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映画「いちご白書」より サークル・ゲーム バフィー・セイントマリー
http://www.asyura2.com/12/music10/msg/330.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2012 年 11 月 28 日 10:10:53: tZW9Ar4r/Y2EU
 

 

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コメント
 
01. カノープスへの旅人 2012年11月28日 22:55:31 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
 「いちご白書」本当に懐かしい・・。中学・高校時代、勉強もしないで映画館通いをしていた頃に観た良い作品です。

 このレコードも大切に持っていますが、当時の映画音楽は下手なポップスよりも人気が高かった記憶が有りますよ。

 確かベトナム戦争の徴兵を嫌う、「コロンビア大学」の学園紛争がモデルだったと記憶していますが、あの頃の映画は今と比べてかなり反体制的な作品が多かった様に思います。
 特に今でも記憶に残り、驚きと感動を覚えたのが「ジョーン・バエズ」の「勝利への讃歌」とその映画

http://www.youtube.com/watch?v=P4ge9H9fV_A

でしたね。

 また一週間ほど前、ENO様が掲示された「あの胸にもう一度」も、三本立て映画館で一週間、ぶっ通しに何回も観た記憶があります。それほどあの映画で観た「マリアンヌ・フェイスフル」は素敵でしたから・・。
 後に画面の中で彼女が向かうドイツの古都、「ハイデル・ベルグ」に訪れたのも、あの映画を観た時の感動からだったと思うほどです。

 これからも素敵な映画音楽を宜しくお願い致します。
 


02. BRIAN ENO 2012年11月29日 09:26:44 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
貴殿は、映画に造詣が深いですね・・

私の田舎は、倒産寸前の映画館が・・
時より、我々小学生軍団が、
怪獣映画上映の時だけ、押し寄せて、
映画館の経営者と上映するか?
しないか?でせめぎ合い・・

人数集めと、交渉、駆け引きで
やっとこさ、映画を観れたような町なんで・・

いちごも、あの胸にも

映画館で観たことないです・・

うらやましいです・・

わしらの娯楽は、もっぱら洋楽でした・・
たぶん、映画(洋画)の代替娯楽がうちらにとっては、
洋楽だったんだろうなあ〜?
なんて思っています・・

>彼女が向かうドイツの古都、「ハイデル・ベルグ」に訪れたのも、あの映画を観た時の感動からだったと思うほどです。

ドイツですか・・・
ドイツって古城が多い・・

古城を観るならドイツである・・

なんて聞いたことがありますが・・
どうですか?



03. カノープスへの旅人 2012年11月29日 23:34:01 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
 ENO様へ
 造詣が深いなどど・・(汗)、ただ映画が人一倍好きで、機会が有れば少しでも多く観て来ただけですよ・・(恐縮)。

 私の両親は音楽ばかりか映画も好きで、初めて母に連れられ観た映画が、小学校2年(昭和38年)、「エル・シド」と言う、チャールトン・ヘストンとソフィア・ローレンが共演した、中世スペインの英雄を描いた素晴らしい作品だった事も、後に私の映画好きとなった要因であると思います。
 そして同じ頃、「チコと鮫」と言う映画も見て、南太平洋の楽園「タヒチ」に憧れたほどです。

 私の生まれ育った場所は東京と横浜の中間で、周囲の駅には小さな三本立て映画館がそれこそ二十軒以上も在り、近所の知人や同級生の父親が新聞社・映画興行関係の方も多く居たお影で、チケットの入手には不自由が無かった事も幸運だったと思います。
 しかし中でも小学校4年の時に、親しかった幼馴染の母上に連れられて新宿のスカラ座で観た「脱走特急」(フランク・シナトラ主演)が興奮しましたね。

 そしてやはり中学頃(1970年)に観た「レマゲン鉄橋」もスケールが大きく凄い映画でした。その為、1985年の出張で二度目にドイツを訪れた時、添乗員に頼んで予定を変更して貰い、レマゲン鉄橋の跡(今でも記念館が残って居ます。)を観に行ったほどです。

 私は映画や本を読んだら出来る限り、その現地を訪れたい趣味(好奇心かな?)を持ってまして、特に学生時代はバイトと旅行で明け暮れていたほどです。
 それでいて受験も予備校すら通わず現役合格し、留年もなくスムーズに卒業したのですから図々しい話ですね(笑)。

 特に長期間、滞在したのが「小笠原」で三回も行き(延べ六か月)、沖縄も三回(延べ三か月)ヨーロッパは九か国四回(延べ三か月)と、観た映画と読んだ本から得た印象を現地で整合する、そんな旅行を繰り返して来ました。

 それとドイツの古城も観て来ましたよ。ケルンからレマゲン鉄橋まで(約二百キロ)のライン河沿いの道すがら、現在も使われている山の上の大きな城(ほとんどが領主の宮殿で軍事的な物では無い)から、ライン河沿いの小さな砦(河の運航で税を徴収した名残り、小さな砲台や要塞状の物)を何か所か見学して参りました。

 特にライン河の周囲は総てブドウ畑で、垣根の様な高さに揃えられたブドウの木が、それこそ静岡の茶畑の様に野山を覆っているのです。出張で行ったデュッセルドルフはルール工業地帯の中心で、頭痛薬「バッファリン」で有名な「バイエル」など、それこそ私鉄の駅で三つ分も有る広大な物でしたね。

 私は印刷業界に勤めていましたので、ハイデルベルグは馴染の町でも有るのです。何しろ印刷機械の世界最大メーカー、「ハイデルベルグ」の本社工場がこの町に在るからです。そして哲学者の「ハイディッガー」「ヤスパーツ」も歩いたと言われる「哲学の道」や、ハイデルベルグ大学の学生牢まで散歩し見学して、随分と良い思い出を持ち帰って参りました。

 本当に映画の通り、アウト・バーンは滑走路に成るほど一直線で通行料も無く、速度制限すら無い素晴らしい走り心地でした。身体が元気なら何時かまた訪れたい、本当に素敵な国で有る事は確かです。

 日本映画で今でも観たいのが「黒部の太陽」ですね。あの映画を観て黒部峡谷鉄道には五回も乗ったし、アルペンルートに三回も行ったのですから。
 そしてあの素晴らしい映画を観たお影で、「吉村昭」の「高熱隧道」と言う本を読んだし、改めて黒部の大自然に感動を覚えたほどです・・。

 なんか取り留めも無い話を書き続けてしまいました。でも・・、映画って本当に良い物ですね。(誰のフレーズだったっけ?) 乱文、失礼致しました。

 


04. BRIAN ENO 2012年11月30日 14:26:34 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスへの旅人 様

>小学校2年(昭和38年)、「エル・シド」と言う、チャールトン・ヘストンとソフィア・ローレンが共演した、中世スペインの英雄を描いた素晴らしい作品だった事も、後に私の映画好きとなった要因であると思います。

凄いですね・・
私は、既に述べたように、
小学校の頃は、怪獣映画でしたから・・

うらやましいです。

>、「チコと鮫」と言う映画も見て、南太平洋の楽園「タヒチ」に憧れたほどです

それも、知らないです・・

タヒチというと、ゴーギャン・・という感じで
あの大きな絵を思い出します・・

今も、彼の自称子孫が沢山いるそうですね・・

>「脱走特急」(フランク・シナトラ主演)

それも、残念ながら知らないです・・

シナトラといえば、
麻薬常習者のドラマーの映画を
テレビで観たことあります・・
子ども心に麻薬って怖いんだなあ〜
と思ってました・・

それと、2年前くらいに、
ハワイの真珠湾攻撃に遭遇する
シナトラの映画も見ました・・
確か、
あの映画に出るために、

ギャングの親分に泣きついて、
その役を獲得したらしいですけど・・

それをマリオ・プーゾが、
ゴッドファザーで書きましたね・・で
コッポラが映画化して、
脅しに為に、
愛馬の首をプロデューサーのベッドに
しのばせる・・

>「レマゲン鉄橋」

それも、残念ながら知りません・・

>私は映画や本を読んだら出来る限り、その現地を訪れたい趣味(好奇心かな?)を持ってまして

私もそうですが・・

転校生の尾道に行きたいと思いました・・

このあいだWOWOWの
日航機墜落のドラマを観て
御巣鷹山に登りたいと思いました・・

これは事故ではなく事件だと思っているのですが・・

> それでいて受験も予備校すら通わず現役合格し、留年もなくスムーズに卒業したのですから図々しい話ですね(笑)。


ずうずうしいのではなく、賢い人物ということです。

>「小笠原」で三回も行き(延べ六か月)、

友人が、今から30年以上前に、
行ったら、夜は停電するとか言ってましたね・・

いいですね・・

戦争に行ったというあるおやじに
今から30年以上も前に、
聞いた話ですが・・
小笠原に戦争で行ってたとのことを何やら話してましたが、
小笠原の少女は早く成熟するとか、
なんか言ってたけど・・

「なんで?」って聞いたら・・
「あったかいからだよ〜」なんて言ってましたが、
ほんまかいなあ〜ですよ・・

>ヨーロッパは九か国四回(延べ三か月)と

それはすごいですね

一度は、ヨーロッパにいかないと
あかんと思ってます・・

別の機会に貴殿の貴重なる「ヨーロッパ紀行」を是非、
ご覧になった映画と訪問場所の関連をふんだんに
交えて、
独自の切り口で語ってください!

>ほとんどが領主の宮殿で軍事的な物では無い

ということは、割と内情が安定した時に
建造された古城なんですかね・・?

>「バイエル」

ICファルベンの流れをくむ製薬会社でしたか?

>「ハイディッガー」「ヤスパーツ」

名前だけは知ってますが・・
よくハイデンブルグ
ハイデンバーグ
って聞きますよね・・

>アウト・バーン

確か、ヒトラーがものすごい勢いで、
造った高速道路ですね・・

>「黒部の太陽」

これも名前は知ってるけどみたことないです・・

>、「吉村昭」の「高熱隧道」

それも知らないです・・

私は、洋楽と映画で言えば、
SFが好きでしたね・・

貴殿より、かなり後の世代ですね・・

興味深いお話、誠にありがとうございました。

何かの機会に、
まとめてでも、
フランス編、ドイツ編とかに分けても
結構です・・

カノープスへの旅人 様のヨーロッパ紀行を
是非お聞かせください。

興味があります。



05. カノープスへの旅人 2012年11月30日 23:32:57 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
 ENO様へ
 怪獣映画やSFがお好きだった、それですが、これはご存じでしょうか?。テレビ番組で、私も子供の頃、けっこう好きだった作品ですが・・。怪獣映画では必ず出演していた俳優「二谷英明」ですが・・。

http://www.youtube.com/watch?v=CXlMrjwJVhg

 当時のテレビって、アメリカや日本の良い作品を良く流していて、「海底大戦争」とか「インベーダー」など、子供心にも興奮した覚えが有ります。
 中で最っとも好きだっだ番組は、NHKが流していた「タイム・トンネル」と言う作品で、主演の一人「ジェームス・ダーレン」が、映画「ナバロンの要塞」にも出演していた事から、強く関心を持って観て居ましたよ。

 SFは私も好きで、映像作品ばかりかSF小説に学生時代は夢中で読んだもでした。特に今でも読み返すのは「E・E・スミス」著の「レンズマンシリーズ」や「スカイラークシリーズ」ですね。これには嵌りました。その為か天文にも興味が有り、友人の持って居た良い屈折赤道儀が羨ましかったほどです。

 ちなみに別の方からも訊ねられましたが、私のHN「カノープスへの旅人」とは、前述した「小笠原」で観たあの素晴らしく明るい星の記憶から付けました。
 冬の年末に行った時でしたが、南のかなり低い位置に輝き、満天の星の中でもシリウスに次ぐ明るさで、少し黄色味がかっていた記憶が有ります。
 「あの素晴らしい小笠原へ、生きている内にまた行きたい、」想いと、帰りの船が真っ暗な絶海の中を北上する暗夜航路で、八丈島の灯台が光って見えた瞬間の感動を思い出したからです。

 (確かにお話の通り、当時の小笠原は発電機が未だ足りず、漁協や食料品店の冷蔵庫に優先して送電していた為、照明が使われる夜間に停電する事が有りました。
 でも今はクーラーが使えるほど電力も有りますし、水道も天水(雨水を溜めて置く)ばかりでは無くなりました。でも天水のお茶って美味しいのですが・・。)

 ただコンパスだけを頼りに波を蹴る船で、真っ暗な海の真っただ中に水平線から覗いたやっと観えるだけの灯台の僅かな光は、陸に居て白い灯台を観るのとは全く違う、安心した想いを抱く物だったからです。これは経験しなければ解らない感動でしょう。
 私もこの「阿修羅」で、その時に観た僅かな光(指針)と成れれば、と念じ命名したのですが、少しおこがましかったでしょうか・・(汗)。

 ヨーロッパの話は幾らでも有りますが、何しろ行った国が「フランス・ベルギー・イタリア・イギリス・デンマーク・ドイツ・スイス・スペイン・リヒテンシュタイン」と九か国にも及ぶと、何処の国を話して良いやら・・。

 何しろ出張と言っても、印刷業界(フジ・フィルムとかコダック、日本の各印刷機械メーカー)が募集したツアーだった為、総て「あご足付き」の豪華な物ですから、時間も見学予定をキャンセルすればかなり自由に行動出来たのです。しかも同行するメンバーは総て印刷会社の社長・重役ばかり。

 上場一部の社長たちとも仲良くなり、私は一緒に随分と楽しい事をして来ましたよ。レマゲン鉄橋も、そんな自由時間の中で行って来たのです。何しろスポンサーがリッチですから、ベンツのロング・リムジンをチャーターし、一日貸切でアウトバーンをドライブですよ。巡行180kmで二時間も突っ走る経験など、日本では到底出来ませんでしたね。それも全部彼らの会社が使った経費!。私など「何処へ行きたい」と言うアイデアと、途中の飲み食い・土産物の費用だけでしたね(笑)。

 何かまたとりとめもない話をしてしまいました・・(汗)。ENO様の大事な音楽版を長文で汚してしまい、誠に申し訳ありません。ご感想をお待ちして居ります。
 


06. 2012年11月30日 23:44:07 : ObnzX9gnP6
 ENO様へ、御免なさい。「マイティ・ジャック」を貼る積りで「海底大戦争」を貼ってしまいました。有名な「サンダー・バード」の前に造られた作品で、敵の潜水艦が「カサゴ」そっくりなのが気に入っていたのですが・・。

 「マイティ・ジャック」はこれです。

http://www.youtube.com/watch?v=g7Sn0olEneU

 海底基地が注水されて行く場面に、子供の頃でしたから随分と興奮したものです。未だコピー&ペーストに慣れない私をお許し下さい。

 カノープスへの旅人 拝


07. BRIAN ENO 2012年12月01日 15:04:23 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスへの旅人 様へ

長文、ありがとうございます。
改めて、凄いなあ〜と思いました・・

ドイツと言えば
AGFAというなんというか
その業界の会社もありますよね・・

>、「海底大戦争」とか「インベーダー」

これも知らないですね・・

>NHKが流していた「タイム・トンネル」

これは、私もみてましたというか・・

親に、なんとかお願いして、
たぶん、8時頃に寝て、
番組が始まる
10時ころに
起こしてもらって、
パジャマ姿で、
目をこすりながらみた記憶があります。

タイタニック事件を
回避しようとする
やつは、記憶にあります・・

このあいだ、宇宙家族ロビンソンを投稿しましたが
その時にタイムマシンも投稿しようと
思ったのに
なぜか、忘れてしまいました、

なんか砂時計かなんかが出てきて、
カッコイイ感じでした・・

>「E・E・スミス」著の「レンズマンシリーズ」や「スカイラークシリーズ」で

これまた知らないです・・

>「あの素晴らしい小笠原へ、生きている内にまた行きたい、」想いと、帰りの船が真っ暗な絶海の中を北上する暗夜航路で、八丈島の灯台が光って見えた瞬間の感動を思い出したからです。


昔から
夜と昼
月と太陽
悪魔と神

善と悪みたいな

二元論が発展したのは、

電気のない時代の夜と昼

からヒントを得たんだと勝手に思っています・・

NHKの国分さんと言う人は、
私既に投稿済みの
「ヤノマミ」で、
暗黒の世界を体験してきたようです・・
暗黒の中で人間がいかに無力か・・
まざまざと・・というか
トラウマになったようです・・

暗黒の中で、
30pくらいの巨大ムカデや巨大ヤスデや、
毒蛇が跋扈する・・毒蜘蛛

そんな暗黒の世界で、150日くらい生活したんですから、
凄いですね・・

日本に帰ってきてから、
夜尿症になったそうですが・・

それはいいとして

私は、24歳くらいだったかな?
八丈島に行ってきました・・
台風で、予定日に脱出できなくなり、
3日ほど宿で、過ごしましたが・・

やはり今度は、小笠原に行きたいですね・・

>ただコンパスだけを頼りに波を蹴る船で、真っ暗な海の真っただ中に水平線から覗いたやっと観えるだけの灯台の僅かな光は、陸に居て白い灯台を観るのとは全く違う、安心した想いを抱く物だったからです。これは経験しなければ解らない感動でしょう。

それは、我々の人生そのものを
象徴しているような素晴らしい経験ですね・・

人間・・仕事でも、家族でも、他者との人間関係でも
うまく行かない時が必ずありますが・・

そんな、暗黒の時を、
やけにならず、じっと耐え忍んでいたものにだけ、

ほのかな灯りが見える・・

まさに、そんな人生を象徴するかのような経験ですよね・・

真っ暗なほら穴に迷い込んで、
空気の流れや、匂い、等で、
情報収集して、
かすかな灯りを見つけ、ほら穴から脱出する・・

ヨーロッパで私が興味があるのは、

ごく一般的には

ヨーロッパというのは
石の文化とか言われており、
建物や道路が石で造られている的な話を聞きます。

土地も岩石や石が多く、
穀物の栽培等には適さないとか

だから家畜を飼って、
肉を食べて来たとか・・

あと、ヨーロッパは自然と戦う的な
イメージ・・

日本は自然と同化するとか自然に生かされる・・とか
そんなイメージで語られることが多いような気がします・・

しかし、ここ、5年くらいヨーロッパの
伝統を取材したようなドキュメンタリーを
テレビで積極的にみてますが、

ヨーロッパも
自然に生かされる

自然の恵みで
我々は生かされているのだ・・

という言葉を多くの伝統的な
生活をしている人達の口から聞くのでありました・・

特に北欧の伝統的な生活をしている人たちは、
森の熊を神として、崇め・・
熊狩りをして、熊の頭を木の上にかざし、
熊の霊を弔い・・

森の恵みで、
我々人間は生かされているのだ・・云々

森の神、木の神、水の神
日本の多神教的な信仰を、
守り、自然を愛している

そんな、ヨーロッパの伝統を垣間見てみたかったんですよね・・

ヨーロッパっていうと、
キリスト教・・と反射的に
考えちゃうんだけど・・

ローマ帝国からキリスト教は
支配の装置として使われてきただけで・・

その前に、その地域地域に根差した
自然と共存するシステムがあったということらしいですが・・

それで、その地域は、ずーっと、
うまくやってきたんですが・・

じゃ〜いったい誰が、

自然と共存して
自然に生かされてるという
謙虚なヨーロッパ人の素晴らし
真髄が破壊され失われていったんだろう・・

と思うわけです・・

一般的に言われてる
自然と敵対して(破壊して)
自然を征服(支配)しようなんて、
哲学はヨーロッパには、なかったんですよ・・

だれかが、そうやって、事実を捻じ曲げて、
日本に伝えたんだろうけど・・
そう伝えたいという
そう伝えないと、
自分たちの悪行がわかってしまうから・・
なんだろうけど・・

そこんところに、興味があります・・

本読んだって、ダメだし、
実際、ヨーロッパの伝統的な生活している
人の生活や人生観、世界観を聞いたりみてきたりして、
本当の、ヨーロッパの真髄を破壊したものは
何か?それを探ってみたいと思うんです・・

無理なんだろうけど・・

>ENO様の大事な音楽版を長文で汚してしまい、誠に申し訳ありません。ご感想をお待ちして居ります。


これは私の音楽板では、ないので、しいて言えば、主催者、管理人さんの
まあ、他人の褌で相撲を取って、能書きたれてる小僧ですよ、私なんぞは・・

私こそ、とりとめのない話、失礼いたしました。



08. カノープスへの旅人 2012年12月01日 22:33:59 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
 ENO様へ、
 アグファ・ゲバルト社を御存知でしたか。コダック、フジフィルム、サクラカラー、と並んで「世界四大フィルムメーカー」の一つですよ。
 ヨーロッパで初めて写真フィルムを製造した会社で、確か創業者は高名な作曲家、「メンデルスゾーン」の三男だったと記憶しています。
 私の会社でも何台かアグファ社の機械を使用して居り、当時は東京目黒区の青葉台に日本本社が在って、幾度か訪問した事もありますから。

 私が出張したヨーロッパの展示会、「ドルッパ」に参加するとそんなフィルムメーカーや世界中の印刷機メーカー、製本機械メーカー、インクなどの化学薬品メーカーばかりか、アメリカやヨーロッパの大手出版社、全世界の大手印刷会社など、著名な出展会社が目白押しで、デュッセルドルフの会場も千葉「幕張メッセ」の優に二倍以上はある広大さでした。

 一棟百m×五十m位の建物が十四個は建ち並び、中でも「ハイデルベルグ社」と日本の「小森印刷機製造」は、その一棟を丸ごと借り占めて新聞用の八色(裏表四色ずつ)大型輪転機を設置する有様でしたから凄まじい物です。
 そんな中にわざわざ日本から大口ユーザーのツアー、それも社長や重役連中の団体が行ったらどうなるか・・。

 まず何処のブースでも、日本に支社が在る会社なら素通りなど出来る訳も無く、午前中からワインやビール、ソフトドリンクばかりかカタログに土産など、持ち切れず飲みきれないほどの有様となるのは道理でして、結局、「まとまって動くと取引先の知り合いに捕まるから、各人バラバラで動いた方が身の為だ」と言う結論になったくらいです(笑)。あるインクメーカーの社長など、「これも社長の務めなのさ・・。」と泣きながら真っ赤になるまでワインを飲まされてましたが・・。

 しかも自分の会社へ出す出張報告書も、ツアーを企画したメーカー(私の場合はコダックでした。)が用意してくれている「至れり尽くせり」さ!。でも改めて、印刷技術は日本が世界最高である事を実感しましたね。
 だから何処のブースも、「日本人の印刷業者が来た」ことが知れると、扱いが半端では有りませんでした。ハイデル、コダック、デュポン、アグファ、ローランド、ファンソン等の欧米メーカーばかりか、日本の小森、リョービ、三菱、など印刷機メーカーやフジ、サクラ、大日本インキでも総て現地の最高責任者と名刺交換しましたほどです。

 でもヨーロッパで最も強く感じたのは、「キリスト教」が如何に多くの地域を支配して居たのか、と言う事でしょう。ただそれがドイツとイギリスでは少し違う。
 中世に起きたマルティン・ルターの「宗教改革→プロテスタント(新教)の誕生」と、コロンブスに因る「新大陸発見」が、その流れを大きく変えたのだと思います。

 近世までヨーロッパは意外なほど森林が多く、「花の都パリ」近郊でも1800年代まで森林狼が多く居たとされていますし、オランダ、デンマークなど7月でもセーターにコートが欲しかったほど寒かった覚えが有ります。
 ヨーロッパ北部では燕麦やジャガイモしか作れず、南ドイツでも金になる作物はワインが造れるブドウだけ、が実態だったそうですよ。

 要するに昔のドイツは、ワインを売って小麦を買っていた訳ですね。ドイツが現在の様に白いパンを食べるようになったのも、第一次世界大戦前に「フリッツ・ハーパー博士」が「空中窒素固定法」を発明し、チッソ肥料が大量生産された事がその大きな要因とされています。
 ちなみに「ハーパー博士」は「ハイデルベルグ大学」出身です。

 しかし人類の歴史とは皮肉な物で、この「空中窒素固定法」こそ第一次世界大戦をあれほどまで激化させた、最大の要因と成った訳ですから「人類の歴史は戦争の歴史」と私が考えるのも不思議では無いと思いますよ。
 何しろそれ以前の火薬は「糞尿」を土に埋めて作った「硝石」か、チリ、中国、インドから輸入する硝石以外に原料が無かったのですから。

 このハーパーの発明でドイツは「アンモニア」を自前で作れる様になり、「アンモニア」を触媒で反応させれば「硝酸」が造れてしまう事こそ、世界を変える力を持っていたのですね。。
 「硝石の輸入ルートさえ断てば、ドイツの継戦能力を奪える」と考えたイギリス・フランスの誤算は、ノーベルの「ダイナマイト発明(ニトロ・グリセリン)」と「雷菅の発明」と合わせて、「大量殺戮」の時代を幕開かせたのです。
 後に「毒ガス博士」とまで呼ばれた「フリッツ・ハーパー」も、この発明で第一次大戦後に「ノーベル賞」を受賞したのですから皮肉も極まった話ですが・・。

 イタリアはナポレオン戦役の後に、急速なほど近代化が遅れた様です。元から石炭や鉄鉱石などの主要資源に乏しく、地中海交易での利ザヤ稼ぎしか出来ない事に加え、世界の交易ルートが喜望峰廻りとなった事がその一番の要因でしょう。
 ENO様が御指摘された「石」の文化も、実はローマ時代に確立したセメントの原型が大きく影響しているのですよ。
 石と石の接着に、漆喰と火山灰(イタリアには大量に有る)を混ぜたセメントの原型が使われていたそうです。余り知られては居りませんが・・。

 なんか、またまたとりとめも無い話を書いてしまいました・・。宜しければご感想をお聞かせ下さいませ・・。


09. BRIAN ENO 2012年12月03日 09:34:50 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスへの旅人 様

>アグファ・ゲバルト社を御存知でしたか。

詳しくは、知りませんが、広瀬隆の「赤い楯」に

>コダック、フジフィルム、サクラカラー、と並んで「世界四大フィルムメーカー」

と書いてありました。


>ヨーロッパで初めて写真フィルムを製造した会社で、確か創業者は高名な作曲家、「メンデルスゾーン」の三男だったと記憶しています。

確か、そのことも系図付で書いてあったと思います・・
赤い楯の閨閥ということで、
後で確認します。

私が、宮仕えの頃、同じ通りにAGFAの営業所がありましたよ・・

コダックは、ポール・マッカトニーの今は亡き奥様の親族の会社ですね・・


>デュッセルドルフの会場も千葉「幕張メッセ」の優に二倍以上はある広大さでした。

フラックフルトにできた空港も物凄い広大さを誇ってるらしいですね・・

>午前中からワインやビール、

けっこう、向こうでは、昼間からアルコール・・
問題ないようですね・・

特にドイツは水分補給をビールで行うとか?
聞いたことあります・・ほんまかいな・・

>真っ赤になるまでワインを飲まされてましたが・・。

お酒を酌み交わすことが、
人間関係構築の第一歩のようですね・・

私が勤めてた会社の社長に、
その社長は、たぶん、アジア・アフリカの治安の悪い開発途上国以外は、
ほとんど、世界中を回った人なので、
世界で一番印象に残った国はどこですか?
と聞いたことがありますが・・

彼は、考えもせず、いきなり・・

「イスラエルだね・・」

と、あっさり一言・・

それは、中東の不安定要素の元凶を垣間見ることができたということですか?
何か、世界の争いの縮図をイスラエルに見ることができたとか?

「いやいや、君、全然、違うよ・・」
「わしゃ、君がいうようなことは、
全く知らんし、関心もないが・・
そんなことより、
イスラエルで、たまたま、あるカップルの結婚式に遭遇してなあ〜
そしたら、その取り巻きに、あんたは、どこの誰や?
そうか、日本からわざわざ、結婚式を祝いに来てくれたんか?
そら、めでたいこっちゃあ〜・・アリガト・・
これも、何かの縁やさかい、
二人の門出を祝って一緒に飲みましょ!
と言って、取り巻きの一人一人から、
めでたい、めでたいとのこと、
次々に酒を飲まされて、
ぐでんぐでんになった・・
こんな楽しい経験
そんな国、イスラエル以外、ありませんで〜
また、わしゃ〜イスラエルで
結婚式に乱入して、ぐでんぐでんになりたいわあ〜


それが、私が、世界中を回って、
一番、印象に残った国、イスラエルちゅうこっちゃあ〜
君!、イスラエルはそういう国や!
ええ国やで・・
君も、一回、いや
何回でも行ったら、ええねん!
あっ!はっ!はっーあ!
ああ、君、酒のまヘンから・・
あかんなか〜
わるいわるい・・

で終わり・・

この社長、二代目の御曹司だけはあるなあ〜
と関心したことを思い出しました・・
まあ、おめでたい人でした・・
まだ、元気で社長やってますね・・
あの豪快な感じで・・

>でもヨーロッパで最も強く感じたのは、
「キリスト教」が如何に多くの地域を支配して居たのか、と言う事でしょう。

その辺が、わしらには、分かりにくいとことですね・・
日本は世界にまれにみる宗教が浸透しにくい民族
お国柄とか聞きますが・・

>ただそれがドイツとイギリスでは少し違う。

> 中世に起きたマルティン・ルターの「宗教改革→プロテスタント(新教)の誕生」

新しい支配の形の台頭?(カトリックとプロテスタントで分業支配を開始?)

>コロンブスに因る「新大陸発見」が、その流れを大きく変えたのだと思います。

ヨーロッパにない、資源、農産物、穀物、奴隷その他の収奪と、
ヨーロッパ人の新大陸への移動
 ピサロやコルテスによるラテンアメリカの征服、
そして、
北アメリカの征服でヨーロッパ人のアメリカ大陸全体の支配につながりますね

せまいヨーロッパでの人口増加を解決したのは、
コロンブス、コルテス、ピサロ等なんでしょうね・・

>ヨーロッパ北部では燕麦やジャガイモしか作れず、
南ドイツでも金になる作物はワインが造れるブドウだけ、が実態だったそうですよ

詳しくは知りませんが、バイキングとかが登場する背景に、
作物が取れないヨーロッパの気候や風土があり、
他者のものを略奪しようという発想が芽生えたのでは?
と思ってます。軍事力の、軍事技術の進歩・・

日本のように、気候が温暖で、
四季の変化がはっきりしていて、
湿潤、海(魚介類)に恵まれ山(作物)に恵まれ、
雨(水が無尽蔵に使える)に恵まれ太陽に恵まれ、
肥沃な土壌に恵まれた島国は、
世界広しといえども、日本だけであろうと言われてますが・・
ヨーロッパは日本の真逆の環境だと良く聞きますが、まさにですね・・

>「空中窒素固定法」を発明し、チッソ肥料が大量生産された


>人類の歴史は戦争の歴史

まさに・・

為政者が野望をはたすには、
その野望を隠し、大衆に見破られないように、
なんらかの大義名分をでっち上げ、そのでっちあげた
大義名分を民衆に刷り込み
民衆を憎悪と偽の愛国心に駆り立て、
為政者の野望を強引に暴力を用いて、
はたすもの・・でしょう・・

> 何しろそれ以前の火薬は「糞尿」を土に埋めて作った「硝石」か、チリ、中国、インドから輸入する硝石以外に原料が無かったのですから。

日本では、大友宗麟等のキリシタン大名が、
ポルトガル等に日本の若い女の子を奴隷として売り、
火薬を仕入れていたそうです・・

>ノーベルの「ダイナマイト発明(ニトロ・グリセリン)」と「雷菅の発明」と合わせて、「大量殺戮」の時代を幕開かせたのです。
 後に「毒ガス博士」とまで呼ばれた「フリッツ・ハーパー」も、この発明で第一次大戦後に「ノーベル賞」を受賞したのですから皮肉も極まった話ですが・・。

ノーベルも「赤い楯」堂々登場し、バクー油田を開発し、その後、赤い楯閨閥に乗っ取られ、現在は、ロイヤル・ダッチ・シェルとして、生き延びています。
蛇足ですが、そのバクー油田に勤めていたのが、かのスターリンです。
彼は、経営者の(赤い楯)の工作員として、
組合運動を扇動したり、
組合を分断したり、
労働者の味方のような仮面をかぶり、
赤い楯の忠実な僕になり、
後ろ盾を確保し、
ソ連の皇帝に成長していきます・・

>「ノーベル賞」

も赤い楯に堂々登場します・・
結局は、赤い楯のビジネスや支配に貢献した人物が、
もらう賞である・・ということですが・・

>「石」の文化も、実はローマ時代に確立したセメントの原型が大きく影響しているのですよ。
 石と石の接着に、漆喰と火山灰(イタリアには大量に有る)を混ぜたセメントの原型が使われていたそうです。余り知られては居りませんが・・。

接着の話、初めて聞きました・・
私は、20年以上前に、
赤い楯が出版されて、この本を読むに至って、
教科書で語られない、
官制の歴史ではない、
ヨーロッパの真実の暗部や影にメスを入れた歴史が書かれてあることを知りました・・

この本に登場する、夥しい数の企業、
夥しい数の政治家、
夥しい数の実業家、
夥しい数の各分野の著名人・・
それらが皆、
資本関係、
融資関係、
取引関係、
閨閥等を介して、
みな、それぞれが、悲しいかな、
万有引力のようなある強大で強力な引力(時にはある種の脅し、暗殺、買収等)
につき動かされ、
皆それぞれが、ひとつの強大なパワーに収れんし、収束してくる・・

そんな、様を垣間見ることができました・

そのことに目をそむけ、
世界について何かを語ろうとしても、
結局は彼らの筋書き通りの
世界観や歴史観しかでてこないであろうということを知りました。

それらが、私の言う、
ヨーロッパの伝統的な良識と良心の思想
(人間は自然に生かされている、人間は自然と調和し共存していくべきである・・云々の人類共通の思い)を破壊してきた勢力だと思っています。


10. カノープスへの旅人 2012年12月03日 23:33:54 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
 ENO様へ、
 私はイスラエルには行った事が有りません。でも前述した印刷関係では有名な、イスラエルの「サイテックス(現在はHPヒューレット・パッカードに買収)」と言う会社には、仕事上でも色々な意味のお世話となった覚えが有りますし、特に中東戦争絡みでは私自身も強い思い出が幾つか有ります。
 また映画「栄光への脱出(ポール・ニューマン主演)」や、その音楽も父が好きでレコードを持って居て良く聞いたものでした。イスラエルの画像も含まれていますので、宜しければ御一聴下さいませ。

http://www.youtube.com/watch?v=TxX23lWUGtE

 更に家内の実家(東京目黒区)の近くには「杉原製作所」と言う会社が有り、そこはユダヤ人への「命のパスポート」で有名な、「杉原千畝」の親族が経営する会社だったと聞いて居ります(現在はバレエ学校になっています)。
 そして私は「ドルッパ」でも実感しましたが、「ユダヤ人は想像以上に親日」と言う印象を強く持って居ります。

 私の45年以上に及ぶ「軍事の研究」でもそうですが、最大の興味を持ち研究したテーマである「日露戦争」こそ、実はイギリスの「ユダヤ人金融界」が支えてくれた勝利である事実を、今の日本人は余りにも忘れている事が残念な想いです。
 当時の国際通貨であった「英国ポンド」を日本が調達する為に、日本国債を最も積極的に買ってくれたのがユダヤ金融界であった事は紛れもない事実だからです。

 「ドルッパ」の「サイテックス」ブースでも話題になりましたが、日本人「センポ・スギハラ」の名前はイスラエル人なら子供でも知っていますし、サイテックス社の主力商品「レイアウト・スキャナー」を、世界で日本が一番先に購入した事も本当に喜んでいました。
 ある意味でユダヤ人ほど、世界のあらゆる民族で平和を最も求めている人種は居ないのでは、と思うほど「平和こそ一番大事」と彼らは考えてました。それは実際に私も全く同感です。

 彼らのブースで先ず言われた事は、「我々イスラエル人は日本人を最も尊敬し、且つ親しくなれた事を誇りに思う。」と言う言葉でした。それは「日本人ほど先進国で平和的な国民性は無いし、あれほどの経済大国でありながら他国への恨みを全く持たない単一民族は、世界中を探しても日本しか無いからだ。そして日本へ商売をしに行って本当に驚いたのは、身の安全ばかりかユダヤ人としての差別を全く受けず、そればかりか機械の操作を教える売る側の我々が驚くほど、誰もが早く習熟して熱心だった国は他には無かったからだ。」とも・・。

「それは御社の作った機械こそ我々印刷業者が最も求めて居た物だからですよ。」と話しただけで、「そう言う評価をしてくれるのも日本人だけだ。」と、高級な白ワインをわざわざ開けて歓待してくれたほどです。別に私の会社が買って持っていた訳でも無く、ただ立ち寄った一介の印刷業者に過ぎない私に、「日本人だ。」と言うだけで貴殿がご紹介なさった社長様の様な扱いを、私も本当に受けましたよ。

 そしてそうこうしている内に、サイテックス社のブース内に居たユダヤ人営業マンが総て我々の周りに集まり、他国の客をそっちのけで「日本とイスラエルに乾杯」と、本物の宴会となったのは私たち全員が本当に驚いてしまったほどです。
 ご紹介の社長様も、恐らく、そして間違いなく日本人だから歓待されたのだ、と思いますよ。中国や韓国だったら見向きもしなかったでしょうね。

 良く「ユダヤ人が世界の戦争や経済的陰謀を企んでいる」的なデマを耳にしますが、これは完全な誤解だと私は思っています。ただユダヤ人の持つ経済的な影響力が余りにも大きく、どんな動きにも必ず何処かで関係してしまうのは事実ですね。
 ノーベル賞受賞者の20%がユダヤ人と言う事実も、彼らがそれだけ優秀な人種である証明でしょう。

 世界で最も古い民族で在りながら、「神から与えられた約束の地・パレスチナ」をローマ軍とキリスト教徒に追われ、世界中に散りながらそれぞれの国で迫害されて来た彼らが、漸く得た国土すら常に攻撃され続ける今の境遇は、まさに想像を絶する物が有ります。イスラエル人が周囲のパレスチナ人と仲良くしたい、共存に最大の努力を傾けている事実を日本人は知らなさ過ぎるのではないでしょうか。

 私も原典は覚えていませんけど、「もしも本気でイスラエル人がイスラム教徒と全面的に争う気なら、とっくの昔に「黄金のドーム」は破壊されていた。」と言う誰かの意見を聞いた覚えが有ります。
 「ユダヤ教」の聖地「嘆きの壁」は、ローマ軍がイスラム教徒に追われたエルサレムの「ソロモン神殿跡」なのですから、現地を完全に占領しているユダヤ人にとって、「上に乗っている黄金のドームを破壊したぞい、文句が有るなら掛かって来い。」と言いたいでしょうね。

 それと私は「赤い楯」と言う本は読んだ事がありません。中学が都内のミッション系でしたので、週に一時間は授業がそっちの話でしたし、月曜の朝礼は毎回ミサを受けさせれる有様・・。英語の教師が神父なら校長もイタリア人で、旧約聖書の話(出エジプト記)などは耳にタコ・・。また当時は「十戒」「ベン・ハー」「ソドムとゴモラ」など学校が見せに連れて行くほどです。しかも第三次中東戦争も終わったばかり、ですから望む望まぬに関わらず、中東の歴史とユダヤ教には(旧約聖書はほとんどがユダヤ教からみ)ちっとは身に付く物・・。

 でもお影で、イタリアへ行った時は楽しかったですよ。特に一番感銘を受けたのが、バチカン「サン・ピエトロ寺院」に飾られていたミケランジェロの「ピエタ像」でしたね。最初に観た時は優に二十分以上、感激で動けなかったほどでした。
 十字架から降ろされたばかりの、我が子イエスを抱く聖母マリアの彫刻ですが、「免罪符」「魔女狩り」「宗教戦争」を起こした総本山にも関わらず、「芸術への感動」とは、まさにあの時の気持ちを言うのだと今でも思います。

 ENO様のおっしゃる「人間の良識・良心」と、人類史を血で書き綴ったキリスト教の矛盾は、考えて観れば「ローマ」から始まったのかも知れません。

 またまた長々と書いてしまいました。(恐縮・・。)


11. BRIAN ENO 2012年12月04日 09:42:44 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
赤い楯は読むというより、資料として活用した方が
よいような著作です。

話は、ドイツのフランクフルトのゲットーのある両替商から始まる・・
(実際には、元国連事務総長ワルトハイムの隠された昔話から始まるのですが・・)

そのゲットーに身を寄せていた一族の壮大な物語ですが、
そのゲットー一帯に、日ロ戦争で、日本に融資してくれた
クーンローブのジェイコブ・シフの一家も身を寄せていた。
そのゲットーから、様々な家の、親族、血族、閨閥が、

マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドを
核として、世界各国に最初は金融ネットワークを
構築していった・・
当然、金融は産業の血液になる・・
様々な産業を育成したり、乗っ取ったり・・
やがて、金融を核として、世界中の
ビッグ・ビジネスのほとんどの分野を、
その金融力、資本力、閨閥による結束力で支配していった・・

そんな物語です。

興味があったら、読んでみてください。

「ユダヤ人」・・・

この言葉の定義が、私には、わからない・・
(たぶん、その言葉を利用しやすいように、
わからないようにしてあるんだと思います)

日本人といえば、その居住地と民族が整合している・・
韓国人も同じ、
タイ人も同じ・・
居住地と民族が合致していて
具体的で分かりやすい・・

ユダヤというのは向こうでは
ジュー・・というらしい、

ジュエリー(宝石等)というのは、
そもそもジュー(ユダヤ)が取り扱ってきたから
ジュとつくそうだが・・

ユダヤ人は、自分のことをジューとかジューイッシュとか
は言わない・・と聞いたことがある・・

ジューというのは蔑視を含んだ言葉なのかもしれませんね・・

ユダヤ人は自分たちのことをイスラエルと
言うのだ・・云々・・と子どもの頃に聞いたことがあって・・

映画「十戒」で
モーゼが叫ぶ時
「われらイスラエル!われらイスラエルの子よ・・」なんて言ってたのを
子ども心に覚えている・・

聞くところによるとユダヤ人には
多くの種類と概念があり・・世界共通の
統一したユダヤ人の概念はないというのが、
結論のようである・・

ユダヤの女から生まれ者はユダヤ人だとか
ユダヤ教を信仰すればユダヤ人だとか

ほんとうに様々である・・

人種のことを指しているようでそうではない・・

ユダヤ人と言うあいまいな概念と言葉が独り歩きして、
様々な問題に利用されている・・
そんなイメージでとらえています。

ごくごく代表的なのは
ハザールとかカサールとか言われている
ユダヤ人と縁もゆかりもない
民族(基本は白人と言われている)
が、生存の為、やむなくユダヤ教を信仰したという説・・

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB

http://inri.client.jp/hexagon/floorA4F_ha/_floorA4F_ha.html

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB-%E8%AC%8E%E3%81%AE%E5%B8%9D%E5%9B%BD-S-A-%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A7%E3%83%B4%E3%82%A1/dp/4105323016/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1354580751&sr=8-1

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA%E3%81%A8%E3%81%AF%E8%AA%B0%E3%81%8B%E2%80%95%E7%AC%AC%E5%8D%81%E4%B8%89%E6%94%AF%E6%97%8F%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%8E%8B%E5%9B%BD%E3%81%AE%E8%AC%8E-%E5%AE%87%E9%87%8E-%E6%AD%A3%E7%BE%8E/dp/4879191027/ref=pd_sim_b_1

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%92%E8%84%B1%E3%81%84%E3%81%A0%E3%82%B5%E3%83%AB%E2%80%95%E3%83%92%E3%83%88%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%A6%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%8F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E6%A0%97%E6%9C%AC-%E6%85%8E%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4768468985/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1354580812&sr=1-1


他にもユダヤ人の中で、
今のイスラエル国家の考え方に反対する勢力
シオニズムに反対している勢力

http://inri.client.jp/hexagon/floorA1F/a1f1404.html

http://inri.client.jp/hexagon/floorA1F/a1f1405.html


あげれば、きりがないですが、
結論は

このあいまいな抽象的なユダヤとかユダヤ人とかいうことばが
独り歩きして、為政者に格好の支配の道具として利用され
様々な紛争やら戦争やら争いの原因の一つになっていることです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%96%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%84%E3%83%B4%E3%82%A3

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%96%E3%82%BF%E3%82%A4%E6%B4%BE



12. カノープスへの旅人 2012年12月04日 23:46:51 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
ENO様へ、
 私が知って居る「ユダヤ人」と言う定義は、「ユダヤ教の信徒で洗礼・割礼を受けている者」としか聞いて居ませんでしたが・・?。故にイスラエル人の中にも、元はアラブ人でイスラムや他宗教から改宗した人が含まれている、と聞きました。
 旧ソ連からの移民も、ギリシャ正教からユダヤ教に改宗したそうですから。

 要するにローマ帝国時代から常識と化していた、キリスト教以外の宗教は邪宗(イスラム・ユダヤ・ゾロアスター等々)とする差別意識が19世紀のナポレオン戦役や産業革命まで続き、そのまま貴族を頂点とする階級制度や奴隷制度の継続から、ユダヤ人のみが国家を持たない為に今なお差別されている、と私は仲が良かった神父から聞いた覚えが有ります。
 その神父も、「旧約聖書(出エジプト記)までは一緒なのにね・・。」等と子供に教えるから、日本から何処かの国へ飛ばされちゃいましたが・・(笑)。

 ただキリスト教では金貸し(金融業)は邪道とされ、その戒律が無いユダヤ人だけが金利を取って融資して来たから嫌われた、と語っていたのを覚えてます。
「あれ?、だって日本は平安時代から質屋(金貸し)は居た筈でしょ?。向こうじゃ担保の範囲内で、お金を貸す事借りる事も出来なかったの?。」
 これに対する神父の答えは有りませんでした。要するにキリスト教の戒律は金銭の融通を殺す事で、教会と領主の支配力を高める為だった訳ですからね。

 その隙間を掻い潜って出来る邪道な商売しか、農地などの資産を持たないユダヤ人は生計が立てられなかったのですな。まるで日本の士・農・工・商・エタ・非人の様ですが・・。
 私はそう言った差別意識が無い者なので、欧米の差別意識など理解し辛い物を感じますが、一世紀から19世紀まで二千年近くもその意識に染まれば、今日の欧米で今もなお続くユダヤ人差別も不思議では無いのかも知れませんね。
 その辺が「ユダヤ人は親日」と言われる所以なのかも・・。(我が国の憲法にも信仰の自由が書かれてますね。)
 ロスチャイルドだけで、総資産一京円!。本当に大きな国の一つや二つくらい、丸ごと買えちゃう天文学的な額ですよ。それでも、やっかみ、妬み、恨み、憎しみ、など、受ける方にとっては堪ったものじゃない・・。

 「ユダヤ人は争いを好まない、自ら進んで対立を生む意志も無い、」とドイツで美味しいワインを御馳走してくれた「イスラエル人ビジネスマン」が、私たち日本人にそう語っていた意味は、まさに千年以上も骨身に染み着いたユダヤの「処世術」だったのかも知れませんね・・。
 今度、貴殿がご紹介下さった「赤い楯」を買って読んでみますよ。アマゾンでも売っているみたいですから、早速にもコンビニへ行って、チケットを買って来ます。

 追伸、それでも「ピエタ」像は素晴らしかったですよ。一度は観て置きたい真の「芸術」だと思います。京都「広隆寺」の「弥勒菩薩坐像」と同じ感動を覚えましたから・・。
 


13. BRIAN ENO 2012年12月05日 08:20:57 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスへの旅人 様へ

> 旧ソ連からの移民も、ギリシャ正教からユダヤ教に改宗したそうですから。

東欧、旧ソ連からのイスラエルへの移住者は、多いと聞きます。私は、それらの人が、ハザールとかにルーツを持つ人たちなのかな?と思っているのですが・・

> その神父も、「旧約聖書(出エジプト記)までは一緒なのにね・・。」等と子供に教えるから、
>日本から何処かの国へ飛ばされちゃいましたが・・(笑)。
ひじょうに重要な情報ならにコメントですね・・
みんな、そもそもは、同類(仲間)なんだから、理屈をこねて、争う必要はないんだよね・・

そこが、為政者が一番嫌うところですよね・・なんでもカテゴライズする。細分化して、あっちは、こっちと違うんだ・・こうこうこういう、憎悪すべき過去があり、彼らをたたきのめさなければならない云々・・

為政者の常とう手段の重要な方法の一つですよね・・
こういった簡単な仕掛けに、我々はいとも簡単に翻弄される・・

 >ただキリスト教では金貸し(金融業)は邪道とされ、その戒律が無いユダヤ人だけが金利を取って融資して来たから嫌われた、と語っていたのを覚えてます。
「あれ?、だって日本は平安時代から質屋(金貸し)は居た筈でしょ?。向こうじゃ担保の範囲内で、お金を貸す事借りる事も出来なかったの?。」
 これに対する神父の答えは有りませんでした。要するにキリスト教の戒律は金銭の融通を殺す事で、教会と領主の支配力を高める為だった訳ですからね。

まさにその通り、その支配力を高めたり維持したりするのに蔑視という装置で利用されたのがユダヤ人でありユダヤの金貸し的な生業だと思います。


 >その隙間を掻い潜って出来る邪道な商売しか、農地などの資産を持たないユダヤ人は生計が立てられなかったのですな。まるで日本の士・農・工・商・エタ・非人の様ですが・・。
日本でいえば、貴殿の言う、エタ・非人に近い存在なのかもしれません・・
 > 「ユダヤ人は争いを好まない、自ら進んで対立を生む意志も無い、」とドイツで美味しいワインを御馳走してくれた「イスラエル人ビジネスマン」が、私たち日本人にそう語っていた意味は、まさに千年以上も骨身に染み着いたユダヤの「処世術」だったのかも知れませんね・・。
少なくとも、ロスチャイルドの閨閥の人々は、「処世術」のエリートではないかとおもいます。赤い楯にもでてきますが、ジェイムス・ゴールドスミスが、「私は、キリスト教徒と対するときは、ユダヤ人。ユダヤ人と対するときはキリスト教徒になる・・。」等、妙なことを語ります。
まあ、現代社会の価値や生活を動かす唯一のものは、マネー・・。マネーなくして、世界が成立しない今。それを牛耳る胴元は、水面下に隠れた赤い楯の御仁の面々達・・
どうあがいても、彼らのルール下で彼らの土俵です。

我々は格闘技でいえば、軽量級ボクサー・・彼らは無差別級で何でもありの総合格闘技のファイター・・でルールは総合格闘技のルール・・
牛耳られるのがおちです・・。

 >今度、貴殿がご紹介下さった「赤い楯」を買って読んでみますよ。アマゾンでも売っているみたいですから、早速にもコンビニへ行って、チケットを買って来ます。

ハードカバーの単行本と文庫本があります。
単行本は2冊
文庫本は4冊です

文庫本は1冊、一円くらいで売っていたと思います。

また、新たなヨーロッパ訪問願望が芽生えるかもしれませんね・・

蛇足ですが・・ 

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教

それらは、ゾロアスター教やマニ教やミトラ教の
経典をパクってるという話を聞いたことが
ありますが、何か、聞いたことありますか?


14. カノープスへの旅人 2012年12月05日 23:00:29 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
 ENO様へ、
 私は余り宗教に詳しく無く、現在のドイツ人たちと同様に冠婚葬祭宗教レベルの人間ですから、雑談程度の事しか言えませんがどうかご了承下さいませ。

 ただイスラムも「ムハンマド(マホメット)が、大天使ガブリエルから天の啓示を受けた事を最初としてましたし、その大天使ガブリエルは聖母マリア(ピエタ像)に、キリストを懐妊した「受胎告知」の関係も有るのは知っています。
 そしてユダヤ教で初めて登場する大天使は四人居て、「ミカエル」「ガブリエル」「ラファエル」「ウリエル」それぞれが、東西南北を守護するなど、ヒンズー密教の「持国天(東)」「増長天」(南)「広目天」(西)「多聞天」(北)と同じ意味合いを持って居ますね。

 プロテスタント(新教)も或る意味で、「ローマ教会(カトリック)」の腐敗したご都合主義の戒律を嫌悪して生まれた部分が在り、仏教がヒンズーのカースト制(身分制度)を批判して生まれた点とも共通している様に思います。
 ゾロアスターは、高校時代に読んだ「ツァラストラはかく語りき(ニーチェ)」のドイツ語読みと言う事で少し調べた程度しか知りません。マニ・ミトラとなるともうさっぱり・・(汗と苦笑)。

 そう言えば、旧約聖書の出エジプト記に「ジェリコの壁」と言う部分があり、「十戒」を入れた「聖柩(アーク){インディ・ジョーンズ、第一話、失われたアーク}参照」を担いだユダヤ人たちが、ジェリコ要塞の周囲を七回巡って角笛を吹くと、堅固な壁が崩れて「蜜流れる約束の地(ヨルダン川西岸)」への道が開ける、と言った様な部分が有りましたね。

 また随分と昔、テレビで「コンバット」や「ララミー牧場」などを流していた頃、その「ジェリコ」と言う暗号名を持った、「秘密工作員」の番組が流れていました。その内の一人が「大脱走」で、チャールス・ブロンソンと一緒にボートで川を逃げる俳優だった事を思い出しましたよ。もう一人は「ズール戦争」と言う映画にも出ていましたか・・。

 そう言った意味で、旧約聖書も意外と面白い部分がありましたね。大天使「ウリエル」が自然の調和を司る役割なのに、エデンの園でアダムとイブに蛇が禁断の実である「リンゴ」を与えてしまうのを見逃したとか、その人間の事で大天使「ルシファー」は「ミカエル」と争い、地獄へ落されサタンと呼ばれる様になったとか、
昔の布教活動もきっと、面白い話で人々を惹きつけ様としたのでしょうね。

 あと、イタリアでの思い出にフィレンツェで観た、ミケランジェロ作の「ダビデ」像が有ります。これは見事な若い男性の全裸像なのですが、ユダヤ人の始祖(ダビデの星)でありながら、「割礼」をされていなかったのです。
「まあ・・○茎・・、プッ・・!。」日本人ガイドにそれを教えられた時、静かな美術館の中で、声を抑え吹き出すのを堪えるのに苦労した覚えが有ります(笑)。
 ミケランジェロが教会に気を遣い、わざとその様に彫刻したそうですが、斯くも教会の影響はあらゆる面で、人々の心を支配していた例としてこんな事実もご紹介しました。

 先ほどアマゾン・チケットを買って来ましたので、これから「赤い楯」を注文しようと思っています。ご紹介、有難う御座いました。


15. BRIAN ENO 2012年12月06日 09:59:50 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
>現在のドイツ人たちと同様に冠婚葬祭宗教レベルの人間ですから

では、ドイツ人もある意味では日本人的ですね・・
うちの中2の娘が5歳から馬術を始めたので、
親がこの世界ド素人なので、
乗馬クラブ探しから、何から何まで、
馬術の勉強や情報収集をやってますが、
ホケツさんという初老のオジサンが、
馬場馬術で、北京、ロンドンとオリンピック日本代表になったのですが、
彼はドイツを拠点に練習してるそうですが、
ドイツでドイツ語を使わないといってました。
なぜか? 
ドイツ人が英語を使いたがるから・・
と説明していました・・。

フランス人は、英語を知っていても、
わからないふりをしたり、
とボケたりするらしいですが、
ドイツ人とは対照的ですね・・

オリンピック競技になっている馬術は、
ヨーロッパの馬術が基本になっています。
そこで、活躍するのは、
やはりヨーロッパの馬達です。

日本の馬だと、たぶん、メダルは無理でしょう・・。
ヨーロッパから良血の競技馬を仕入れないと話になりません・・
ドイツ、オランダ、ベルギー等では良い馬を生産しています。

フランス・ロスチャイルド家の
2のエドワールも現役の障害飛越競技の選手です。
彼が、
フランス競馬界ギャロを支配していると言われています。

ロンドン・オリンピックでは、
フランスとイスラエルの二重国籍を持っているとのことで、
イスラエルチームでの参加を希望しましたが、
ウクライナチームに敗れ・・
念願を果たすことはできなかったようですが、
ロンドン・オリンピックの競技会場の特等席で、
フランスチームの応援をしていました。

それはいいとして、

馬の歴史は軍事の歴史・・

確か、軍事の歴史を勉強されているとか?

私も興味があるのですが、
以下のような本をアマゾンで調べたことがあります。

名著で学ぶ戦争論(日経ビジネス人文庫) [文庫]
石津 朋之 (著)


ヨーロッパ史における戦争 (中公文庫) [文庫]
マイケル ハワード (著), Michael Howard (原著), 奥村 房夫 (翻訳), 奥村 大作 (翻訳)


戦争の世界史―技術と軍隊と社会 [単行本]
ウィリアム・H. マクニール (著), William H. McNeil (原著), 高橋 均 (翻訳)


買ってはいませんが、読みたいなあ〜と思っている本です。
お気に入りの本がありましたらご紹介お願いいたします。

> ただイスラムも「ムハンマド(マホメット)が、大天使ガブリエルから天の啓示を受けた事を最初としてましたし、その大天使ガブリエルは聖母マリア(ピエタ像)に、キリストを懐妊した「受胎告知」の関係も有るのは知っています。
 そしてユダヤ教で初めて登場する大天使は四人居て、「ミカエル」「ガブリエル」「ラファエル」「ウリエル」それぞれが、東西南北を守護するなど、ヒンズー密教の「持国天(東)」「増長天」(南)「広目天」(西)「多聞天」(北)と同じ意味合いを持って居ますね。


それらの元ネタがたとえば、
ゾロアスター教等 の経典にそっくりそのまま、
存在するそうですよ・・
詳しく調べてないので、多くは語れませんが・・

>プロテスタント(新教)も或る意味で、「ローマ教会(カトリック)」の腐敗したご都合主義の戒律を嫌悪して生まれた部分が在り、仏教がヒンズーのカースト制(身分制度)を批判して生まれた点とも共通している様に思います。


 >そう言えば、旧約聖書の出エジプト記に「ジェリコの壁」と言う部分があり、「十戒」を入れた「聖柩(アーク){インディ・ジョーンズ、第一話、失われたアーク}参照」を担いだユダヤ人たちが、ジェリコ要塞の周囲を七回巡って角笛を吹くと、堅固な壁が崩れて「蜜流れる約束の地(ヨルダン川西岸)」への道が開ける、と言った様な部分が有りましたね。

 >「ジェリコ」と言う暗号名を持った、「秘密工作員」の番組が流れていました。その内の一人が「大脱走」で、チャールス・ブロンソンと一緒にボートで川を逃げる俳優だった事を思い出しましたよ。


そういった意味ありげな暗号名ってのも、
多く出てきますよね・・
(わざと暗示的に使ってるような気がします)

>もう一人は「ズール戦争」と言う映画にも出ていましたか・・。

その映画観ていませんが、
確か、南アフリカのボーア戦争を描いた映画だったのでは・・
たしか、
ズールってオランダ系の現地人を指す言葉だったような気がしますが・・
違ったかな?

赤い楯には、ボーア戦争、南アフリカ、
ダイヤモンド鉱山、ウラン鉱山、金鉱山、
アングロ・アメリカン、アルフレッド・ミルナー卿の幼稚園、
リオ・チント・ジンクやセシル・ローズや
オッペンハイマー一族(彼らもフランクフルトのゲットー町内会の一員)
デビアスの話が出てきます。

南アフリカ競馬界もオッペンハイマー一族が牛耳ってます。

ボーア戦争と言えば、
チャーチルの伝記映画「戦争と冒険」
(リチャード・アッテンボロー監督)
という映画もあるのですが、
この映画、観たことないですが、
「チャーチル家が没落して、
借金で大変な状態になった時に、
ロスチャイルド家に泣きつき、
金を無心するシーンがあるとか・・」
何かの本で読んだことあります。

チャーチルの先輩のディズレーリーも、
借金でにっちもさっちもいかなくなり、
結局、ロスチャイルド(ライオネル・ロスチャイルド)にカネを無心してもらい、それから、彼の旗色が変わりました。

それらの、一連の流れをディズレーリーは
「コニンスビー」という小説にまとめ上げました。
シドニアと称する主人公が
ライオネル・ロスチャイルドだそうです。

ルーズベルトも同じで、
バーナード・バルーク(彼もフランクフルトのゲットー町内会の一員一家でしたが)
やモルゲンソー(赤い楯の閨閥)
に借金の肩代わりをしてもらい大統領の地位を得ました。

>そう言った意味で、旧約聖書も意外と面白い部分がありましたね。大天使「ウリエル」が自然の調和を司る役割なのに、エデンの園でアダムとイブに蛇が禁断の実である「リンゴ」を与えてしまうのを見逃したとか、その人間の事で大天使「ルシファー」は「ミカエル」と争い、地獄へ落されサタンと呼ばれる様になったとか、

ルシファーとサタンの違い、今、知りました。

>昔の布教活動もきっと、面白い話で人々を惹きつけ様としたのでしょうね。

人間の本質、本性、本能として・・
物語が好きだということがあると思います・・
だから、子どもは、絵本を読む、
大人は映画を観る、小説を読む、ドラマを観る
嘘っぱちでも事実でも、そんなことはどうでもいいから、
ストーリーを聞きたかる・・それが人間の悲しい性なのでしょう・・

先日、NHKスペシャルで中国の特集をやってました。
同じユーラシアなのに、
なぜ、西の端っこのヨーロッパは小国が林立して、
それぞれが言語や、
言葉のスペルが異なるのか?

なぜ、東の端っこの中国は、
王朝が変わることはあったが、
おおむね、言語や文字(漢字)がひとつで、
ヨーロッパのように小国が林立せず、
ひとつにまとまって現代にいたるのか?

1. 儀式
2. 漢字
3. 中華思想
以上の、三つが重要な要因であるとの結論を出していました。

私は、これに、ヨーロッパの地形や地理も関係していたと考えます。
ヨーロッパには、心臓部に、アルプルのような険しい山岳地帯があり、
人と人の交流を妨げるに十分な壁になったと思います。
ピレーネ山脈もしかり・・

中国の場合、砂漠や天山山脈やヒマラヤ山脈もありますが、
中国の心臓部(華北、華中、華南のそれぞれ東部には)はおおむね、
険しい山脈が、存在しないことも大きな要因だと思います・・

話は、変わりますが、
今、東欧を中心に、相撲ブームのようです。

なぜブームなのか?

相撲は勝敗が分かりやすい、ルールが簡単、短時間で勝負がつく

レスリングは勝敗がわかりにくい、ルールが難しい、5分くらいかかる・・

レスリングの選手も相撲に鞍替えを始めているようです。

女の子も熱心に取り組んでいて、

相撲のどこが好き?と質問したところ・・

「儀式が好き・・」

人間は「儀式」が好きなんですね・・
「物語」と「儀式」が好き・・それが人間・・

宗教等は、まさに「儀式」と「物語」の相乗効果のたまものですね・・

> ミケランジェロが教会に気を遣い、わざとその様に彫刻したそうですが、斯くも教会の影響はあらゆる面で、人々の心を支配していた例としてこんな事実もご紹介しました。

なるほど、彫刻作品にまで、支配力が及んでいたといことですね・・

「物語」と「儀式」の力のなせる業です。


16. BRIAN ENO 2012年12月06日 10:12:12 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
ひとつ、忘れていました・・

中国が夏王朝から現代まで・・

ヨーロッパでいう
我々がいうところの
ローマ帝国から始まった
キリスト教による
一神教的な宗教は、
一切、支配や統治等に関係していなかったようです・・

これまた、ユーラシアの西と東での
支配方法、統治方法の大きな違いですね・・

例外ですが、
いわゆる一神教が、
支配や統治に用いられなかったのではありますが、
「共産主義」と言う
「世界最強の宗教」をとりいれた事実は、
忘れてはいけないと思いますが・・

で、今は、摩訶不思議な共産主義下の
強欲資本主義が、思想やイデオロギーでは
中国を支配しているのかもしれませんが・・・


17. BRIAN ENO 2012年12月06日 11:04:16 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
蛇足ですが、
切手収集家のような人が、
切手でバクー油田、ノーベル、ロスチャイルド家、
スターリンについての記述がありますので・・
表層的な記述ですが、まあ、いいでしょう・・

バクー油田開発とノーベル

http://www9.ocn.ne.jp/~petro/bakunobel.htm


18. カノープスへの旅人 2012年12月06日 23:19:48 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
 ENO様へ、
 私と軍事研究の出会いは偶然でして、昭和43年の秋に一週間ほど病気で強制入院させられた時からです。当時、私の母が心臓弁膜症の手術を受け「東京女子医大」に入院中で、中学一年だった私の食事もその頃は外で買う事が多かった為に、食べた物で酷い下痢を起こしてしまい、「疑似赤痢(法定伝染病)」とされ「隔離入院」の扱いを受けたのです。

 そこは横浜の根岸奥に在った「万治病院」と言う隔離病院で、戦地から横浜へ帰国した傷病兵(コレラ・チフス・赤痢・猩紅熱・等」の患者を、国内へ出さぬ為に設けられた凄い所でした。
 何しろ病棟の周りは、未だ残暑も厳しいと言うのに草も生えない瓦礫の空き地で、彼方には高さ五メートルは有ろうかと思えるコンクリートの壁、しかもその上には有刺鉄線が張られる、まさに刑務所の様な場所だったのです。

 やっとの想いで生きて帰った祖国に、危険な伝染病を移さぬ為に外へ出る事も出来ない彼らが、抗生物質も無く碌な手当てもされずに死んだ場所でした。その無念の怨霊が未だ残って居る様な病棟で、他の患者など誰も居ない広い病室で、たった一冊持ち込んだ「丸」と言う雑誌を貪る様に読んだのが始まりです。

 なぜ日本はこんな戦争を始めたのか、何が悪く何がおかしかったのか、誰が間違えてこんな決断をしたのか、痛い腹を抱えながら病院中に染み込んだ賑やかな怨霊たちに励まされ、子供心ながらも懸命に考えさせられたのです。
 そして「君の病気は赤痢に非ず」の診断が下り、法律で決められた「一週間」の入院生活を終えて退院した時、読んだ「丸」に紹介されていたあらゆる戦争の本を読み始めたのがきっかけです。

 ENO様も「軍事」には多少のご興味がお有りだそうですが、申し訳ありませんが15番でご紹介された本、と言うよりも今の軍事を知ろうとされる方々は、戦争で最も肝心な「戦略」が全く解っていない、と言う想いを私は強く感じています。
 まあ「戦略」についてはネットでも碌に解説されて居らず、中には良い線を語る研究家もいらっしゃいますが、それでもまともに「戦略」の概念自体も全く理解されていない人々がほとんどです。

 私が知る限りでこの「戦略」について最も的確に言い得ているのが、大モルトケの語った
「戦略は知識以上であり、実際生活の応用であり、流動的な状況に従う創造的な思考であり、困難な状況に於ける行為の芸術である。」
が一番言い得て妙な表現でしょうね。私も全く同感です。

 別の例で言えばビル建築で必要な「建築企画書」「意匠デザイン」「建築設計図」「構造計算書」「事業計画書」「金融機関への融資申込」「建築会社の選定」「資材発注量の策定・計算」等のごく常識的な手続きと合わせ、顧客管理」「販売管理」「労務管理」「施設運営管理」「営繕危機管理」が最低限でもここに挙げた想定条件と成りましょう。要するに「戦略」は、トータル(全体)の理解と思考が不可欠なのです。そして更に重要な事が「人間関係」と「人間性」です。

 逆に言えばこれが解らないと総ての軍事思考が方向性を失い、ややもすると個人の感情論や若い思い込みでの早計な結論を、本当に出し易くなってしまうのです。
 その上で私が「最低でもこれを読んで置かないと、戦争の本質は先ず理解出来ないだろうな。」と考えるのが以下の名著ですね。
1、チェスター・W・ニミッツ著「ニミッツの太平洋海戦史」
2、兵法「六韜・三略」
3、孫子の兵法
4、「戦国策」及び「兵法三十六計」
5、「坂の上の雲」

 もちろんこれ以外にも読んでおくと良い本は沢山有りますが、戦争とは時代と共に常に変化し移り変わるもの。孫子曰く、「固きまとまりの強い物は囲まれる」と同様に、戦略思考を持つべき人は常に柔軟さが必要であり、固定概念こそ最も危険な姿勢でもあるのです。その意味でこれらの本は、「軍事を学ぶ姿勢」について最も良く書かれていると私は評価して居ります。

 故に「知識や経験にとらわれる」「物事や過去にこだわる」「つまらない意地を張る」「一方的に人を見下し相手を軽んじる」「面子やプライドを強調し判断を押し付ける」等の人間的な弱点は、軍事研究の最大の障害(敵)でも有りましょう。

 「人類の歴史は戦争の歴史。」故に戦争を研究する事は「人間の愚かさを学び、同じ過ちを繰り返さぬ事を学ぶ」為ではないでしょうか。

 故に私が紹介した兵法「六韜(りくとう)」の最初に、以下の様な非常に優れた言葉が有ります。私が退院後に直ぐ購入し、今でも人生で最も大切にしている教えをご紹介しましょう。御存知ならばスルーして下さい。

 文王「どのようにして民心を培い、国を治めれば天下の万民が帰服するようになるのでしょうか?。」
太公望「天下は君主一人の天下では有りません。天下に生を受ける万民の天下なのです。君主たる者が、天下の利得を天下の万民と共に分け与える心がけを持つなら、必ず天下を得ることが出来ましょう。
 これに反し、天下の利得を総て独り占めにしようとすれば、必ず天下を失ってしまうのは明らかです。
 天には春夏秋冬の四季があり、大地には無限とも言える資源・財宝が有ります。この天と時と地の財を人々と共に分け合って、少しも私心の無い人を「仁」の人と言います。「仁」の在る所には人はみな従います。
 人が死にそうになっているのを救い、災難に遭っているのを助け、人の悩み事を解決してやり、人の危急に役立ってやるのは「徳」です。「徳」の在る所には人はみな従います。
 衆人と同じように楽しみ、衆人が好む物を好み、衆人が憎む物を憎む、これを「義」と言うものです。「義」の在る所には人はみな従います。
 総て人と言うものは、皆、死ぬことを嫌い、生きることを楽しもうとし、徳を好み利得に付くものです。努めて人を生かし(活かし)、努めて人を富まそうと謀る。これを「道」と言います。「道」の在る所には人はみな従います。
 「六韜、文韜より抜粋」

 私が知る限りで最も古い紀元前1200年前に、「仁」「義」「徳」「道」の語源がこれほど明確に書かれていたのです。
 中国古典兵法書で最も古い「六韜」とは、まさに「人間性」の本質と原点が書かれているのですよ。私の軍事研究はここからスタートしたのです。故に先ずお読みになられては、と考えご紹介致しました。(ロス・チャイルド一族に読ませたい)

 「ニミッツの太平洋海戦史」は、ある意味で偏った日本人には辛い読み物でしょう。しかしアメリカ軍人で最大の「親日家」であったニミッツが書いたこの戦史は、太平洋戦争と現在の日米関係を知る意味で欠かす事の出来ない名著である事が断言出来ます。私が中学の時に父から貰った今でも一番の「宝物」ですから。

 「孫子の兵法」は既にご存じでしょう。是非、お手元に一冊は持ちたい名書ですね。まさに「戦争を哲学」していると言っても過言ではありません。
 「坂の上の雲」は少々解説が必要です。しかし普通の人がただ一読しただけではその意味すら解らない。要するに「司馬遼太郎」が軍事に全くの素人だから、自分で書いて居ながらその意味する事が明確に書かれていないのですよ。
 しかし「日露戦争」こそ、人類の戦争で最も「戦略」と言う概念が明確になった戦争は無い、事は断言出来ます。

 もしENO様がお読みになっていて、私の拙い解説をお聞きに成りたければおっしゃって下さい。未だお読みになって居ないなら是非ご一読をお勧めします。

 長々と書きましたが、最期に「ズール戦争」は「ボーア人との戦争」では有りませんよ。「ボーア戦争」よりも少し前、「ローデシア」から「南アフリカ」に懸けて居住している土着民族「ズール人」と、イギリスの新鋭部隊が戦った戦争です。
 この戦争で本当に傑作なのは、中国・インドとの植民地戦争で一方的な勝利をして来た最新式の元込め銃、近代的な野砲を装備するイギリス精鋭部隊が、このズール人には逆に完膚無きまで叩き潰され、一個中隊を除き全滅させられた事です。

 全裸に腰蓑一つを穿き、革製の楯と数本の手槍しか持たない未開のズール人が、日本の戊辰戦争で使われたどの銃よりも新型の、当時で世界最強の最新式元込め銃を装備する近代的軍隊に立ち向かい、巧妙な戦い振りで大勝利を得た戦争です。

 映画は二作作られ、一つは「アラビアのロレンス」で有名な「ピーター・オトゥール」が主演して居り、もう一方が生き残った一個中隊の活躍振りを描いた作品でした。TV番組「ジェリコ」に出た俳優(名前は度忘れ)が主演してましたが、本物のズール人たちがその当時のまま出演していて、戦闘場面の迫力は半端じゃなかったですね。これは「ツタヤ」で貸し出していると思います。  
 
 またまた長々と書いてしまいました・・(汗)。ご感想を賜りたく思います。
 


19. BRIAN ENO 2012年12月07日 10:16:01 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスの旅人 様へ

>「疑似赤痢(法定伝染病)」とされ「隔離入院」の扱いを受けたのです。

たぶん、食中毒だったのでは、ないでしょうか?

>「万治病院」(国内へ出さぬ為に設けられた凄い所でした)

悲劇の患者さんに対する、せめてもの希望を込めての病院名なんでしょうかね・・


>その無念の怨霊が未だ残って居る様な病棟で、他の患者など誰も居ない広い病室で、

なかなか経験できないことです・・

ただ、望まぬ形の入院で、何らかの出会いや、
トラウマで、人生の舵をおおきく変えるような人々の話、
結構聞きますね・・。

>なぜ日本はこんな戦争を始めたのか、何が悪く何がおかしかったのか、誰が間違えてこんな決断をしたのか?

日本人である限り、少なくとも今、
生きている全ての日本人は、
あの戦争は何だったのか?
あの戦争の本質は何だったのか?
必ず考えなければいけない重要なテーマです。
もうひとつは、
その中に含まれるのですが、
焦点をぼけさせない為、輪郭をはっきりさせるため、
ヒロシマ、ナガサキに落とされた原爆について、
この戦争と別個に考えてみることです・・
このことは、今まさに、
進行中のフクイチともつながり、
我が国の存亡をかけた重要な将来に繋がります。

 
> 私が知る限りでこの「戦略」について最も的確に言い得ているのが、大モルトケの語った
「戦略は知識以上であり、実際生活の応用であり、流動的な状況に従う創造的な思考であり、困難な状況に於ける行為の芸術である。」
が一番言い得て妙な表現でしょうね。私も全く同感です。

モルトケ・・
この人の名前は、
鬼塚英昭著の「20世紀のファウスト」に出てきます。

詳しくは、知りませんが、その著作から少しですが以下に引用します。

ドイツの軍人フォン・モルトケの思想は、白人たちがもつ共通の夢である。彼は、「戦争は神の定めた世界秩序のいち要素で、これがなかったら、世界は停滞して物質主義に堕落する」と説いていたのであった。

(引用終わり)

貴殿の文章と私の引用分を読み、
何か共通点と言うか、二つを融合させると。

「戦争に勝利するには戦略が必要であり、
これは実生活の応用であり、
はたまた芸術でもあり、
世界の秩序の為にはこの戦略を用いた戦争が必要であり、
これがないと人類は物質主義に陥り堕落するのである」

著者がモルトケの何を読んで、
このように記述しているのか、
私が持っている彼の著作は、
かれが、自費出版ししたものを直接彼から現金書留で購入したものなので、
引用文献が掲載されていないので、
確認のしようがないのですが・・

モルトケのなんという本から引用したか?
もし、ご存知でしたら、ご教示ください。


>「戦略」は、トータル(全体)の理解と思考が不可欠なのです。そして更に重要な事が「人間関係」と「人間性」です。

まさにそのとおりですね。
御紹介の本どれも読んだことないですが、
孫子の兵法は、入門書のような「図解入門孫子の兵法」のようなものは、
持ってます・・

あと、WOWOWでやっていた、ドラマ「孫子の兵法」も観ました。

> 故に「知識や経験にとらわれる」「物事や過去にこだわる」「つまらない意地を張る」「一方的に人を見下し相手を軽んじる」「面子やプライドを強調し判断を押し付ける」等の人間的な弱点は、軍事研究の最大の障害(敵)でも有りましょう。

WOWOWのドラマもその人間の弱さについて、描かれてましたね・・。

>「人類の歴史は戦争の歴史。」故に戦争を研究する事は「人間の愚かさを学び、同じ過ちを繰り返さぬ事を学ぶ」為ではないでしょうか。
 私が知る限りで最も古い紀元前1200年前に、「仁」「義」「徳」「道」の語源がこれほど明確に書かれていたのです。


これらが孔子の思想に繋がったのでしょうか?


>中国古典兵法書で最も古い「六韜」とは、まさに「人間性」の本質と原点が書かれているのです

産業革命以降、上記「六韜」で述べられていることや、
人間や人間性や人間の心、
他者との心のふれあいよりも、
経済発展、物質的な豊かさ、
金銭的欲望、
すべての場面すべての分野で競争というシステムが採用され、
それが、最高の正義とされたり、正当化されたり・・
一人の勝者とその他大勢の敗者を作りだすこの合法的なしくみが、
他人をさしおいて、
自分だけ、
上に行ければいい、
力を得れればいい・・
という悪しきものが、
我々の心の大きな部分を占めるようになってきたとおもいます。

物質的な豊かさは、限りがなく、
目標の物が得られても、
すぐに満足し、簡単に飽き、
また次の物質的な豊かさを志向するジレンマに陥るのです・・

それに、テレビ、新聞、雑誌、広告、ネット等で、
そういった物理的豊かさを渇望する心に強烈な刺激を与え、
さらに、昔なら、それらを金を貯めて欲しい物を買おうとしていましたが、
今は、借金して、その物欲を瞬時に満たしてくれる・・。
その代わり、長期のローンが皆をじりじり苦しめることになるのですが・・

いつも、この掲示板に書いていますが、

フランスの賢人 ラ・ロシュフコーの名言ですが・・

「賢い人を幸福にするには、ほとんど何もいらないが、
愚か者を満足させることのできるものは、この世に存在しない。
たいていの人が、みじめで不幸なのはそのためである。」


わたしなんぞ、変な話ですが、
熱が出て寝込んだりすると、
隣の部屋から家内と娘の何気ない話が耳に入ってきます・・
体調は悪いけど、何気ない日常を、何気ない二人の会話を聞くと、
何か妙に良い気分になり、
不思議と熱も下がってくるのです・・
普通のオヤジは、
親父が熱出して寝てるんだから
静かにすれ!
何でしょうが・・
私は、逆です・・。

何気ない、家族との心のふれあい、
だれも、関心がないようですが・・
私は大切にしたいと思っています・・
我が家から見える、名も知らない山々・・
名前も知らない、だれも注目もしない山ですが、
見事に四季を演出します。

日本名山にもなりもしない、
観光スポットでもありませんが、
今ならあの雪山に夕日がかかり、
絶景を楽しむことができます・・
あの山を観て絶景と思うか、
何も感じないか?

家内と娘の会話をうるさいと思うか・・
ニヤニヤしながら良い気分になるか・・

何もない、平凡な日常に幸福を感じるか?
それをつまらない人生と感じるか?

何もない日常に価値なし、
そんなものは、幸福につながらない
そんな人生はつまらない最低だ・・

逆に、一攫千金、
豊かな生活
便利な携帯
エアコンで快適に
栄養不足は弊社のサプリメントで万事オーケー
等など


私の人生観や幸福感を否定する
広告で世界は満ち溢れていますね・・

世の中は値段の付くものに関心を示し、
高価であれば高価なだけ注目され、
商売にされ、
その高価の根拠や本質や正体を見ずに、
何も考えずに、
我々は、砂糖に群がるアリのように群がる・・


ズール戦争・・
私の間違いでしたね。御指摘ありがとうございました。
 


20. カノープスへの旅人 2012年12月07日 23:39:08 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
 ENO様へ
 私は「軍事研究」をただの興味本位や、人類史の不条理を暴き批判する目的で調べて来た訳では有りません。モルトケの言葉も「言い得て妙」と申し上げた様に、「その様な側面が在る事は事実、」と思い、紹介したに過ぎませんので・・。

 ただ「戦争」を研究する上で、「失敗の分析」が余りにも中途半端であり太平洋戦争でも不十分過ぎる事実を、もっと掘り下げる意味とその手段として「戦略研究」が役立つと申し上げたかっただけなのです。

 その一例として私にとっても他人ごとでは無い、沖縄戦の秘話をご紹介しましょう。「対馬丸」と言う学童疎開船を御存知ですか?。私の母はこの船に乗り損ね、幸運にも沖縄の戦火から助かった人でもあります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E9%A6%AC%E4%B8%B8

 母は昭和19年の二月に長女を沖縄で産み、半年後の「対馬丸」で内地に引き上げる予定だったのですが、10歳以下の学童疎開を優先させる為、「乳飲み子と母親」は軍部から乗船を拒否されたのです。

 仕方なく同じ境遇の母子十数人の家族と小さな漁船を雇い、与論・沖永良部・奄美・種子島と島伝いに10日以上も懸け、漸く鹿児島へ無事に着いた時、初めて先に出航して行った「対馬丸」が、未だ到着していない事を知ったそうです。

 自分たちの報告を受けて直ぐ、軍部が「対馬丸」の救助活動を開始した、と母は語っていました。その沈没の模様を後で母や父も知り、「海の事を何も知らない陸軍の将校が、何故船の責任者である船長に命令を下したんだ。」と語っていましたが、良く考えて観れば実社会の「企業経営」でも、こんな馬鹿な実態は日常茶飯事である事は、ENO様も良くお解りの事と思います。

 死んだ大勢の子供たちの母親たちから、「子供に渡し忘れたからこの荷物を預かって欲しい、内地に着いたら自分の子供に渡して欲しい、と顔見知りの母親たちから幾つも荷物を預かったのに、その荷物を渡す肝心な子供たちが沈められた、と悲劇を聞かされて私は泣く声も出せなかった。」と母は話してくれました。

 そんな母が中学一年の夏、日本で「人工心肺」を使った心臓手術の五例目として「心臓弁膜症の弁置換手術」を、東京女子医大の「榊原教授」の執刀で受けたのです。「前の四人の内二人は手術中に、一人は術後に死にました。現在、生存している患者は一人で、この手術の成功率は20%ですが受けますか?。」その問いに母は「はい」と二つ返事で手術台に上ったのです。

 「対馬丸でも助かったんだもの、きっと大丈夫(笑)。」50歳の母はそう言って笑いながら手術室に入り、13時間・58針の大手術を受けてから五年前に89歳の天寿を全うしましたが、私の「万治病院入院」は退院するまで父も私も母には話しませんでしたね。

 「信頼する人に命を預けるまで任せる」母の様な純朴な人々たちを、勤勉で黙々と働く愛すべき社員たちを、我々世に出て戦う男たちが何も考えず思い込みだけで決断しては、果たして本当に最後まで守り切れましょうか?。
 私の家内も私の判断や結論には、時々本当に頭が下がるほど信頼してくれますが、故に男である私が正しい方向性を確立せねば、最も困るのは弱い女子供だけだと思うのです。

 それが解らない社長や会社の幹部たちを、私は仕事柄イヤッてほど観て来ましたし、故に私が軍事研究する真の目的は「企業経営」に応用する事なのです。
 兵法「六韜・三略」や「戦国策」など、その様な純朴な人々の上に立って導く者には不可欠な、人間科学の本質的内容が盛り沢山だからです。
 そのせいか、今は経営コンサルタントを生業として居りますが・・。

 そんな軍事を研究する上で当然ながら「哲学」も学び、カントの「純粋理性批判」や「形而上学批判」なども読み耽りました。特に「純粋理性」を「神」に、「形而上学」を「神学」として置き換えて読むと実に解り易かった記憶が有ります。要するにあの哲学書は、「神の御心のままにと、自らの思考を停止し、自分の理性を放棄してはならない、」と言いたいカントの宗教批判だった、と私は感想を持ちましたね。前述した「キリスト教の影響」でも在るかも知れません。

 ENO様がお訊ねの、「六韜の言葉 仁・徳・義・道」が孔子に影響を与えたのか、と言う問いはまさに「御明察」ですよ。孔子は理想の社会を、太公望(六韜の著者)が補佐した「周」王朝である、としていましたし、礼節や孝行を重んじて後に「道教」へと発展したのも、まさに「六韜」が孔子の600年以上も前に著されていたからだと思います。

 その意味で、日本人が持つ世界に誇る素養の良さは、本当にこの「六韜」が原点と言って良いと思います。今でも「仁義」「道徳」は死語ではありませんしね。

 その周王朝に関わる面白い話を一つ、私はかなり昔に学んだ中国研究で聞き及んだ事が有ります。それは「太公望」が補佐した「武王(六韜に出て来た文王の子供)が、「殷王朝」を倒した事に関連する物です。
 中国の伝説王朝で最初の王は「神農」とされ、「堯(ぎょう)」「舜(しゅん)」「禹(う)」の前か後か記憶が定かではありませんけど、薬学の始祖「黄帝」の話です。

 今日でも「ユンケル黄帝液」でも名が知られた黄帝が王となった頃、伝説の怪物「蚩尤(しゆう)」が暴れ廻り魑魅魍魎を従えて、世を乱していたそうです。
 しかも蚩尤は霧を吐いて相手を混乱させ、何代もの王が勝てなかった相手でしたが、黄帝は「指南車(常に南を指す車、今日でも武道の指導者にその名が残る)」を用いて遂に撃ち滅ぼす事に成功したのです。
 その相手(蚩尤)の顔を王室の香炉(鼎)に刻み、今日ではそれを「饕餮紋(とつてつもん)」と呼ばれています。

 この饕餮の饕(とう)とは「財を貪り食う」意味で有り、餮(てつ)とは食べ物を貪り食う意味だと言われています。それが翻って「魔も貪り食う魔除け」と言われたそうですが、実は別の意味も有ると言うのです。
 即ち「饕餮は欲望の魔物」である事から、王が私利私欲に走らない為の戒め、の意味が有った言う説です。

 後に文王に滅ぼされる「殷王朝」最後の王「紂王」は、「酒池肉林」と言う言葉の語源と成ったほどの欲望の塊で、私も漢文を習った時、「紂王、象箸(しょうちょ・象牙のお箸)を作る」を未だ記憶しています。
 つまり象牙の箸を作れば、次はその箸に相応しい「玉杯」が欲しくなり、更に贅沢な馬車や宮殿が欲しくなる、と言う欲望の連鎖を語っているのですね。

 またまた長々と書きましたが、最期にある実存哲学の本で名前は忘れましたが(人から借りた物だったので)、面白い数式をお話ししますよ。それは、

 幸福=欲求分の満足(欲求が分母・満足が分子)

と言う数式です。つまり欲求(欲望)が強いほど満足度が下がり、結果的にその人は不幸となる、の意味ですね。饕餮紋の例と一致する話ではありませんか?。

 ENO様のおっしゃりたいご家族へのお気持ち、私もまったく同感ですね。
 


21. 2012年12月08日 09:02:59 : TUPxsc98ho
突然割り込んで申し訳ございません。ただ一言申しあげます。神の御心のままには思考停止にはつながりません。神の恩寵と自由意思は常に考えております

22. 2012年12月08日 18:23:20 : JGgn5kaH8U
貴重なお話をありがとうございます。
なーんとなーく遠慮しておりましたが、気になってお邪魔しました(笑)
すごい長い対談なので、まだ全部読破してませんが・・スマセ

昨日、日本語歌詞付きのこの曲に出会って魂消ました。
有名な曲なのでよく知ってましたが、その内容が予想外のもので・・ふぅー・・

愛はかげろうのように/シャーリーン 歌詞入り
http://www.youtube.com/watch?v=KfWnwIelAbE

イメージと全く違う歌詞の外国の曲は結構あるもんなんですね。
あの伊東ゆかりさんのカバーした 愛さーずにぃーいらーれないー♪
も、英語の歌詞は恋愛の歌じゃなくて、自分の女の子の赤ちゃんに向けて
「ギャーギャー泣くでない」と歌いながら、自らに人生訓を言い聞かせていると・・
ちっとも知りませなんだ(苦笑)
よくここまで違う歌詞に作り変えられるもんです。

さて、もう5曲目かしらん?キュークツ・・w

メリッサ・マンチェスターは、リタ・クーリッジより先にカバーしたそうで
(本家は何とかいう男性シンガーソングライターで、何年も公表してなかったとか)
アメリカでは同じくらい人気があるとのことです。
イントロがコブクロの曲に激似のぶんです w

Melissa Manchester - Don't cry out loud
http://www.youtube.com/watch?v=PYNjL9_rCJc K子



23. 2012年12月08日 18:30:04 : JGgn5kaH8U
まちがえました。訳詞付はこれ↓でした。
Don't cry out loud 訳詞付 - Melissa Manchester
http://www.youtube.com/watch?v=59Srhr9LfMo

24. カノープスへの旅人 2012年12月09日 07:42:52 : kvo3oMLuYPpmI : ObnzX9gnP6
21番様、誠に申し訳有りませんが、貴殿のおっしゃりたい意味が私には良く理解出来ません。

>「神の御心のままには思考停止にはつながりません。神の恩寵と自由意志は常に考えております」  この言葉の意味が私には「?・?・?・?・」なのです。

 貴殿が信仰に厚い方で、「神は人間の思考停止を望んで居らず、その恩寵で人間の自由意志を(神は)常に考えて居る。」とおっしゃりたいのか、それともごく一般的に「神の御心のままに、と(思考停止)は全く別問題であり、私は(21番様は)神の恩寵を、自らの自由意思で常に考えている」とも読める様に、21番で書かれた貴殿の表現では、その両方の解釈が出来てしまうからです。
 きっと私の理解力・読解力が不足しているのでしょう。

 これではどちらの見解に答えて良いか判らず、私も何度も読み返しましたが結論が出ませんでしたので、申し訳有りませんが返事を差し控えさせて頂きます。
 どうぞ悪しからずご了解下さいませ。

 22・23番、K子様、
 シャーリーンの「愛はかげろうのように」は、私も好きで持っておりますが、この二曲をいきなり貼られた意味と意図が、貴女に対しても同様に、はなはだ失礼ながら私には申し訳ないが理解出来ないのです。

 私とENO様の会話に何をお感じになられ、如何なるご感想を抱かれたのかは貴女のまさに御随意ですが、この二曲の歌詞と貴女の心証背景が、どうしても「?・?・?」だからです。貴女がいきなりこの二曲を貼った目的に、我々の会話とどう言う関係と意味が有るのでしょうか?。どうぞ教えて下さいませ。

 もしも貴女が、「長々と二人でウザい会話をし続ける積りなら、雑談版にでも行きなさい。ここはみんなが楽しむ音楽板よ、少しは音楽ブレイクでもしなさい。」の意味でしたら、ENO様のお許し次第で私は退席します。

 つい話に夢中となり、音楽板を楽しむ皆様のご迷惑を私が顧みなかったのは事実ですから、御指摘頂ければ素直に反省する次第です。

 ENO様、K子様、21番様のご見解を賜りたく思います。     敬白


25. 2012年12月09日 09:09:38 : H0oeLkd0Jg
まさかです。
わたしが悪いです。
申し訳ありませんでした。K子

26. 2012年12月09日 10:16:55 : H0oeLkd0Jg
K子です。
急いでいたので、また来ます。

27. 2012年12月09日 16:52:43 : zh3myadsKI
>幸福=欲求分の満足(欲求が分母・満足が分子)

  ↑
これに呼応する歌詞だなー、と思っただけなんです。
二番目のは特に意味はないんですが、外国の歌詞は
人生論に関するものが案外多いと気が付いたので
ちょっと閲覧者の皆さんにもご紹介したかったのです。

ほんとに出しゃばってすみませんでした。
全部読んでから感想を述べて、曲の説明をしてから紹介するのがマナーですね。
どうぞお話をお続けください。私は弟子なので勉強になります。K子


28. BRIAN ENO 2012年12月10日 11:30:22 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスの旅人 様へ

コメントを休んでしまい、誠に
申し訳ございませんでした。

平日は、私一人ですが、
休日は、家族がいるので、
あまり、投稿できないのです。
誠に勝手ですが、ご理解のほど、
よろしくお願い申し上げます。

>もしも貴女が、「長々と二人でウザい会話をし続ける積りなら、雑談版にでも行きなさい。ここはみんなが楽しむ音楽板よ、少しは音楽ブレイクでもしなさい。」の意味でしたら、ENO様のお許し次第で私は退席します。

ご本人も、コメントされてるように、
そのような考えはないと思います。

さて、先だってのコメントを読ませていただきまして・・

まず、驚いたのは、貴殿のお母様のことです。

月並みな言い方で、誠に恐縮ですが、
「事実は小説より奇なり」

戦争に巻き込まれながらも、
波乱万丈な人生を強い意志力と決断力と
運命の力で
生き抜き長寿をまっとうされた素晴らしい女性だと思いました。

そういえば、先日、NHKで「戦艦大和生存者たちの声」
みたいな番組観ましたが・・

大和という戦艦の最後を
初めて知りました。

貴殿の言うような、
軍幹部の戦略なき出陣が、

多くの乗組員の尊い命と大和を
葬り去るのが目的のような出陣だったようです・・

驚いたのが、
生き残った乗組員の方々が、
皆さん90歳くらいなんですが、
どなたも、とても90歳前後の
お年寄りとは
思われないほど、
凛として、お元気だったことです・・

まあ、今生きてらっしゃるから、
当然お元気で、おられる・・

不健康な生き残りの方が、
早くに亡くってしまっていたのかもしれませんが・・

ただ、生死の境を彷徨い、
夥しい数の仲間を失い
生き残りの汚名を背負い
ひたすら、仲間の為にも、
前向きに生きようとしてきた彼らの
思いが・・

彼らを凛とさせているのか?
わかりませんが・・

ただ、彼らが大和のことを
語ったり、沈没のことを
語る時の表情は、
まるで少年の表情に変わっていました・・
今もなお、大和のすべてが、
脳裏に刻み込まれているといった感じでしたね・・

話は変わりますが、
貴殿より、紹介された著作で、
一番興味を持ったのが、

兵法「六韜・三略」
です。

アマゾンで調べたら、いくつかありますが、
もし、お薦めの著者のものがありましたら
ご教示願います。

>今は経営コンサルタントを生業として居りますが・・。

それは興味深いご職業ですね・・

1980年代にピーター・ドラッカーの本を
(この人を経営コンサルタントとしてカテゴリーすべきではないと思ってますが)
読みました・・
「現代の経営」とか、
後になって「新しい現実」とか・・
でも、もうほとんど、忘れてしまいました・・

今から10年くらい前に
日経の「私の履歴書」で、
彼が取り上げられ、
読んでいましたが、

ナチス台頭前夜にドイツにいて、ヒトラーに
直接、会ったことがあるとか、
ひょんなことで、とんとん拍子に、
スターダムにかけのぼってしまう点に、
疑問というか?謎?というか・・

「経済人の終わり」という・・
※この本がピーターの最高傑作と言う
人も結構多い・・

著作をロスチャイルド家の
御用政治家チャーチルが絶賛して、
彼がスターダムに駆け上がります・・

その後、ナチスから逃げるように
アメリカへ移住・・
その後、大企業のGMのコンサルタントになる・・

とんとん拍子を絵にかいたような謎の男です。

特にご存じのように日本人の経営者から
崇められ本人の大の日本通・・

私の履歴書には、

我が郷土「北海道の自然の素晴らしさ」についての記述が
ありました。

「私は、毎年、お忍びで家内と北海道を旅した云々・・
具体的な地名を記述するような野暮はしませんでしたが、
私は、世界各国を足で回ったが、
北海道ほど、息をのむような自然に恵まれている
すばらしい場所はない!云々」と書いてありましたが・・

「ありがとう!ピーター」
と言いたいところです・・

なにやら、このピーター・・
アニメになったり、映画になったり
してるようですね・・

私も教育など受けてはいませんが、
日本的経営の特徴
成長過程にある
特に製造業の特徴である以下のポイントに関して

1.終身雇用
2.TQC
3.企業内組合
4.経営資源であるヒト・モノ・カネの中でわが国は人を重視する

少しは学びました。

で、たとえば、アメリカは・・・

1.四半期ごとの業績が問われたり
 短期の業績に縛られることが多い

2.会社そのものが商品で売買の対象
 (利ざやを求める対象となる)

3.あまり終身雇用的ではない
 ヘッドハンティングその他でキャリアアップをはかる
 傾向がある

4.会社は株主のもの的な考えが大勢をしめる・・

5.社員も業績が重視される

1980年代は、まじめに、
こんなこと学んでいました。

ソニーの盛田さんの自伝読んだり
フォードからクラスラーに行った
アイアコッカの本読んだり・・

なぜか、このころ、経済や経営の勉強してましたね・・

経営コンサルタントといっても、
顧客が大企業か、中小企業か

業態が製造業か卸売か小売流通業か
その他か

はたまた、財務のコンサルか?
総務・人事のコンサルか?
営業のコンサルか?
マーケッティングのコンサルか?

多岐にわたりますよね・・

昔、大前研一が、
私は、大企業・・大企業病のコンサルです・・なんて言ってたのを
今、思いだしました・・

そう言えば、1年くらい前に
松下幸之助の自伝みたいなドラマNHKでやってましたが、
常盤なんとかさんと言う女優さん・・
いい味・・だしてました・・

工場で働く子どもたちに、
挨拶をしないとダメ・・
と、つけるんですが・・
その理由は、
「挨拶することによって、
私は、あなたの敵では、ありませんよ・・
あなたの仲間ですよ・・。」

と説明していました・・
確かに・・
この言葉・・金言ですね・・

この奥様にして松下幸之助あり・・
と言う感じでした・・。

>要するにあの哲学書は、「神の御心のままにと、自らの思考を停止し、自分の理性を放棄してはならない、」と言いたいカントの宗教批判だった、

カントというか、私は、哲学書というものを読んだことがないので、
軽率なことは言えませんが、

哲学書のレトリックや語彙ってのは、暗示にとんだものが多く、
わざと難解で抽象的な言葉を使用し・・

ある時は、読み手を煙に巻いたり、ある時は翻弄したりし、
ある時は、読み手がその抽象的な語彙やレトリックを
自由に解釈(ある時は拡大解釈し・・)できるものが、
哲学なんだと思います・・

だから貴殿の言う

>「神の御心のままにと、自らの思考を停止し、自分の理性を放棄してはならない」

を、近所のおばちゃんが、おばちゃんの言葉で、
おばちゃんの、だんなさんに・・

「キリストさん(教会や牧師)のいうことばっかり、聞いて立ってダメダよ!
あんた、自分のことや自分の人生くらい
自分で考えて、自分で判断して決めなさいよ・・」

なんて、言ったら、哲学にもならないし、
歴史にもならない・・

人間の心や考えも・・
一見複雑なようで、
突き詰めてみれば単純になる・・

たぶん、カントの両親はルターの影響下にあったと、
ウィキに書いてありましたから・・

貴殿の理解で正解でしょう・・

ただ、私の勝手な推測ですが、
当時は、安易に、キリスト教批判とか・・
出来なかったのでは、ないでしょうか?

それこそ、キリスト教による支配が刷り込まれていたと
思いますので・・

だから、わかる人には、
わかる、わからない人には
何にもわからないように
書きしるしたのではないでしょうか?


申し訳ないですが・・
また話は変わって

>日本人が持つ世界に誇る素養の良さは、本当にこの「六韜」が原点と言って良いと思います。今でも「仁義」「道徳」は死語ではありませんしね。

先日の東ヨーロッパでの
相撲の台頭について・・

相撲の真髄を子どもたちに教育している
ヨーロッパの人達が、

子どもたちに「礼」の重要性や

相撲では対戦相手に敬意を払う・・

勝手もガッツ・ポーズ等はしない・・・

等、しつこく子どもたちに教育していました・・

これを観ていて、
わが国は、まるで逆の方向に
行こうとしている・・
そういう危機感を感じました・・

相撲の神髄とは何か・・・・を考えましたが・・

相撲という格闘技を通して
己の心技体

心と技(技術)と体(身体、肉体)を鍛錬し、
己の人間性と人間力を自らの鍛錬と
対戦相手との対戦で高めていく
人間教育だと結論付けました・・

その為には相手に勝つことも重要ですが
月並みですが、まずは自分に勝ことが最優先課題になるのだと
思いました・・

まさに、日本人が忘れ去ろうとしている部分を、
東欧の相撲伝道者に垣間見ました・・

ベニシアさんというおばあちゃんが、
番組をやってますが
青の人も古き良き日本の伝統を
番組で紹介してくれますが・・

ああいうものを、なぜ、自国人の
日本人がやらないのか
できないのかに
大きな不安を感じます・・

最後に

例の公式

幸福=欲求分の満足(欲求が分母・満足が分子)

この公式は私が言う

物欲とか権力欲とか金銭欲等には
ある程度当てはまるかもしれませんが・・

私のいう幸福は
何を持って幸福とするか?
幸福の価値を何におくか?
ということで、
欲望の大きさや絶対量ではないのです・・

私が重要視するのは、
現代人が忘れて久しい「心」の充足です・・
重いものを持っている
おばあちゃんが階段を上ろうとしていたら、
自分が持ってあげる
おばあちゃんも喜ぶし
自分のなんだか、
子供じみてるけど
イイ気分になる・・

そんな単純で些細なことで、
イイ気分になれる・・
その積み重ねですよ・・

そういうものって、我々忘れているけど・・
心の奥底に、
大海原のように、
強烈な衝動をエネルギーに、
地中奥深く眠っている
煮えたぎるマグマのように・・

存在しているんです・・

私は、人間とは何か?

人類とは何か?

人間どうあるべきか?

を、ずーっと考えてる変人ですが・・

ある、役所勤めの普通のおじさんが、
一冊の本を書き上げました。

「ヒトの起源」
役割をもったサル
三階 哲 著

たまたま、ある言葉を検索ボックスに入れたら、
この本に行きつきました。

目次を見たら、興味深い内容が万歳だったので、
迷わず購入しました・・

この本に、人間の本質が書かれてありました。

まあ、この人も鬼塚英昭さん(竹細工職人)と同じく学者でもなんでもなく、
役所勤めの普通のおじさんだったんですが、
出版社に問い合わせたら、

直接、ご本人から私宛に電話を
2〜3回いただきましたが・・
それなりの、大学の教授や
この分野の著名学者に
この本を謹呈したけど、
全員から無視と言うか
相手にされなかったと、
淡々と言ってましたが・・

彼の主張の全部は肯定しませんが、
50%は肯定できますし、
このような、説得力のある著作を読んだことがありませんでした・・

では、この本を紹介して、本日は終わりとします。
長々とすみませんでした。

ヒトの起源 役割を持ったサル [単行本(ソフトカバー)]
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%92%E3%83%88%E3%81%AE%E8%B5%B7%E6%BA%90-%E5%BD%B9%E5%89%B2%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%B5%E3%83%AB-%E4%B8%89%E9%9A%8E-%E5%93%B2/dp/4286046478/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1355106478&sr=8-1

※ちなみに、カスタマーレビューを一人しか書いていませんが、
 書いているのは、私です。



29. BRIAN ENO 2012年12月10日 12:26:00 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスの旅人 様へ

この投稿のコメント欄も
既に29を数えるようになりました。

誠に勝手なお願いですが、
下まで、カーソルを下げて書き込むのが
双方大変になってきましたので、
このコメントで終わりにして、
本日、新たな投稿を行いますので、
可能であれば、
そちらに移行しての
書き込みをお願いしたいのですが、
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


30. BRIAN ENO 2012年12月10日 12:31:07 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
カノープスの旅人 様へ

以下の投稿のコメント欄に
書き込みお願いできましたら
幸いでございます。

サークル・ゲーム 本家 ジョニ・ミッチェルで
http://www.asyura2.com/12/music10/msg/485.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2012 年 12 月 10 日 12:28:38: tZW9Ar4r/Y2EU


31. 2012年12月10日 12:42:41 : TUPxsc98ho
カトリックに対してあまりにも知らなすぎるお二人の会話には本当に驚かされました。

32. 2012年12月10日 13:49:06 : TUPxsc98ho
マニ教に興味がおありでしたらキリスト教をほんの少しお勉強なされば自然とおわかりになると思います。マニ教はとても面白く特にローマの穀倉地帯だった頃の北アフリカでの布教の仕方などかなり面白いものでございます。

33. BRIAN ENO 2012年12月10日 16:52:45 : tZW9Ar4r/Y2EU : yhmbAsnuyo
>カトリックに対してあまりにも知らなすぎるお二人の会話には本当に驚かされました。

私は、カトリックの勉強をしたことは、まったくありませんが・・

上記コメントの書き込みで

ローマ帝国以降、為政者の支配の装置として、
「キリスト教」が利用されたのではないでしょうか・・云々・・

とある種の仮説を書いただけで、

少なくとも

1.カトリックとは何ぞやを記述したわけでもありません
2.カトリックの具体的な概念や概論や総論や各論
 を書いたわけでもありません
3.カトリックの神髄とはなんぞやについて記述したわけでは、
 ありません・・

私がカトリックを知らなさすぎるというのは、
事実ですが、

では、私が知らなさすぎるのであれば、
貴殿の豊富なカトリックの知識や概論をご教示いただければ、幸いです。

できれば、ご自身で、板はどの板でもかまいませんが、
投稿されて、無知な私を導いていただければ幸いです。

最後に、

>あまりにも知らなすぎるお二人の会話には本当に驚かされました。

・・の、どの部分が、どのように知らなさすぎるのか?
そして、なぜ驚いたのか?
その部分を具体的に引用していただき、
その私の知らなさすぎる部分と
驚きの部分を具体的に指摘していただき、

貴殿のカトリックの概念はこれこれこのようであると、
あなたたちは知らなさすぎる・・
だから私は驚いたのである云々・・と
具体的に明示していただき、
ご教示いただき、

お互いの日々の研鑽に役立てたい所存であります。


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