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記事入力 : 2014/02/08 09:39
ソチで真っ先に会談の中ロ、中国けん制する日米
日米中が北東アジアの主導権をめぐり目まぐるしい動きを見せている。中国の習近平国家主席は6日(現地時間)、冬季五輪が開催されるロシア・ソチでプーチン大統領と会談を行い、「心強い友軍」の確保に動いた。日本の安倍晋三首相も7日にソチ入りし、中国に対抗して外交戦を繰り広げた。「アジア回帰」戦略を推し進めている米国は、中国をけん制するため日本にF22ステルス戦闘機など最新鋭武器を増強配備している。しかし、オバマ米大統領はアジアの同盟国である韓国と日本の確執に頭を痛めている。
【中国】習主席、プーチン大統領と最初に会談
習主席は6日、ソチでプーチン大統領と首脳会談を行った。プーチン大統領はソチを訪れた各国首脳のうち習主席に真っ先に会うことで、中国との良好な「友愛」関係をアピールした。中国外務省が7日に発表したところによると、習主席は「2015年に予定されている世界反ファシズム・抗日戦争勝利70周年祝賀行事を共同で開催して成功させ、後世の人々への警鐘としよう」と述べたという。プーチン大統領も「ソ連をはじめとする欧州諸国に対するナチスの侵略と、中国をはじめとするアジア諸国の人民に危害を加えた日本の軍国主義の重大な罪は、決して忘れてはならない」と答えた。このため、中ロが日本の歴史認識や右傾化の動きに対し、共同対応する可能性があるという見方も出ている。両首脳は同日、中ロ連合海上作戦を実行している両国の軍艦艦長からテレビ電話を通じ任務報告を受けた。
【日本】安倍首相もソチ入り、中国に対抗
安倍首相も7日、ロシア行きの専用機に搭乗した。同首相はソチ五輪開幕式に出席し、8日にはプーチン大統領と首脳会談を行う。就任以降5回目の首脳会談だ。ロシアとの関係強化は中国けん制の目的が大きい。安倍首相がロシア外交に力を入れているのは、1980−90年代の対ソ連外交で先頭に立った父・安倍晋太郎元外相の影響もある。また、もう一つの首脳会談の目的は領土問題だ。日本は北方領土(ロシア名:クリル諸島)の領有権をめぐりロシアと摩擦がある。安倍首相は7日にロシアに出発する前、北方領土返還を促す政府行事に出席した。同日は第2次世界大戦末期に、旧ソ連が占領した領土の返還を要求する「北方領土の日」だった。安倍首相は「(ロシアとの)信頼関係を一層強化する。粘り強い交渉で領土返還を成し遂げたい」と語った。プーチン大統領が意欲を見せている極東地域開発に日本が積極的に投資することを条件に、返還交渉をするつもりだと思われる。
【米国】日本に最新鋭兵器配備を本格化
米国も中国けん制のため、日本で最新鋭兵器の配備を本格化させている。日本経済新聞は7日、米軍が佐世保米軍基地の輸送揚陸艦など艦艇3隻を新型に交代させることを決めたと報じた。新たに配備される揚陸艦は従来の艦艇に比べ1.5倍大きく、垂直離着陸輸送機の搭載も可能な新型だ。日中が領土争いをしている尖閣諸島(中国名:釣魚島)で武力衝突が発生した場合、米軍は佐世保の揚陸艦を使って沖縄の米海兵隊を派遣させる計画だ。米軍はこのほど、最新鋭ステルス戦闘機F22や最新型哨戒機P8の沖縄配備を開始した。無人偵察機グローバルホークも近く日本に配備される。日本経済新聞は「尖閣諸島で武力衝突が発生した場合、米軍は海兵隊だけでなくグアムから核兵器の搭載が可能なB52爆撃機も動員することで自衛隊と合意した」と報じた。
東京= 車学峰(チャ・ハクポン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/08/2014020800728.html
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