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キャンピングカー旅行とはどんな旅か ?・campingcar(スターリングエンジンは住居革命を起こす事になります)
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投稿者 小沢内閣待望論 日時 2013 年 2 月 04 日 11:18:58: 4sIKljvd9SgGs
 

http://campingcar.shumilog.com/2012/09/14/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%85%E8%A1%8C%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E6%97%85%E3%81%8B/
キャンピングカー旅行とはどんな旅か ?
投稿日: 2012年9月14日 作成者: 町田
 
 「キャンピングカー旅行」 がどんな旅行なのかということは、経験のない人にはなかなか想像のつかないものらしい。
 
 まず、車両の購入費を含め、どれだけお金がかかるものなのか ?
 どんな場所に泊まれるのか ?
 車内でどの程度の生活ができるものなのか ?
 泊まるときに、安全や快適さを保証されるのか ?
 
 普通のミニバンなどで車中泊を経験したり、キャンプ場でテントキャンプを経験したりしている人なら、およその想像がつくだろうが、電車やバスでホテルや旅館に行ったことしかない人には、「クルマの中で暮らす」 というイメージが湧きにくいようだ。
 
 このブログでは、『キャンピングカー白書2012』 にデータアップされたユーザーのライフスタイルなどを紹介しながら、キャンピングカーを知らない方々の素朴な疑問に答えようと思っているが、今回は、平均的なユーザーがどのようなキャンピングカーライフを送っているかということを、少し拾ってみたい。
 

 
 まず、彼らは、1回のキャンピングカー旅行に、どのくらいの日数をかけているのか。
 
現在はまだ1〜2泊のショートトリップが主流
 
 テレビや雑誌などを見ていると、「桜前線を追いかけて日本を南から北へ」 などという旅行の事例がよく紹介されることもあって、いかにも長期旅行を楽しんでいるユーザーが多いような印象を受けるが、実際は、まだユーザーの旅行スケジュールはそれほど長くはない。
 
 @ 1泊2日  (29.3%)
 A 2泊3日  (42.3%)
 B 3泊4日  (13.5%)
 C 5泊6日  ( 6.3%)
 D 1週間以上( 8.8%)
 
 上記が、同白書で報告されている 1回の旅当たりのユーザーの宿泊日数である。 これを見るかぎり、1泊から2泊ぐらいの旅行に全体の71.6%が集中していることが分かる。
 これについていえば、キャンピングカーユーザーの中心が現職サラリーマンであるとともに、定年退職組も、65歳までは再雇用されるケースが増えているという社会状況を反映している見てよさそうだ。
 
 しかし、この2012年からは、いよいよ団塊世代のファーストランナーの年金支給が始まるので、これを機に自由な時間を手に入れるシニア世代がどっと増えるといわれている。
 そうなると、キャンピングカー旅行の滞在日数が一挙に伸びていくことが予想される。

約7割のユーザーが 1日当たりの旅行費用を 「2万円未満」 で抑える

 次に、現在彼らが、1日の旅行費用としてどれくらいの予算を用意しているのか調べてみた。
 それによると、「 (予算を) 決めていない」 という回答が25.1%を取って、一番となったが、具体的な金額を示した回答を多い順に並べると、次のようになっていた。
 
 A  8,000円〜10,000円未満 (20.3%)
 B  5,000円〜 8,000円未満 (15.5%)
 C 10,000円〜15,000円未満 (14.7%)
 D  3,000円〜5,000円未満  ( 9.2%)
 E 15,000円〜20,000円未満  ( 7.7%)
 F 20,000円以上         ( 4.3%)
 G 〜1,000円           ( 0.1%)

 こうしてみると、予算 「1万円以内」 と答えた人が全体の45.0%いることが分かる。さらに、「2万円未満」 を加えると、67.5%になる。
 国土交通省観光庁の 「観光白書」 (平成21年度版) によると、1人1泊あたりの観光消費額は2万7,593円であるというから、「1家族で 1日あたり 2万円未満」 と答えた人が7割近くを占めるキャンピングカーユーザーは、一般的な旅行客よりかなり低予算で旅行を楽しんでいることがうかがえる。
 
 ちなみに、2012年度の (社) 日本オート・キャンプ協会の調べでは、1家族1回 (1泊2日) 平均のキャンプ費用は 2万655円であるという。
 
 このことから、同じ家族単位で比較しても、キャンピングカーユーザーの方がテントキャンパーよりも経済的に旅行を楽しんでいる様子が読み取れる。
 もちろん子どもを伴った家族が中心となるテントキャンパーと、夫婦の 2人旅の比率が高いキャンピングカーユーザーの場合をまったく同じように考えることはできないが、総体的に比較すると、キャンピングカーは比較的低予算の旅行を可能にすることが分かる。
 
キャンピングカー旅行のいちばんの楽しみは「温泉めぐり」
 
 キャンピングカーユーザーが、その旅行の楽しみのひとつに 「温泉」 を加えていることは、白書のさまざまなデータから浮かび上がってくる。
 
 たとえば、「キャンピングカーを購入してから、旅行のスタイルがどのように変わったか ?」 ということを尋ねる項目では、「立ち寄り温泉や観光施設をめぐるのが楽になった」 という回答が49.2%を獲得して2位に入っているし、家族の意識の変化を尋ねる調査においても、「家族との会話に、キャンプ、旅行、温泉などの共通の話題が増えるようになった」 という答が63.4%を占めている (複数回答)。
 
 また、「行ってみたくなるキャンプ場」 を尋ねた項目においては、「快適な温泉・お風呂が完備しているキャンプ場」 という答が75.2%を獲得して 1番手に上がっている。
 
 このようなユーザーの “温泉志向” を裏付けるように、「キャンピングカー旅行の必需品として、いつも必ず携行していくもの」 を記入式で答えてもらった結果、約1,380件ほどの具体例の中で、「温泉セット」 がトータル113件を獲得して1番になっている。
 (ちなみに、2番めはカメラで、3番めは、道の駅、温泉、キャンプ場などの情報を集めたガイドブックものだという)
 
旅行中の食事は「レストランでの外食」がトップ
 
 キャンピングカーユーザーの行動パターンとして 「温泉めぐり」 が大きな柱となっていることはお伝えしたが、彼らの食事はどのようなものになっているのだろう。
 
 「キャンピングカー」 という言葉からキャンプのイメージが強いので、ユーザーは戸外でアウトドアクッキングを楽しんでいるのではないかと想像する人も多いだろうが、白書によると、意外にも一番多かった回答例は 「レストラン等で外食」 で61.7%。2番目が 「コンビニ等の弁当」 で41.0%であるという。
 以下、詳細を記す。
 
 @ レストラン等で外食 (61.7%)
 A コンビニ等の弁当  (41.0%)
 B キャンプ場で自炊  (37.2%)
 C その他  (32.7%)
 ※ 以上、複数回答
 
 興味深いのは、C の 「その他」 である。
 白書では、この 「その他」 に関して自由に書き込んでもらう欄を設け、具体的に精査している。
 
 それによると、一番目立った回答例は、「キャンピングカーの中での自炊」 というもので、約770回答のうち約300件 (約40%) に及んだという。
 ただ、自炊の内容は多岐にわたり、炊飯器を使って本格的にご飯を炊くものから、電子レンジで惣菜やレンジ対応型パック米飯を温めるものまで、様々な回答が寄せられたとも。
 
 また、調理する食材の調達は旅行先のスーパーでまかなうという答が全回答のうち約180件 (約23%) を数えたという。
 その場合の食材の内容としては、「地元の新鮮な食材」 、「その地方ならではの有名な食材」 という書き込みと同じくらいの比率で、「レトルトやカップラーメンですませる」 という回答例が寄せられた。
 
 それ以外の報告としては、
 「鮎釣りが多いので河川敷でのバーベキュー」
 「道の駅の手作り弁当かご当地B級グルメ」
 「旅先で郷土料理屋を探して地元の人たちと対話を楽しみながら食事する」
 などという例が上がったそうである。
 
 それらの例を分析し、白書は次のようにまとめる。
 
 「このような書き込み式回答を見ていると、キャンピングカーユーザーの好む食事パターンといったものが浮かび上がってくる。
 それは、移動している昼間はレストランやファミレスを見つけて外食ですませ、夜は、昼間スーパーなどで購入した地場の新鮮素材をサカナに、キャンプ場や道の駅に停めた車内で酒を飲みながらくつろぐというスタイルである。
 また、市街地に入った場合は、クルマを市内の駐車場に停めて車中泊の準備を整えた後、地元の居酒屋や郷土料理屋でくつろぐという様子も伝わってきた」
 … とのことであった。
 
キャンピングカーのトイレの装着率はどのくらい ?
 
 キャンピングカーユーザーは、トイレに関してはどのように考えているのだろうか。
 一時、「キャンピングカーにトイレは必要か否か ? 」 という議論がキャンピングカーメディアに声を寄せた読者同士の間で巻き起こったことがあった。
 
 もちろん、車内にトイレがあればそれにこしたことはないのだが、高速道路のSA・PAおよび道の駅には必ずトイレがあるし、コンビニ、ファミレスにもトイレが用意されているので、キャンピングカーにトイレは不要という説も優勢であった。
 その説では、トイレを積むスペースがあるなら、それを一般的な収納庫にした方が使い勝手がいいということが主張された。
 
 それに対して、日常的に使うかどうかは別にして、緊急避難的にトイレは必要だという説も根強かった。
 高速のSA・PAのトイレを利用するにせよ、渋滞に巻き込まれてしまえばそこにたどり着くことさえできない。
 ましてや、宿泊先が雨、雪などに見舞われたとき、夜間離れたトイレまで歩いて行くのは、小さな子供や女性には負担が大きい。
 それが “トイレ派” の主張の根拠であった。
 
 では、実際のユーザーたちはどう対応しているのだろうか。
 
 白書によると、トイレを載せているキャンピングカーは全体の63.6%を占めているという。
 そのうちわけは次の通り。
 
 @ キャブコンなどに使われる固定式のカセットトイレ (34.2%)
 A 持ち運びが自在なポータブルトイレ (25.2%)
 B 輸入車などに搭載されているマリン式トイレ ( 4.2%)
 
 もちろん、トイレを装着しているユーザーがそれを日常的に使っているかどうかというのは、また別のようだ。
 白書では特に触れていなかったが、「掃除するのが嫌なので、トイレはあっても、まだ一度も使ったことがない」 というユーザーの打ち明け話を個人的には何人からか聞いている。
 
 実際に、このトイレ装着率というのは、前回の調査よりも3.5ポイント落ちてきているという。それに対し、トイレを搭載しないキャンピングカーの方が、3.2ポイントアップしているとも。
 
 このような傾向に対し、白書では、
 「トイレを持たないキャンピングカーが増えてきたのはバンコンの増加とも連動していそうだ。
 キャブコンに比べ、バンコンは構造的に本格的なトイレスペースを持つクルマが少なく、ポータブルトイレを収納する場所があっても、そのポータブルトイレ自体がオプション扱いになることが多い。そのため自然とトイレの装着率も減ってきたと思われる」
 … と分析している。
 
 また、トイレが完備している道の駅の普及や高速道路のSA・PAなどのリニューアルが進み、トイレの機能性や快適性、清潔さも向上したことも関係していそうだ、と白書は付け加える。
 
夢は 「日本一周」

 最後に、キャンピングカーユーザーの抱く 「夢」 について。
 
 白書では、将来に叶えてみたい夢を 「二つまで」 ユーザーに尋ねたところ、「日本全国をゆっくりと一周したい」 という回答が81.1%を獲得してトップに立ったという。
 2番目は 「気に入った場所を見つけて2〜3週間滞在したい」 (55.2%) という回答だった。
 また、クルマの使い勝手がさらに良くなるように 「自分で改造して楽しみたい」 という人も20.2%ほどの回答を集め、3番目となった。
 
 ちなみに、記述欄に具体的な書き込みを行った人々の声を拾ってみると、「北海道一周」 という声が最も多かった。
 
 この「北海道一周」に続いて上がったのは 「ペットとの旅」 であったという。
 「キャンピングカーの購入動機」 においても、「ペット連れ旅行」 が 2番目に上がったことは紹介したが、キャンピングカー旅行におけるペットの重要性がどんどん高まっていることを、この設問でも確認することになった。
 
 なお、「将来してみたいこと」 で、そのほかの声として挙がったものは、以下のとおり。
 「(四国) 88ヵ所遍路の旅」
 「桜・紅葉を追う全国の旅」
 「城・史跡・観光地めぐり」
 「H2ロケットの発射を見に行く」
 「車をベース基地にして、野菜などの栽培や木工作業」
 「東北 6県の日数をかけた旅」
 「日本全国のウォーキング大会への参加」。
 気宇壮大なところでは、「世界一周」 という声もあがったという。
  
  
参考記事 「バンコンとキャブコン、どっちが売れている ?」
 
参考記事 「キャンピングカーに乗る人たちはどんな人たちか ?」
 
参考記事 「キャンピングカーはどんなところに泊まれるのか ?」
 
参考記事 「最も売れているキャンピングカーの価格帯」
 
参考記事 「キャンピングカーユーザーはペットが好き」
 
 

カテゴリー: campingcar, NEWS パーマリンク
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キャンピングカー旅行とはどんな旅か ? への2件のコメント
Take より:
2012年9月14日 8:33 AM
アンケートは体験の集約だから、この話についてはいくらでもかけてしまいますが(笑) とりあえず今日は1つのみ。
それは日数について・・・
我が家のパターンは。金曜速攻帰りで19時には出発というパターン。これなら5時間近く走行でき、東北は福島、中部は長野、関西は琵琶湖近くまで行けます。そうすると翌日からの活動範囲はかなり広くなります。
これは1泊と踏むのか踏まないのかわかりませんが、例えば駐車場渋滞が当然の花見や紅葉狩りなども、朝出発の人より先に駐車場に着けるのはキャンピングカーならではでしょう。

朝がからっきし弱く(休みなら)10時くらいまでは寝ていたい僕としては、夜のうちに観光地にたどり着けるのは、早起きしないで済む本当にありがたい車で・・・した。
ところが最近は加齢でなんだか早く目が覚めるようになってきまして、まぁそれはそれで朝焼けを見る楽しみが増えたとよい方に解釈をしたいと思います。

返信
町田 より:
2012年9月17日 3:46 PM
>Take さん、ようこそ
>> 「金曜国交帰りで、琵琶湖近く …」 までですか!
私も頑張らねば。
どうしても、東名を西に行く場合は、足柄あたりでくじけてしまうんですよね。
「早く酒でも飲みたいし、今夜はこのへんで …」 とSA内のスナックとかコンビニにいそいそとツマミを買いに行ってしまう。

で、結局、土曜の朝に出た乗用車の人たちと合流して、渋滞に巻き込まれたりする。
だから、キャンピングカーを持っていても、その一番の効用を捨ててしまっているような気がするんですよね。

ま、私も年をとってしまったので、5時間ほど睡眠すると目が覚めてしまうようになりました。
だけど、トイレに行って朝焼けの空を見た後、またバンクベッドに潜り込んで二度寝をしちゃったりします。
そこがTakeさんと違って、だらしないところなんでしょうね
 

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