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2012年 3月 28日(水曜日) 17:53
IAEA前事務局長、「イスラエルの対イラン攻撃志向は狂気の沙汰」
IAEA・国際原子力機関のエルバラダイ前事務局長が、「イスラエルが、対イラン攻撃を望むなら、この政権は完全な気違いに等しい。なぜなら、対イラン攻撃でもってイランの核エネルギー開発を止めさせることはできないからである」と語りました。
エルバラダイ氏は27日火曜、ドイツの首都ベルリンで、同国のDPA通信とのインタビューに応じ、イスラエルの対イラン攻撃が間近に迫っているとは考えていない、とした上で、「正直に申し上げて、自分は対イラン攻撃を目論んでいる者は全て、完全な気違いだと考える」と述べています。
また、「イスラエルが本当にイランに攻撃を仕掛ければ、イラン政府は全てのイラン国民そして中東地域の諸国民、さらには全世界の大多数を味方につけるだろう」としました。
さらに、「私は、そのような攻撃は絶対に起きないよう願っている。私が思うに、イスラエルは対イラン攻撃がイスラエルの安泰をもたらすのではなく、逆にイスラエルの滅亡を招くことに気づくだろう」と語っています。
エルバラダイ氏はまた、「イスラエルは、現在およそ200個の核弾頭の上に座っているようなものであり、中東では現在、不穏な気配が漂っている。あなたたちが、善意を示し、大量破壊兵器の存在しない中東を実現すべきである」と述べました。
さらに、「国連安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国とイランによる、イラン核問題を巡る次期協議は、イランの核問題の行き詰まりの打開には繋がらないと思われる。イランとアメリカが交渉のテーブルに着き、相互の生きるべき道を見出して初めて、イラン核問題が解決する」としています。
アメリカ、シオニスト政権イスラエルは最近数ヶ月、イランに対する舌戦を繰り広げ、イランの核活動が軍事目的に逸脱していると主張しています。
一方、イラン側はこうした主張を否定し、IAEA及びNPT・核兵器不拡散条約の加盟国として、核エネルギーを平和的に利用する権利があると強調しています。
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