http://www.asyura2.com/12/senkyo125/msg/493.html
Tweet |
http://gendai.net/articles/view/syakai/134774
2012年1月26日 「日刊ゲンダイ」掲載
知ってますか?4次補正のデタラメを
こりゃあ冒頭から大荒れだ
<野党は手ぐすね、年度内に野田は憤死>
国会は26日から代表質問が始まる。野田政権は4次補正を早々にあげて、新年度予算案も年度内に成立させ、消費税法案に突っ込むスケジュールを描いているが、どうにもならないくらい甘チャンだ。“無風”と見ている4次補正からして、震災復興と関係のない事業が多いため、自民党は徹底追及の構えなのだ。補正の成立がズレ込めば、本予算の年度内成立も赤信号。一気に3月政局だ。
自民党は25日、4次補正の問題点をまとめたが、そこにはこうある。
〈野田政権は中期財政フレームで定めた71兆円の歳出上限を形式上守るために、12年度当初予算に計上すべきものを4次補正に盛り込み、“隠れ蓑”にしている〉
確かに、4次補正の中身を詳しく見ると、野田政権のデタラメがよく分かる。新年度予算の概算要求で却下したものを、何食わぬ顔して4次補正に潜り込ませているのである。
例えば経産省の「高性能小型衛星開発」関連予算として70億円が計上されているが、これと全く同じ名目と金額が概算要求されていた。新年度予算で要求したものが、なぜ、前倒しして補正に組み入れられるのか。「小型衛星開発」が残り2カ月以内に実施しなければならない緊急予算とは思えない。農水省の「強い農業づくり交付金」は、概算要求段階で168億円だったものが、本予算案では21億円しか認められなかった。ところが4次補正には245億円が計上されている。
「民主党政権は4次補正を『必要性・緊急性の高い追加財政需要に適切に対応』とうたっていますが、ウソばかりです。総額2兆5345億円のうち、東日本大震災の復興関連予算は二重ローン対策の5000億円しかありません。こんなインチキ予算がスンナリ通ると思ったら大間違いです」(自民党関係者)
民主党は4次補正の審議を衆参1日ずつで終わらせ、2月1日に成立させるスケジュールを野党に打診。新年度予算案は3月2日までに衆院を通過させ、参院の議決がなくとも年度内に自然成立できるようにもくろんでいるが、夢物語だ。衆院解散を迫る自民党がそうやすやすと応じるはずがない。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。
「緊急性の高い4次補正と言うなら、年明け早々に国会を召集すればいい。ボロクソに言われた麻生政権ですら、補正予算の早期成立のため1月5日に通常国会を召集しました。野田政権は復興や経済が大事と言いながら、国会審議からは逃げる。自民党は『最初から無理な日程だ』と突き放している。この調子だと年度内に新年度予算案が成立せず、3月政局になる。民主党は自分たちで窮屈な国会日程にしておいて、『野党の抵抗で予算案が成立しない』と言い張るつもりでしょうが、国民だってちゃんと見ています」
野田政権のどうしようもないところは、消費税増税に突っ走っているだけでなく、国対もド素人だということだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK125掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。