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孔明と司馬懿が対峙します。
(このドラマだけの話・・とのこと・・)
私はBSフジ「三国志」95話、全部観ましたが、
このシーンが一番気に入っています。
知略に富んだ二人の賢人の知力における
リアル・ファイト(ガチンコ)だと理解したからです。
子ども心に、ガメラ対ギャオスにわくわくした感じに似ているかもしれません。
穏やかに、始まる二人の戦い・・
まず、陣形について・・
これは、知っているか?
・・・・・
これは、知っているか?
・・・・
と、陣形合戦は続く・・
で、この「陣形合戦」の勝利者は孔明です。
しかし、
前にも書きましたが、
この物語の最終的な真の勝利者は司馬懿でした。
くどいですが、通常、この三国志は、
劉備の物語であり、孔明の物語・・
従って、この「陣形合戦」で勝利する孔明を観ることができれば、
この物語の最終的な勝利者が司馬懿であっても、
だれであっても、どうでもいいことなんです・・
ジャンルは全く異なるが・・
長嶋茂雄は「わが巨人軍は永遠です!」なんて言って、
巨人ファンを喜ばせたかもしれませんが・・
その時の巨人は、敗者だったけど・・
そんなことは、どうでもいい・・
長島に・・巨人ファンは感情移入できれば、
いいだけの話でした・・
それと似たような感覚かもしれませんね・・
蛇足だが、司馬懿という男・・
曹操と対峙した時も、
曹丕と対峙した時も
曹叡と対峙した時も
双方の心の強烈な探り合いをエネルギーとした緊迫感を演出するという意味では、
最高の人間ではある・・
さらには、魏においては曹操と曹丕、曹丕と弟達に代表されるように、
親子間や兄弟間においてすらも
、心の探り合いをエネルギーとした強烈な緊張感が存在したのである。
反対に、
劉備や孔明、
ましてや関羽や張飛らがお互いにそれぞれに対峙した時に、
双方による心の探り合いをエネルギーとする緊迫感等は生まれるはずもなく、
平穏無事であり皆無である。
ある意味ではほのぼのとしてる・・
(関羽や張飛は孔明に若干の猜疑心はあったようだが・・)
これも、蜀は信頼関係による人間関係ができていて良い国であり、
良き人々の国である。
しかし、魏は、上辺はいいとしても、
潜在的には、それぞれが、それぞれに対し、
強烈なる猜疑心を抱き、
それを、治世に反映させるような、
邪悪な国であり、
邪悪な輩が跋扈する悪しき国である・・
とでもいいたげである。
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