http://www.asyura2.com/12/music8/msg/534.html
Tweet |
曲:都倉俊一
詞、歌:中山千夏
以前にEnoさんが全く同じ動画を載せていたので、お株を奪う「埋め込みのための再投稿」ですw。
今回は、歌手(中山千夏)の自作の詞だけあって、歌詞のほうに着眼してみます。
(僕は10秒間にズルして50字以上打てるので聞き書きしてもいんです。よい子のみなさんは止めましょう。)
『あなたの心に 風があるなら
そして それが 春の風なら
私 ひとりで 吹かれて いたいな
いつまでも いつまでも
あなたの心に 空があるなら
そして それが 蒼い空なら
私 ひとりで のぼって みたいな
どこまでも どこまでも
だって いつも あなたは
わらって いるだけ
そして 私を 抱きしめるだけ
あなたの心に 海があるなら
そして それが 涙の海なら
私 ひとりで 泳いで みたいな
いつまでも いつまでも』
この詞をチナっちゃんは、おそらく20歳か21歳で書いているのだが・・・・・
ちょっと幼いでちゅね。風と空と海・・・・・だって。子役のイメージを部分維持する意図が
あったのか知らないが、お年頃の女性を彷彿とはさせませんね。
作詞の技術としてはバース(歌い出しの段落)が3回、同じモチーフを使って言葉を換え繰り返すわけですが、
結構その型がしっかりしていて飽きさせない。曲やシンギングスタイル、言葉づかいのせいもあるんだが・・・
そのバースにこめられた意味は、ブリッジ(だっていつもあなたは〜の部分)にきてはじめて判明する。
(バース)
相手に関する憶測
そして
自分の願望
(ブリッジ)はじめて現状の説明 (つまり何考えてんだかわからない交際相手について持っている
不安や葛藤を全てここで吐き出す。ここがこの曲を歌う動機であり、なんとか打ち解けあう方法はないのか
→ここでバースが生まれる、という逆行が起こる)
ネタバレがブリッジでおこなわれてから、3度目のバースがはじまる。さすがに
同じモチーフのバースだとマンネリになるところが、このブリッジのおかげで救われるのだ。
そして「涙の海で泳いでみたい」などという少々陳腐なラインに入っても聞き流せる。
バースでひっかかる(字義どおり釣り針投げられたような気になる)歌詞が「私 ひとりで」の箇所。
なんでまた、チナっちゃんは「ひとりで」なんてわざわざいうんだろう。ただ、音韻が都合よかったからか−
確かに「いますぐ」じゃ暇人だし、「はだしで」じゃ資生堂のCMだ。やっぱ個人の意志をあらわし
アンシェアラブルな感情を強調したいのが「ひとりで」なんだろうが、これがピタリと心にはりついて、
どこにでもいるような「あなた」が聴き手によって「自分」に変換される。「あなたの心に」・・・・が
「ああ、俺のことね」と受け入れる。計算づくのチナっちゃんは小学校から役者やってます。
あ、洗濯おわった。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。