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私の育った1980年代は、本当にバンド音楽の氷河期だった。
それは英米においても似たようなものであり、クリエイティブに軽音楽をクリエイトする
商業行為がサイクルにおいて一つの終焉をむかえた後だったのである。
級友が「これが一番かっこええバンド」だというのでBoowyというグループを少し
聞いてみて凍ってしまった。ギターのソロが旨い奴がいるだけのことで、創曲の才能はゼロ。
全く、クリエイティブじゃなかったのだ。「こいつらセンス皆無やな・・・・・」と自分の生きている
世代に失意を覚えてしまった。ロックが形骸化し、ホストみたいな野郎が愛想笑いをふりまくような
歌謡曲しかそこにはなかったのだ。
70年代には、それでもまだ何らかの好奇心をかきたてるようなバンドがあった。
ゴダイゴやYMOといった特権階級のことではない。簡単なアイデアを持ち寄った普通の
兄ちゃんがそれなりにアンテナを刺激しあって恰好いいパフォーマンスを生み出す・・・
それだけのことだが、ロックというアートにまだ新鮮な風があたっていた頃であった。
紹介するのは70年代のJロックバンド、BOWWOW。「銀座ナウ」でのライブパフォーマンスである。
いかにも地方出身といった感じのブッサイ兄ちゃんが率いる4人編成であるが、
こういう売れない奴らでも、まだやろうとしていることは本来退屈であるべきでない所謂ロックであった。
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