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大津市長に越氏初当選=女性最年少36歳(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012012200177
任期満了に伴う大津市長選は22日投開票され、無所属新人で弁護士の越直美氏(36)=民主、社民推薦=が、3選を目指した現職の目片信氏(70)=自民、公明推薦=、新人で医師の東昌子氏(49)=共産推薦=の無所属2氏を破り、初当選を確実にした。越氏は女性市長としては史上最年少となる。
越氏は子育て支援や教育といった行政サービス向上の必要性を強調。嘉田由紀子滋賀県知事を支援する地域政党「対話の会」の推薦も受け、無党派層にも支持を広げた。目片氏は2期8年の実績などをアピールしたが及ばず、東氏は「脱原発」を訴えたが浸透しなかった。
◇大津市長選当選者略歴
越 直美氏(こし・なおみ)米ハーバード大ロースクール修了。弁護士。36歳。大津市出身。当選1回。(2012/01/22-21:44)
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大津市長選(ファルケの言いたい放題)
http://schwarzfalke.at.webry.info/201111/article_5.html
<< 作成日時 : 2011/11/21 18:44 >>
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ここへきてえらく騒いでいる。といっても滋賀県大津市の中だけだが、私も大津市民として気にはなりますね。
もともと、目片信というオッサンが二期市長を勤めていた。二期でやめると言っていたような気もするが、三期目もやりたいという。
この人、私は(もちろん)お会いしたことなどないのだけど、大津市南部の石山というところの工業地帯で「目片建設」とかいう土建屋をやっていたと思う。
ちなみに「目片」(「めかた」と読む)というちょっと変わった名前。「目加田」「目賀田」などとも書き、湖北の長浜かどっかに「目賀田」という地名があったと思う。どうもそこが発祥らしく、滋賀にはやたらと多い。
さて目片信。土建屋だから当然保守系で、自民党の国会議員もちょっとだけ務めたこともある。それが民主党の川端達夫(今、何大臣?)に敗れ、たまたまめぐってきた市長選に出馬して運良く当選し、市長へ転身した。
最近この目片市長の息子と思しき男がチラチラ出てくるようになっていて、目片信吾とかいったと思う。
この前の市議会選に出ていたが、新聞の折り込みで配ってくる公約集にはな〜んの公約も掲げず、「目片信吾 やります!」とか、確かそれだけ。
さすがにこのふざけた公約には良識ある大津市民の多くが顔をしかめ、市議進出はならなかったが、目片建設の従業員が走り回ったおかげか、そこそこ票を集めていたと思う。なにせ現職市長の息子(だと思う)、また何かねらって親爺の会社を手伝っているらしい。
さて目片。滋賀県知事の嘉田由紀子氏とは犬猿の仲で、ことあるごとに対立している。
まあ、土建屋さんの目片市長と学者出身の嘉田知事、おまけに嘉田さんは「環境社会学者」で、開発行為を目の敵にしているから、合うはずもない。
しかし大津は滋賀ではいちおう最大都市だから、その大津が県の方針に従わないと、県の政策も骨抜きになってしまうものが多い。琵琶湖岸のマンション建設の規制でも目片市長は独自に景観基準を定めようとし、嘉田知事は蚊帳の外。環境が売りの嘉田知事はこのときばかりは目片市長を○○してやりたいほど?憎んだらしい。
目片三選出馬でこんな状況があと四年また続くのかな〜などと思っていたら、元参議院議員の山下英利氏が市長選に出ると言い出し、静かな湖都ににわかに嵐の気配が漂ってきた。
この山下氏。なんといっても売りは山下元利(「やましたがんり」と読む。選挙用の読み方?)の息子であること。
山下元利って誰やねん?だが、滋賀では大政治家で、苦学して東大を出て官僚になり、田中角栄の引きで国会議員へ転身。防衛庁長官を務め、田中派が竹下派に乗っ取られたときは竹下派に加わらずに無派閥となり、後藤田正晴とともに「最後の田中派」と呼ばれた。
でも、中央政界での活躍はそこまでで、官房長官や副総理をつとめた後藤田とは対照的に、山下元利はそれから不遇だったような気がする。大臣とかにもならなかったし、びわ湖放送とか地元マスコミの取材を受ける程度だったんやないかな。まあ、温厚で面倒見がいいと評判の方で、古き良き時代の保守政治家ですね。
この山下元利氏が病気で引退すると、衆議院での地盤をそっくり引き継いで目片氏が衆議院議員となり、方や参議院では息子の英利氏が立って参院議員になった。
滋賀ではいまだにこの元利さんの恩を覚えている人が多く、元利さん亡き後は息子の英利氏を支えてきたわけですね。英利氏は上智大を出て銀行員をやってた人だが、なかなかハンサムで紳士的な風貌、厚生労働委員長なんか務めて、割といい人生を歩んでいたと思う。
ところが参院選で民主党の候補者に敗れて状況は一変。あの安倍内閣のときの惨敗の犠牲者の一人ですね。
それからしばらく聞かなかったが、ここへきて市長選に出るという。なんだか目片路線をなぞっているような気もするが、目片支配にイヤ気のさした誰かが(市議?県議?)、そそのかしたのかもしれない。
目片市長は受けて立つといきり立ち、山下元利の旧支持者は右往左往する事態となってしまった。なんだか、元利さんの恩も忘れた目片一派の目に余るふるまい、という気もするが、それは昔のこと、かな?
まあ、テカテカ日焼けでおまけに高齢、健康不安もある目片現市長に対し、山下英利氏はまだ50代、毛並みもいいし、これは山下氏で決まりかな?と思っていたら、今月になって民主党が若手の女性弁護士を候補に立て、また状況が一変してしまった。
昨今民主党はサッパリ人気がないが、この越直美氏、なかなか強敵のようですねえ。
この越さん(「こし」と読む)、膳所高校(「ぜぜ」と読む)出身で、北海道大学卒。ハーバード大学で弁護士になり、東京の弁護士事務所に勤務してたとか。う〜ん、キャリアは申し分ないですね。
この膳所校出身というのが滋賀では大きなポイントで、私も実は膳所校出身なんですが、学年が違うので越さんは知りませんね。
まあそれはともかく、手前味噌みたいだけどマジな話、膳所校卒というのは滋賀ではそれだけで尊敬されてしまう。
何しろ毎年40名とか50名も京大合格者を輩出している進学校で、東大や一橋に行く人もいる。北大ってのはちょいめずらしいですが、そこからハーバードってのがすごい。塩崎恭久もビックリだ。
田舎でほかに大した進学校もないので、膳所校OBは非常に威張っており、県内でプロフィールが紹介されるときは、必ずと言っていいほど「膳所校卒」がついて回る。そこへきてハーバードに弁護士だから、自民党県連がビビるのも無理はないのだ。
新聞によると、この越氏参戦で脅威を感じた自民党市議が山下氏を「説得し」、出馬を断念させたらしい。
「目片市長が断念」じゃないのかと思ってしまうが、まああっちは頑固なんでしょう。山下支持の市議は4人で目片支持議員は12人、ここでも力の差が出たかな。
共産党も候補を出しているが、まず当選はない。大津市は自民党と民主党が議席を分け合ってきたし、過去の市長選でも接戦になっている。どうも目片現職に新人越が挑むという構図らしい。
しかしまあ、この越さんもねえ… 押しが強そうだし、まだ30代。それに何といってもハーバード卒の弁護士。連合滋賀の全面支援を得るつもりらしいが、当選したら労組のオッチャンたちといきなりケンカするんやないかな?と思ったり。
それにねえ、「子育てと環境を重視した街づくり」って、なんだか使い古されたフレーズだな。民主党政権が同じことを言って大失敗をやらかしてるので、もういまさら信用できないという感じもしますね。
さてどうなるのか。大阪のダブル選挙なんかよりこっちの方が気になりますわ。
コメント:目方信吾氏は現在県議会議員です(http://www.mekata.jp/profile.html)。それから、山下元利は防衛庁長官や官房副長官を歴任しています(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E5%85%83%E5%88%A9)。民主党の人気回復、というのではないようですね。
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