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アフリカが未だに内戦で自滅している理由
アフリカの多くの国で未だに内戦が頻発し、また教育の普及も遅れている。自分は以前アメリカ国籍の黒人の方と教員時代に一緒に仕事をしたことがあるが、多分、もっとも生徒の心情というか生徒の状況を考えてみようという姿勢があった英語教育助手の方だった。
アフリカが未だに内戦に明け暮れているのは明らかにそう仕組まれているからだ。どのような形で仕組まれているかはこの記事の最後で述べるが、なぜアフリカが今でも搾取され続ける立場にいるのかその背景を探ってみよう。
1.まず、アフリカ大陸の北半分が広大な砂漠であり、もともと国境がなかったことがある。南半分も同じようなもので、国と言う意識が人々になく、国家と言う組織がなかったために、外国の軍隊に対抗できなかったのだ。また、国家という官僚機構が出来なかったので公的な教育ということも行われず、学校制度が根付くことがなかった。北半分は砂漠の遊牧民、赤道直下から南は木々が茂り、農耕をしないでも生活ができるほど豊かだったため、部族単位での土地と言うか生活範囲の統治しか行われなかった。今、アフリカの大地は森があまりないが、サハラ砂漠などの砂漠地域以外は、1960年代以前はまだ森が豊かな土地がアフリカの各地にあった。今世界の先進国となっている国の多分全部がかっては封建制度のような時期を通ってきているはずだ。つまり、人口が数万人程度でかなり小規模であっても、領土範囲が決まっていて、領主がその地域を経営するという制度だ。何も領主がいることが優れているという意味ではなく、このことによって、その地域全体に一つの集団だという意識が芽生え、全体でその社会を経営して行こうという習慣が形成されることが重要なのだ。こういった社会があってこそ、外敵に対して対抗できるし、次の世代に対して教育をしていこうという習慣も生まれる。なお、地中海沿岸の地域は例えばエジプトのように国家と言う官僚組織が明確にできていたところがある。
2.封建制度以外に、いわゆる宗教も一種の権力集中の効果がある。同一宗教が広範囲に広まることでそれが統治機構と同じような機能を果たすことが多いが、アフリカではそういった広範囲に広まる宗教も存在しなかった。ただし、北部アフリカではイスラム教がかなり広まった様子だ。中央から南アフリカはほとんどが土着宗教で、各部族の中で信仰されていたはずだ。これも、こういった地域がかなり自然の恵みの豊かな地域であったことが関係しているはずだ。このことは、古代遺跡があまりアフリカでは発見されていないことからも分かる。エジプトのピラミッドぐらいで、その他には大きな国家権力による宗教的なモニュメントは造られてきていないはずだ。
3.第2次世界大戦後、アフリカで独立と言う機運が盛り上がった時期がちょうどテレビの普及期であり、同時にそのころ、サブリミナル効果が発見されたこと。つまり、文明の利器の普及期に同時にサブリミナル効果によるマインドコントロールが可能になり、まさにテレビの普及が見えない支配体制の徹底につながったこと。
今でもアフリカはテレビの普及率が低いという指摘があるかもしれない。しかし、都市やまたは支配階層が問題なのだ。都市部、または支配階層にテレビが普及していればそれでサブリミナル効果によるマインドコントロールはいくらでも可能だ。
自分はカンボジアで1970年代に起こったポルポト政権による虐殺事件はテレビ普及に伴ってサブリミナル効果が使われた例だと思っている。根拠は次のことだ。
1.「カンボジア国営放送は、1966年の設立後、1970年から始まった内戦により損壊を受けた」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h_14/020613_1.html)とあるように、テレビがある程度普及した後に内戦が起こっていること。
2.内戦時、外部への情報遮断が見事にされていたこと。ほぼ内戦が終結したとされる時期でも、カンボジア内部でどんなことが起こっていたかは国際的にほとんど報道されなかったはずだ。
3.内戦自体が特異なものであること。つまり、資源を巡ってとか、領土をめぐってのような具体的な争う対象があったわけではなく、また、共産主義と言ってもあまりに幼稚な狂信に近いものであり、例えて言うなら、1972年に日本で起こったあさま山荘事件とそっくりであること。あさま山荘事件により日本の学生運動が下火になり、政治への無関心という態度が一般市民に広まって行った。また、同時に原発の建設もこの後急激に進むのだ。1973年の石油ショックにより、電源三法ができ、既に1960年代にかなりの数の原子炉設置許可が出ていた原発に対して、1970年代あまり反対運動も起きず、建設が出来たのは、このあさま山荘事件による学生運動の衰退がある。主犯とされた永田洋子は東電OL殺人事件の渡辺泰子氏と同様、原発建設というアメリカの政策の犠牲になったとも言えると思う。ポルポト政権によるカンボジア内戦はその後の反共産主義宣伝に利用されたはずで、実際、中国とベトナムと言う共産国があるアジアでその他に共産化した国はない。
つまり、今でも、アフリカには非常に広範囲にテレビやパソコンによるサブリミナル効果を通じたマインドコントロールが基本的に行われているはず。そもそも、なぜアフリカのあまり電気が通じていない地域で携帯電話が普及しているのか。
この記事を書いたのは、今日、テレビ報道でアフリカ訪問をされている安倍首相の映像を見たからです。安倍首相が「豊かさを、、、」と発言されているのを見て、もちろん安倍首相には安倍首相として世界の見方があるのでしょうが、やはり、現状を誤解されている面があるのではと感じたからでした。
2014年1月11日22時55分 武田信弘 ジオログのカウンターの値:41210
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