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ワシントン(CNN) 米国でマリフアナ(乾燥大麻)合法化を支持する人が過半数を超える一方で、マリフアナ吸引を不道徳とみなす人は急減していることが、CNNとORCインターナショナルが6日に発表した世論調査で分かった。
それによると、マリフアナ合法化に賛成するという回答は55%、反対は44%だった。
調査機関のギャラップが昨年10月に実施した調査でも同様の結果が出ている。
CNNなどの調査によれば、マリフアナ合法化の支持者は1987年の調査では16%にすぎなかったが、96年に26%、2002年に34%、2年前には43%へと着実に増えていた。
ただし年齢や宗教、支持政党による差は大きく、賛成派は18〜34歳の層では約3分の2、34〜49歳の層では64%を占めるのに対し、50〜64歳の層では半数、65歳以上では39%にとどまる。性別で見ると男性は59%、女性は51%だった。
また、共和党支持者や南部州住民の間では反対派が多数を占めた。
米国民のマリフアナに対する見方も大きく変化している。ニクソン大統領(当時)が薬物を「1番の敵」と表現した1972年、「マリフアナ使用は米国にとって非常に深刻な問題」とみなす人は65%を占めていたが、今では19%に減った。
「マリフアナは中毒性がある」という回答は10ポイント減の50%、「マリフアナは健康を害する」は23ポイント減の43%。「マリフアナ吸引は不道徳」と考える人は、1987年の70%から、今回の調査では35%に低下している。
調査は1月3〜5日にかけ、全米の成人1010人を対象に電話で実施した。
http://www.cnn.co.jp/usa/35042169.html?tag=cbox;usa
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