音楽家は、時として、壁にぶち当たったり、
何をやっていいのかわからなくなる時が
あるということですが・・

そんな時は、みんな原点に返るそうです・・

ジョン・レノンの
ロックンロールというアルバムが如実に
それを物語っていますが・・

一度、私は、ジェネシス時代のフィル・コリンズを
確か、中のサンプラザだったかな？

観に行きました・・

ピーター・ガブリエール脱退後、
メインＶｏが決まらない中、

俺が唄う・・と言いだし、

キング・クリムゾンの
ビル・ブラフォードをドラマーとして呼び寄せ、

しかし、
ビルが脱退・・

ドラマー探しに奔走・・

フランク・ザッパのところや、
ウェザー・リポートで活躍してた

チェスター・トンプソンを呼び、
ドラマーとして抜擢・・

あの癖の強いイケメン変人の
ピーターの陰鬱な影を破壊し・・

明るく楽しく健康的な
バンドに変貌・・

その主役はフィルだった。

彼の、ライブはエンター・テイメントに尽きる・・

前にも書いたが、

日本語をできるだけ覚えようとし、
カンニング・ペーパーを堂々と
取り出し、
日本の聴衆の前で、
日本語で演説を始める・・

唄声と
そのしゃべり声は同じである・・

必死で考えたと思われる
下ネタギャグ・・

日本語で
「おっぱい」ということばを
覚えた・・

これをなぜか連発・・

よっぽど、おっぱいが好きだったんであろう・・

演奏は、完璧・・
歌もほぼ完ぺき・・

暗い感じの
ジェネシスの曲が
フィルが唄うと
明るくなるのである・・

ライブ版のある曲で、
聴衆が異常に騒ぐ曲があるのであるが、
当時は映像がなかったので、
友人と、なんでこの曲の
この場面で、客が騒ぐんだろう？

と言っていたが、
ライブを観て、
謎が解明された

フィルがタンバリンを
高く放り上げ、
それを大道芸人よろしく
ステージでやっていたのである・・

ああ〜、これかあ〜
謎解明・・

タンバリンを使った芸が、
聴衆を沸かせていたのであった・・

ただ、当時も今も、
ジェネシスは
わが国では、

キング・クリムゾン
イエス
ＥＬＰ
ピンク・フロイド

が圧倒的な人気を誇っていた・・

これも、私は、ロック評論家の責任が大きかったと思う・・

渋谷君が
よくフーとジェネシスが
日本では人気がない
とよく言っていたが、

結局、本人がジェネシスとフーを好きではなかったので、
積極的に紹介していなかったことに
私は尽きると思っている・・

まあ、自作自演ってことですね・・

フィル・コリンズで「エイント・トゥ・プラウド・トゥ・ベグ」
http://www.asyura2.com/12/music10/msg/179.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2012 年 11 月 14 日 09:05:56: tZW9Ar4r/Y2EU