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この映画、今から10年くらい前、
公開後にDVDレンタルで観た。
実際にあった原潜事故の恐怖・・
それも、必ず、誰かがいけにえにならなければ、
原子炉が満足しない・・納得しない・・
これが、原子力の本質である・・
原子炉と言う「絶対神」が原潜の中に
恐怖の中に存在する。
その「絶対神」を怒らせると
我々人類は無力になる・・
そのような形でストーリーは進行する。
だから当然、この映画は興行的に大失敗する。
話は変わるが、チェルノのドラマもBSNHKで観たが、
本質は、同じである・・
必ず、原子炉は犠牲者(死者)を欲しがる・・
日本で言う特攻隊員が、そのいけにえに相当するのであるが・・
いずれにせよ、原子炉を冷却する装置の修理は、
短時間で済まさなければならない、
その任務を受けた隊員は、皆、
その恐怖に怯え、おののき、嗚咽し、泣き叫ぶ作業員・・
そして小便をちびる・・
原子炉の恐怖をこれだけ見事に
描いた映画もそうないであろう・・
映画史に残る「恐怖」のシーンである。
よく泣く子も黙ると言われるが・・
泣く子も黙らず・・泣き叫び続ける・・
一般的に原発推進派をよく考えもせず、
軽率に、よかれと思いそれを自任している人は、
彼らの愛してやまない原子炉の中にいつなんどきでも飛び込み、
原子炉に命をささげる覚悟は必要であろう。
この映画のこのシーンを観て本当にそう思う・・
そうでなければ、軽々と推進派であることを自認するな!
といいたい・・
そして、
その前に体力をツケ、福島の農家に迷惑をかけたのだから、
率先して福島の農産物を買い入れて自分だけではなく、
自分の家族や子ども、孫に安全だからといい、
自信をもって食べさせ、
罪に報いる努力をしたり、
内部被ばくの人体実験に協力するなりの覚悟が必要であろう・・
そのような気概もないような輩は、
軽々しく推進推進など言うな!
と言いたい・・
この映画は、そういった、愚かで軽薄で、金とある種の脅しに弱い
原子力を愛してやまない人への、
制作者からの愛を込めたメッセージなのである。
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