議員の言う事は聞かなければなりません。しかし最近は総理の言うことは聞かなくなり逆に洗脳されて官僚の言いなりになってしまう。これでは議院内閣制の意味はなくなり政権交代の意味も無い。何も変わらないからです。二大政党制にしても政権交代の意味が無いのだからわざわざ二大政党化しやすい小選挙区制も意味がない。
ヨーロッパなどでは比例代表制が主流になり多党化して連立政権が多くなっている。連立政権もいろいろと問題がありますが、与野党の逆転ねじれ現象が起きても政党の組み合わせを変えればねじれも解消できる。自民党長期政権時代でも逆転ねじれができても公明党などを引き込んでねじれを解消して来た。しかし二大政党制ではねじれは構造的に解消できない。国会議員はこのような構造的な欠陥を予測できないほどバカなのだ。
マスコミは盛んに大連立を呼びかけていますが、大連立は国民の選挙権の剥奪であり、小選挙区制では対立候補がなくなる。議員定数の是正も比例代表を削ることで民主党は考えているようですが、道州制を睨んで大選挙区比例代表にすれば死票は少なくなり新人候補も出やすくなって来ると思う。選挙カーを走らせて名前を連呼するだけの選挙活動は止めて、ネットを選挙の中心主体にすれば費用もかからずに選挙が出来るようになる。
政治家も結局は官僚と一体化して利権を拡大して国家予算は膨らむ一方だ。それを変えるために民主党政権を誕生させて政治主導の政治を期待しましたが、結局は何も変わらなかった。消費税増税は自民党政権が言い出したことであり、民主党は消費税反対だったのに、野田政権は消費税増税に政治生命をかけている。官僚と敵対するよりも国民を敵に回したほうがいいのだろうか?
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