07. チベットよわー 2012年10月06日 16:32:06
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ビートルズというと、どうしてもアイドルというイメージが抜けない。 つまり、演奏力にかなり制限があり、基本的にはポップソングを歌うためのグループである。ミュージシャンというよりは楽器を持ったシンガー。 本格的な音楽素養と演奏力を持ったような極プロの連中にはやはり2分30秒の歌を 超えた世界では敵わないというのが事実。 冷静に実力を測るとそのはずなのだが、彼らが現役の当時では実にビートルズが 全ての意味で世界最高峰のバンドだったということがわかる。 たとえばアメリカ西海岸から出てきたMoby Grape。ヤードバーズに匹敵するギターと CSNYに勝るとも劣らないコーラスで、渋いオリジナル曲を演奏するウッドストック世代の 彼らのレコーディングに居合わせたジャニス・ジョプリンのバンドのサム・アンドリューは こういったのだった。「お前らビートルズを超えたな」 なぜにビートルズが基準なのだ?アイドルのビートルズが、音楽性の高いプロ志向バリバリ のツワモノでできたモビー・グレイプのハードルに設定されるのか・・・・・現在の我々には 理解しがたい感覚であるが、それだけビートルズという存在が絶対的だったということがわかる逸話である。 この手のネタはいくらでもつきないので、一気に本題に飛ぶが・・・・・・・ アメリカを代表するシンガーソング・ライターのビリー・ジョールの話。 ジョールはビートルズなど比較にならないほどの音楽家であり、ピアノが激プロなことはいうまでもなく 全ての意味でリバプールの田舎者などとは違う素養をもったミュージシャンである。歌にしろ、全盛期の ポールがアマチュアに思えるほどのリキが違う音声をもっている。 そんなジョールからすれば、ビートルズなど所詮は中流階級子女の慰みものの流行グループであり、 音楽的にはさほど学ぶこともなかったであろうというのが、あるべき見解であるはずだ。 しかしジョールが回想する「A Day In The Life」との遭遇はまさに世界が反転してしまう ほどの強烈な体験だったというのだ。ジョールはジョンがI'd love to turn you onのところで 半音階を行ったりきたりするトレモロ効果(違うかw)を使ったとき「なんだこれは!俺の耳に異変が おきたのか!」などと取り乱し、錯乱状態になったのである。 ビートルズ、おそるべし。ビートルズ、なめたらいかん。 >06
松本隆は、Jポップに常用される独特の日本英語は自分がパイオニアだといっていたが、 まだ基礎学力のしっかりした松本はともかく、あとから出てきたのはもう「バイバイ、さようなら」 とかもうそんな感じだから・・・・・「ひとりぼっちのロンリー・・・・・」とかも致し方ない話ですね。 傑作?わけねえだろ 井上陽水が「ホテルは川沿いリバーサイド」なんて歌ったのは、その気恥ずかしさに あえて開き直ってやるという男気のように思えたな。
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