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サークル・ゲーム 本家 ジョニ・ミッチェルで
http://www.asyura2.com/12/music10/msg/485.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2012 年 12 月 10 日 12:28:38: tZW9Ar4r/Y2EU
 


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. チベットよわー 2012年12月10日 20:59:31 : Xy93FIMaJupUQ : sMxAPWiq4E
(なっなんだこれは!!)
http://www.youtube.com/watch?v=xDVE3iXjoC0

http://www.youtube.com/watch?v=xDVE3iXjoC0


02. BRIAN ENO 2012年12月10日 21:56:43 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
アグネス・ラムですね!

03. カノープスへの旅人 2012年12月10日 22:28:33 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
 ブッ・・(笑)、ENO様・・、「アグネス・チャン」でしょう?、「ラム」じゃなく・・。でも・・、女性の好みは全く同感ですがね・・。ジョークならば中々秀逸!。物置の中に、まだ「アグネス・ラム」の写真集有ったかな・・。
 「アグネス・チャン」のLPなら二枚ほど持っていますが、彼女の曲では「白い靴下は似合わない」が結構好きでしたね。

 移動はこちらの板で宜しいのですか?。


04. BRIAN ENO 2012年12月11日 06:24:16 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスへの旅人 様

>、「アグネス・チャン」でしょう?

しょうのないギャグです・

こちらに移動お願いいたします。


05. 2012年12月11日 11:43:38 : 9jvYK9IIZg
野暮なインタラプトですみません。
今や、キラワレK子と言われても仕方がない超ド級カントリー婆―ですが・・・
こんな情報がありました。

ジャックの談話室
http://jack4afric.exblog.jp/14430313/


06. カノープスへの旅人 2012年12月11日 14:36:10 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
ENO様、「ピーター・ドラッカー」先生を御存知でしたか。まあ、アニメや本の「もしドラ」で結構話題になりましたから、知らない方が不思議かな・・。
 「ピーター・ドラッカー」は、私が最も尊敬し学ぶべき人物を三人挙げるとしたら、間違いなく必ず推薦する一人ですね。後の二人は日露戦争の英雄「児玉源太郎」と、先に紹介したアメリカ海軍提督「チェスター・ニミッツ」ですから。

 私が「企業経営」に人生の進路を選んだのも、中学時代からの「軍事研究」に加え昭和45年の高校一年の時、貴殿が御紹介なさった「現代の経営」を、父の本棚から貰って読んだ時からです。
 全く高校一年当時の理解力では何の事かさっぱりでしたが、漠然と組織運営と企業の使命、イノベーションの重要性や運営管理の問題などを、経営者や指揮官はきちんと意識しなければならない、と言う事は理解した積りでしたね。
 何故なら孫子と並ぶ兵法家「呉子」や、「矛盾」の語源で有名な「韓非子」にも、組織運営とトップの規律が書かれているのを読んだばかりだった為です。

 しかし「組織の規律」「トップの資質」「イノベーションの本質」など、受け狙いの小説では有りませんが、女子高生にこれが簡単に判ったら日本は革新的な素晴らしい国へと変貌しますよ(笑)。

 私とて超過激な労働争議の労務担当を皮切りに、幾つもの問題部署を十年以上も掛かって総て改善・改革し、漸くドラッカー先生の論理が多少なりとも認識出来た内容ですからね。特に機械(私の場合は印刷機械)の設計思想を理解した時、初めて「イノベーション」の本質を感じたほどだからです。

 要するに具体的な実践経験も無い人には、「何を書いてあるか判る」レベルでは有っても、「ドラッカー先生が何を言いたいのか解る」レベルには到底達しないほどの内容ですよ。それだけは確信を持って申せます。

 私はドラッカー先生も、案外と「東洋の兵法」を学んだのではと感じています。それほど「呉子」の組織論と一致する部分がほとんどだからです。経営学の始祖とも評される「シュンペーター」から学ばれ、独自の経営理念に達したドラッカー先生の考えは、私も大学の(私は商学部経営学科卒です)授業で学びましたが、当時の教授レベルでも上手く説明出来ませんでしたね。
 故に私は更なる「軍事研究」を選択したほどですから。

 しかし小説やアニメで「もしドラ」が話題になっても、本当に理解し認識出来た人はどれほど居たのでしょうか。真面目に「認識」出来れば、どんな人でも直ぐ「判断」「行動」に結び着くものなのですが、世は一向に良くならない(笑)。

 機械の設計思想はまさに「兵器の設計思想」と一致するのです。兵器の設計思想は「戦略」の理解と充足性(コスト・生産性・開発時間・運用効率)などと、切っても切れない相関関係を持って居る物です。
 会社の資本である設備(機械)の設計思想も知らず、無理な受注や生産計画を押し込めば結果的に企業は赤字を産み、軍隊の兵器では多大な犠牲と敗北を招く事は説明するまでも有りません。
 ドラッカー先生のおっしゃる「イノベーション」や「需要の創造」とは、具体的に申せばスタートの原点を認識せねば理解など不可能なのですよ。

 企業はこれの解る者が一人居るだけで、本当に革新的なほど変化し成長します。私はそんなお手伝いをしているだけですが、真の障害は企業のトップである「社長」がその必要性を理解出来ない事です。「企業は人なり、とは社長の事だ」は、この様な現実経験からの言葉なのですがね・・。

 私がお相手している会社は総て中小・零細企業です。と言うよりもコンサルタントのスタートが、付き合いのあった取引先の担当者や知人から、経営上のアドバイスを求められた事からです。別に私は「経営コンサルタント」になど成りたくてなった訳では有りません。だから報酬は本当に「お心遣い」程度です。中には無料でお相手をする時も有ります(笑)。

 まあ、余りプライバシーに関する事は無しとしましょう。それと母への過分なご評価、誠に有難う御座います。死ぬ寸前まで、私には本当に我儘を言いっ放しの人でしたが・・。他にも3人兄弟(姉二人兄一人)が上にいるですが、末っ子の私にだけは言いたい放題でしたね。
 しかしENO様がご紹介された「大和」生存者の方々同様、「自分のベストを尽くして精一杯、人に恥じない生き方をして来た」想いが有ったのかも知れません。

 板が変わると前に何を語ったか、何をお話になられたかが解り難いのが困りますね。また前の板に戻ってお話の内容を確認して参ります。
 先ほど仕事で呼ばれましたので、取りあえずはこの辺で・・。



07. BRIAN ENO 2012年12月11日 16:09:12 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスへの旅人 様へ

ドラッカーの本を初めて読んだのは、
いつか分からないくらい前になりましたが、

いずれにせよ、
読みやすかったですし、
内容も、
なるほどな・・
と私ごときでも理解できました・・

実は、そのずーっと前にもなんと、

中学の先生が、
「断絶の時代」という本を
授業の中で紹介してくれて・・

「ホーッ・・」
とそのままにしておいたのですが・・・

現代の経営を書いた人物の著作だったんだあ〜
と、現代の経営を読むに至って、
知ることとなるんですが・・
では、なぜ、中学校のあの先生が
あの本を紹介したのか?

という素朴な疑問が生まれました・・
今も残念ながら謎のままですが・・

ドラッカーブームもビジネス・ライクに
何らかの仕掛けがあり、
ブーム作りや商売が先行して

アニメやら映画やらに発展したのでは?

と思います・・

たぶん、流行りもの扱いで・・
本質を学ぶことなく終焉するのではと
思っています・・

ところで、

先日のnhkBS歴史館で、
ミッドウェー海戦をやってましたが、

ミニッツが出てきました
あの番組では情報収集に
長けた戦略家と言う感じで、
評してましたが・・

いずれにせよ、山本や南雲・・
日本海軍の戦略のなさ
愚かさには
先日の大和の最後ではありませんが、

あきれるばかりでしたね・・

お仲間、仲良しクラブと言うのが、
海軍トップの本質で、
お互い責任は取らずに、

国民さんに、頑張ってもらいましょう・・的な
評価を番組ではしてましたね・・

まさに、現在の日本の高級官僚と何も変わっていない・・

原発神話の原子力村の悪漢たちと
海軍エリート達の所業は
瓜二つに感じました・・

まあ、行き当たりばったり、
お仲間同士で傷をなめ合い、
自己満足ないし自己陶酔的な作戦・・
そして、
自分たちで
どうしよううもなくなったら、

すべて、国民に委ねる・・
すべてを国民に押し付ける
一億総玉砕ですから・・

まさに、六韜・三略の兵法を
読み、学び、実践すべきは、
この悪漢たちですね・・


08. カノープスへの旅人 2012年12月11日 23:07:06 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
 ENO様へ
 私が持つ「六韜・三略」は、「安藤 亮」と言う方が訳された昭和44年に初版された本で、最近の物は良く存じませんが、「守屋 洋」氏が訳された物なら大丈夫だと思います。守屋氏の本は私も「戦国策」「兵法36計」など持って居り、素直な訳と納得が行く解説が加わって、非常に好感が持てる物ですから。

 それと昨日に漸く「赤い楯、上下」が届きました。凄い量なので、読むのに少々根性が要りそう・・。でも少し走り読みした限りですが、中々興味深い話が多そうなので今から楽しみです。

 チェスター・ニミッツと言う人を、ただの「戦略家」として安直に評価しては見損なうほど優れた人物です。アメリカ軍人で最も「日本人と戦う恐怖」を高く評価し警戒した軍人であったと言えましょう。
 故に太平洋の各戦場では最大限の兵力支援を行い、多くの島で玉砕が起きたのも彼の「油断は一切しない」冷静な判断の結果だったと思います。

 しかも彼は、同時に日本側の欠点も憎いほど熟知していたのです。この点では「ピーター・ドラッカー」先生と共通して居て、兵士や国民の素養レベルは恐れても、指導者レベルでは「官僚的」な側面も知り抜いていましたね。

 「国家戦略が官僚体質に圧されて出難い」「年功序列で若い非凡な才能が埋もれる」「秀逸な判断が妬みや感情論で正当に評価されない」等、ニミッツの人事を見ると、総て日本側の反対を行っている点では凄い物があります。

 そして何よりも日本側が初めて成功させた「空母戦略」を、逆にアメリカ側は完全に自らの物として確立し、更に今日の米海軍海上戦略の基礎を築いてしまった事です。それは「空母」と言う兵器の長所や利点ばかりか、弱点や構造的欠陥まで彼は完全に知り切っていた証拠です。

 私が前述した「兵器の設計思想」を、ニミッツ提督は誰よりも熟知していたのですね。ミッドウェイ海戦はその結果ですよ。

 逆に言えば、日本側はそれに全く気付いていなかった。要するに、太平洋戦争に於ける空母こそ「戦略兵器」だったと言う事が・・。日露戦争・第一次世界大戦までは「戦艦」こそが決戦兵器(戦略兵器)でしたが、太平洋戦争ではそれが空母だったと言う事です。

 ENO様がご覧になった、「大和・武蔵」はその急速に変化した軍事戦略の革新的な思想を、日本は見事に穿き違えた結果の何も実を付けなかった「仇花」です。

 故に太平洋戦争で最大の失敗とは、「戦略兵器」を用いての攻撃は「戦略攻撃」であり、当然ながら叩くべきは「戦略目標」でなければ成らなかった、その事が全く理解出来なかった指導層総ての「教育」と言えましょう。

 今日の日本の「高級官僚」が、何処の大学で如何なる教育をされて来たか、それはどの様な内容か、総ての問題のスタートラインはまさにここですね。
 「韓非子」曰く、「事の理に因らば即ち労せずして成る」はまさに至言ですよ。

 戦前の「士官学校・士官大学」、今日の「東大・上級国家公務員試験」こそ、そしてそれを至上の価値に置いた、今迄の日本人の持った価値観が問題なのです。

 この事から逆説しますと、日本の敗戦は「真珠湾攻撃」こそ大失敗だったと言える訳です。今でも「真珠湾攻撃は成功」と多くの人が評価しますが、真珠湾米海軍基地こそ日本にとって最大無二の戦略拠点であり、それを戦略兵器の空母で攻撃する以上、敵の戦略兵器である「敵空母」と、太平洋艦隊が半年も作戦行動が出来る燃料を蓄えた「備蓄燃料タンク基地」こそ、まさに「最大の戦略目標」だったのですよ。

 当時、真珠湾には何と600万バレル以上(100万トン)の各種燃料(航空機・船舶用重油・潜水艦用軽油)が有ったそうです。ニミッツは著書の中で、「これがやられてたら、残った総ての艦に米西海岸まで撤退を命じるしかなかった。再度の攻撃に対処出来ないからだ。」と語っています。

 これを日本の「南雲司令官」は無視しきった事が、太平洋各地総ての敗戦原因だったと言えるのです。そして彼の様な指揮官を任命した山本司令長官、併せて明確に戦略目標を指示しなかった、軍令部の総てが愚かだったのですね。

 ミッドウェイはそんな失敗の駄目押しです。起きるべくして起きた敗戦ですよ。別に奇跡でも幸運でもない。愚かな指揮官が立てた稚拙な攻撃計画に対し、優秀な米指揮官が立てた総ての航空攻撃を「急降下爆撃」の囮とする、空母戦略を知り切った証明だったとも言えます。

 ここまで分析すると、私など「仕掛けられた戦争に乗った指導部が悪い。」と言うよりも、「戦略も解らずその意味も知らずに、天皇陛下まで騙して出たとこ勝負に出た戦争だったが、最悪の結果しか出せなかった。」としか言い様がないですね。

 しかし私がこれを言うと、「済んだ事は何でも言える。」と返して来る方が多いのですが、「では過去のミスを分析せずに、未来の指導者が同じ過ちを繰り返したらどうするのか?。」と言う私の問いには答えられないのですよね。

 また長々と書いてしまいました。先ほどは中座して申し訳ありません。


09. BRIAN ENO 2012年12月12日 16:30:05 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスへの旅人 様へ

>「守屋 洋」氏が訳された物なら大丈夫だと思います。

それを、買ってみたいと思います

 >「赤い楯、上下」が届きました

蛇足ですが、赤い楯だけじゃなく
広瀬本の系図を大々的にアップしている人がいるようです・・

http://arsmagna.jimdo.com/

ダウンロードやプリントアウトもできるようなので、
参考になると思います・・


BS歴史館でも、
戦艦から空母への頭の切り替えが、できなかった・・

日露戦争を踏襲した結果の敗北みたいなことも言ってましたね・・

 >今日の日本の「高級官僚」が、何処の大学で如何なる教育をされて来たか、それはどの様な内容か、総ての問題のスタートラインはまさにここですね。

詳しくはわかりませんが、
単純に言えば、
知識の詰め込みを中心とした暗記を中心としたもので、
何かについて、問題意識を持ち、
それについて深く考え、
何かを導き出すような教育はされていないように思います。

 
>戦前の「士官学校・士官大学」、今日の「東大・上級国家公務員試験」こそ、そしてそれを至上の価値に置いた、今迄の日本人の持った価値観が問題なのです。

番組の中で、南雲が素人である云々の話がでて、
じゃーなんでそんな素人が、
親分になるの?
・・士官学校の成績が良かったから・・云々・・

まあ、士官学校で、
どんな勉強をしてきたのか、
不明ですが、まあ、
素人育成士官学校といったところでしょうね・・
これは、今も何も変わってないですね・・

近い将来、またまた、
こういった連中の為に、
我々国民は地獄を体験させられることになると思います。
すでに、福島の人達は、終わらない地獄を体験されているさなかですが・・・

 >これを日本の「南雲司令官」は無視しきった事が、太平洋各地総ての敗戦原因だったと言えるのです。そして彼の様な指揮官を任命した山本司令長官、併せて明確に戦略目標を指示しなかった、軍令部の総てが愚かだったのですね。

山本という男・・よくわからないです。
番組中も、とにかく、はやくはやく、攻める・・はやくはやく、
山本の計画通りに攻める攻める・・
そのことが、全て裏目裏目にでる・・。
じゃあ、なぜそんなに、山本は焦ったのか?
アメリカに勝利するには、短期決戦しかないと思っていた云々・・
でも、山本、そもそも、対米戦争には反対していたのではないでしょうかね・・
真珠湾でも敵の重要な戦艦?空母?をみすみす逃がしてしまい・・
(これは南雲のせいか・・)
それが、後で大きな問題となる・・
山本はイギリスに行き、
勉強したり、情報収集したりしてたいたんですよね?
確か?


10. カノープスへの旅人 2012年12月13日 01:19:57 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
ENO様へ
 申し訳ありませんが、私はこの半年以上テレビを見ていません。余りにも酷い情報操作と偏向報道に、「NHK・BS歴史館」も含め見る意志を失ってしまったのです。まあ、NHKの歴史番組は何時も掘り下げが非常に浅いので、ただ歴史的事実の確認と一つの見解程度に捉えて居りますが、その典型的な一例として、貴殿の書かれた 
>「戦艦から空母への頭の切り替えが出来なかった」
がまさに挙げられると思います。
 
 「頭の切り替え」一言で云えば簡単に聞こえますが、戦略兵器としての「戦艦」が持つ意味合いと、新たな「空母戦略の構築」と言う意味では本質が全く桁違いに変わるものです。
 その双方の違いを明確に説明し、新たに構築された空母戦略の持つ具体的な内容が示されねば、漠然としか敗北する本当の理由は伝わらないのですが・・。

 私が最も評価する「チェスター・ニミッツ」はまさに、真珠湾で受けた大損害のピンチを「チャンスに変えた」のですよ。真珠湾の旧式戦艦群を総て破壊され、動ける戦闘艦艇は空母五隻と助かった駆逐艦に僅かな潜水艦、を逆手にして「攻撃力」の総てを「空母艦載機」だけに「特化」したのです。
 その結果、一隻の空母を駆逐艦で護衛する「空母輪形陣」を創案し、当然ながら駆逐艦の使命は「対潜哨戒」と「対空防御」のみが求められて行くのです。

 真珠湾以後のアメリカ駆逐艦を調べれば、その急激な変化が良く判ります。徹底した対潜・対空兵装(ソナー・レーダー)の充実、艦砲とその防御(装甲)よりも長期勤務する乗組員への居住性、対艦魚雷から対潜爆雷への兵装転換、最高速度よりも航続距離(大型の空母に随伴する為)、更に何よりも優先させたのは「量産性(数を増やすだけではなく、より安く短期間に造る)」です。

 これは艦載機に於いても同様です。徹底した生存性(パイロットの保護)、格闘戦を放棄した戦闘手段とその指導、無線電話や主翼の折り畳みなどの空母搭載性、等々・・。一例を挙げれば、アメリカ空母艦載機は「水冷エンジン」搭載機を採用して居ません。イギリス海軍は水冷エンジンの「ホーカー・ハリケーン」を艦載機に使用していたのにね。これは水冷エンジンは被弾に弱いからです。空冷エンジンは被弾してシリンダーの一つや二つ、脱落しても飛び続けられるのです。空母の存在価値とは即ち、「優秀なパイロット」を如何に生存させるか、でもあります。

 ちなみに戦闘機の製造工数(ネジ一つを締める作業を工数一)で、ゼロ戦と第二次世界大戦で最高性能機とされたP−51ムスタングでは、ゼロ戦が12万、ムスタングは8万だったと、何かの資料で読んだ記憶があります。製造工程が簡略化されて量産化を図った証しですね。
 そういえばムスタングの写真は、全部銀色のままで機首の上に黒い防眩塗装のみで、機体には塗装もされて居ませんでしたしね。

 その「虎の子」である空母を守る為に、アメリカ海軍は「戦艦」の持つ攻撃力を完全に捨てたのですね。戦略の転換とは、「価値観の革新」でもあるのです。
 従って従来の古い価値観に拘れば、今迄は世界的にも評価されて来た固定概念に執着すれば、何時の時代でも新たな価値観や時代の変化に、総ての古い栄光や実績は地に堕ちるのです。

 まさにこれこそが、シュンペーターやドラッカーの言う「イノベーション」ですよ。戦争と言う「生きるか死ぬか」の現場で、これは私たちが経営する企業の現場でも全く同じですが、イノベーションを成功させた側だけが生き残れるのです。
 故に私は「戦争こそ唯物論の典型」と考えていますが・・。

 そしてもっと別の角度から言えば、「日本海軍はアメリカ海軍側に新たな需要を創造させたのだ。」とも言い換えられるかも知れません。

 翻って我が日本はどうだったでしょうか。「兵士は一銭五厘で使い捨て」「パイロットを守る防弾装置も無い危険な機体」「航続距離を伸ばす為に主翼の付け根まで増やした燃料タンク(当然ながら防弾装置は無い)」「艦隊決戦のみを考えた重兵装の大型駆逐艦(当然ながら対潜兵装やソナー・レーダーも無い)」「対潜爆雷よりも対艦用の超大型魚雷(2・4t)を8本も積む無駄」「量産性よりも高速力や運動性」「製造期間やコストよりも性能重視(これも古い艦隊決戦思想に基づいた価値観)」等々・・。

 山本五十六は、この古い「艦隊決戦思想」を踏襲した優等生なのですよ。そしてこの日本海軍が日露戦争以来、バイブルの様に教範として学んで来た日本海軍の教科書を書いたのが、日露戦争を勝利に導いた天才「秋山真之」が著した物です。
 即ち、日本海軍は「日露戦争と同じ様にやれば勝てる、」と勝手に考えていたと言えるでしょうね。
 
 日露戦争直後に完成した新型戦艦「ドレッドノート」とそれを上回る「スーパー・ドレッドノート(超弩級)」が列強の手で次々と完成し、日本もイギリスから最新型巡洋戦艦「金剛」を輸入して、その設計図を元に三菱長崎造船所では「比叡」が、呉海軍工廠で「霧島」が、神戸の川崎重工造船所で「榛名」が造られてはもうこの思想は、既に動かし難い物へなったとしても無理有りません。しかも当時の戦艦は全て、燃料が重油ではなく石炭だった時代です。

 更に当時の日本航空機産業は、輸入した初期の飛行機で漸く産声を上げたばかり。山本五十六ばかりか日本の海軍首脳部全員に、太平洋戦争でチェスター・ニミッツが起こした、現代まで通じる海軍戦略のイノベーションを、僅かでも想像させようとする方が無理過ぎますよ(笑)。
 しかも当時の海軍は「八・八艦隊」計画の真っ最中。八・八艦隊とは巡洋戦艦「金剛級四隻」を加えた国産「戦艦八隻」「巡洋戦艦八隻」の大艦隊の事です。

 ロンドン・ワシントンの軍縮条約で、戦艦として建造中だった「加賀」と巡洋戦艦として同じく建造中だった「赤城」が、後に真珠湾を攻撃した空母となった訳で、当時の日本海軍ばかりか米英や仏独伊も空母戦略など微塵も考えて居なかった時代です。ニミッツが非凡過ぎたと言えましょう。

 ただ言える事は、アメリカ戦略空軍がB−17でドイツを爆撃する際、アメリカでは「戦略目標判定会議」が開かれたそうです。そこで検討された項目で、一番目の「石油精製基地及び備蓄タンク」から「軍需工場」「化学工場」「鉄道のターミナル、重要な橋」から五番目に「ボール・ベアリング工場」が選定されたそうです。

 「戦車・航空機・自動車等、あらゆる兵器にベアリングが使われる」事が理由だそうで、この冷静な判断は映画「頭上の敵機(グレゴリー・ペック主演)」でも紹介されています。日本にはこれが有りませんでした。産業の価値を、日本軍部は全く考慮せず無視したのです。戦争は総ての知恵が必要なのにね。
 「短期決戦」も、そんな我が国の実態を考えれば「夢でも希望したい」願望だったのかも知れませんが・・。

 またまた長々と書いてしまいました・・。気付いたらもう深夜一時・・(汗)。今夜はこれくらいで・・。
 


11. BRIAN ENO 2012年12月13日 16:26:30 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
>私はこの半年以上テレビを見ていません。余りにも酷い情報操作と偏向報道に、「NHK・BS歴史館」も含め見る意志を失ってしまったのです。

>余りにも酷い情報操作と偏向報道

同感です。ただ、己のしっかりした精神と知性の体幹があれば、
情報操作と偏向報道ばかりのテレビの情報もなんのその、
自分なりに翻弄されずに情報の本質を洞察したり、
己の知性のフィルターを最大限に活用し、
無駄な情報やゴミ情報は、破棄しています。
私は、少しは、テレビは観てますね、
ただ、ドキュメンタリー番組や歴史物がほとんどですが、
まあ、このドキュメンタリー番組も,

歴史物も情報操作と偏向報道の最たるものなんですが・・、
ただ、さすがに、
ニュースや議員や評論家が出てくる番組は観ませんね・・

 
>真珠湾で受けた大損害のピンチを「チャンスに変えた」のですよ。

まさに、ミニッツも、ドラッカーそのものですね・・
   
> 翻って我が日本はどうだったでしょうか。

日本はミニッツの真逆ですね。

 >一番目の「石油精製基地及び備蓄タンク」から「軍需工場」「化学工場」「鉄道のターミナル、重要な橋」から五番目に「ボール・ベアリング工場」が選定されたそうです。

たとえば、発電所やダム(飲料水や発電用)や
鉄塔や送電線等は攻撃目標にしないのでしょうか?

カノープスへの旅人様の並々ならぬ戦略への情熱をひしひしと感じ、
圧倒されます。
僭越ながら、ひとつの御提案ですが、
一度、ドラッカーやミニッツや兵法「六韜・三略」や
孫子の兵法を縦横無尽に網羅した戦略論を1冊の本にまとめて頂き、
世に問うてみたらいかがでしょうか?

私は、ひじょうに面白い本になると予感します。

それとも既に、ありますか?


12. カノープスへの旅人 2012年12月14日 00:37:48 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
ENO様へ、
 先ほど、キャット・スティーブンスの「ピース・トレイン」にコメントを書いたばかりでしたが、見事に私と映画や音楽の好みが合いますね。
 貼って戴いた「キャンディ」も久しぶりに全部楽しませて戴きましたが、しかし良くもまあ、あんな古い映像をネットで流しているものですね。感心・・。

 そう・・、思い出しましたよ、あれを観たのは中学三年の時だった事を・・。知り合いの家に映画館のポスターが貼られていて、その謝礼として、「ビラ下」と呼ばれる無料招待券が配られていたのです。
 それを貰って観たのですが、随分と幼い子供の頃から可愛がって下さった方で、その映画館が昭和五十年に潰れるまで、私には必ず分けてくれましたね。

 しかし「並々ならぬ情熱・・」と評されても、私にはお返しする言葉も有りません。前述した様に「万治病院」の経験や両親からの体験談ばかりか、実際に沖縄戦で艦砲射撃の雨を掻い潜り、那覇からアメリカ軍上陸地点の普天間を越えて、名護まで逃げ延びた祖母や叔母の体験談を、幼い子供の頃から聞かされていたからです。故に決して私が興味本位で、戦争を研究して来た訳ではないのです。

 民間人をも狙う戦闘機の機銃掃射で、近所の知人や親族を幾人も目の前で亡くし、巨大な戦艦の主砲弾で開いた大穴を伝いながら逃げた延びた、祖母や叔母の生きた体験談は、今も我が家の家宝と共に残るまさに現実の物でもあるからです。
 その現実に起きた不条理の、本当の正体と言うか軍部のトップが秘め隠す真相を、亡き父が「お前なら突き止められるかも知れない」と励ましてくれた事こそが、私のエネルギーである事は確かな事実でしょうね。

 以来、父が死に祖母がこの世を去っても、名護には未だ「ひめゆり部隊」の生き残りである叔母が健在ですし、沖縄の不条理も一向に解決して居りません。
 私も今迄の研究を論文にまとめた事も有りますが、今は「自分の頭の上のハエを追うのが先」と、腐敗官僚独裁や歪んだ報道の見極めを重視し、現状では中断を余儀なくされて居ります。

 いずれ死ぬまでには書き置いてしまいたいのですが、実際はENO様の様に御理解下さる方が乏しいのは現実です。事実、五章ほどレポート六十枚くらい書いただけで、ほとんどの知人が感想すらも語らなくなってしまう為です。
 別に私は人からの評価を求めて書いた訳では有りませんが、既に二度ほど死に損なって居りますので、自分でも近い内には必ずとは思っています。

 でも実際、こうして真珠湾攻撃やミッドウェイ海戦の事を少し語っただけでも、意外と皆様が知らない事も多いのではないでしょうか?。NHKの論説とはまた違う視点や掘り下げ方だけでも、見えない真実が無数に浮き出て来る物なのですが、私の視点に具体的なご評価を頂ければ望外の光栄でもあります。

 「戦略」と言う概念は、その時代の戦争一つ一つで全く変わる物です。経営理論が普遍化しないのも、肝心な「経営戦略」が時代と共に経営環境と共に激しく変化する為、と言っても過言では有りません。しかし今の大学教授や有識者は、その事実を認めようとせず、私の見解に見向きもしないのです。
 実際の企業経営では私の方が遥かに実践で揉まれて居るにも関わらず、世の大学教授たちは実践論には関心が無いのですが。故に今の私は「判る方だけに語る」、そんな気分でもあるのですよ。

 でもニミッツの海軍戦略の意味と、ドラッカーの言う「需要の創造」がこれほど一致している事実を、人に語ったのはENO様へが初めてです。少しは面白かったのでしょうか?。チャマ様には受け入れられず、潜水艦(漢文氏?裏ドラ3氏?)も僅かなコメントを頂いただけ・・。まあ、ネットで書くレベルですから内容が稚拙な点は否めませんがね・・。

 ただ宗教で私がイタリア人の神父様から教わった、愛に関する興味深い教えが今でも私の軍事研究と結びついている事だけは、ENO様にお話しして置こうと思います。それは「愛には三種類有る。」事です。曰く、

 「愛には三種類有る。一つはエロス、肉欲の愛や人を恋する愛だ。これが無ければ人は滅びるし、人を求める意欲も失せて孤独の中で死ぬ。二つ目は相互理解の愛だ。人々が互いを理解する、お互いに理解し合おうと努力する、これは立派な愛なのだ。そしてその愛を互いに共有する事こそ、最も人間らしい姿と言える。三つ目はアガペー、神の愛だ。一言で云えば自己犠牲の愛。人間の出来る至高の姿でもある。」

 これを中学時代に聞いていたお影で、指揮官や経営者には「相互理解の愛と自己犠牲の愛が不可欠である。」と言う認識を持つに至ったのです。
 実際、チェスター・ニミッツや児玉源太郎、太公望や呉子など、優れた人物は共通して深い人間愛を説き実践しています。
 要するに「戦略」とは、「部下を一人でも死なせたくない」「少しでも楽に働かせ、且つ戦わせたい。」と言う指揮官の想いが生み出すのですよ。

 「ニミッツの太平洋海戦史」でも提督のそんな非凡な一例が書かれていますし、司馬遼太郎の「坂の上の雲」でも、児玉源太郎の苦悩は全て日本の苦しい国力で何としても、少しでも少ない犠牲で勝利したい、そんな願望が描かれています。
 「戦争」を研究する上で先ず「戦略」の存在を知って戴きたかったし、その戦略が如何なる「意識の元」で編み出されるのか、前述したモルトケの言葉を「言い得て妙」と申し上げた意図はこれなのです。

 またまた長々と書いてしまいました。ENO様が「面白い」と思って頂ければ、私にとって前述の様に望外の光栄でもあります。

 追伸、発電所やダムへの爆撃は、「1944年ノルマンディ上陸作戦」後に戦闘爆撃機の部隊が行い始めました。前述の「戦略目標選定会議」は、イギリス本土にアメリカから派遣された、「B−17爆撃機」が配備された1942年の事です。
 まさに「戦略爆撃」を開始する前に、最も効果的な目標を選定した証しですよ。


13. BRIAN ENO 2012年12月14日 09:35:42 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスへの旅人 様へ

>キャット・スティーブンスの「ピース・トレイン」にコメントを書いたばかりでしたが、見事に私と映画や音楽の好みが合いますね。

私も、ピース・トレインのところでコメント書きました。

>あんな古い映像をネットで流しているものですね。感心・・。

あの映画は、まさにスーパー・スターがそろいもそろって、
あれだけくだらない映画に出た・・
そこんとこが、受けるんだと思います・・
女優さんも、今、あんな女優さんいませんね・・
今の女優さん可愛くなくて、クセの強い女優さんばかり・・
つい、あの頃はよかったなあ〜なんて懐古趣味になりますよ・・
私なんぞは、・・
前にも投稿してるけど、
「何かいいことないか、子猫ちゃん」
というスーパー・スターそろい踏みの映画にも何か共通するものがありますよ・・助べえ男と助べえ女のくだらないお話・・
世の中、結局、
人生、万事こんな感じなら、
楽しいんだろうなあ〜そんな皮肉を込めたくだらん映画・・
されど映画・・されど、それが人生かもしれませんね・・


>「ビラ下」と呼ばれる無料招待券が配られていたのです。

広告宣伝費ですね・・

昔は、結構、そういうのあったんですかね・・
私も別の投稿のコメント欄に既に書きましたが、
高1の時、
キャロル、サディスティック・ミカ・バンド、バッド・ボーイズの
ライブを無料でみました。
友人が楽器屋さんで、
10万以上の買い物をしたとのこと、
その楽器屋さんに、友人と遊びに行ったら、
店長さんが「君達、キャロル、観に行かない?」
たしか、10枚位の束をもらいましたよ・・
学校終わって、詰襟のまま、
会場に走って、行ったの覚えてます・・
そして、息をきらせて、階段を駆け上ってると、
誰かに、「オーイ!○△!」
と名前を呼ばれる・・

一歳年上の、ドラマーの先輩でした・・、
確か、先輩も楽器屋さんの上々得意先だったんで、
無料券だったような気がしますす・・
こんなんで、興業成り立つのかなあ〜なんて、
ふと考えたりしてましたが、
当時はギャラが安かったんだろうと思いますよ・・


> それを貰って観たのですが、随分と幼い子供の頃から可愛がって下さった方で、その映画館が昭和五十年に潰れるまで、私には必ず分けてくれましたね。

うらやましいですね・・

>映画館が昭和五十年に潰れるまで
映画館って、というか一般的に、廃れる業種ってのは、
都会よりも、田舎の方から、廃れるんですね・・当たり前ですが、
たぶん、私の地元は、
昭和40年代初頭にはぐらぐらしていたとおもいます、
映画館の社長も、我々のような子どもと真顔で交渉して、
映画を上映するか?しないか?
駆け引き、やってたんですから・・
その社長も
「なんで、おれ、こんなガキどもと、交渉しなきゃならないんだー!」
と自己嫌悪に陥っていたと思います・・
なんだか、哀れな感じがしましたよ!
映画館も究極の汚さ、
床は地面でした・・
トイレのアンモニア臭がいつも館内に漂っていて、
くっさいけど、ガメラみるからガマン!ガマン!
と自分に言い聞かせて観てました・・

>祖母や叔母の生きた体験談は、今も我が家の家宝と共に残るまさに現実の物でもあるからです。

誠に僭越ですが、それを、語り伝えることも、とても重要と思います。

>真相を、亡き父が「お前なら突き止められるかも知れない」と励ましてくれた事こそが、私のエネルギーである事は確かな事実でしょうね。

それも、凄いことですね・・敬服します。

>沖縄の不条理も一向に解決して居りません。

拉致問題、北方領土、原発、竹島、尖閣、パレスチナ問題・・・あげればきりがないですが、こういった不条理を有効活用するのが、
彼らの巧妙なる常とう手段ですね・・


>腐敗官僚独裁や歪んだ報道の見極めを重視し、現状では中断を余儀なくされて居ります。

なるほど・・・。


>いずれ死ぬまでには書き置いてしまいたいのですが、実際はENO様の様に御理解下さる方が乏しいのは現実です。事実、五章ほどレポート六十枚くらい書いただけで、ほとんどの知人が感想すらも語らなくなってしまう為です。

>ほとんどの知人が感想すらも語らなくなってしまう為です。

知人というのが、一番厄介だと思います・・
やはり、貴殿とまったく利害関係のない、
そして、貴殿の主張やテーマに純粋に興味を示す人は、
必ず存在します。
それも、おうおうにして御自身の周りには、いないと思います。

そういう、私も、私に一番身近な存在の家内が、
私が、人間どうあるべきか?
とか、なぜ、原発が我が国のような世界にもまれにみる地震大国、
津波大国に、54基も建設されたのか?
その手の類の話には、まったく興味を示さないですし、
そんなくだらないことはどうでもいいから、
もっと、金稼いで!という感じですからね・・
いまだに911はビンラディンの部下がアメリカのパイロット養成学校で教習をうけたイスラム原理派の若者が、
ハイジャックしてツインタワーに見事激突させたと
真面目に思ってますからね・・
まさに官製の報道をそのまま、まったく吟味せずに、
事実だと思うので、しょうがないんですが・・

>こうして真珠湾攻撃やミッドウェイ海戦の事を少し語っただけでも、意外と皆様が知らない事も多いのではないでしょうか?

というか、私なんぞは、知らないことだらけです。

>「戦略」と言う概念は、その時代の戦争一つ一つで全く変わる物です。経営理論が普遍化しないのも、肝心な「経営戦略」が時代と共に経営環境と共に激しく変化する

そこが、それが「経営理論」の「経営戦略」の本質であり真髄です・・

経営戦略でもなんでも、
この世に、普遍的な真理があると・・妄信したがるのが、
人間の弱さなんですが・・
これを私は「思考のの単純化」という言葉(私独自の造語ですが)
意味は単純に書けば以下のようなこと

「なんでも、名前をつけたり、カテゴリーを儲けて、複雑そうなこと、面倒くさそうなことを単純化しして分かりやすくすること・・」

でも、これをやると、そのものの本質や真髄がわからなくなるし、ものごとを総合的にとらえられなくなる・・

たとえば、現代医療がその分かりやすい例です・・
頭が痛い・・頭痛薬を飲む・・
ほんとうは、片頭痛ではなく、
もっと恐ろしい病気が隠れているかもしれませんが、
思考の単純化で片頭痛だと思いますのでロキソニンを出しときます・・的な・・

学問も細分化され、総合的な包括的な人がいないので、
細分化された部分的な学者ばかりになり、
学問の停滞につながっているそうですが・・

貴殿のお仕事も財務だけみてもだめ、
営業だけみてもだめ、
経営はトータルでみないと、
本質はつかめませんね・・

話は戻って

>「戦略」と言う概念は、その時代の戦争一つ一つで全く変わる物です。経営理論が普遍化しないのも、肝心な「経営戦略」が時代と共に経営環境と共に激しく変化する

そこが、それが「経営理論」の「経営戦略」の本質であり真髄です・・

これを理解していない人が、たくさんいるので、
くだらないビジネス本や経営本がいつの時代も、売れる・・

ライターは全部が全部そうではないにしても、
ほとんどのライターが自分の生活費の為に、
その手の本を書いているひとがほとんどです・・
もっともらしく、書いて、その手の情報に飢えてる人、
その手の情報に猛進したがる人には、格好の魚釣りでいえば餌ですよ・・
新興宗教みたいなもんです・・。


>今の大学教授や有識者は、その事実を認めようとせず、私の見解に見向きもしないのです。

基本的には大学の教授や著名な有識者のほとんどは、
そのそれぞれの分野の御用学者です。
御用学者でなければ、たぶん、異端・・とされ、
教授職にもつけず、著名にもなりません・・
特にアメリカ・ヨーロッパの偉い先生方は、
必ず、バックにスポンサーや資金源や企業がないと、
偉い先生として名を馳せることは、不可能・・
パトロンの意向に沿わないとすぐに干される「業界」だそうです・・
日本の偉い先生の方がまだ、まだ、まともだそうですよ・・

権力に迎合する学者たち―『反骨的学問』のススメ [単行本]
早川 和男 (著)
出版社: 三五館 (2007/8/23)
http://www.amazon.co.jp/%E6%A8%A9%E5%8A%9B%E3%81%AB%E8%BF%8E%E5%90%88%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1%E2%80%95%E3%80%8E%E5%8F%8D%E9%AA%A8%E7%9A%84%E5%AD%A6%E5%95%8F%E3%80%8F%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%A1-%E6%97%A9%E5%B7%9D-%E5%92%8C%E7%94%B7/dp/4883203964/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1355439872&sr=8-1


>実際の企業経営では私の方が遥かに実践で揉まれて居るにも関わらず、世の大学教授たちは実践論には関心が無いのですが。故に今の私は「判る方だけに語る」、そんな気分でもあるのですよ。

大学教授という権威であぐらをかいている輩には、
何を言っても無駄です。
人生をかけて学業の真髄を究めるとか、
その為に、貴殿のような強烈な体験やお父様やお母様の過酷なる経験や生活や、
お父様の切なる願い等・・
それを究める為のモチベーションや
それを突き動かすエネルギーなんか、連中には持ってないでしょう・・
権威にあぐらをかいて、
日々の研鑽に目をそむけ、
給料もらって、
医薬の教授であれば、
医薬品メーカーに寄生して、
それを司る官僚と仲良くして・・
彼らの意向に沿う論文を書いて・・
(実際書いているのは、部下とか・・が書いてる・・)

先日、書いた三階さんも、
「偉い先生達に、謹呈したのに、たぶん、読んでないよね・・」
みたいな感じのこと言ってましたよ・・

>故に今の私は「判る方だけに語る」

そのとおりですよ・・
音楽でも、
「ピース・トレイン」名曲と感じるひともいれば、何も感じない人もいる・・

我々は天才では、ありませんが・・

天才は天才を知る・・
一流は一流を知る・・
まことにおこがましいですが、
わからん奴にはわからん・・
理解できる頭脳がない!
と断言できます。

私は、阿修羅掲示板の音楽板や昼休み板とかリバイバルとかには、
それなりの投稿を心がけますが、
閲覧数の多い板(原発板や政治板や経済板や戦争板)
には、女性週刊誌やスポーツ新聞のコピーを投稿しますが、
これも、閲覧数が多い板には、貴殿の言う

>故に今の私は「判る方にだけに語る」

という、理屈からなんですが・・
これを「馬の耳に念仏」とか言うんですか?
音楽板だと、閲覧者の絶対数が少ないし、貴殿の言う

>「判る方にだけに語る」

その哲学と同じですよ・・


>でもニミッツの海軍戦略の意味と、ドラッカーの言う「需要の創造」がこれほど一致している事実を、人に語ったのはENO様へが初めてです。

さっきも、書きましたが、
この世で、どんな世界でも、
どんな分野でも、
生涯をかけて究めようとすれば、
その分野や世界や畑が違えど、
その究めようとする真理だとか本質だとかが、
見えてくる瞬間や時が、
くると思いますが、
それは、ある意味、何か言葉では表現できないですが、
共通する奥義みたいのものか?
真理のようなものか?・・
よくわからないけど、
悟りみたいなものが体験できると思いますよ・・

うちの、娘が、5歳で乗馬を始めましたが、
「軽速足」という乗り方がありますが、
立ったり座ったりする騎乗テクニックの基礎の基礎ですが、
これを習得した時に、本人になぜできるようになったのか?
と聞きましたが、

「なんだか、ある時、わかったんだよね・・」
「これだ!ってね・・」
「理屈では説明できないけど、
このタイミングで立てば、いい、で、このタイミングで座ればいい」
「それがわかったんだよ・・」と・・

この説明には、
「ああ、なるほど、基礎の基礎、軽速足の基礎が娘には見えたんだな・・」
と私は思いました・・

見えるってのは、わかること
わかるってことは、みえること
それらを月並みな言い方をすると
覚えたとかマスターしたとか言うんでしょうが・・
この何気ない日常の積み重ねが、
最終的な究めるという究極の目標に
近づくためのステップなんですが・・
これを、今の人は、すぐ結果を求める・・

うちの娘は一流でもなんでもない普通の乗り手ですが、
こういったものを人生をかけて、ひとつひとつステップアップして、
究めようとおもえば思うほど、見えてくるものがある・・

やったひとじゃないと分からない

分かる人にしか分からない・・という理屈になる・・

ドラッカーもミニッツも組織を有効活用しようとしたという部分では、
目的は一緒ですし、軍隊も企業も、やってることは違うけど
マネジメントの共通性は驚くほど多いと思います。

ドラッカーもミニッツも生涯をかけて、究めようとした人物なんでしょう・・

対談すれば、意気投合したでしょうね・・

天才は天才を知る、一流は一流を知る・・

>「愛には三種類有る。」

 >「愛には三種類有る。一つはエロス、肉欲の愛や人を恋する愛だ。これが無ければ人は滅びるし、人を求める意欲も失せて孤独の中で死ぬ。二つ目は相互理解の愛だ。人々が互いを理解する、お互いに理解し合おうと努力する、これは立派な愛なのだ。そしてその愛を互いに共有する事こそ、最も人間らしい姿と言える。三つ目はアガペー、神の愛だ。一言で云えば自己犠牲の愛。人間の出来る至高の姿でもある。」

池澤夏樹と言う人も、確かギリシャ神話について語る時だったかな?
記憶が定かではないのですみませんが・・
三つの愛?なんとか、言ってましたが・・
確か、死への渇望みたいなことも言ってましたが・・
関係ないですが・・

三階さんも彼の本で、
人間の重要な本質として
1の愛、
2の愛を具体的な理論構築で、

説明していました。

> 要するに「戦略」とは、「部下を一人でも死なせたくない」「少しでも楽に働かせ、且つ戦わせたい。」と言う指揮官の想いが生み出すのですよ。

これは、日本の幹部は真逆・・
「一人でも多く、死んでもらい、天皇陛下にお国に尽くしてもらおう・・云々・・」

>「面白い」と思って頂ければ、私にとって前述の様に望外の光栄でもあります。

文句なく面白いですよ・・勉強になりますし・・
ありがとうございます。


14. カノープスへの旅人 2012年12月15日 00:00:35 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
ENO様へ、
 「文句なく面白い・・、」そう言って頂けるだけで、私もホッとして居ります。実際、言葉・主張・考え方を発すると言う行為は、別の意味として言い方を換えれば、「自己満足」の要素を多分に有して居るものでもあります。

 解って下さる方に語ればお互いのプラスと成り、心地の良い「相互理解」にも成りますが、「聞く気も無い、解りたくもない」方に語れば、結果的にはただの強引な説得・独り善がりの主張、或いは己の自意識を満足させる為のマスターベィションへと堕ちてしまうからです。

 私は人と人との差とは、「解らなくても理解しようと努力する、信じられなくても確かめるまでは素直に聞いてみよう。」と言った、ポジティブな意識・性格・姿勢の違い、だけがその「人が持つ差」の全てでは無いかと考えています。

 それは私が実際に若い社員たちを育ててみて、その様な素直な性格を持つ者と、「俺は○○大を卒業したんだ、俺は××社で課長の地位まで上がったんだぞ、」と、人の云う事に全く聞く耳も持たない連中では、まさに雲泥の差と信頼の構築が違った事を体験して来たからでもあります。

 そして人を拒む多くの者は、「結果を想像せず責任も無視して自分の考えで判断する」タイプが多かったですね。私はこのタイプを「想像力が欠如している」と思い、以前でもチャマ様の板で申しましたが、「勤勉で頭が悪い者」として決して管理職には昇進させませんでしたね。過去の事ですがお話しさせて下さい。

 それは実際に私が勤務した印刷業界の、凄まじい技術変遷を観れば一目瞭然だからです。戦後間もない物資も全く乏しい頃、市中で唯一の印刷手段は「青写真(感光紙)」だけだったのです。復員直後の父は、これから商売を始めました。
 やがて太平洋戦争で枯渇した「鉛」の供給が、朝鮮戦争の特需以後から開始されると、印刷業界は昭和三十年頃から「活字活版印刷」へと発展したのです。

 しかし昭和40年代に入り印刷技術が「フォト・タイプ・オフセット印刷」へと進化すると、活版に拘った会社は見る見る衰退して、我が社も新しい写真技術の導入に全力を注ぎ始めたのです。
 一般に知られてませんが、印刷業界で使うフィルムとは、カメラのモノクロフィルムと全く同じです。印刷用はベース板が厚くなっているだけで、感光材は「ハロゲン化銀塩」で全く同じです。

 前述のアグファ社はその頃から、日本に印刷用のフィルムとアルミ・PS版を輸入していたのです。しかし昭和50年代に入ると、日本のフジ・フィルムが国内に大工場を建設し、カラーフィルムやカラー印刷が一気に一般化し、またマスター印刷と呼ばれる「ダイレクト紙版印刷」が普及し始めたのです。

 つまり日本の中小零細印刷業界は、昭和二十年代の青写真印刷、三十年代の活版印刷、四十年代のオフセット印刷、そして五十年代のモノクロはマスター印刷へ、カラーもグラビアからオフセットへと、たった十年ごとに設備から技術まで猫の目の様な、凄まじい技術革新と資本の新規投資を、否応も無く導入させられ続けたのですよ。

 そして昭和60年代後半から平成に懸けては、写真の色分解や画像合成もコンピューターで一発編集、印刷も各色の版と用紙をセットすれば後は自動で終わる、太陽に青い感光紙を当てていた時代から、まさに隔絶した「イノベーションの嵐」と言えましょうね。これがたったの40年!。ウィンドウズも「95」から「8」まで、僅か十六年ですから、振り返る実例は眼の前にも在るのですが・・。

 日露戦争で石炭を機関科の兵員が懸命に燃やし、出来たばかりの無煙火薬(ニトロ・セルロース)で下瀬火薬(ピクリン酸の結晶・硝酸をフェノールで安定させた敏感な爆薬)を撃ち合う日本海海戦の時代から、高度一万メートルの成層圏から原爆を落とし、敵の姿も見えない水平線の向こうから魚雷と爆弾で攻撃する空母戦略まで、これもまたたった40年の進歩です。

 新製品のユーザーであるごく一般の消費者は、供給側の設備投資や技術革新をほとんど、「全く知らない」と言っても過言では有りません。「イノベーション」と「新戦略の構築」を、「機械の設計思想から実感した」と申し上げたのは、私の過ごしたこの実体験からでもあります。
 それを私に教えた一つの実例が有りますのでご紹介させて下さい。

 それは第一次世界大戦の直前、1913年のイギリスで当時の軍需相「ロイド・ジョージ(後の首相)が、日露戦争で威力を発揮した機関銃の配備数に関し、イギリス陸軍のトップ二名に聞いた実例です。
 一人は陸軍元帥で、後にイギリス大陸派遣軍の総司令官と連合軍総指揮官を兼務した「サー・ダグラス・ヘイグ」で、もう一人は志願兵募集のポスターにも成ったイギリス陸軍大臣「サー・ハーバード・キッチナー」でした。

 軍需相だったロイド・ジョージは、この国家的英雄二人に次の事を訊ねたのです。「陸軍歩兵一個大隊当たり、機関銃は何台必要か?」と・・。共に歴戦の将軍で、「サー」の称号まで得て女王陛下の信頼も厚い二人ですが、これに対し「ダグラス・ヘイグ将軍」は次の様に答えました。

「機関銃は非常に過大評価された武器であって、一個大隊に二台も有れば充分だ。」と答え、そして次に聞かれた「キッチナー大臣」は、
「一大隊に四台有れば役に立つ。それ以上は贅沢(ぜいたく)と観てよかろう。」と答えたそうです。

 これを聞いたロイド・ジョージは、軍需省の部下に次の様に指示したそうです。
「キッチナーの示した最大値(4)を採り、それを二乗し、その結果に2を掛けたまえ。その答えが出たら、兵士の幸運を祈ってもう一度、2を掛けたまえ。」と。
 この結果、「4×4×2×2=64」と言う数字が出て、イギリス陸軍には64台の機関銃が正式に配備され、砲弾と銃弾の雨が降る第一次世界大戦の西部戦線の激戦中でも、常に最低43台の機関銃が各大隊を守り、更に多くの弾薬と機関銃が本国に要請されたそうです。この逸話は「A・J・P・テイラー著、第一次世界大戦 倉田稔訳 新評論発行」に紹介されています。 

 現実の認識とは、如何に高い評価をされた非凡な経験値でも、それだけでは無く未来を思考する「優れた想像力」と、若い純朴な兵士たちを想う「本物の愛」が不可欠、と言うサンプルでは、と私はこの秘話を聞いて感じました。

 過去に拘り、未来への正しい想像力を欠如させれば、ロイド・ジョージが自らの責任で配備数を決めねば、世界の構図はどうなっていたのでしょうかね。

 ENO様はこの面白い秘話も御存知なかったですか?。私は事前の想定と、未来の現実が作り出す「実態のギャップ」を知る一つの好例と認識しています。

 また長々と書き綴ってしまいました。しかし「軍事の研究」って、意外なほど実社会でも応用が効くのですが・・(笑)。
 ENO様が面白く読んで戴ければ嬉しいですね・・(感謝)。


15. BRIAN ENO 2012年12月15日 18:34:46 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスへの旅人 様へ

>「自己満足」の要素を多分に有して居るものでもあります。

確かにそうですが、
もし、万が一結果的に自己満足であっても「正論」であれば、
何も問題はないとおもいますよ・・。

>「聞く気も無い、解りたくもない」

残念ながら、世の中の人のほとんどが、
語ってる人や情報発信者と何も利害関係がない場合は、
そのようになりますね・・


我々はいつも自分の事で、頭いっぱい、
自分のなんらかの利益(短絡的せつな的)
に繋がるものや、目先の損得勘定や打算的な考えで、
得だと思った時だけ、それも表層の部分だけ拝借して、
理解したつもりになります。

 >私は人と人との差とは、「解らなくても理解しようと努力する、信じられなくても確かめるまでは素直に聞いてみよう。」と言った、ポジティブな意識・性格・姿勢の違い、だけがその「人が持つ差」の全てでは無いかと考えています。

それと、物事の本質を理解しようと思う衝動(本能)
があるか?否か?でしょうね・・
私の周りは「聞く耳持たず、分かりたくもない・・」
という人達の集まりです。
いつも、その手の人達の行動をみますと、
たとえば、一緒に食事するとなると、
早飯、すぐアフターのコーヒーがぶがぶ飲みほし、
デザートむしゃむしゃ飲み込み、
食べ終わるや否や
、あわただしくスポーツ新聞を斜め読み、
読み終わったら携帯でゲーム・・
それに飽きたら、そろそろ、出ようか?・・・
欲望のおもむくままに肉体を委ねてるだけで、
他人に関心を示したり、他者とのかかわりで、
何か得られるとか、・・まあ〜、ないですね・・。

そういった人達をみてると、
誠に恐縮ですが、朝、私が散歩中に出くわす、
他人の散歩中の犬をどうしても連想します。
あっちいってクンクン・・こっち行ってクンクン・・
何かの結末があるのか?
何か意図的なことがあるのか?ないのか?
そんなことは、どうでもよく、
とにかく本能のおもむくまま、あっちいってクンクン、
コッチ行ってクンクン・・
そして、排泄の時間・・

>それは私が実際に若い社員たちを育ててみて、その様な素直な性格を持つ者と、「俺は○○大を卒業したんだ、俺は××社で課長の地位まで上がったんだぞ、」と、人の云う事に全く聞く耳も持たない連中では、まさに雲泥の差と信頼の構築が違った事を体験して来たからでもあります。

>「俺は○○大を卒業したんだ、俺は××社で課長の地位まで上がったんだぞ、」

私ならそんな部下がいたら、
「おう、そうか?だからどうした?」
「それで、何ができる?」
「とくと、聞かせてもらおうか?」
となりますね・・。

刷り込みで作られた幻の権威、
それらで作られた虚構のプライド、
その見せかけの無意味なプライド・・
その安っぽい空虚なプライドとやらは、
内容のない砂上の楼閣のようなもんですね・・。

 >そして人を拒む多くの者は、「結果を想像せず責任も無視して自分の考えで判断する」タイプが多かったですね。

他者に関心を示さない、散歩中のワンチャンのようですね・・

>「想像力が欠如している」

人間で最も重要な才能の一つが想像力です

>「勤勉で頭が悪い者」

南雲とかの士官学校やいまだに続く、東大を頂点とする深く考察することより暗記中心の日本の教育のスタイル・・それらの行きつく先は無能な高級官僚だったり・・

> ENO様はこの面白い秘話も御存知なかったですか?

ロイド・ジョージは、知っていましたが、
この秘話は知りませんでした。
ところで、この頃は、ランチェスターの法則等は、
存在していたのでしょうか?
確か、掛け算とか、ありましたよね・・


16. カノープスへの旅人 2012年12月16日 00:46:47 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
ENO様へ、
 自己主張も正論であれば何も問題はないのですが、とかく受け手が物事を総て歪んで観ようとすれば、誠に如何ともし難いもの・・。特に「自分の弱さを認めたくない、愚かさを直視したくない」タイプは、自分の価値観に拘り、あくまでも協調を放棄してしまいます。
 そんな彼らはこちらの「正論」すら、「聞いたことが無い邪説」「自分勝手な憶測」「根拠の無い思い込み」と一方的に決めつけて来ますよ(苦笑)。
 
 まあ、そんな者たちなど、まともに相手にをしないのが正解なのですけれども、管理職は部下を選べないが、部下の側は上司・管理職を選べる(退職すれば良い)」もの・・。 成果を産み出す組織を作ろうとすれば、先ず部下の中から「本当に素直で正直な者」を、見つける事から始めねばならないのです(笑)。

 そしてそんな素質の者を育て始めれば、今度は指示も聞かない者ほど「あいつだけ依怙贔屓をしている」と陰口を叩き始めるのですから・・(苦笑)。
 しかし私は、「人を使うと言う事は気を遣うこと」、そして「人を動かす力こそ、その人が持つ真の実力」である事を私は認識して居ります。

 そして人を動かす力の本質は、「命令」でも「地位」や「説得力」でも無い、ましてや「暴力」「恫喝」「制裁」「パワハラ」など以ての外。指揮する者の「正しい人間性」と「善意」なのですよ。

 これこそ「六韜」の「仁・徳・義・道」の本質です。しかし、これが誰にも解らないから困る・・。「疑心・暗鬼を生ず」とは、本当に良く言ったものです。
 要するに、「先ず自分が人に疑われない様にする」事が、人との関係で一番重要な最初のボタンなのだと私は思っています。

 「イタズラな(無意味な)誤解を与えない」「人に意味の解らない変な行動はしない」「怒りや嫌悪の感情を表に出さない」など、世の人々が「自己発信」の者ばかりなら、「自分は聞き役に廻る」ことで、電気では有りませんが「+(プラス)と+(プラス)」のショートは避けられる訳ですが、それさえもこちらが弱気と思い込む図々しさ・・(泣)。

 しかし私が高校時代、「やまだ紫」と言う優れた漫画家の描いた、「COM」と言う月刊漫画雑誌に載った「質問があります」と言う、短編の素晴らしい作品を読んだ記憶が有ります。
 その話はこう言うストーリーでした。

 主人公は女子高生なのですが、仲の良い友人から「子供が出来たからその相手と会って欲しい」と頼まれるのです。しかもその相手はヤクザ上がりの若者・・。
 しかし意を決して会った相手は、まるで恐ろしい大人に怯える子供の様に、小娘である自分を怖がり、精一杯友達が好きで一緒になりたい想いを語ったのです。
 その姿を見て主人公は、「人に信じて貰おうとする人の心は、身体の大きなヤクザでも、自分の様な小娘に怯え震えるほど怖い事なのか・・。」と感じ、一番仲の良い友達と、そのヤクザから足を洗った若者との結婚を祝福するのです。

 これと同じ意味合いの話をもっと子供の頃(小学生5年ごろ)に、「小泉八雲」の短編小説、「停車場にて」と言う作品で感じた事が有ります。
 これはネットでも全編が紹介されていますから、ENO様も宜しければ是非ご一読なさってみて下さい。これは震えるほど感動物の作品ですから。

 また「やまだ紫」の作品は懸命に探しましたがみつかりませんでした。「鳳仙花」と言う単行本に掲載されている様ですが、アマゾンでも売っていませんでした。手に入れたい作品集なのですが・・。

 殊更、人に信じられようとする事は勇気が要るもの・・。自分の弱さ、愚かさ、無知さ、無力さを晒す事にも等しいのですね。「自信」、即ち「自分を信じる心」とは、やはり過去から営々と積み上げて来た正しい努力と、本気で流して来た汗、以外には裏付けてくれない物です。

 本を読んだだけの知識、丸暗記だけで得たテストの点数、それで獲得した地位や資格、など、これで人が信じてくれれば、人生本当に楽で良いですよね(笑)。
 
 話は変わり、ENO様は「ランチェスターの法則」を御存知でしたか。第一次世界大戦中の1918年ごろ、ヨーロッパの制空権を巡って英・独で激しい空中戦が行われていた時、統計学者のランチェスターが発見した優れた法則です。

 これは簡単に云ってしまえば「戦力の差はその二乗の差に等しい」と言う、至ってシンプルな内容で、この法則が発見された当初は、「戦場で敵と味方の戦力差が同等などと言う、馬鹿げた事は有り得ない」とされ、余り人々からの注目を浴びなかった物です。

 しかしやがて時代が進み、この法則の持つ真の意味が理解され始めると、「兵士の戦闘力を向上させれば、優れた武器を兵士に与える事が、勝てる戦力差を生み出す」実態が知れ渡り、今日の少数精鋭型でもある、「高度戦闘員タイプ」の軍隊を誕生させる根拠となった、今日でも通用する軍事理論とも言えましょう。

 またこの法則に併せ、戦力差の有る敵と戦う為の「弱者の戦略」、逆に「弱者の戦略を駆使する敵と戦う為の「強者の戦略」が編み出されて行きます。
 これも鋭い論理で、「市場占有率が価格を決める」「地域NO1を目指せ」「戦闘力の集中」など、なかなか実戦的で優れた内容です。

 数式はネットでも紹介されていますが、こうして書いている私も直ぐに書けるほど覚えていません。内容を認識する事に夢中で誠にお恥ずかしい・・。
 またこんなに遅くなってしまった・・。

 良い週末を、お嬢様、奥様と楽しくお過ごし下さい。週明けの選挙結果と、貴殿からのお返事をお待ちして居ります。


17. BRIAN ENO 2012年12月17日 09:10:55 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスのへ旅人 様へ

>とかく受け手が物事を総て歪んで観ようとすれば、誠に如何ともし難いもの・・。特に「自分の弱さを認めたくない、愚かさを直視したくない」タイプは、自分の価値観に拘り、あくまでも協調を放棄してしまいます。

悲しいかな、
それがそういった類の人間の本能であり、
本質であり、最大の弱さですね・・。


>そんな彼らはこちらの「正論」すら、「聞いたことが無い邪説」「自分勝手な憶測」「根拠の無い思い込み」と一方的に決めつけて来ますよ(苦笑)。

正論がベールに覆われ、邪説がはびこる・・ということですね・・

まさに、現代社会そのままです・・

正論を語る人物が異端扱いされ、
本当に邪説を説いている人と、
同列のカテゴリーに入れられ、
一色単にまとめられ、葬られる・・

そして、我々は、
幻の権威が後ろ盾の御用学者や御用政治家や御用報道機関や
御用著名人に簡単に翻弄される・・


 
 
>しかし私は、「人を使うと言う事は気を遣うこと」、そして「人を動かす力こそ、その人が持つ真の実力」である事を私は認識して居ります。

まさにその通り・・

>指揮する者の「正しい人間性」と「善意」なのですよ。

その通りですよね・・、邪悪な心を持ったリーダーが人を動かせるわけないんですが・・

邪悪なリーダーが人を支配できるのは、
支配される人間が、そのリーダーより、
強烈な心の弱さを持ち、
リーダーよりさらに邪悪な心の持ち主の時ですね・・
そして、やがて、負の連鎖を引き起こし、破たんする。

>先ず自分が人に疑われない様にする」事が、人との関係で一番重要な最初のボタンなのだと私は思っています。

信用できない人間をリーダーとして認めないですね・・

また、NHKテレビからの引用で誠に申し訳ないんですが、
NHKEテレのグランジュテという、
働く女性をピックアップする番組で、
街の路上生活者をなんとか救おうということで、
遊んでいる農地を貸してもらい、
そこで、一緒に農作業のノウハウを学んで、
最終的には路上生活者から、
脱し、自立した人間(農業従事者)になるよう手助けする、
32歳の女性が出演していましたが・・

スタートの時は、
路上生活者との心の壁があり心のふれあいや腹を割った会話がなく、
路上生活者がいうことをきいてくれないので、
途方に暮れたそうですが、
人生の大先輩である路上生活者の懐に素直に入り込み、
彼らの話を心で聞いてあげて、
彼らから人生の先輩として意見を聞くようになってから、
心と心が通じ合い、
腹を割って本音で語り、
楽しく仕事ができるようになったということでした。

路上生活者からは、人生の大先輩として、
人生訓の教えを請う、
自分は農作業を路上生活者に学んでもらう・・
そういった、人と人が、
対等の立場になって初めて、
人間と人間の本当の関係が構築できたと言ってましたが・・

たぶん最初は、

「あんたたちのような人生の落後者に、
私は、農業をボランティアで教えてあげてやって、
助けてあげているんだから言う事を聞きなさい!」

みたいな、彼女の人間としての弱さ・・
驕りがあったんでしょうね・・

路上生活者だから人生の落後者・・
という短絡的なものの見方があったのかもしれません・・

その考えを改め、
彼らを尊敬すべき人生の大先輩としてとらえるようになって初めて、
人間と人間の対等な人間関係になっていったということではないでしょうか・・

>それさえもこちらが弱気と思い込む図々しさ・・(泣)。

表層の現象しか理解できない想像力の欠如した人達・・
まあ、みんなそうですね。

>「小泉八雲」の短編小説、「停車場にて」と言う作品で感じた事が有ります。

このひとも、日本人の古き良き伝統、
日本人が本来持っていた心の尊さを理解し評価した
数少ない海外の人物ですね・・
たしか、ギリシャ人だったでしょうか?
ラフカディオ・ハーンの存在から、
別の海外の人物を思い出しました。
この板で良く紹介する本ですが・・改めて、紹介します。

「鉄砲を捨てた日本人」〜日本史に学ぶ軍縮〜
ノエル・ペリン著
http://www.amazon.co.jp/%E9%89%84%E7%A0%B2%E3%82%92%E6%8D%A8%E3%81%A6%E3%81%9F%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E2%80%95%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8F%B2%E3%81%AB%E5%AD%A6%E3%81%B6%E8%BB%8D%E7%B8%AE-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%8E%E3%82%A8%E3%83%AB-%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%83%B3/dp/4122018005/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1355701289&sr=8-1

 
>本を読んだだけの知識、丸暗記だけで得たテストの点数、それで獲得した地位や資格、など、これで人が信じてくれれば、人生本当に楽で良いですよね(笑)。

ただ、残念ながら、
丸暗記のテストの点数で得た地位や資格やその他のものが、
我々を幸福に導いてくれる「方法」「技術」「テクニック」「手段」
だと深く信じられている・・
反対に貴殿の言う「六韜」の「仁・徳・義・道」
で語られるような、人としてどうあるべきか?

そんなことは、どうでもよい、
とにかく、君が今後の人生で出会うだろうすべての他者との
「競争」というゲームの勝利者になり、
それ(勝利者ななること)によって。
できるだけマネーをがむしゃらに多くかき集め、
己の存在を拡大均衡に導くことが善であり、
人としてあるべき姿であり、
それを実現することが、即ち「幸福」なのである。
それによって、多くの他者を敗北者として、
世の中に多く出すことになるが、
それは一向に構わない・・
敗北者が悪いのである・・

的な考えが、支配していますね・・

このような、考えに支配されると・・
他人に簡単に支配される行動様式が出来上がってしまうんですが・・
競争に勝つことが全てという価値観や思考に一元化されるわけですから、
その人物を操るのは簡単です・・
その人物の究極の目当てはわかっているわけですから・・
別な言い方をすれば、弱点をさらけ出しているわけですから・・
それが、特別な人だけじゃなく、
我々ほとんどの共通の刷り込まれた志向であり思考なのですから・・

やれ、塾だ、やれ、家庭教師だ、やれ、高校はどこだ、やれ大学はどこだ・・
子ども達の適性や、子どもたちのやりたいことは、
そっちのけで、とにかく、
与えられた競争というゲームの勝利者になることを、
盲目的に求められる・・
その果てには、「幸福」ってやつが、
勝利者のあなただけに転がり込む・・
まあ、強烈なる信仰というか幻ですね・・

私の家内の職場の同僚の友人の息子さんは、
地元の高校をトップで卒業、
東大を一発合格、
東大を優秀な成績で卒業・・
で一流企業に就職・・
3か月で退社・・

現在、自宅で引きこもり・・
半ノイローゼ状態だそうです・・

親の落胆は・・
想像もできませんが・・

 
>話は変わり、ENO様は「ランチェスターの法則」を御存知でしたか。

私が経済や経営に興味を持った時、たぶん・・
1980年代中ごろに、ビジネス本のようなものを買いました。
上から攻撃した方が有利だとか、
弱者の戦略など・・隙間の営業とか・・
読み物としても結構おもしろかったような気がしましたので、
結構、印象に残ってます。

戦争映画とかでよく、ランチェスターのことを、
考えて照らし合わせたりしてますよ・・



18. カノープスへの旅人 2012年12月17日 22:55:39 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
 ENO様へ、
 「正論」を邪説扱いしたり異端視する・・。これ・・、何処かで聞いた事、有りませんか?(笑)。
 ガリレオの「地動説」が二十世紀後半になって、漸くローマ・カトリック教会で認知されたとか、今でも聖書に書かれる、悪魔王「サタン」の部下である「アスタロト」「ベーゼルブブ」が、実は「ユダヤの神」「メソポタミアの神」であった事と一緒な現実と・・。

 そして「それはおかしい」と言えば、良くて「変人」、悪ければ「異端扱い」、そして最悪は「悪魔教崇拝で火炙りだっ!。」の時代が、ヨーロッパでは2000年近く続いて来たのです。何時の時代も人間の本質は変わりが無いのですよ(笑)。
 そう思うとさぞや「ユダヤ人」にとって、ヨーロッパ大陸は居心地が悪かったでしょう。何しろ自分たちの信じる神が、悪魔の一番弟子扱いなのですから・・。

 「新大陸」アメリカへ多くのユダヤ人が渡ったのも、狂信的ではない「プロテスタント」なら「迫害」が多少は免れられるからだった事でしょう。
 カントがあれほど歪曲な形で「人間の自己確立」を説いたのも、それだけ人間は「他人」を受け容れがたい「弱き生き物」の証明だと私は読んで思いました。

 私は悪い癖で直ぐに「軍事的思考」のフィルターを宛ててしまいますが、現代の兵器で最強とされる「攻撃型原潜」を考えると、「真の強さ」とは逆に「己の持つ本当の弱さ」を最も自覚している者、と考えてしまうのです。
 それが解らず「己の方が強い・優れている」「己の考えが正しい」と強調すれば、結果的に周囲は離れて孤立し、最後は「裸の王様」と化すのは時間の問題でしょうね。

 これを言い換えれば「静粛性」こそ最も重要な原子力潜水艦が、ポンスカ・ポンスカ敵の所在をを探る「アクティブ・ソナー」を海中で放ちまくる馬鹿な行動と同じなのではないでしょうか。そんな有り得ない馬鹿な行為を、最強の原潜の「賢い行動」と言えましょうか(笑)?。

 自身の発する駆動音を最小限に抑え、唯一の情報源である微かな音を高感度の「パッシブ・ソナー(大型のマイクロフォン)」を使って探る、優れた原潜はその努力が有って「最強」なのです。
 これを人間に置き換えれば、「自己主張」を放ちまくり「聞く耳を持たない姿勢」は、果たして本当に優れた強い者と思えるのでしょうかね(笑)。

 そんな現実を語れば、今度は「あなたは狡猾だ」「人の弱点を観て笑っている」と決めつけるのが世の実態です。そしてかなり良くても、「あの人は何を考えているか判らないから怖い」と評されます。
 私も数年前、近所のマンション建築反対運動で、会社側の弱点を読み抜き建築を阻止した時、一緒に反対運動をした住民たちからそう評されましたから(苦笑)。

 「愚か者を愚か」と評するのは簡単です。しかし「人を馬鹿と言っても良いが、それを証明してはならない」の格言通り、静かな沈黙が最も賢い手段なのでしょうね。よほど「火の粉」が自分を襲わない限り、「雉も鳴かずば撃たれまい」がユダヤ人の処世術同様、或る意味で私も全く同感ですよ。

 「グランジュッテ」の例は私も存じてます。これはENO様がお書きになられたお嬢様の、乗馬に於ける「早駆け足」を会得された事とまさに一致する話ですね。
 馬のギャロップする動きに自分のリズムを合わせる、路上生活者の過ごして来た人生観と自分の姿勢を合わせる事は、相互理解のまさに原点ですよ。
 「馬に乗せて貰っている、だから背中に乗って馬に負担を掛ける乗り手は、その動きを邪魔しない様にリズムを合わせることがコツ、」と私も以前、乗馬した時にインストラクターのコーチから学びました。

 そして私も問題の多かった部署を改善する時、先ずその部署の社員が何を考えどんな不満を抱き、いま何を最も怒っているかから知ろうとしましたね。
 その為に、「私はみんなの敵ではないぞ。みんなを助ける為に、いま私がなにをしなければならないかを知りたいんだ。だからどんな些細な事も話してくれ。出来る事はいま直ぐでも動くから。」と最初の挨拶で表明したほどです。

 部門のトップの仕事は「雑用全般」。機械の機長やその部下が働き易い、総合的な良い環境を作る事が任務なのです。だから作業の段取り、製品や資材の整理・運搬、より作業効率の上がる作業順位の選定、及びその為の関係部署への働きかけ、などなど・・。これらは機長や主任・係長レベルでは出来ない事なのです。何しろ相手が他所の部長や課長では、一方的に相手の都合を押し付けられるのが関の山だからです。

 そうやって一つ一つ、「機械の部品が折れた」と言われれば「よし、隣の鉄工所へ行って着けて貰って来る。直ぐその部品を外せ。」また、「機械が突然動かなくなった」と報告されれば、「駄目だ、これは電装系のリレーが壊れている。向こうの機械を止めて部品を付け替え、向こうの仕事と人員をこっちへ移して全部こっちでやれ。大は小を兼ねるが小は大を兼ねないからな。」と、こんな調子で部下たちには出来ない事、望んでも動けない問題を私が直に処理する事以外、一歩一歩信頼を得て行く正しい道など無いのです。

 何も知ろうとしない愚かな管理職なら、こんな場合ただ椅子に座って、「俺に何をしろって言うんだ、自分たちでなんとかしろ。さっさとメーカーを呼べばいい。」と喚くだけですよ。問題を抱える部署など、大抵はこんな上司が管理している事が私の経験上から最も多かったですね(笑)。
 そして社員は「上司憎し」が嵩じて「会社憎し」となり、下手をすれば「過激な労働争議」や、優秀な人材の退職を招いて行くのです。

 「人を使う事は気を遣うこと」。社員を想い労り、少しでも悩みや苦労を和らげる事は、「自分を載せてくれる馬を思いやる事」と一致しています。別にこれは馬と人を同一視している訳では有りません。自分の視点・姿勢が一致していると言う意味です。「人間性」の反対語が「動物性」。ENO様が散歩で見かける「犬」の行動と、我々人間が同じでは少なくとも「人は使えない」ですね(笑)。

 戦争の歴史も全く同じです。キャリア・学歴・年功序列を積み上げた者が、「人間性」ならぬ「動物性」豊かでは、強力な武器や多大な兵力をいくら与えれらようと、まさに「原始人にマシンガン」を持たせる様なものなのです。
 世界戦史ではこんな実例、「真珠湾・ミッドウェイ」の南雲提督ばかりか、それこそ枚挙に暇が無いほどですよ。

 「赤い楯」を読んで未だ途中ですが感じた事は、「ユダヤ人が多額の資金を持つ目的は、本当の相手(敵)を実はキリスト教会だ、と思っているから・・、」では無いか、と想い始めましたよ・・。

 乗馬に関して生意気な事を申しました。あくまでも私の経験上での事ですので、もしもお嬢様と違いましたら謹んで謝罪します・・。
 総選挙、全く想像以上の結果でしたね。まあ、予想こそ大きく外れましたが、これが国民の民意である以上、今後の対策を速やかに進める所存です。


19. BRIAN ENO 2012年12月18日 11:42:56 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスへの旅人 様へ

> ガリレオの「地動説」が二十世紀後半になって、漸くローマ・カトリック教会で認知されたとか

正論が邪説扱いってのは、特に科学の世界では、多いですね・・・
時の支配者に都合の悪いことは、
邪説であり、異端・・変人奇人扱い・・
時として牢獄に入れられたり、精神病院へ入れられたり・・

科学ってのも「科学(サイエンス)」という概念や言葉も・・
産業革命以降にやっとこさ、
社会に定着した言葉で、
ごくごく最近の概念であり言葉ですが、
この言葉が、神話や宗教とかいうことばの対比語のようになり、
物事の正当性指し示す時の便利な魔法の言葉になっています。
私が言うには「科学」という新しい宗教といつも語ってますが・・
この科学が発する情報も、
10年後、20年後には、
今まで科学的事象として堅く信じられていたことが、
全部覆されています・・
夢の化学物質と崇拝され崇められた天使の物質PCBが、
ある時から人類最悪の化学物質・・悪魔となる、
ご存じ、
夢のエネルギー原子力が、
人類最強の敵ということになる・・
このいかがわしい言葉「科学」とか
「科学的」という言葉で、
どれだけの信者を産み、
それによってどれだけ翻弄され、
我々は損害を受けているか・・

鬼塚英昭は「共産主義は世界最強の宗教である」
と言いましたが、
私は、今「科学が世界最強の宗教である」と言いたいです・・

科学妄信、科学至上主義、科学人類を救い、
科学が人類を進歩させ、
豊かな(物理的)社会をつくった・・云々・・
怪しげな新しいものが科学により生み出され、
それを盲目的に信じ、思考しようとしない・・
まさに、宗教ですね・・

フランスの13世紀の賢人 フランソワ・ラブレー
が以下のようなことを、言ってますが・・

「良心を欠いた学問は魂の廃墟以外のなにものでもない」

これを、私なりに現代社会版に書きかえると・・

「良識や良心や人間のあるべき姿を考慮しない学問や科学というものは、
魂(人間の心やあるべき姿)の廃墟以外何者でもない・・」

人間の心の廃墟→人間の肉体の廃墟→人間の歴史の終焉

と理解したいですね・・。

いまだに、我が国では、
134億年前(諸説ある)に「無」から大爆発が起こり
「宇宙」が生まれた・・なる奇々怪々なる邪説を東大始め、様々な大先生が盲目的に信じ、ありがたやー!
といい。それを疑わない・・。
上(権威)から教わったことを、思考停止して疑わない・・
まず、それを、無条件で暗記する・・
そういった教育の成れの果てですね・・

この件は、書くと長くなるので、
ひとつだけ、書きますが、
これって、旧約聖書の創世記みたいな・・
宗教的な神話的な発想を背景にした理屈のような気がしてなりませんね・・
やっぱり、「なんらかの始まりがあって、終わりがある・・」
それを物語にしないと・・気が済まない・・
そんな西洋人の宇宙観や人生観や世界観や宗教観の潜在意識の表れを感じるのは、私だけでしょうか?


>何時の時代も人間の本質は変わりが無いのですよ(笑)。

まさに、前も書いたと思いますが、
またまたNHKの引用で恐縮ですが、
中国最古の王朝から、ラストエンペラーまで、
民の支配の手法は殆ど変っていない・・云々・・
人間の心の本質はたかだか、
千年や二千年では、変わりませんね・・

人類の歴史はいつからか?
これも諸説あり・・だんだん、
昔にさかのぼっています・・

人類には700万年の歴史がある・・というのが、
最新の調査の結果だそうですが、
(これも、後年もっとさかのぼる可能性あり・・)
たとえば、700万年の歴史の中で、我々は何を食べてきたか?
ほとんどが、狩猟採集で食料を確保してきたそうです。
当時は、
ごく少数のグループで共同生活を営み共同で狩りをしていたそうです・・。
で、
おおよそ、
今から1万2千年前(諸説あり)くらいに小麦などの穀物の栽培が可能になったということです・・

それは、栽培することで、定住することができ、
栽培の量が増加すると、それらは、保存できますので、
商売の対象になる・・栽培従事者以外のジャンルの商人やら、
役人みたいのが生まれ、貧富の差が生まれ、
支配者と被支配者の支配関係の輪郭がはっきりし始める・・


ただ、食に関する健康面では、
穀物(小麦、米、等)をもともとほとんど食べたことのない人間の体は、
もともと穀物を食べるように設計されていないので、
その結果、体に変調をきたし、
具体的には血糖値が上がり始めたり、血管が損傷を受けたり、
虫歯ができたり、血糖値が上がると白血球の値がさがるので、
免疫力が低下し様々な病気が、我々を襲うこととなりました。


穀物を食するようになって、
定住できるようになり、安定した生活を送れるようにはなりましたが、
その反面、
我々は様々な病に悩まされるようになり。
虫歯の発生のより、歯磨きをするようになりました。
今でも野生動物には虫歯はありません・・
野生動物には血糖値が高くなることはありません・・・

現代人の我々も、1万2千年前の人類の祖先と同じDNAなので、
穀物を食べるように我々の消化器系の内臓は設計されていません。
結論は、
1万2千年という短い期間では穀物に対応できる
消化器系の内臓を持つための進化には短すぎるということです。

我々の心のDNAも21世紀の現代社会をひな型やモデルにDNAが形作られたわけではなく、私が思うに、たぶん、700万年前の共同で狩猟採集を営んでいた頃に、その社会にその世界にあうように人類の心もプログラムされたのだと思います・・
もちろん、支配者もいない被支配者もいない、マネーもない・・そんな社会や世界に照準を合わせ我々の心のDNAがプログラムされ設計されデザインされた・・我々の心は、その当時のままです・・
肉体面では、
乗り物に酔ったり、時差ぼけになったり、宇宙酔いしたり、
飛行機に乗って、耳が痛くなったり、我々の体や器官は、
乗り物に乗るように設計されていないんです・・
乗り物酔いは顕著に症状が出てきますが、
肉体的な病とか精神的な病はじわじわ出てきます・・

そのことに、迫ったのが、三階さんの「ヒトの起源」
役割をもったサルの中で、説得力をもって書かれています・・。

なんでも、そうですが、何かの本質に迫ろうとしたら、
その迫ろうとしたものの過去をさかのぼらないと、
さかのぼることが、絶対必要だと思っています。

>そう思うとさぞや「ユダヤ人」にとって、ヨーロッパ大陸は居心地が悪かったでしょう。何しろ自分たちの信じる神が、悪魔の一番弟子扱いなのですから・・。

宗教のことを知らないと、そのことは、わからないですね・・・
日本人が西洋やヨーロッパを理解できないのも、
この辺が起因してると、前にも書きましたが・・
まさしくそう思います。

>「新大陸」アメリカへ多くのユダヤ人が渡ったのも、狂信的ではない「プロテスタント」なら「迫害」が多少は免れられるからだった事でしょう。

まさに、溢れかえるヨーロッパの人口をどうにかしなきゃいけない・・
この迫害が利用されたのもひとつでしょうね・・

いつの時代も人口の移動は、支配者の都合が大きく反映するものです・・

参照
映画「怒りの葡萄」そして「二十日鼠と人間」スタインベックとジョン・フォード
http://www.asyura2.com/11/music4/msg/763.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2011 年 9 月 12 日 08:54:22: tZW9Ar4r/Y2EU

>カントがあれほど歪曲な形で「人間の自己確立」を説いたのも、それだけ人間は「他人」を受け容れがたい「弱き生き物」の証明だと私は読んで思いました。

人間程、肉体的に精神的に脆弱な哺乳類、
いや、生物はいないと思います・・
だから、脳が発達したんですが、
それを、悪用する歴史が、穀物生産と同時に開始した・・
と、思っています。


>「己の持つ本当の弱さ」を最も自覚している者、と考えてしまうのです。最後は「裸の王様」と化すのは時間の問題でしょうね。

驕り高ぶり、自ら滅びる・・

 >自身の発する駆動音を最小限に抑え、唯一の情報源である微かな音を高感度の「パッシブ・ソナー(大型のマイクロフォン)」を使って探る、優れた原潜はその努力が有って「最強」なのです。


潜水艦の映画は独特の緊張感があります。
神経戦というか・・
「Uボート」という映画・・
強烈な皮肉を込めた、
名画と思いますが・・
というかそもそもテレビ用に作られたそうですが・・
あれだけの究極の危機を乗り越えたハズの潜水艦の兵(つわもの)達が、
陸に上がったとたん、陸のカッパよろしく、
無抵抗、無力のまま、なすすべなく、死んでいく・・
いったい、あの潜水中の神経戦は何だったんだろう?
あの決断力、あの行動力、あの繊細さは、陸にあがったら、御破算・・
皮肉な映画です・・


>これを人間に置き換えれば、「自己主張」を放ちまくり「聞く耳を持たない姿勢」は、果たして本当に優れた強い者と思えるのでしょうかね(笑)。

ヒトラー等が思い浮かびます・・

> 私も数年前、近所のマンション建築反対運動で、会社側の弱点を読み抜き建築を阻止した時、一緒に反対運動をした住民たちからそう評されましたから(苦笑)。

それは、ある意味では、ミニッツの教えが役に立った瞬間ではないでしょうか?

>「人を馬鹿と言っても良いが、それを証明してはならない」の格言通り、静かな沈黙が最も賢い手段なのでしょうね。

ただ、ほとんどの人間が、その証明に命をかける・・

>「馬に乗せて貰っている、だから背中に乗って馬に負担を掛ける乗り手は、その動きを邪魔しない様にリズムを合わせることがコツ、」と私も以前、乗馬した時にインストラクターのコーチから学びました。

本質的に言うとこの道の達人は
「馬の重心と乗り手の重心を一致させる」のが究極の馬術だそうです・・
わかりやすくいえば、
馬と人間が一体化した(心と肉体)生き物になれるようにするのが、
馬術なんでしょうね・・
貴殿は、乗馬の経験があるんですね・・


>一歩一歩信頼を得て行く正しい道など無いのです。

なんといっても、ひとつひとつの、日々の積み重ねですよね・・

>「俺に何をしろって言うんだ、自分たちでなんとかしろ。さっさとメーカーを呼べばいい。」

私は無能だ、だから、
どうすることもできない、
お前らでなんとかせー!とすべてを部下に押し付ける・・

>ENO様が散歩で見かける「犬」の行動と、我々人間が同じでは少なくとも「人は使えない」ですね(笑)。

話が変わって申し訳ないのですが、
先日紹介したイヌのような人達を彼らの名誉のために
若干フォローさせてもらいます・・。
彼らは、今まで、人生観を揺さぶられるような事件や、
危機をまったく経験したことがないか?
経験していても、その後の人生に何も影響がでないような、
人間としての感受性に著しい劣化が見られるか?
どちらかだと思っています・・
後者であれば、人生の最後までクンクンという感じでしょう・・
 
>「赤い楯」を読んで未だ途中ですが感じた事は、「ユダヤ人が多額の資金を持つ目的は、本当の相手(敵)を実はキリスト教会だ、と思っているから・・、」では無いか、と想い始めましたよ・・。

それは、鋭すぎる指摘ですね・・

まず、ロスチャイルド家をユダヤ人とひとくくりで、とらえていいのか?
否か?
という問題ですが・・
彼らは、
彼らの支配にユダヤとかユダヤ人とかユダヤ教とかイスラエル国家を
利用しているだけで、
ジェイムス・ゴールドスミスのように、
ある時はユダヤ人の振る舞いをし、
あるときはキリスト教徒の振る舞いをする・・云々・・
これは、彼らの支配や謎を解明する上で、
忘れてはならないジェイムスのコメントです・・
(ネタをうっかり、ばらしたのでは?)

すくなくとも、
一般的な虐げられたユダヤ人と自分達(ロスチャイルド家)は違う・・
と思っています・・
選ばれしロスチャイルド家・・
我々がこの世界を支配せずして誰が支配する・・
だれにもさせない・・!
そして、
迫害された虐げられた貧しいユダヤ人の歴史や
事実は大いに活用しようとしています・・
その悲しい歴史は、彼らが仕組んだものでしょう・・。

都合のいい時は、ユダヤ人、そうでないときは高みの見物・・

話は、またまた飛びます・・

私は音楽板で「ヴィクター・ロスチャイルド」のことを結構書いていますが、
彼の父親(チャールズ)は近親婚が原因と思われる精神病と不眠症に悩まされ、
早くに旅立ちました。
身内にウォルターという生物学の学者がいたので、
近親婚がもたらす病については、
もちろん知っていたはずで、
チャールズは近親婚を避けました。
たしか、奥様はロスチャイルド家の女性ではなく、
確かユダヤ人でもなかったと記憶しています。
そして、ヴィクターが生まれた・・・
ヴィクターは歴代ロスチャイルド家の中のスーパーマンです。
物理学、経済学、生物学、ジャズ・ピアノ、
クリケットそれぞれのジャンルで一流でした・・
特に物理学では、原爆の開発に背後からかかわり、
具体的なアイデアまで、物理学者に指示を出していた程です。
ウランを世界中からかき集め、原子力産業の基礎をつくりました。

そのスーパーマンであり、
天才の男も近親婚を嫌い、
ロスチャイルド家以外の女性と結婚しました。
このひとも、ユダヤ人ではなかったと記憶しています・・

この辺の処世術も巧みです。
まさにジェイムス・ゴールドスミスの処世術そのままです。

話が横道にそれ、申し訳ございません・・

>「ユダヤ人が多額の資金を持つ目的は、本当の相手(敵)を実はキリスト教会だ、と思っているから・・、」では無いか、と想い始めましたよ・・。

これは、貴殿の言うとおりです・・
さすがですね・・
私は、赤い楯を読んでも、ロスチャイルド家がキリスト教(教会)をターゲット(攻撃目標)にしてるとは、わかりませんでした・・ただ、彼らがキリスト教を嫌っているということは、以前から知っていましたが、この本の文脈からは洞察できませんでした。間抜けですね・・。


ロスチャイルド家はフランクフルトのゲットーの町内会みたいなところから両替商として、キャリアを積み重ねてきましたが・・

やはり、自らの野望を成就させるためにはキリスト教(教会)を、
どうにかしなきゃいけないと・・
初代マイヤー・アムシェルは、抱いていたのです・・

最初は、ある秘密結社の人間を使役してカトリック内部に工作員として送り込み、分断破壊工作他を仕掛けたが、
思うような効果や結果が得られず・・第一次計画は断念、
次に、ナポレオンを将来的にはキリスト教(教会)を攻撃するように、
育てたが、失敗・・途中でナポレオンが反目し始める・・

その後、たび重なる失敗で、考え方を改め、
カトリックそのものを乗っ取る・・
方針転換を図り、現在に至るとのこと・・

ロスチャイルド家とキリスト教(教会)の戦いの中で、
あまり語られていないのが、

ロスチャイルド家の御用学者の面々、
ダーウィン、
悪漢マルクス、(フランス・イギリス両ロスチャイルド家が支援)
ニーチェ(カール・リッター経由で支援)
が御存知のようにキリスト教や神を否定するような論を立ち上げ、
西洋社会(世界)に大きな混乱を演出し、
キリスト教(教会)の弱体化・・につながったのではないでしょうか・・

今のアメリカはメガチャーチで狂信的なキリスト教右派・・
キリスト教原理主義が台頭して、ユダヤ教と一体化してるようですね・・

核戦争を待望する人びと―聖書根本主義派潜入記 (朝日選書) [単行本]
越智 道雄 (著), グレース ハルセル (著), Grace Halsell (著)

http://www.amazon.co.jp/%E6%A0%B8%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%82%92%E5%BE%85%E6%9C%9B%E3%81%99%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%B3%E3%81%A8%E2%80%95%E8%81%96%E6%9B%B8%E6%A0%B9%E6%9C%AC%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E6%B4%BE%E6%BD%9C%E5%85%A5%E8%A8%98-%E6%9C%9D%E6%97%A5%E9%81%B8%E6%9B%B8-%E8%B6%8A%E6%99%BA-%E9%81%93%E9%9B%84/dp/4022594861/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1355794305&sr=8-1


レフトビハインド
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%93%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89

なんだか、また長くなってしまいましたね・・
新たな投稿をした方がよい時期でしょうかね? 


20. カノープスへの旅人 2012年12月19日 03:46:27 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
ENO様へ、
 板交換の件、了解です。出来ましたら、「荒井由実」の「海を見ていた午後」をお願いします。その理由は、そちらの板でゆっくりとお話しします(笑)。
 
 今日12月18日は沖縄戦を生き延びた「祖母」の命日で、家内と午後からお付き合いの有る方への年末の挨拶を兼ねて、墓参りに行って参りました。
 その為に少々帰りが遅くなり、ネットを開けたのも深夜零時直前・・。レスが遅くなって誠に申し訳有りませんでした。

 それと私の「赤い楯」に関する感想に、過分なご評価を戴き恐縮してしまいます。私の姉がベルギーで彫金を学び、ヨーロッパに於けるユダヤ人への差別を目の当たりして、私にも語った記憶が以前から有った事も確かだからです。
 ミッション系の学校を出た姉は「ベルギー王立彫金学校」で学び、ヨーロッパ
で双方の実態をつぶさに観て来た人でもあります。

 姉も語っていましたが、恐らく我々日本人が想像する情況を遥かに越えた、そう・・、前述したロイド・ジョージの逸話以上に大きな、ユダヤ人差別への認識ギャップが有るのだと想いますね。その姉も、「ユダヤ人は商売にシビアだった。」と語っていました。

 その姉がベルギーに留学中だった頃、出張でパリに着いた私とホテルで再会した時に、実体験としてその話しをしてくれましたよ。
 ただ扱う宝石は確かな物で、その点での「嘘・偽りの無い信頼性は日本人にも似ている。」とも語っていました。
 逆に日本人は「確かな商品を扱いながら、価格はユダヤ人よりも簡単に妥協するからスーパー・ジューと言われる。」とも・・(笑)。

 しかし私自身は自分の人間性として、「限界まで極める」事に躊躇う傾向を持っています。何事も「過ぎたる者は及ばざるが如し」であり、「医者は何事も匙加減」と同様に、「最も重要な事はバランス感覚だ」と認識しているからです。
 数年前、二度目に死に損なって手術を受けた時、日本を代表する名医に執刀して貰ったお影で、九時間30針の大手術も僅か術後九日で退院しましたが、科学の進歩と医療の発展は、世の人の命を無数に救っている事は確かだと思うのです。

 ただ薬も基本的には「毒」からの発展であり、少量の方が病気に効果を持つ事や医療も患者が「助かりたい」と言う願いと、病気の肉体が持つ自然の回復力を医者が手助けする事が、医療の実態である事を、逆に多くの人が見忘れている様に思えるのです。

 薬を飲みながら悪いと知りつつ酒が止められない、早く手当をすれば良いのに手遅れまで病院に行かない、要するに人の我儘が真実を見逃しているのですね。

 これは「極め過ぎても実態や目的から離れる。」と言い換えられます。「顕微鏡からは世の広さは見えないし、天体望遠鏡では逆に細菌は発見出来ない」と同様、視点の狭い専門家に任せるのは必要な事ではないでしょうか。

 私の軍事研究も実際の経営改善では役に立ちましょうが、顧客各社の営業実績の向上には参加出来ません。それはお客様ご自身の仕事であり、外部から支援や指導されても、お客にとって真の「実力・実績回復」とはならないからです。薬漬けの健康と変わらないのですよ。
 先ずその企業自身が「我が社を何とかしたい、正しい方向性を見出したい」と考えねば、私の様な者のアドバイスすら届きません。

 「金を出して雇うんだから何とかしろ、評判を聞いてあんたに頼むんだから早く助けてくれ。」と言われても、自ら動く気が無く実態説明も聞かなければ、小火なら消せても大火事に成ればプロの消防士(裁判所・管財人)に消火させないと、延焼(不渡り連鎖倒産)や大火(地域経済の破綻)と成りかねない物です。

 「貧すれば窮す、窮すれば鈍す」では有りませんが、病気も軽い内に手当をすれば薬や療養で何とか回復しますけど、「自分の会社の実態を世間に知らせたくない、己(社長)の経営・判断ミスを社員に聞かれたくない、」など、僅かな人の弱点が致命傷となるのが企業経営の現実です。しかし懸命に働く当事者ほど、意外なほどそれが解らないのですよ。

 故に私は「ユダヤ人の陰謀論」や「戦争の演出」などには疑問を抱き、また私自身の経験と認識で「むしろ逆」の想いを抱いて居ります。ただし「ロスチャイルド家」の真意は解りません。憶測で論じても水掛け論に陥りますし、「悪意を持った陰謀家」の評価も一方的な観が否めないからです。

 そうで無ければローマ時代から奴隷に落とされ、信じる神を悪魔扱いまでされて迫害を受け続ける彼らの歴史をどう評価するのか、あまりにもフェアでは無い論理と思うのです。ユダヤとロスチャイルドは別、と切り離せばまた違って来ますが、
これは決して私がドルッパで、高級な貴腐ワインをイスラエル企業に飲ませて貰ったからでは有りませんよ、念のため・・(笑)。
 あくまでも「毒と薬」、全体のバランスの問題だと思うのですが、ENO様はこの考えをお気に召しませんか?。

 兵器も人間も何事もバランス、何か一つが強過ぎても逆に脆く弱い物です。私は歴史や資産も巨大な驕り高ぶった大企業より、少人数で健気に一生懸命働いて仕事の後に、社長共々仲良く酒を酌み交わす会社が好きですね。
 またそう言う会社ほど、真剣に私の意見に耳を傾けるのです。

 わぁー、もうこんな時間だ・・。明日も早いので以後は新たな板で・・。敬具


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