まさに、ポールですね・・

蛇足ですが、
確か、1980年くらいのプレイボーイ紙のインタビューで
ジョンが
ポールがミッシェルを作曲してるときに
・・あるところで、先にけなくなった・・

あるところというのは、サビの部分に行けなくなった
サビを作れなかった・・ということだが・・

そこで、ジョンが、

Ｆｍで
「Ｉ　ＬＯＶＥ　ＹＯＵ」
とやったら？

と提案・・

それいいね？ってことで採用・・

だったそうです。

キーがＦなんだけど・・
いきなりＦｍでサビに行くって
当時は斬新なアイデアだったろうけど・・

この手法、ジョンは

ノルウェーの森でも
サビの部分・・で採用してる・・
この曲基本は、Ｅのキーだけど
ポールとハモル部分のサビで
ミッシェルのサビと同じ手法
サビでいきなりＥｍに行ってる・・

ラバーソウルで、
サビに行くとき、
ミッシェルとノルウェーの森で
同じ手法を採用してる・・

この手法、当時は斬新だったと思う・・

というか、あまり、今でも、使ってる人
そういないのでは？
と思いますが・・

いずれにせよ、
彼らは、コードやコード進行、ベースライン、分数コード
の重要性を彼らの後輩に指し示したという意味での貢献は
大きかったと思います・・

ある人は、ビートルズの音楽のことを
「コード進行の音楽だ！」
と一言で言った人もいたそうです・・
（誰だったか？忘れてしまいましたが・・）

私は、ビートルズが解散してから、
彼らの存在を知った世代ですが、
作曲を志した時に、
ビートルズの全曲のコード進行が書いてある
ハードカバーの分厚いやつすぐに買いました。
そして、全曲のコードとコード進行の
研究をしてました。

Ａ　ｈａｒｄ　ｄａｙ’ｓ　ｎｉｇｈｔの『Ｉ’ｌｌ　ｂｅ　ｂａｃｋ』でジョンは必死にＩとi、IIとiiを目まぐるしく繰り返していましたね。あれが実験段階だったのでしょうか。

ジョンはずっとivを多用していて私には７＋♭９がヘンドリックスといわれるようにivがジョンの署名入りコードのように思えます。She loves youよりもう既にIVと使い合わせてメジャーとマイナーをうまく切り替えることで感傷的な抑揚をつけていますね。これは、ズバリ、ネタ元はプレスリーがアメリカ古典音楽からパクってきた「Love me tender」（１９５６）が影響したのは間違いないと思うのですが、どうでしょう？IVとivを使うような曲はそれ以前にもあったのでしょうか？（９０年代のJポップ、奥田民夫「愛のために」でivがサビの前に出てきてジョンそのものなので「生意気だぞ紅葉饅頭のくせに」と突っ込みました・・・・・ｗ）

フランク・ザッパにいわせると５０年代の音楽にはたいてい３パターンのコードしかなかった。I-IV-V、I-iv−IV-V,そしてI-II（−V)といいます。IIIや♭VIIはまず殆ど使われることがなかった、とあの時代に十代を送った音楽オタクが証言していますね。おそらく「Love me tender」はアリエナイような格別の例外だったのでしょう。１９６３年に丁度ビートルズがアメリカ進出する直前、ビーチボーイズのLitte Deuce CoupeをきいてV−ii-Iの逆進行の定番コードに歓喜したというエピソードもあります。

ビートルズがポピュラー音楽のコード（ハーモニーという広義の意味ではなく、簡単に言ったらメロディーに合わせたギターやピアノの押さえ方のこと）を一代で作り出してしまった（コロンブスの卵）・・・・というのはさほど誇張でもないようです。昔、村上龍が「アマチュアバンドのビートルズに複雑なギター編曲ができるわけがない、元々の曲のアイデアはジョン＆ポール２人のものでも、そこからおつきの音楽の専門家が編曲に加わり、プロの考案したギターのパートを一つ一つ指示して彼らに弾かせていたにきまっている」なんて知ったかぶりをかましていたが・・・・・最近になって公開された各種の音源で、殆ど自分の弾くところは全部自分でやっとることがわかっている。

究極的意味合いでは、マーティンの
いわゆる、オーケストレーション的なアレンジは、
ジョンは望んでいなかった・・とのこと・・

反対に、俺を必要としたのはポールだった・・と独白・・

特にレット・イット・ビー制作では、

今回は、あんたに、いろいろいじくられたくないのでね・・
なんて、捨て台詞的なことをジョンに浴びせられたことも告白・・

私は、勝手にアイアム・ウェイラーズとか、
ストロベリーとかのオーケストラは、
ジョンが望んだものだと思ってました・・

でも、レットイットビーでマーティンを排除したのは良かったけど、
そのレットイトビーでは、フィルを採用し、
やはり、アクロス・ザ・ユニバースみたいなオーケストラ的な曲もある・・

なんだかよくわかんないけど・・

まあ、シンプルなロックってやつをやりたかったのかな？

その、答えがジョンの魂なのかな？

今となっては永遠の謎ですね・・

ところで村上・・
＞村上龍が「アマチュアバンドのビートルズに複雑なギター編曲ができるわけがない、元々の曲のアイデアはジョン＆ポール２人のものでも、そこからおつきの音楽の専門家が編曲に加わり、プロの考案したギターのパートを一つ一つ指示して彼らに弾かせていたにきまっている」

いい加減なこと言うねコイツ・・
ファッションデザイナーの山本と同じ・・
本質を洞察できないのに
机上（妄想）で論を組み立て
自分自身の小説家（畑違いなくせに）のキャリアを権威みたいにして、
かさにかかって適当にのたまう・・いい加減の極み・・

こういう輩が、いちばん、音楽を素直に聴いているファンに
悪い影響を与える連中です・・

ジョージ・マーティンはもともとポールをリードヴォーカルにして売りたいと考えていたし、後になってからは「一般にポールのほうがすぐれた作曲家のように思われているが、実はジョンがいいときもあった」などと回想していますね。誰がどうみたって作曲で優れていたのはジョンだろうが！と私は水平チョップで突っ込みました。

ブライアン・エプスタインはバンドが売り出し中の１９６３年にジョンに交際を求めて告白します。ストレートで妻帯者でもあるジョンは断るわけですが、その後、ブライアンはポールをひいきにしだすので３者の関係がだんだん崩れてきて、それはバンド内の力関係にも影響を及ぼす・・・・。ジョンはジョージを味方につけ、名曲I just want to dance with youを提供。その曲は「深い関係にはなれないが、ダンスをするだけで十分さ」というブライアンへの思いが描かれている。わざとジョージに歌わせるところが乙。

http://www.youtube.com/watch?v=QS6wswlJCB4

この秀逸なドキュメンタリービデオの１８分１８秒に
John wants to try an orchestrated version and Martin obliges.
↓
John decides he likes both versions and he asked if they can use both.

とあって、ジョンも一時期は積極的にマーティンの介入を好んでいたことも事実なのかもしれません。ソロのレコーディングのビデオでジョンがニッキー・ホプキンズに頭ごなしに命令している場面があって驚きましたが、ジョンは音楽のプロに対しても常に高圧的だったことは明らかで自分がボスだという不遜な態度が周囲のポールへの歩み寄りを招いて・・・・・・孤立というのが真相かもしれません。結局、ソロではマーティンなど比較にならないほど商業的な色付け、過剰なプロデュースを行い曲をカスカスにしたてあげたのはジョンであったことはいうまでもない・・・・・・

どうでもいいことですが、村上のいうことは、本当に本質のみえない軽薄なたわごとが多い。彼は「ディランとルー・リードを好む」人間について「センスがないということがわかる人間にはすぐにわかる偽者」だなどと平気で書いていた。ディランとリードは芸術的な意味においても社会的な枠でいっても、同類なので全く矛盾はないしましてや、センスを疑われるようなことはない。センスが悪いのはお前じゃ。ヨージ・山本についてはよくわからない・・・・人気ありますね。

＞、村上某氏の小説は一回も読んだことありませんw

私も、読んだことないですが、
たぶん、時間の無駄ではないでしょうか？

チベットよわー 様

＞ヨージ・山本についてはよくわからない・・・・

知らない方がいいと思います・・
関心に値する人物ではありません・・

1.ペニーレーン
2.イエスタデイ
3.エリナー・リグビー
4.アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア
5.フール・オン・ザ・ヒル
6.ヒア・ゼア・アンド・エブリウェア
7.ブラック・バード
8.フォー・ノー・ワン（これは世の中では名曲ではないかな？）