03. チベットよわー 2012年6月11日 17:10:59
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ビートルズで一番人気があったのはドラマーのピート・ベスト。ダントツの人気で リバプールでもマンチェスターでもベストを追いかけるファンにジョン、ポール、ジョージが 翻弄させられ通しだった。メジャー・デビューにさいしてジョンとポールはベストを切ることに決めて、 マネージャーのエプスタインに用件を告げた。ジョン、ポール、ジョージ、ピートの 4人はもうすでに売れっ子でまとまっており、とても自分達でそれを告げることができなかったのだ。 http://www.youtube.com/watch?v=90Li7n56uU8&feature=related 代役は、リンゴ・スター。なにせイギリス音楽界きっての二枚目であるベストの 代わりにはいってきたのが名古屋市民みたいな風体のリンゴ。今までドラマーに 人気をさらわれてきたメンバー達の不満が、徹底的に新ドラマーをピエロ仕立てにしたのだ。 「観客から声援を受けるとスーパーヒーローになったように気分になる。後ろを振り向くと リンゴがいてくれるおかげで自分を見失わずにすんだのさ」というジョンの言葉が全てを物語る。 しかし、プロデューサーのジョージ・マーティンはドラマーの交代を「バンドの音楽を強くするための 必然策だった」という。リンゴ本人も「ベストに後ろめたさはない。僕のほうがドラムの腕前は 全然上だったからね」と嘯く。 ストロベリー・フィールズ・フォーエバーで、かなり新スタイルを開拓したため ゴースト説がでる。その後も、複雑化するバンドの音楽に不満を感じるリンゴは ホワイトアルバムのセッションの途中でとうとう脱退宣言する。 よってBack in the USSRはポールが叩いています。 結局、なだめすかしてリンゴはそれから1年半のあいだ、ビートルズのメンバーとして 居残ります。 ポール・マッカートニーと、プロデューサーのジョージ・マーティンはリンゴのことを 世界一のドラマーだと評していました。いうまでもなく、ビートルズはアイデアのバンドで あり、技術的に飛びぬけたようなプレーヤーはそもそも必要としていないので 歌を生かす伴奏に適したリンゴのドラミングは釣り合いがとれてよかったのだろう。 リンゴのトリビア:実は左ききだった。ビートルズは右:左が2:2。 リンゴのトリビア:ビートルズのレコード・レーベルはアップル。これは、リンゴからきたものではない、とジョンが証言している。ジョンとヨーコが最初に出会った1966年にヨーコがリンゴ=アップルだとジョンに教えているので翌年にAppleが創業されたことで辻褄があうのだが・・・・本人が違うというのだから違うのだろう。 |