02. BRIAN ENO 2012年10月24日 06:42:51
: tZW9Ar4r/Y2EU
: yhmbAsnuyo
ほんとうは、以下の映像を探してたんだけど・・・この作品も近未来の我々の危機を警告した作品です。 動物農場 [DVD] ジョン・ハラス&ジョイ・バチュラー (監督) | 形式: DVD 内容紹介 今、豚は太っていない。 『動物農場』
三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー提供作品 伝説のハラス&バチュラーが描いた、イギリス初の長編アニメーション。 ジョージ・オーウェルの原作による、永遠不変の権力の寓話が、ついに初DVD化! ジョン・ハラスとジョイ・バチュラーによって1940年に設立された「ハラス&バチュラー」こと“ハラス&バチュラー・カートゥーン・フィルムス”は、1940~70年代にかけて、ヨーロッパで最大、かつ最も影響力のあるアニメーション・スタジオとして知られていました。常に新しいスタイルと技術を生み出し、新しい才能を発掘し育てたことでも有名で、イギリス国内のみならずヨーロッパ中で活躍する多くの優れたクリエイターたちを生み出しました。 『動物農場』をDVD化するにあたり、「ハラス&バチュラー」の短編を3作品収録。3作品とも「ハラス&バチュラー」が、イギリスやヨーロッパのアニメーションに与えた影響の大きさをうかがい知ることの出来る短編作品です。 残忍で無能な農場主に虐げられてきた動物たちは、2匹の有能な豚スノーボールとナポレオンをリーダーとして革命を起こす。「すべての動物は平等である」という理想を掲げ、人間を追放し、自ら農場経営に乗り出す。順調に滑り出したかに見えた「動物農場」だったが、幸せな日々は数ヶ月しか続かなかった・・・。 古きよきヨーロッパのアート感覚とイギリス独特の牧歌的な風景。また乱暴なまでのグロテスクさで描き出される動物たちの心理描写、擬人化された動きや表情が作り出すアートアニメーションとして完成度は非常に高く、そこに描かれた世界は、格差社会など、まさに現代日本の支配構造と重なっていた。 原作: ジョージ・オーウェル『動物農場』 監督: ジョン・ハラス&ジョイ・バチュラー
●ハラス&バチュラー短編作品 -「オートマニア2000」 -「マジック・キャンバス」 -「シンフォニー・オーケストラ」(「ホフナング・シリーズ」より) ●「動物農場」制作者たちの舞台裏 ●音声解説 -ブライアン・シブリー(アニメーション研究家)- ●予告編集
★封入特典:宮崎駿インタビュー(「熱風」2008年11月号に掲載されたものと同内容) 23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 5つ星のうち 4.0 オーウェルの傑作を再評価したい 2009/4/22 By mozartfan トップ1000レビュアー VINE™ メンバー 形式:DVD|Amazon.co.jpで購入済み 『動物農場』はオーウェルの傑作小説です。オーウェルの真骨頂は小説よりも『オーウェル評論集』(岩波文庫)にありますが、『動物農場』はスウィフトの伝統に連なる寓話文学の傑作として現在でも高い評価がされるべきです。 そして、このような寓話こそアニメーションにもっともふさわしいものです。完璧なフル・アニメである必要もありません。イギリス最初の長編アニメの本作の結末が原作と異なるのは残念ですが、歴史は支配者の都合のいいように書き換えられ、真実は虚構だという批判は、今でも重要な認識です。 宮崎駿監督は自分が映画化するなら、ブタのナポレオンをまじめに改革をやっているうちにだんだん変わっていくという複雑なキャラクターとして描くと言っていて、これは重要な認識であり、批評です(宮崎評は付録ブックレットにあり)。音声解説、特典(40年後に制作された舞台裏、短篇アニメ)も充実。 原作は角川文庫(「絞首刑」などエッセィ3篇と開高健の名エッセィ「24金の率直 オーウェル瞥見」も収録)か、『世界の文学・イギリス・アメリカ名作集』(中央公論社。古本のみ)で読めます。2009年7月、岩波文庫にも入ります。 コメント | このレビューは参考になりましたか?はい いいえ 5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 5つ星のうち 5.0 スターリン体制が残したもの 2009/11/8 By 藤田 形式:DVD権力は入れ代わる―仮にこの映像作品を、今はやりの村上春樹『1Q84』からオーウェル『1984 年』『一九八四年』、あるいはジブリ美術館ライブラリー提供という流れから観るに至ったとしても、視聴者に感銘を与えるに十分なのは間違いない。 旧ソ連の始祖レーニンの右腕だったレフ・トロツキー、さらには後のヨシフ・スターリンによるその追放と独裁的な施政の開始を、ときに傲慢や強欲のシンボルにも用いられるブタというキャラクター(それぞれの名は「スノーボール」「ナポレオン」)に当てはめ、効果的に表している。ブタの圧制の下で苦役に耐える労働者を表すキャラクターは馬やロバ、あるいはアヒルの群れや卵を産み続けるメンドリであったりする。一部のメンドリは、ナポレオンへの反逆を企てたかどで途中で「粛清」される。 農場の労働者たちを苦しませる一方、スノーボールの定めた規律を自分たちの都合の良いように勝手に書き換え、享楽への耽溺を手に入れた支配層のブタたちが最後にどういう運命に遭うかは、ぜひ DVD を観て確かめていただきたい。ただ、その結末と言えども、やはり「権力は入れ代わる」ことが延々と繰り返されるのではという絶望感にも似た後味が残ったとすべきだろう。これこそが、この作品の醍醐味でもあるのだけれども。 余談ながら、動物農場“ANIMAL FARM”の「N」がロシア文字の「И」のようになっていたのは、「クマのプーさん」あたりにしばしば登場する牧歌的なイメージと言うよりも、ソヴィエト・ロシアを示すディテールと捉えるべきだろう。そうしたあたりも注意深く観ていくと、作成された時期の割に完成度の高いアニメーションという点とあわせ、いろいろ楽しめるはずだ。 コメント | このレビューは参考になりましたか?はい いいえ
http://www.amazon.co.jp/%E5%8B%95%E7%89%A9%E8%BE%B2%E5%A0%B4-DVD-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%82%B9-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC/dp/B001T9F3PS/ref=sr_1_1?s=dvd&ie=UTF8&qid=1351028247&sr=1-1
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