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ロシア連邦:「良心の囚人」 全員の釈放を  アムネスティ・インターナショナル
http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/882.html
投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 1 月 30 日 23:27:14: mY9T/8MdR98ug
 

ソチオリンピックの開催が間近に迫り、政治的配慮からか、ロシア当局は不当に囚われている「良心の囚人」をまた一人、釈放した。

同国の最高裁判所は1月23日、実業家プラトン・レベデフさんの刑期をすでに刑務所で過ごした期間に減刑するという判決を下し、即日執行した。本来の刑期は、2014年5月までだった。レベデフさんは、不当で政治色の濃い裁判により、投獄されていた。

最高裁の決定は、レベデフさんに3カ月早い自由を与えたが、有罪判決を取り下げるわけではないし、不当な扱いに対する補償措置を講じるわけでもない。

今回の決定は、レベデフさんの同僚で、やはり良心の囚人であったミハイル・ホドルコフスキーさんが、昨年12月に大統領恩赦によって釈放されたことに続くものであった。新恩赦法により多数の良心の囚人が、同時に釈放された。その中には、パンクロックグループ「プッシー・ライオット」のマリア・アリョーヒナさんとナジェージダ・トロコンニコワさん、ボロトナヤ広場での抗議行動で逮捕された数人もいた。しかし、依然としてロシアには囚われの身となっている良心の囚人が多数いる。

表現の自由を平和的に行使して逮捕・拘禁された人びとを、少しずつ釈放するやり方は、実効性のある法制度とはほど遠い。

ロシアはすべての良心の囚人を直ちに無条件で釈放すべきだ。そして、既に自由の身である人びとの罪を取り消すべきである。

アムネスティ国際ニュース
2014年1月23日


http://www.amnesty.or.jp/news/2014/0130_4455.html  

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コメント
 
01. 2014年2月04日 00:44:22 : nJF6kGWndY

プーチンも、いろいろ悩みが尽きないな

http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/39857
社説:正念場を迎えたウクライナ
2014年02月04日(Tue) Financial Times
(2014年2月3日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

 この2カ月というもの、ウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ大統領は自身の支配に対するデモの波に見舞われてき

た。対立は今、決定的な局面に入ろうとしている。

 望まれているのは、この物語の次の幕でヤヌコビッチ氏が権力の座から退き、自由で公正な選挙への道を開くこと

であるに違いない。だが、自身の政治生命の終焉を避けるための土壇場の試みで大統領がデモ隊の弾圧を許可する可

能性もある。

ヤヌコビッチ大統領が犯した数々のミス

ウクライナ大統領が病気休暇 危機打開策見えぬまま
ウクライナの首都キエフで、バリケード内で暖を取る反政府デモの参加者〔AFPBB News〕

 この数カ月、数々の悲惨なミスを犯した後、ヤヌコビッチ氏は今や過去の人になっている。

 昨年11月21日までは、大統領は国民の多くが望む欧州連合(EU)志向をウクライナに与えたはずの連合協定に調印

するかに見えた。だが、ヤヌコビッチ氏はロシア政府の圧力を受けて最終的に協定を拒否。代わりにロシアから資金

援助を受け、国民の反発を招いた。

 ヤヌコビッチ氏は次に、今月の専制的な新法の可決がデモを一挙に撃退する可能性に賭けた。ところがデモは拡大

し、野党勢力は自信を深め、大統領の辞任は今や抗議運動の必須条件となっている。1月29日、ヤヌコビッチ氏は首相

を解任し、体調不良を理由に公の場から姿を消した。大統領の次の一手は推測するしかない。

 ウクライナの危機はウクライナ国民の手によってのみ、最終的に解決される。だが、ロシアのウラジーミル・プー

チン大統領にとっては、キエフの盟友の窮状はとてつもなく厄介だ。プーチン氏は、ウクライナがEUの勢力圏に入る

ことがあってはならないと決意している。そんなことがあれば、プーチン氏が抱く強国としてのロシアのビジョンが

損なわれるからだ。

 クレムリンのある高官は1月31日、「反乱」を鎮圧しなければ、ヤヌコビッチ氏は失脚する恐れがあると警鐘を鳴ら

した。この発言は、モスクワにとってどれほど利害が大きいかを浮き彫りにしている。

西側諸国が取るべき対応

 西側諸国はウクライナの危機をこれほど露骨な地政学的観点から見たことがない。西側は、政府と野党勢力がとも

に自制を示し、解決策を協議することにもっぱら関心を寄せてきた。それでも、事態がクライマックスの段階に入っ

た今、米国とEUが取らねばならない対策がある。

 第1に、欧米はヤヌコビッチ氏に対し、デモ弾圧はウクライナと西側との関係に永続的な影響を及ぼすと警告しなく

てはならない。米国とEUは、そのような残忍性が示された場合にウクライナの実力者に課されるビザ制限と金融制裁

のリストを作成すべきだ。

 第2に、ウクライナでEUとの関係を取り戻そうとする新政権が発足した場合、西側諸国は同国に直ちに金融支援を与

える用意ができていなければならない。このような政権は深刻な資金不足に直面するからだ。国際通貨基金(IMF)は

ウクライナの金融環境を即座に安定させるために同国経済に数十億ドルの資金をつぎ込む準備をしていなければなら

ない。

 最後に、ヤヌコビッチ氏が失脚した場合には、西側諸国はロシアからの厳しい反応に備えができていなければなら

ない。ロシアによる軍事対応は考えられないが、ロシアが厳しい貿易制裁を科し、2006年にグルジアとモルドバが経

験したように、ウクライナからの輸入を禁止する可能性がある。また、ロシアは2006年1月と2009年1月にやったよう

に、ウクライナへのガス供給を停止する可能性もあるだろう。

プーチン大統領にとっては悲惨なタイミング

 我々がこのドラマの結末を待つなか、プーチン氏にとってタイミングがいかに悪いかということに思いを馳せずに

はいられない。今週金曜日にはソチ冬季オリンピックが開幕する。ロシア政府が510億ドルを投じた派手な祭典はロシ

アのイメージ向上を狙ったものだ。

 しかし、オリンピック以上にロシアのイメージを決める可能性があるのが、ウクライナでの出来事だ。結局のとこ

ろ、ヤヌコビッチ氏とプーチン氏は同じようなタイプの指導者であり、同じような統治モデルを採用している。もし

ウクライナ国民がキエフの男を権力の座から追い落とせば、ロシア国民はなぜクレムリンの男に同じことをしてはい

けないのかと考えるようになるかもしれない。


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