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ノダゴロー
血のひと雫、ひとしずくが、
おと にかわるのだ
我が身を流れる
血の ひとしずく ひとしずくを
おと として さらけだす
あたりが、僕の血でできた音に染まる
そうでもしなければ
いても立っても いられないのだ
そこが 生まれたての音楽で染まるのを聴きながら
生きていることを感じてる
いつ、尽きるとも知れないおとの血を搾りながら
今日もいのちがあることを 感じてる
僕は、僕の血を搾りながら
生きることを
恐れずに
生きている
LIVE INFORMATIONとBLOG
http://air.ap.teacup.com/nodaoro/
http://www.geocities.jp/nodagorojp
一音入魂の求道者・野田悟朗というギタリストをご存知だろうか。
他の全てを放下、「音楽に出家」し、ライブは常にオープン・チャージで「音楽の托鉢」であった。
音楽と生き様との間に寸分のズレも自分に許さず、「音楽が生き様」を、死の直前まで体現し貫いた男。
ステージでの彼のスタイルは、あくまでも生音にこだわりPAを用いない。
「音魂」
人間の非可聴音域にこそ、音のもつ多大な癒しの力はあるのだという信念の元、彼は最期まで生音にこだわり続けた。
その人となりと思想は以下の一文によく顕れている。
ノダゴローの遺言
「遺言。」 そろそろ、遺言を書かねば。
いつ死ぬかわからんし。
でもこれ、遺書じゃないからね。
死んだ時の準備、ってことで。
僕の死の第一発見者は、携帯にあるすべての番号に連絡して、僕が死んだことを伝えてください。
そして、PCにある住所録のすべて、家にある名刺のすべてに手紙を送ってください。
死んだ時に、PCに溜まっている人妻のえっちな画像を見られてはたまらん。
これだけは捨てなければ。
見ちゃダメだよ。
ギターは、欲しい人にあげる。
でも、ちゃんと使ってくれなきゃやだ。
希望者複数のバやい、殴り合いで争奪してくれ。
できれば、僕の思想を音楽で受け継ぐ人に使って欲しいな。
レコード、CD、オーディオの類は、これは、フリマで売って、売上はドイツ国際平和村に送ってください。
残した音源が多大な利益を生むようだったら、まず、僕のいのちと音楽を助けてくれた人に恩返しの配分をして下さい。(山川みゆきさん、進士政次さん)。
僕のCDに参加してくれたミュージシャン全員にも、印税が均等に渡るようにして下さい。
それでも余るようでしたら、コンテンポラリーアートの学校をつくってください、但し、そこでは、一切の理論を教えず、すべて感覚で学ぶ場所にして下さい。
世界中から、意識の高いartistを集め、育ててください。
そして、才能があるのに食えないartistに、食べるものを与え、制作費を与えてください。
次の世代のartistたちの手助けになるように、そのartist達が、また、人として何を成すべきか、考え育つ社会にして下さい。
そこで育てられた若い衆は、世界を平和にしてください、そう、あなたの作品で。
ノダゴロー@wiki -その遺志を継ぐ
http://www24.atwiki.jp/nodagoro/pages/1.html より (改行 投稿者)
2006年6月7日 九州ツアー半ばにて逝去 享年43歳。
6月6日のコンサート後には、ユニットを組むworld symphonir ’ぬちぐすい’ のメンバーに「本当に良い音楽が出来た」と語っていた。
ちなみに、ぬちぐすいとは命薬、いのちのくすりを意味する。
在りし日のノダ・ゴローの姿と残した音は、Youtube上では、現在2本しか見当たらない。
まずは、12弦バリトン・ギターを奏でるその姿から。
Goro Noda (un)plugged
次に、写真家水野秀彦とのコラボ作品
Photographer Hidehiko Mizuno's Promotion by Noda Goro
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