http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/380.html
Tweet |
日露戦争からはじまった近代戦争から現代戦争に至る過程で帝国主義国家は勃興・崩壊していったが、これは帝国主義国家システムが金儲けの手段として扱われたからであった。
最後に残ったUSAシステムも食い尽くされて解体される運命であったが、すでにそれは完成に近づいている。
しかしUSAシステムを完全崩壊させるにはその「飛び地」としてのイスラエルを解体・崩壊させなければならない。
知恵者は目的を達成する為には、決して自分の手を使わない。
自分自身への対立者を使って目的を達成するのである。
であるから、本当の主体は決して見えない。完全犯罪と同様なのだ。それが知恵者のやり方だ。
シリア破壊の陰謀であるテロリストと工作部隊のシリアへの侵入は米・英・イスラエルの密かな侵略戦争ではあるのだが、それはシリア政権崩壊が決して最終目標ではなく、イスラエル崩壊・解体即ち弱体化による砂漠化がそれであると看做すのである。
金食い虫であるイスラエル政治システムは満遍なく世界全体に寄生して延命しようと図っているであろう金融資本勢力にとっては不要となった例えてみれば旧式兵器であると考えられているのではないか。
例えばここに戦闘意欲旺盛な傭兵集団とか野武士集団が居たとしよう。
彼等に「もう君達は不要となったのだから解散したまえ」と命じたとしよう。
いや、これではまだ日本人には判りにくいかも知れない。
では現在の米軍に米国政府が解散命令を出しても米軍は応じることはないだろう。
人民解放軍に中国政府が解散を命じても応じないだろう。
大日本帝国陸海軍も敗戦となったから解散したのであって、そうでなければ現在の官僚組織と同様で解散する事はなかっただろう。
その様に考えれば屯田兵国家のようなイスラエルは、戦前大日本帝国陸海軍のように空疎な忠君愛国思想に凝り固まったような姿のイスラエルは解体なんて考えられないテーマである。
しかし周りを火の海にしてしまえ火薬は爆発してしまう。
それで必死に中東大動乱戦争を引き起こそうとしているのであろう。
その為に親米アラブ国家を協力者達として誘い込み、エジプトなどの非戦闘的な反イスラエル国家も造り出しておく。
これは過去のモーゼ以前のエジプトへのユダヤ人流入に倣ったシナリオかもしれない。
さらにレバノンからトルコに至る地中海沿いのルートも戦火には見舞われるであろうがローマ帝国時代のユダヤ帝国消滅によるユダヤ人離散のルートとして使われるシナリオかもしれない。
平和的な日本人には判りにくい事であろうが、様々な解体は力ずくで暴力的行われるのが世界の常であり、これは古代の安定した神政政治から逸脱して未だ動乱的戦国秩序を脱しし得ない世界政治に於いては一般的手法なのである。
日本に於いては中華帝国の勃興が近隣の有様として存在しているのでそれを見れば判りやすいのかもしれない。
帝国は必ず崩壊する。金融帝国主義も必ず崩壊する。自分自身が延命する為の手段を行使する時に、その手段は自分自身を衰退させさらに崩壊するものをどうしても選択する事を避けることが出来ないのである。
それが帝国の必然的運命なのだ。
2 81 +−
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。