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2012/01/27 14:17
昨晩、「流通開発協同機構」 “交流の輪” 主催の新春特別講演会が開催された。
その第一部で平野貞夫氏の講演があった。
演題は「中小企業の振興と政治」である。
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このテーマは主催者側から与えられたという。
平野氏が話さなくとも参加者は既に承知のことだと思いながら聴いた。
そのように思ったのは、
すでに民主党政権が政治の役割を放棄してしまったと思うからだ。
政治主導だ!・・・
国民主権を実現するためには政権交代が必要だ!・・・と訴えて、
国民に夢を与える耳障りのよい言葉で騙していたのか?
政治経験の少ない者が政権を取ったために政治運営に失敗したのだ。
国民はそう理解しているはずだ。
マニフェストで謳った政策を直ぐにでも実現してくれるものと期待していたが、
それが見事に裏切られてしまった。
それらの根本原因を明らかにせず、
マスコミもそれを検証したり、追求して行こうという様子すら見えない。
こうなっては国民は何を信じればよいのか?
相当に困惑しているに違いない。
政権党となった民主党が政権交代の意義を理解せず、
自己保身に走ってしまう議員が何と多いことか?
有権者は今度こそ叩き落してやると思っているはずである。
しかし旧政権の自民党も政権党だった面影は既に消え失せている。
これでは一体全体、どの政党に投票すればよいのか?・・・と皆目見当も付かない。
この国の不幸は正に此処にあるのではないか。
もしや日本は成長の限界点に達してしまったために、
これ以上の成長を期待することが出来ないのだろうか?
平野氏がフロアの質問に応えて、20世紀型の成長論をもって、
GDPを考えること自体が間違いではないのか?・・・と仰った。
確かにそうだ。
途上国と先進国が同じ物差しで考えてしまうところに、
ギャップが生じているのではないか。
本来、競争にならないものを基準に競争しているのである。
先進国とは何を基準にしているのか。
大量生産、大量消費だけが先進国の物差しならば、
生産コストの安いところで生産すれば企業は儲かるし、
利益が上がるのは確実だ。
しかし、それでは先進国の雇用は失われ、
やがて国力は落ちていくのも間違いない。
確実に国、企業が栄えて 国民生活は落ちていく。
そのあとに順次、国も崩壊していくのは時間の問題である。
シナリオがなければ国の運営が覚束ないのは当たり前である。
こうなってしまったのは、
「自己保身に走る無責任な政治家」が増えたことではあるまいか。
また平野氏は週刊誌の記事についても触れた。
小沢一郎氏の夫人のことが週刊誌の記事になっていたからだ。
このようなことは何処にだってあることで、
いちいち取り上げて話すことでもないと醒めた評価を下した。
日本がこのように冷え切ってしまったのは、
政治家、マスコミ、官僚、そして企業戦士其々が、
その置かれた立場の倫理観を失ったことに、
主たる原因があるのではないかと思う。
しかい平野氏は元気そのものだったし、続いて挨拶に立った、
月刊日本の主幹 南丘喜八郎氏の立ち振る舞いも迫力があった。
あっという間に新年の顔合わせに相応しいひと時は終わった。
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/016/346/09/N000/000/001/132763699169913103645_CIMG5977.JPG
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