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200議席へ「船中八策」 次期衆院選へ橋下市長が公約着手
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120129/plc12012923220007-n1.htm
2012.1.29 23:18 産経新聞
大阪市の橋下(はしもと)徹市長(42)は29日、自身が率いる地域政党「大阪維新の会」の国政進出をにらみ、次期衆院選用のマニフェスト(政権公約)づくりに着手していることを明らかにした。幕末の志士、坂本龍馬(1835〜67年)が示した国家構想「船中(せんちゅう)八策(はっさく)」を引き合いに、市役所で記者団に「維新の会で船中八策を作る。もう僕がアウトラインを作り始めている。国のシステムをどう変えていくのかを示す」と述べた。民主、自民両党の支持率が低迷する一方で、民意の新たな受け皿として第三極への期待感が高まっている中、橋下氏は天下取りへ向けてさらに大きな勝負に出る意向とみられる。
「大胆に税制リセット」
船中八策は1867年に坂本龍馬が起草した8カ条の国家構想で、憲法制定、上下両院議会の設置、海軍力の増強、不平等条約の改正など、当時としては画期的な事項をうたった。土佐藩主、山内(やまのうち)容堂(ようどう)(1827〜72年)に大政奉還を幕府に説得するよう建白するため、上京する船中で書いたことから、この名が付いた。
維新版「船中八策」について橋下氏は、「かなり大胆に社会保障や税制をリセットして組み替えるが、民主党のようなマニフェストにはしない」と述べ、個別政策の数値目標などは示さずに大まかな方向性にとどめる考えを示唆した。すでに維新幹部が作成を進めており、8つの柱として、統治機構?社会保障?税制?財政運営?外交・安全保障−などを検討。今後、方向について橋下市長ら幹部で検討のうえ大枠を定めるという。
自身の出馬否定も…
また、橋下氏は3月開講予定の「維新政治塾」で400人規模の塾生を集めると既に表明。維新の会幹部によると、会が衆院選出馬に踏み切った場合、協力政党と連携して衆院の過半数を確保できるよう、塾生らを擁立し200人規模の議席獲得を目指すという。
マニフェストは政治塾での議論を経て最終的な内容をまとめる方針で、橋下氏は「同意できない人(塾生)には去ってもらう」と述べ、候補者選抜の条件にする構えだ。
橋下氏は自身の出馬を否定する一方で、大阪都構想実現に必要な法改正に主要政党の協力が得られなければ、維新の会として国政進出を図る姿勢をこれまで強調してきた。しかし、今月20日の自身の政治資金パーティーでは「同志を募って日本の国をつくり直すようなメンバーを集める。もう一度本年、勝負させてほしい」と、一段と踏み込んで発言。実際には、初めに維新の会の「国政進出ありき」で、年内の衆院解散を予測していることをうかがわせた。
ツイッター登録55万人
昨年末来の各世論調査では、いずれも無党派層の割合が、6大政党の支持率を合計した数字よりも上回るか、拮抗(きっこう)している。その一方で、大阪維新の会の国政進出に期待感を抱く声は6〜7割にも達している。橋下氏が短文投稿サイト「ツイッター」を始めてから2月1日で1年が経つが、政策PRからメディア批評まで、遠慮のない発言が人気を呼び、投稿を愛読する登録者は55万人を突破した。これも期待の高さを示す指標といえよう。
理念なき軽挙妄動は禁物だが、橋下氏には今、時の勢いがある。龍馬は維新を目の前にして凶刃(きょうじん)に倒れたが、勢いをうまくつかみ切るのも政治家の仕事だ。
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