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山の民 (Original instrumental)
一見、混雑錯綜した自然界や生命世界も、混沌の中の秩序に組み入れられてる。
どんな微少な変化も、全体との繋がりを保ってる。
どの動きも変化も縁≠フ関係を通して他の部分に影響をおよぼし、
それが全体の変化に繋がっていく。
そして、今度は大きな全体の動きが微少な部分の変化を求めるようになる。
自然の森の中の生物がそれぞれの本能を忠実に生きながら全体としての森を構成し、
一つの「森の意思」に従って絶妙なバランスと秩序を維持している。
それが縁≠フ論理だ。
熊楠はそこからさらに、
絶対不変な宇宙の摂理を、真言密教の胎蔵界(理界)、現実世界で、
心と物質の相関によって生じる事象を金剛界(知界)として重ね合わせることで、
どこを中心としても成り立つ複雑深遠な曼陀羅の宇宙を見事に解明した。
「科学と云うも、実は予をもって知れば、真言の僅少の一部に過ぎず」
と言わしめた南方熊楠、まさに偉大なり。
※『賢者の山へ』山と溪谷社 遠藤ケイ著
南方熊楠とミクロの原生林[熊野 那智]の章 P103からの抜粋
改行 投稿者
春杣人(ハルソマビト)
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