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●アメリカで事態が悪化していることを示す35の統計指標
悪化するアメリカ経済
◆3月9日
アメリカ国債残高は、15兆ドル強であるが、フレディ・マックとファニー・メイが倒産して以来これも政府資本になっていることから、これらが抱える住宅ローン証券11兆ドルも加えねばならない。合計で26兆ドルで、GDPの2倍近くになる。
このような問題を解決するには、支出を減らす努力か欠かせないが、大きな支出の一つが軍事費で(7000億ドル近い)、オバマ政権はこれに手を付け始めている。この軍事費より多いのが医療費(ほぼ2兆ドル)である。これは戦後のベビーブーマーが60歳代になって、ますます増える傾向になる。
こういった状況に対してアメリカが打つ手があるのか、と言えば、ないだろう。Q3を再度実施するしかない。それはドルの下落を意味する。これからの数年はあるいは10年以上は、経済でどん底を進む決意が必要になるだろう。そしてこれはアメリカだけでなく、当然全世界的問題となり、日本も当然巨額国債問題と共に、厳しい期間を通過することになるだろう。
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●アメリカで事態が悪化していることを示す35の統計指標
http://www.thetruthseeker.co.uk/?p=44702
【3月6日 End of the American Dream】
殆どのアメリカ人は以前は事態はずっと良かったと知っているが、それを示す事実と数字を知らない。そこでこの衝撃的な統計を読めば、アメリカはずっと酷いことになっているということに疑いを持つ人はいなくなるだろう。仕事数が減り、収入は減り、住宅価格はつるべ落としに、そして財政赤字は制御不能状態にある。
残念だが、ホワイトハウスをコントロールしてきた政党にとってはそんなことは問題ではないのだ。オバマ政権下でますますひどくなったし、ブッシュの時悪くなったし、クリントンの時も悪くなったのだ。我々は恐ろしい経済の長期的下落のど真ん中にある。そしてアメリカ人はそのことに目覚めねばならない。
以下は、アメリカで事態がますますひどくなっていることを示す統計である。
1.アメリカの中流家庭の収入は、インフレ率を考慮すると2007年12月の時から7.8%減った。
2.2007年景気後退が始まる前から見て560万、職が減った。
3.2000年から2011年の間で「労働力に数えられていない数」が、1790万人増えた。1980年代で増えた数は170万人だった。
4.2007年、20歳から29歳の失業率は、約6.5%だったが、今それは13%に上昇している。
5.2007年、就学していない18歳から24歳までの若い大人で仕事をしている人数の割合は73.2%だったが、今日ではそれは65%に下落している。
6.2000年には、十代で職についている者の割合は50%だったが、去年の夏で職に就いているアメリカの十代の割合は29.6%である。
7.オバマ氏が大統領になった時、長期の失業者は260万人ほどだった。今日、その数は560万人に増えている。
8.2000年の時と比べ、失業期間は現在その三倍になっている。
9.1950年には80%のアメリカ人の男性が職に付いていた。今日ではそれは65%になっている。
10.オバマ政権によれば2000年、製造業の職はあらゆる職の中で20%だった。今日ではそれは5%となった。
11.2001年以来、5万6000カ所の製造業施設が閉鎖された。
12.1980年には、すべての職の中の定収入の職は30%だったが、今日ではそれは40%となった。
13.2011年の中国との間の貿易による赤字は1990年のそれと比べて、28倍になっている。
14.1965年に売られた新築住宅数は、今日のそれと比べて二倍であった。
15.2011年の第四四半期での住宅価格は、2010年の同時期から4%下落している。総論として、住宅価格はそのバブルの頂点だった頃の価格と比べて34%下落している。
16.アメリカの住宅不動産価格総計は2006年の22兆7000億ドルから16兆2000億ドルへ下落した。
17.2011年末、住宅ローンを抱える家庭の22.8%が損を抱えていることなっている。10年ないしは20年前では考えられないことだ。
18.アメリカの住宅ローン負債合計は、20年前のそれと比べて五倍になっている。
19.消費者負債合計は、1971年から1700%に増加した。
20.2009年の初頭から、1ガロンの価格は約90%上昇した。
21.カリフォルニア州で貧困の中にある子供たちの数は、2007年から比べて30%増加した。
22.2000年には、11.3%のアメリカ人が貧困の中で生きていた。今日では、15.1%になっている。
23.2008年の11月、3080万人のアメリカ人がフードスタンプを受けていた。今日ではその数は4650万人になっている。、
24.米ドルは1900年から見てその価値の96.2%を失った。この責任は連邦準備システムにある。
25.1950年アメリカは一人当たりGDPでNO.1だったが、今日では、13位である。
26.アメリカ商務省国勢調査局によれば、家庭に住むアメリカ人で連邦政府から直接的な金銭的利益を受けている者は49%に上っているが、1983年には、3分の1一弱の者たちだけだった。
27.1980年、政府移転支払い額は全収入の11.7%だったが、今日ではそれは18%に上っている。
28.連邦政府の住宅支援は2006年と2010年の間に42%拡大した。
29.メディケアー支出は、1999年から2010年の間に138%増加した。
30.1990年に、医療福祉支出の32%が連邦政府の支払にだった。今日、その数字は45%に拡大し、間もなく50%になると予想されている。
31.1965年、50人に一人がメディケイドを利用していた。今日では6人に一人の割合となっている。そして事態は更に悪化するばかりとなっている。オバマ・ケアーでメディケイドのリストに更に1600万人が加入するだろう。
32.現在、連邦政府の支出額はGDPの24%である。2001年ではたった18%だった。
33.2004年には、財政赤字は4120億ドル強だった。今年には、その額は1兆3000億ドルになるだろう。
34.2001年、国債残高は6兆ドル弱だった。今日、15兆ドル強であり、それは1時間に1億5000万ドル増え続けている。
35.アメリカ国債はジミー・カーターが大統領になった時と比べて、22倍に増えている。
残念だが、このような衝撃的統計数字は、多くのアメリカ人が耐えている恐ろしい痛みを十分には示してはいない。
最近のUSAトゥデイ誌の記事は、ジェローム・グリーヌなる失業しているアメリカ人の悲しい物語を掲載している。
グリーヌは50歳を迎えようとする頃だが、ペンシルベニアのオラクル社でソフトウェア・デベロッパーとして16年間勤めた。最近では、自動車の電子部品を製造するペンシルベニアの会社にいた。2008年6月に解雇された時、リセッションが始まったばかりだったが、彼は面接を受けていた。秋になると、経済はフリーフォールとなり、電話が鳴ることもなくなったのだ。グリーヌは景気の悪化は短期間でおわり、失業手当でその期間をしのげると期待していた。
しかし、失業率は9%強が続き、グリーヌの99週間の失業保険期間は終わってしまった。彼は不眠症に悩んでいる。不況が定着した。健康保険がないので、病気になって医者にかかると65ドルの初診料を支払うことになるのを避けるため、彼は予防措置として外出する際には、携帯用消毒剤を持ち歩いている。
「失敗は許されない」と彼は言う。「余分な金は無いんだ」
こんな調子である。
今夜も、何百万ものアメリカ人がお金の問題で眠れない夜を過ごすことだろう。職を見つけられず子供たちに飯を食わせられなければ、ついつい人生に失敗したと感じるものだ。何年も事態を改善しようともがいた後、絶望しないでいられるということは簡単なことではない。
残念なことに、我々の指導者らは、アメリカ経済を構造的に破壊しつつある長期の問題を解決しているわけではないのだ。
従って、これから事態はますます悪化することになる。
シートベルトを締めよう。
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2012/03/09 (Fri) 経済
(新世紀人コメント)
解決?は中東での戦火による混乱であると考えているのではないか?
その混乱が欧米の経済政治秩序に飛び火して体制が傾く事を意図的に狙っているのではないかと考える。
要するに「御破算」を引き起こしたいという事ではないのか。
「責任」なんて辞書にはない。「逃亡」あるのみ。
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