http://www.asyura2.com/12/music9/msg/714.html
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1.フリンジ・シーズン4
先日、海外ドラマ「フリンジ・シーズン4」を全編観た。
ネタバレが含むので、あらすじを知りたくない人は、これ以降は読まないでほしい。
この音楽板でも J・J・エイブラムスの「LOST」そして、この「フリンジ」のことは既に取り上げた。で、このフリンジが「LOST」を凌駕するかどうか?ということにも言及した。
次作「フリンジ・シーズン5」で完結とのこと、この「シーズン5」を観てないこの時点で、評価するのは、早計ではあるが、4までの「暫定評価」は、「LOST」と同等、あるいは、僅かに、「フリンジ」が凌駕しているような気もする・・。
フリンジ・・この物語は、LOSTもそうであったが想像を絶する奇想天外さである。
たぶん、視聴者の想像力を遥かに超える発想力、想像力、創造力をクリエーター、エイブラムズは持っているのだと思う。音楽板でも聴き手の想像力をはるかに凌駕する天才作曲家のことを書いたが、彼は、それと同じで、こういった分野の数少ない天才クリエーターの一人だと思っている。
ただ、この奇想天外なアイデア・発想・ストーリー・仕掛け等・・。普通の人は、これらに翻弄され、この物語の本質を見失うであろう。前作のLOSTでも、ほとんどの視聴者がその奇想天外な物語や小道具や仕掛けや謎の数々に翻弄され、エンディングでそれらの謎が解明されないとの理由で失望していたようである。何度も言うが、「LOST」は謎解きの物語ではない。
LOSTの本質は、ごくごく単純に一言でいえば、「親子の確執」である・・そしてその確執を、どうやって和解へ導いていくか?そんな物語なのである。それを、120話以上の壮大で奇想天外な物語にしただけなのである・・それを読み取れない視聴者は、奇想天外なストーリーや仕掛けや謎の数々、アイデアや発想に翻弄された敗北者と言えよう。
フリンジもLOST以上に奇想天外なストーリーで我々を翻弄する。
前にも書いたが、少し、ごくごく簡単にこの物語(シーズン4まで)の説明をする。
我々の住む世界の他に、瓜二つのもう一つ別の世界が存在することを、ある科学者達が発見する。その瓜二つの向こう側の世界にその科学者達が行こうと試みる。
そして、それと並行して様々な奇妙な事件が起き、それを捜査して行く過程で、二つの世界が、そのそれぞれの世界の存亡をかけた、戦争状態になる可能性があるとの結論が導き出される。
その戦争を阻止するためにフリンジチームが活躍し、それがドラマを盛り上げることとなる。
フリンジチームの捜査の結果、二つの世界が戦争状態になるという情報は、まったく根拠がなく、ある勢力がある目的の為に仕組んだ罠であることが判明。相対する二つの世界は、この事実を踏まえ、共同で、この情報源を特定し、その情報源がなぜ二つの世界に戦争を仕組もうとしたのか?の捜査をスタートさせる。しかし、その後の共同捜査の過程で、二つの世界の戦争を仕組むことより重要な情報を入手するに至る。それは、この瓜二つの世界をある特殊な方法で物理的に合体させ、この世界を破壊してしまおうというある勢力(結局は個人)の存在を知ることとなるのである。
これを阻止するため、フリンジチームの決死の捜査活動の結果、二つの世界の崩壊を阻止することに成功するが、大きな代償を払うこととなる・・
シーズン1〜4までを、ごくごく簡単に書くとこのようになる。
ここで重要なのは、なぜ、この世(二つの世界)を破壊し崩壊させようと真剣に考え実行に移そうとする人間がいるのか?
ということである・・
2.ヴィクター・ロスチャイルドの破壊思考
フリンジ4を観ていて、私は「ヴィクター・ロスチャイルド」について、彼も、フリンジで登場する「この世を破壊して、なくしてしまいたい」と思考し、志向する大富豪で世界的大企業のオーナー「ウイリアム・ベル」と同じ思考と志向を持っていたことを思い出したのである。
私は広瀬隆のことも、少し書いてるが、彼は若いころ、医療専門書の翻訳の仕事をしていて、我が国の放射性物質に関する危険性にかんする記述と、欧米のそれとでは大きく異なっていることを発見し、驚愕し、日本の放射性物質に関する情報や常識が出鱈目であることを知り、自分自身でで海外の文献をあたり放射性物質の独自の勉強を開始したという。その流れで、当然、原発関連の勉強もしていく、そして、じゃあいったい原子力発電所ってのは何なのか?誰が考えて、だれが、推進して、だれが儲けているのか?といった当たり前のことを調べたくなる誘惑にかられることになる。で、川下から少しずつ丹念に調査して、川上に向かって、調べて行った。様々な川下からのアプローチをするが、いずれも、ロスチャイルド家の企業に収れんし、行きついたという。
では、この世界的大富豪で世界的大企業のオーナーで、世界的原子力ビジネスを牛耳るロスチャイルド家とは何者か?ということも、調査の対象となる。その集大成が「赤い楯」である。
これは、ある意味、偉業ではある。欧米人なら、この出版は不可能であったと思う。日本という極東の島国でそれも日本語で出版されたから出版できたのである。
この本は、世界金融、資源(石油・ウラン・石炭・鉱物・ガス他)、各種産業、原子力産業、兵器産業、通信産業、穀物産業、医療産業、マスコミ等、様々なビッグマネーが動くビッグ・ビジネスは彼らによって支配されているという証拠を企業年鑑や人名録を駆使し資本関係、融資関係、取引関係、そして閨閥で示したのである。
ただ、広瀬の著作の欠点は、彼らの精神構造、精神性、志向、思考には、迫らなかった、迫れなかったことにある。
鬼塚英昭も広瀬の書籍を全部持ち、研究の材料にしているという。
彼(鬼塚英昭)のライフワークは、
私は勝手に「原爆」「ヒロヒト」「ロスチャイルド(特にヴィクター)」
だと思っているが、彼の著作に以下のようなレビューを以前、書いた。
長いが必要なので貼り付ける
<引用開始>
黒い絆 ロスチャイルドと原発マフィア [単行本]
鬼塚 英昭 (著)
5つ星のうち 5.0 ロスチャイルド家の精神構造に迫りたいと思う・・ 2011/5/30
By papypapyhina
著者の本は、ほとんど、手に入れて読んだ。
個人的には、著者は大作指向(21世紀のファウストや天皇のロザリオや原爆の秘密等)のライターだと思っている。
今回の著作は、出版社の意向があって、大急ぎで書き上げたのだろう。
(原発関連書籍のの旬を逃さないように・・)
5月1日に序としてと記されているので、出版社も、印刷工場も超特急だったのでは・・
著者の著作としては、少々物足りないと思うのは、私だけか・・。
ヴィクター・ロスチャイルドが原爆(マンハッタン計画)製造を水面下で、
押し進め、わが国おいては、正力と中曽根が、日本の原発販売営業本部の本部長として、
原発推進のリーダーシップをとり、君臨していたことは、広瀬隆、著者、有馬 哲夫
の著作や、「原発開発の歴史」 藤田祐幸の映像やNHK「原発導入のシナリオ 〜冷戦下の対日原子力戦略〜」
なで、知っていた。
シュトラウスの存在や天皇の番犬(瀬島)の暗躍が意外に知られていないかもしれない。
私が、迫りたいと思ったのは、ロスチャイルド家、特にヴィクターの精神構造に
迫ることである。
'1.核エネルギーを自らが創造した巨大ビジネスにしたいという気持ちは
わかる。
(歴代当主達の偉大なビジネス創造を凌駕したいと思ったのであろう)
'2.しかし、核エネルギー自体は、核兵器にしても原発にしても、
人類が生活しているこの地球では、それを運用するには、
狭すぎる。
(いつか、大事故、核戦争、使用済み核燃料の暴走と汚染で、地球の終わりが来る)
'3.彼らが設備として持っている核シェルターごときでは、生き残れないであろう。
(矛盾するが、それでも、今後、わが国含め、原発を世界中に氾濫させるという・・その辺の彼らの精神構造が私は理解できない・・)
(まるで、地球を滅ぼそうとしているような気がしてならない・・)
これ以上、原発、使用済み核燃料、核兵器を増加させても、
そりゃ、中曽根や正力のような、金とある種の脅しに弱い人間は、簡単に
彼らの軍門に下り、僕になり、彼らの金儲けに役に立つが、
そして膨大な金は集められるが・・、その結果、原発だらけ、使用済み核燃料だらけ、
核兵器だらけの地球になり、放射性物質で汚染された不健全な地球が
彼らを待つことになる・・
これら、我々のような普通の人間には理解不能な行動を躊躇せず、行うやっこさん達の
精神構造に迫ってもらいたいと思うのである。
著者はその辺について、全く迫っていない・・
誰だって、やっこさん達の悪意に満ちた、人として本来あるべき姿と
まったく正反対の思考や行動について、疑問を感じなければならない・・。
糾弾すべきであるが・・
やっこさん達の善悪の基準と我々の善悪の基準は逆転しているのかもしれないと
思うのであるが・・人を人とも思わない・・
人間は、この貴重な地球の素晴らしい自然に生かされている・・
著者の21世紀のファウストに以下のような記述があった・・
トルストイのコメントとして、
「世界を支配している連中は狂っている。
狂人でないと世界を支配できない・・」
別の場所では
「世界をどのように改造しても構わない」
これは、「人間は地球に、自然に生かされている」
という事実と反対の考えですね・・。
私が思うに・・
ヴィクターの考えは以下のようであろう・・
'1.確かに核エネルギーは人類の手に負えるようなものではない、
確かに地球上の生命に対する反逆行為である・・。
これは、パンドラの箱を開けたようなものである。
しかし、選ばれし我が一族がこれを用い、支配せずして、
だれが、やるというのだ。誰にもさせない!
選ばれし我がロスチャイルド一族の独占の事業である。
これを用いて、今の支配力をさらに強化し、
世界中に、放射性物質をばらまき、
増え過ぎつつある人口を減らすのである。
'2.核エネルギーは「科学の進歩」とか「未来のエネルギー」とか「原子力の平和利用」とかで化粧を施して、
中曽根や正力のようなバカどもを騙し、
死ぬまで、我々の僕として使役する。
かならず、核エネルギーの真実(危険性)を暴く輩が出てくるが、
徹底的に弾圧し、ミニ中曽根やミニ正力を大量生産して、
数で、反原発派を圧倒する。そして、原発推進派と反原発派で
その国を分断させて、混沌が支配する状況で、原発推進を行う。
ようするに、中曽根や正力の子分達に金をつかませ、
おいしい汁を吸わせ、支配する。そして、そいつらに、洗脳された
一般大衆のバカどもは、ミニ中曽根達のようにメリットを享受できるわけではないが、
おめでたいことに、洗脳されて、デメリットや災いだらけの原発を支持する原発推進派になる。
事故が起きた時には、このように洗脳された一般大衆の原発推進派が、
いの一番に、被害を受け放射能を浴びたり、移転を余儀なくされたり人生をズタズタにされてしまうのであるが・・
これが、我が一族の原発推進における世界共通のマニュアル(グロバルスタンダード)である。
別に電気なんて、原発のような危険なものでなくても、
安全でなおかつ、コストのかからない、発電方法は、
腐るほどあるのに、無知な一般大衆の連中は
我々ロスチャイルド家に騙され、従属させられていることに気付かない。
愚かで、哀れなものである(と、ヴィクター・ロスチャイルドは高笑いしていると私は思っている)
以上、今までのべた、彼らの精神構造の一端ではあるが・・
それに、私は迫りたいとおもっている・・
著者にも次回は、彼らの理解しがたい精神構造に迫ってほしいものである。
皆さまは、ヴィクターの精神構造をどのように理解するのであろうか?
最後に、著者も言っていたが、我々日本人は、世界でも稀に見る騙されやすい民族です。
他人に支配されて生きていくことがいかに悲しいことであるかが、この本には書いてあります。
どうぞ、ご覧になってください。
http://www.amazon.co.jp/%E9%BB%92%E3%81%84%E7%B5%86-%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%89%E3%81%A8%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%83%9E%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A2-%E9%AC%BC%E5%A1%9A-%E8%8B%B1%E6%98%AD/dp/4880862770/ref=sr_1_7?ie=UTF8&qid=1350542046&sr=8-7
<引用ここまで>
ということで、鬼塚英昭もヴィクターの精神構造、思考、志向性には触れずじまい、迫れずじまいである。
人間は、心で動くのである。
心の生き物である。
心を分析せずして、その人間を語ることはできないだろう。
心を読まずして、情報を集めたところで、彼らの悪事・悪行の証拠集めにはあるが、「法」はやっこさん側、「警察権力」もやっこさんの側・・「司法」もやっこさんの側、夥しい数の証拠を集めても、結果的に彼らを糾弾し、断罪することは不可能であろう。
当たり前だが心を読んでも彼らを豚箱に入れることはできないが・・
ただ、彼らの次の一手は、洞察可能である。
もう一冊、私のレビューを紹介する
<引用開始>
通貨戦争 影の支配者たちは世界統一通貨をめざす [単行本]
宋 鴻兵 (著), 河本 佳世 (翻訳), 橋本 碩也(監訳) (翻訳)
5つ星のうち 5.0 ヴィクター・ロスチャイルドについての記述がある数少ない書籍の中の一冊 2011/6/2
By papypapyhina
20世紀の歴史に一番影響力をもった人物は誰か?
と問われたら、私は、迷わず、ヴィクター・ロスチャイルドであると言うであろう。
その理由はを以下に簡潔に記す・・
1.第二次世界大戦の企画、実行の黒幕だったこと。
2.第二次世界大戦後の世界の構造(冷戦構造)を創ったこと。
3.マンハッタン計画を主導し、ヒロシマ、ナガサキに、種類の違う
原爆を2発投下させた張本人であること。
4.自らが構築した冷戦構造に合わせ、東西両サイド(世界)に、それぞれ、
核兵器、原潜、原子力空母、原発、ウランの独占的に拡大販売を行い、
莫大な上がりをあげ、それをもって世界を支配した。
本書を読めばわかるが・・
この男は天才の中の天才である。しかし、天は二物を与えず・・
しかし、人間としての一番重要な良識、良心、倫理観には、
著しい欠落のみられるおぞましい人格破綻者でもある。
こういった輩が、時として世界を支配し、世界を破壊に導くのである。
彼の支配の方法はいたって簡単である。
1.有り余る金(相手が金に困っていたり借金を抱えている場合は話が早い)を有効に用い隷属させる。
2.ある種の脅し、脅しが効かない場合は暴力を用い、力で隷属させる。
彼は、生物学(これは、人間の生物学的な本性、本能、隷属させる方法等)を
徹底的に研究し、学び、勲章までもらっている。
(これは、博物学、博物館等を造った伯父ウォルターの影響を感じる)
核物理学も、一流の知識と理解を持ち、当時の核物理学者と対等または
対等以上に渡り合う。
そして、驚くべきことに原爆、水爆等の核兵器に対する
具体的なアイデアやイメージまでもっていた。
経済学では、いつも、アポなしで、ケインズを訪問し、
20歳も年上のケインズと対等以上に論じ合ったという。
ただ、抽象的で実践的でない空論的な思考には取り合わず、
ひたすら、現実の世界で何が役に立つのか?
その一点に絞られた探究をしたという。
その辺は、ディズレーリの小説に出てくる
「シドニア」なる人物、
そのシドニアのモデルであるライオネル・ロスチャイルドに
あこがれ尊敬していたという、
ヴィクターならでは、という感慨を私は持つ。
(ライオネルはビジネスライクで、
実践的な商売に関わること以外、
全く関心がないやり手銀行マンだったという・・)
大学生の頃は、学内最高のテニスプレイヤーであり、
また、音楽の才能もありジャズピアノの名手という。
ケンブリッジ・サークルに関しては省略する。
このような、特異の人物に対する文献や記述や著作は
なぜか、驚くほど少ない。
そういった意味で、この本はお薦めである。
ぜひ、購入してほしい一冊である。
<引用ここまで>
蛇足だが、笑い話のような話であるが、私のこのレビューをそのままコピーペーストして、自分の主張として堂々とブログに貼り付けてる盗人がいる
名前は 山本 正樹 (日本一愛知の会と書いてあるが何者か不明?)
禿げ親父である・・
http://www.yamamotomasaki.com/archives/930
暇だったら見てほしい、私のような素人の文章をパクるとは、なんというか・・
言葉もないが・・
3.ヴィクター・ロスチャイルドの精神構造
私は、絶えず、やっこさん達は何を考えてるんだろう・・と考えている・・
先日、生物学者 福岡 伸一がテレビで、興味深いことを言っていた。
「我々人類が探求すべき「真理」というものは、我々の既知の世界や既知の宇宙や既存の常識や既存の秩序の外側に存在するのではないか?」
とレオナルド・ダビンチは志向し、思考していたのでは?と・・
「LOST」や「フリンジ」が描こうとしていた世界をこの言葉は語っている。少しだが「プリズン・ブレイク」でもそのような、世界を描こうとしていた・・・。
やっこさん達の世界では、
我々が知りうる世界や秩序や学問の外側にある
「秘匿された様々な分野で様々な技術」があり、
それが、彼らの「生活」「健康」「生命」「支配力」「結束力」を支えていると思う。
考えてみてほしい、彼らが、もし、ガンになっても、
我々と同じような月並みな病院に入院して、
月並みな強烈なる苦痛を伴うガン治療なんてしないであろう。
まあ、もっとも、彼らはガン等にならないであろう・・
もし、彼らが道端で腹が減ったので、
あそこのマクドナルドでビッグ・マックを食べよう、
等とはならないのである
エドマンド・デ・ロスチャイルドの自伝に書いてあったが、
「ネイサンから、何代かは、食べ物と健康の相関性に無頓着であったからうまい物をたらふく食べて健康を害していたが、ある時から、我々は、食生活を健康で長寿でいられるように、抜本的に変えて行った云々・・」というさりげない、ごくごくまっとうな記述があったが、
彼らには広大な森林や畑や牧草地があり、
そこで彼ら専用の健康と長寿が約束された食物が収穫されるという・・
(蛇足だが、イギリスなんぞでは、おちおち釣りもできないそうである・・川が特権階級の川だから、川が私有物でその中に住む魚も彼らの所有物だそうである)
私が、最近始めた「糖質制限食」これも、ひょっとしたら、
やっこさん達の秘匿された手法のような気がしている。
(この件は、内容が逸脱するので別の機会に書く)
秘匿された世界観・宇宙観・人生観・精神性・支配法則・道徳・倫理等・・
があって、初めて、支配が継続できるのである・・
さてヴィクターに戻る・
ヴィクターのこの冷酷で悪意に満ちたこの悪しき精神構造は、
何か?
何なのか?
トルストイの言う支配者は狂人でなければなれない・・
「狂人」
「狂気」
で片づけるのもいいが・・
もう少し、考えてみたい・・
〜支配欲と恐怖と憎悪と弱さ〜
支配欲という心の裏側には何があるか?
もし、他人に他者に支配されたらどうしよう?
これは彼らにとって最大の恐怖である・・
彼らと我々の大きな心の違いは、
彼らがもし、他人に支配された時に感じる「不安感」「恐怖感」である・・
これは彼らの「弱さ」でもある・・これを極端に恐れる・・私はこの「恐怖心」こそ、彼らの強烈な支配欲の源泉だと思っている。
他人に支配されたときに過剰なまでの不安感や恐怖感になぜ、
悩まされるのか?
それは、被支配者に対し常時、強烈な「憎悪」に満ちた心で、
攻撃し、支配しているからである・・
立場が逆転したら、自分がさんざんやってきたことを、
今度は自分がされる側になるのである・・
自分が恐ろしい心の持ち主であればあるほど、
その恐怖は増幅するであろう。
だから、彼らの支配欲の源泉は恐怖心と憎悪の心である。
この二つとも、人間の心の弱さの反映、心の弱さの副産物である。
自分がそのような恐ろしい憎悪に満ちた心の持ち主だから、
被支配者になった時の恐怖感、不安感がわかるのである・・・
我々のように代々支配されてきた人間は、
支配されていることに慣れていて鈍感になっているから、
人に支配されたらどうしよう・・なんて考えない・・
支配されて当たり前、嘘をつかれて当たり前、
騙されて当たり前・・そんな屈辱的な日常に慣れているから、
支配されることに、一抹の恐怖心や不安感などは生まれないのである。
(むしろ、ある日、突然そんな人が支配者になった時の方が、不幸であろう・・)
貧乏人が、おれの貯金がなくなったらどうしようなんて、
思わないし、そもそも、貯金なんか、
ないんだからそんな不安がない・・それと同じだ・・。
世界を支配してるご本人ヴィクター様にとって、
それを失った時の喪失感はさぞかし大きいであろう。
それは死を意味すると思う。
しかし、ヴィクターの人間性、精神構造から言ってそれは、
ありえない。
(皮肉なことにこの男の名前は勝利者VICTORなのである・・)
4.怪物ヴィクター・ロスチャイルド
ここで、その怪物ヴィクターについて少し書く・・。
ヴィクターは欲望の塊のような男で、幼少時からボケラーっと過ごすようなことは一切なく、1秒たりとも時間を無駄にせず、役に立たない机上の空論等は徹底的に排除したという。良く言えば、仕事中毒・・それも、人にやらされる仕事ではない、自分が企画立案して、すべて、それを行動に移し、実現していく。欲望の塊で、行動の塊、バイタリティの塊であるが、頭脳明晰(経済学、生物学、物理学特に核物理学それぞれが、それぞれの分野の学者以上の知識と創造力を持っていた)でスポーツ万能で、弁がたち、ジャズ・ピアノの名手という。部下に対しては強烈なワンマンぶりを発揮、部下には絶対ノーと言わせなかった。絶対服従である。不服従の輩に関しては、強烈な脅し、間接的な脅し、最終的には抹殺・・ケインズもヴィクターに消されたのではと思っている。
父親のチャールズが重度のうつ病と不眠症に悩まされていたというが、たぶん、近親婚の結果招いた悲劇だったのであろう・・チャールズはそれを知っていて、ロスチャイルド家以外の女性と結婚し、ヴィクターを授かったのである。伯父であるウォルターの影響もありヴィクターは生物学の権威でもあるから近親婚がどんな悲劇を起こすかについて熟知していたと思われる。近親婚の弊害である重度の病に悩む親父チャールズの苦悶の生活をヴィクターは、その目で見て知っている。ヴィクターも近親婚は拒否しロスチャイルド家以外の女性と結婚している。
ヴィクターの息子アムシェルは、パリのホテルで謎の死を迎えている。
アムシェルは父ヴィクターと反目していたという。
私はアムシェルの謎の死(公式には自殺となっている)は、
ヴィクターの仕業だと思っている。
ヴィクターの親父チャールズも重度のうつ病と重度の不眠症で、
死んだことになってはいるが、これも謎が多く、不審死のようである。
これもヴィクターの仕業であろう。
その結果、ヴィクターは、若くして、
イギリス・ロスチャイルイド家の当主となるのである。
この当時は、ヴィクター以外にヴィクターを、
脅かすようなやり手のロスチャイルド家の人間はいなかった。
もし、いたとしても、ヴィクターがそれを許さなかっただろう。
20世紀の支配者「ヴィクター・ロスチャイルド」の、
輝かしいキャリアのスタートであり、
誕生である。
1歳年上のギイ・ドゥ・ロスチャイルドがフランスにいるが、
ギイとヴィクターでは、雲泥の力の差があった。語るまでもない・・。
ヴィクターはビジネスでは伯父のライオネル(ディズレーリの小説「コニンスビー」の主人公シドニアのモデル)を凌駕しようとし、生物学でも伯父のウォルターを凌駕しようとしていた。実際、原子力を武器に、ライオネルとウォルターを完膚なきまでに圧倒し、完全に凌駕した。
5.ヴィクターの原発推進の真の目的
皆さんご存じのように、
原発を推進しても事故や戦争で、
放射性物質が世界中に大気中、
海洋中に汚染が広がり人類を永遠に苦しめることになる。
もし、事故や戦争がないとしても、
原発から日々産出される使用済み核燃料も、
人類の力ではどうすることもできないものである・・
この一文を読んだだけでも、
原発とは人間にとって悪しきもので、
人類に対する最強の敵だと誰もが思うであろう・・
しかし、現実は違う・・
こんな状況でも、頑なに推進しようとする勢力が存在する・・
この精神構造・・・。
この精神構造の背後にはこの美しい地球を、
放射性物質で汚染させて人類の住めない地球にしよう。
そして破壊し、破滅させよう、
そして人類を含めた生命体を大方、
滅亡させようという悪しき心を感じるのは私だけであろうか?
電気は簡単に発電する。
単純に言ったら、磁石の前で金属を少し動かしただけで発電する。
発電方法は、工夫とアイデアで、無限に考えつくことができる。
様々な発電方法もある意味では秘匿された技術のひとつかもしれない。
〜原子力(原発も核兵器)は支配の道具である〜
これでもって、臆病者の金の亡者を簡単に翻弄して支配する。
いまだに原発の目的が発電だと思っていらっしゃる方々が、
世界には大勢にいらっしゃる。悲しいことである。
私が考えた原発の真の目的をいくつか以下に記す。
我が国における原発推進の目的は、
@金で人間を支配する(これらは推進勢力となる)
(原発の金に依存した政治家、官僚、企業家、学者、人間をつくる)
A地域にあった生業を破壊する(原発依存の人間集団をつくる)
(もともとあった伝統的な生業を破壊し、原発に依存した地域をつくる)
B原発に依存した電力会社をつくる(原発が打ち出の小槌)
C人間の心を原発推進派と反対派に分断し地域を混沌とさせる
(分割して支配する)
D来るべき原発事故で、膨大な放射性物質の汚染を拡散させ、人間を不健康にし、爆発的にガン患者を増加させる。人間の住めない場所にする。
(地域住民を被ばく難民とし広範囲を汚染区域にする)
E万が一、戦争時は、54基の軍事的無防備な我が国の原発(丸腰原発)は、敵国にとって格好の軍事攻撃ターゲットとなり、攻撃を受けた場合は、国連と常任理事国とIAEA主導のもと、我が国は、世界中の使用済み核燃料の保管国ならびに核廃棄物最終処理国処分国となる
以上の目的が達成された暁には、
我が国は存続していないであろう。
そして、そうなった我が国が、
今度は、世界の地球全体の近未来の縮図となるのである。
ヴィクターの最終目的はこの美しき地球をウイリアム・ベルよろしく
破壊、破滅させたいのであろう・・
そして、その後は、創世記よろしく、自らが神となり、新しい世界を創造する・・
(そこまで考えていたかどうかまでは、わからないが・・)
(こういった輩も最後の最後で宗教に依存する輩がいないでもないが・・)
6.ヴィクターとウイリアム・ベル
今一度、世界破壊の衝動について書く。
フリンジで最初にこの世界を破壊しようと考えたのは、
ウイリアム・ベルではなく親友のウォルター・ビショップ博士である。
破壊衝動の動機は、幼稚で単純で利己的で宗教的(神話)動機である
わが息子が難病になり、なすすべなく、旅立たせてしまった・・
わが息子を死に追いやるこの世界なんて神などいない、
いっそ、こんな世界破壊してやる!
そして、俺が神になって、創世記よろしく新しい世界を創ってやる・・
それがそもそもの動機である・・
しかし、ウォルターは我に返り、
それは、悪しき考えと改心し、
自分の悪しき考えの根源となる脳の一部組織を除去し、
悪しき考えに封印をした。
憎悪に満ちた自分をコントロールできなかったゆえの苦肉の策である。
しかし、彼の同僚が、こんどは、ガンになる・・
しかし、大富豪で大企業のオーナーで、科学者である。
身寄りのない子どもを集めて長年、薬物の人体実験をひそかにやっており、
その時に、ガンの進行を遅らせる薬を開発ていた・・(秘匿された技術)
死を迎え、ガンの進行を抑えるある薬で延命しているが、
いつ死が訪れるかわからない恐怖と不安感にさいなまれ・・
旧友ウォルターの悪しき心を真似る。
この世を破壊する。
破壊すれば、新しい世界ができるはずである。
破壊時に、自分だけは、破壊を免れる秘匿された技術がある・・
そして、自分が創造主となり新しい世界で全知全能の神となり、
君臨し、支配するのである・・
大富豪であり大企業のオーナーであり天才科学者である
ウイリアム・ベルの悪しき精神構造が理解できるであろうか?
ウイリアム・ベルの破壊衝動の動機は
ヴィクターのそれとは明らかに違うが、
この世界を破壊したいという志向性は同じである。
ヴィクターの場合の精神構造を推測してみた・・
@究極の支配がこの世の破壊(核戦争・原発事故による放射性物質のによる世界的汚染)につながり結び付く
A原子力(原発・核兵器・使用済み核燃料)を我が一族が支配せずして、誰が支配出来ようか?我が一族以外にこの悪魔の技術は、支配させない・・我が一族以外に支配させないということは、我が一族の独占事業であり、いくところまで、いかせるのである。
(別に言い方をすれば原子力と運命を共にする。心中する)
Bこのままだと、人口が増えすぎて、支配力が弱まる危険性があるので、核戦争や原発事故や使用済み核燃料で地球を汚染させ、人口削減し、現状より支配しやすい人口にする。
Cウイリアム・ベル的な狂人的な破壊衝動による破壊。この場合、秘匿された技術で、一族だけは、放射性物質の汚染から逃れられる。
以上、いくつかヴィクターの精神構造を分析洞察してみたが、
このような文章を書くと、必ず、彼らもバカじゃないから、そんな愚かなことはしないですよ・・とか、我々と同じ赤い血が流れてる人間ですよ、そんな悪しきこと、考えてないですよ・・
とか・・頼まれてもいないのに、
悪しき、輩を弁護士よろしく
弁護する輩が必ずでてくる・・
言っておくが、我々とは同じ人類かもしれないが、
心はまったく違うのである。
そんな心やさしき大富豪が広島と長崎に原爆を落とすわけがない・・
お人好しというか騙されることを求める人は、
後を絶たない・・
だからやっこさんも堂々と跋扈し
支配し続けることができるのである。
ヴィクターが推進した原子力の末路も、
知性と想像力のある冷静な方であれば、御察しがつくであろう・・
ヴィクターは既に故人だが息子のジェイコブがせっせと推進している。
ジェイコブの下僕はキッシンジャーである・・
キッシンジャーの下僕は中曽根である・・
J・J・エイブラムスとは、何者か?
わからない、わかっているのは、
ユダヤ人であるということくらいである・・
この男の世界観・・
ドラマの中で描かれる
ウイリアム・ベルと
ヴィクターの精神構造の類似性を感じるのは私だけであろうか?
この、この世の破壊、人類を絶滅さようとする悪しき心・・
ドラマではなく、この現実の世界でこれを志向したひとりの怪物がいたこと、そして、そのDNAを引き継ぐジェイコブが今もヴィクターの遺言を忠実に守っている。そして、その下僕のキッシンジャーもまだまだ元気である・・キッシンジャーは、いまだに、ちょくちょく日本にきて、水面下で暗躍している。
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